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2019/04/10
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【人間仮免中】二人の愛の形、二人だけの愛の形。【人間仮免中つづき】

エッセイ漫画「人間仮免中」、続編「人間仮免中つづき」では、著者・卯月妙子さんの凄すぎる生き様と、彼女の恋人であるボビーさんとの日々が綴られています。恋愛エッセイ漫画と呼ぶにはあまりにも衝撃的なこの作品は、あなたの涙腺を崩壊させてしまうかもしれません。

目次

卯月妙子さんのエッセイ漫画が話題に!

2012年に発売された卯月妙子さんのエッセイ漫画「人間仮免中」、2016年に発売された続編「人間仮免中つづき」が密かに話題となっています。

「人間仮免中」の帯にはあの漫画家がコメント

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通常、本には「帯」と呼ばれる紙が巻かれていて、本のキャッチコピーやキャッチフレーズ、その本に関する情報・宣伝、有名人や著名人からのコメントなどが書かれています。

2012年に発売された卯月妙子さんのエッセイ漫画「人間仮免中」にも帯が付いていて、そこには次のコメントが書かれています。

「読み終わって、10分くらい泣き続けた」

この帯コメントを書いたのは、ドラマや映画化もされた「モテキ」の原作者である漫画家の久保ミツロウさんです。

同じく、『これは、「愛と冒険の物語」だ』というコメントも書かれています。

こちらはドラマ化された「弁護士のくず」の原作者である漫画家の井浦秀夫さんのコメントです。

「人間仮免中つづき」の帯にはあの歌手がコメント

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2012年に発売された「人間仮免中」から4年後の2016年、続編である「人間仮免中つづき」が発売されました。

こちらの本の帯コメントは、小泉今日子さんが書いています。ただ、この帯コメントには「人間仮免中つづき」の一部の内容が含まれてしまっているので、内容を知りたくない方には不評の声もありました。

実は小泉今日子さんは卯月妙子さんと交流を持っている一人でもあります。小泉今日子さんは読売新聞の読書委員として色々な本を紹介しているのですが、その中で前作である「人間仮免中」を紹介していました。

これがきっかけで、卯月妙子さんと小泉今日子さんは親交を持つようになり、続編である「人間仮免中つづき」の帯コメントを寄せたという経緯がありました。

この経緯を鑑みると、「人間仮免中つづき」の帯に寄せた小泉今日子さんのコメントもまた違った見方が出来るのではないでしょうか。

話題作としてランキング入り

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「人間仮免中」は、2012年度では次のランキングを獲得しています。

◎「本の雑誌が選ぶベスト10」第1位(本の雑誌社)
◎「2012年コレ読んで漫画ランキングBEST50」第4位(オトナファミ)

2013年度では次のランキングを獲得しています。

◎「このマンガがすごい!2013オトコ編」第3位(宝島社)
◎「THE BEST MANGA 2013 このマンガを読め!」第2位(フリースタイル社)

「人間仮免中つづき」は2016年12月に発売されたばかりですが、2017年2月度の「このマンガがすごい!」の「オトコ編」で早くも第1位を獲得しています。

今後も漫画に関するランキングで、前作同様に輝かしい順位を獲得することが期待されますね。

「人間仮免中」の簡単なあらすじ

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「人間仮免中」は衝撃的なページから始まります。

長年付き合った通称「おやじ」との別れを経て、25歳年上のボビーさんと付き合うようになった卯月妙子さん。同棲生活を始めるも、統合失調症を患っている卯月妙子さんとボビーさんとの生活は波乱に溢れかえっています。

そんなある日、舞台に復帰したいと願う卯月妙子さんは我流で精神安定を試みて、医師の指導を無視して減薬までしてしまいます。その結果、卯月妙子さんは妄想が始まり、現実と空想(妄想)の区別がつかなくなり、歩道橋からの投身自殺を図ります。

一命を取り留めた卯月妙子さんの入院生活はある意味過酷で、そんな彼女を支えるボビーさんとの日々が飾ることなくストレートに綴られています。

「人間仮免中つづき」の簡単なあらすじ

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「人間仮免中つづき」は、卯月妙子さんとボビーさんの再会から始まります。

療養生活を送るため離れて暮らしていた二人は、ようやくまた一緒に生活出来るように。訳ありの二人にはケンカもつきものですが、それでもお互い無くてはならない存在。相変わらずの破天荒な日々が描かれています。

そして、そんな二人が辿り着いた先には・・・。

「人間仮免中つづき」では、番外編として東日本大震災の時のことも綴られています。卯月妙子さんはこの震災で被災はされてはいませんが、生まれ育った岩手には大きな被害がありました。

実家や親戚、友人知人、親しくしていたご近所の方々が被災されたこと、それらを遠くからしか見守ることしか出来なかった当時のことが描かれています。

著者の卯月妙子さんって何者!?

卯月妙子さんを知らない方も多いと思いますが、彼女はこれまでに色々な活動をしてきました。

そんな卯月妙子さんを肩書と共に紹介します。

AV女優としての卯月妙子さん

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AV女優として活動をしていた卯月妙子さんは、知る人ぞ知るカルト的AV女優として、そちらではかなり有名でした。

AVの中でも「企画物」と呼ばれる過激な内容の出演が多く、コアなファンが多かったAV女優の一人です。

AVの他にも杉本彩さん主演の成年映画「花と蛇」や、ドキュメンタリー映画「縛師」にも出演しています。

漫画家としての卯月妙子さん

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漫画家としては自伝的エッセイ漫画を描いている卯月妙子さん。これまでに「実録企画モノ」、「新家族計画 Vol1」、「新家族計画 Vol2」を発表しています。

これらのエッセイ漫画はコミックとしては絶版になっていますが、電子書籍としては購読して読むことが出来ます。

この他に、緊縛師として有名な有末剛さんがWEBで連載していた「実録 閉鎖病棟ー毎日PKOー」(文章:有末剛、漫画:卯月妙子)があります。

当時、有末剛さんは卯月妙子さんのパートナーで、「オヤジ」の愛称で卯月妙子さんの漫画にも登場していました。

このWEB連載漫画は単行本化もされておらず、連載されていたサイトからも消えてしまっているので、残念ながら読むことは出来ません。

表現者としての卯月妙子さん

AV女優、漫画家以外の活動もされていた卯月妙子さん。

この「活動」を一言で言い表すのはとても難しく、ある時はSMストリッパー、また別のある時は一人芝居の演者、またまた別のある時は画廊での展示を行うなど、幅広い活動をされていました。

以前は、「芝居屋・劇団羊のしっぽ」、女性パフォーマーで構成される「指輪ホテル」などの公演に参加されることが多かった卯月妙子さん。

演者、パフォーマーとしての卯月妙子さんは動画サイトで観ることが出来ます。

卯月妙子さんが患っている統合失調症とは?

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卯月妙子さんはこれまでのエッセイ漫画で、統合失調症を患っていることを包み隠さず書いています。

Wikipediaでは統合失調症について次のように書かれています。

認知、情動、意欲、行動、自我意識など、多彩な精神機能の障害が見られる。大きく陽性症状と陰性症状の二つがあげられ、他にその他の症状に分けられる。全ての患者が全ての症状を呈するのでないことに注意が必要である。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87

陽性症状、陰性症状の他にも認知機能障害が主な症状として挙げられることがあります。

有名人・著名人でこの病気を患いながらも、それぞれの分野で活躍を続けている方も多くおられます。

ハウス加賀谷さん(松本ハウス)

お笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷さんは、統合失調症により芸能活動を長らく休止していました。

相方である松本キックさんとの共著で「統合失調症がやってきた」「相方は、統合失調症」を発表しています。

また松本キックさんは、病気を患っている当事者を支える立場だったことから、その経験で学んだこと、実感したことなどを番組や講演などで積極的に発表しています。

玉置浩二さん

ある番組で行われた「音楽のプロ200人が選ぶ本当に歌が上手いランキング」で圧巻の1位を獲得した玉置浩二さん。

ご自身の半生を語った本の中で、統合失調症を患い入院していたことがあると語っています。

草間彌生

「前衛の女王」の異名を持つ、芸術家の草間彌生さんも統合失調症を患っていた一人です。

統合失調症の症状から逃れるために絵を描き始めたと言われていて、文化勲章など多くの賞も受賞されています。

更なる続編をまたいつか・・・

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統合失調症は状態が良くなるまでに時間がかかることが多いと言われています。また、良くなったように見えても、再発や後遺症で悩まされることも多いそうです。

このため、統合失調症は「完治」ではなく、「寛解」という言葉が用いられます。

統合失調症を患ったハウス加賀谷さんは、「この病気は完治とは言わず、寛解と言う。薬を飲んだ状態で寛解。」と、イベントの記者会見で述べていました。

卯月妙子さんは現在も薬の服用を続けながら、療養生活を送られています。簡単に「続編を期待」と言うには、あまりにも過酷な状況であることは明らかですが、それでも続編を望む多くの声があることは確かです。

数年後にまた卯月妙子さんとボビーさんの新たな愛の形が発表され、漫画ランキングを騒がせる日を期待したいですね。

参考元

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