「咲」は美少女麻雀漫画としても知られていますが、同時に特殊な麻雀スキルを持った少女たちの麻雀バトルという側面もあります。 ここでは、「咲」主要キャラのうち、長野地方大会に出る特殊能力をまとめました。咲を筆頭に、咲のライバルでもあり友人たちでもある彼女たちの能力をおさらいします。
”牌に愛されし子たち”の能力とは
「咲」を楽しむためには必見!
「咲」に登場する女性キャラクターたちの一部は、麻雀において特殊な力を持っています。
”牌に愛された子どもたち”とは、作中に登場するプロ・藤田靖子の言葉ですが、「咲」に登場する麻雀能力は「支配」、あるいは「運命」とも言われるほどの、強力な能力となっています。
主人公の宮永咲も、”牌に愛された子”と目されています。
ここでは、長野県予選に登場するキャラクターのなかで、特殊な力を持つキャラクターとその能力を紹介します。
主人公・咲の属する清澄高校
大将・宮永咲→嶺上開花、プラマイゼロ
宮永咲の得意技といえば、嶺上開花(リンシャンカイホ―)。
「嶺の上に花が咲く」という名前の通りカンをすることにより、王牌から引いた牌(嶺上牌)でツモ和了りすることを言います。
また、和了だけではなく有効牌を引き入れたり、ズラしたり、槍槓を誘ったりと、様々な手段として用いるのが咲の強さです。
嶺上開花に関わる咲のヒキは、麻雀能力を持つ並の選手では及びもつかないほどです。
さらに、「勝っても負けても怒られる」という幼い頃の家族麻雀の経験から、自分の点数を±0点(プラマイゼロ)にするクセがついており、点数を調整するのもお手のもの。
プラマイゼロは狙ってやるのがインターミドルチャンピオンの原村和ですら困難であり、咲の麻雀力の高さを物語っています。
副将・原村和→のどっち覚醒
元・インターミドルチャンピオンである原村和。
和は、高遠原中学の麻雀部に所属するまで、一人でネット麻雀をしている時期があり、その時期に鍛えた力が今の和を形作っています。
ネット麻雀では伝説と呼ばれる強さをもっており、ハンドルネーム「のどっち」の名は、ネット麻雀プレイヤーの間ではよく知られていました。
麻雀部入部当初は、ネット麻雀とは異なるリアルの情報に惑わされ、強さを発揮できないこともありました。
しかし、部長・竹井久のアドバイスにより、エトペンのぬいぐるみを抱きながら麻雀を打つと、本領を発揮できることが発覚。
プレイスタイルは、理論に基づいたデジタルの早打ちで、理論に基づいた立ち回りをし、常勝を収めています。
そのため、相手が張ったとみるや瞬時にベタオリをすることも多く、振り込むことは稀な、基本的には防御重視のスタイルになっています。
ただし、個人戦では違う攻撃的なプレイスタイルになるという情報もあり、インターミドルチャンピオンの実力はまだまだ未知数といえます。
また、「そんなオカルトありえません」の口癖どおり、”牌に愛された子”や、特殊な麻雀能力を持つ選手の能力を全否定。
他のプレイヤーに振り回されないことが、和の強みであり、時には弱みになることも……。
先鋒・片岡優希→東風の神
自分を”東風(トンプウ)の神”と称するなど、東場での圧倒的強さを誇る、清澄高校先鋒・片岡優希。
特に起家(ゲームが始まってすぐの親)になる確率が異常に高く、親での高打点・連壮が多い選手です。
メンゼンで手を揃え、ドラを絡めての高打点が、優希の主なプレイスタイルとなっています。
ただし、鳴かれて順番をズラされると、ペースが狂ってしまうなどの弱点があります。
また、南場では失速し、防御の上でも打点の上でも不利になってしまうことが多々あります。
これらの特性上、半荘の半分の東風戦では最強ではないかとの予想もあります。
中堅・竹井久→悪待ち
清澄高校の中堅にして、部長の竹井久。
竹井久は、基本的には和と同じデジタル理論派打ちですが、その最大の特徴は”悪待ち”。
重要な場面で、あえて悪い待ち、分の悪い賭けを選ぶことで、ヒキを呼び込むという特殊なプレイスタイルです。
ドラ切りリーチ、地獄単騎(残り一つしかない牌で待つ)で待つことも多く、対戦相手は久の待ちに翻弄され、振りこんでしまうこともしばしば。
悪待ちをしてからの久のツモは格段に良くなり、ツモ和了できることも多いため、かなり強力な能力といえるでしょう。
次鋒・染谷まこ→パターンマッチャー
清澄高校唯一の二年生である染谷まこは、実家が雀荘を経営していただけあって、今まで見たゲームの記憶を誰よりも暗記しています。
卓上の記憶を覚え、そのパターンを踏襲することによっての立ち回りを基本とします。
経験則によって危険牌を予測、攻めに出るなど、相手の出方を見てのプレイが染谷まこのプレイスタイルとなります。
ゆえに、リーチをかけることはあまりなく、リーチをかけたら和了る確率が高いのも特徴です。
ただし、あくまで経験則に基づいたプレイとなるので、思わぬ打ち方をする相手にはめっぽう弱くなるのが弱点です。
長野の名門・風越女子
先鋒・福地美穂子→卓全体の分析、他家の誘導
名門・風越女子高校のキャプテン・福地美穂子。
長野随一の名門校で、一年生からレギュラーになっているだけあって、福地の麻雀の実力はかなりのもの。
現・風越のエースだけあって、長野県内でもトップクラスも実力を誇っています。
福地がいつも閉じている片目を開くとき、卓全体を細かく分析。
他家の待ちや当たり牌を看破します。
他家を誘導し安牌を作る、鳴かせ、ツモらせてトップを削ったりなど、戦略的な立ち回りを得意とします。
大将・池田華奈→鋼のメンタル、高火力の打法
風越女子の大将・池田は、昨年度から風越のレギュラーに入るほどの実力の持ち主。
安手でテンパイすることはほとんどなく、張ったときはほぼ毎局高打点であることから、ヒキは抜群。
かなりの高火力プレイヤーであるといえます。
また、池田は麻雀の実力もさることながら、勝負にかける情熱は強く、逆境にあってもちょっとやそっとのことではめげないメンタル力の持ち主です。
去年は天江衣に惨敗するという苦い経験から、今年も天江衣へのライバル心を燃やし、大将戦でどう立ち向かうかが見どころとなっています。
新星・鶴賀学院
次鋒・妹尾香織→ビギナーズラック
まだ麻雀をはじめて間もない鶴賀学院の次鋒・妹尾香織。
役すらまともに覚えておらず、数合わせ的な印象が強い選手ですが、そのヒキは驚異的なもの。
防御面は素人レベルですが、強運が呼び寄せるヒキの力は、侮りがたいものを持っています。
まさしくビギナーズラックというべきヒキと打ち方で、各校の選手を翻弄します。
副将・東横桃子→ステルスモード
東横桃子の特徴は、驚異的な存在感のなさ。
その影の薄さは、慣れているはずの鶴賀学院のメンバーからも存在が確認できないほどです。
麻雀においては、その存在感0どころか、マイナスの気配で、他家の意識の外に置き、存在を消すことができます。
東横桃子がリーチをしても他家は気づかず振り込んだり、捨て牌をスルーさせてフリテンを誘うことができます。
その薄さをして、ステルスモモの異名を持ちます。
大将・加治木ゆみ→麻雀能力対策
加治木ゆみは、鶴賀学園麻雀部の参謀的ポジションにいる選手です。
本来なら人数不足で団体戦出場できないところ、部のサーバーに入ってきた東横桃子を気にいり、スカウトしたのも加治木です。
その冷静な立ち居振る舞いと貫禄から、よく部長と勘違いされます(実際に鶴賀の部長は中堅の蒲原智美)。
その性格は麻雀にも反映され、冷静な立ち回りと分析力で天江衣・宮永咲といった化け物揃いの大将戦に挑みます。
また、他の選手に比べて麻雀を初めてから日が浅いのにも関わらず、その適応力の高さは折り紙つきで、麻雀能力を持った選手にも果敢に挑みます。
前年度の王者・龍門渕高校
先鋒・井上純→卓の流れを読む
井上純は、ヒキや流れといった、オカルト重視の打ち方をする選手です。
自分自身のスタイルもさることながら、特に対戦相手の流れを読む傾向にあり、鳴く必要のない不可解な鳴きを入れることで、有利な相手の流れを断ち切ることが特徴です。
前年度覇者・龍門渕高校のなかでもなかなかの実力者で、ルール上、エースが選ばれやすい先鋒に選ばれているだけの実力を持っています。
副将・龍門渕透華→一見普通のデジタル打ちだが……?
龍門渕高校副将・龍門渕透華は、和のライバルを自称するだけあって、理論型の長野県内屈指のデジタル打ち。
東東京代表にして全国高校ランキング三位・臨海女子メガン・ダヴァンとの前年度のインターハイでは、名勝負といわしめるほど善戦をした選手です。
基本的には「目立つこと」を優先するため、スタイルであるデジタルを捨てることもあります。
しかし、デジタルを捨てたなかでも、強さを見せつけることができる選手です。
また、強敵との勝負のなかでは、人が変わったかのように超絶なプレイイングを見せることも……?
大将・天江衣→海底撈月、卓の支配
前年度MVPにして高打点型、圧倒的強さを見せつけた天江衣。”牌に愛された子”の一人です。
昨年度インターハイ団体戦ではベスト8に入れず敗退しながらも、各校の選手たちに名を残すほどの高打点を叩きだした選手で、名門校の選手をして「勝てる気がしない」「雲の上の存在」と言わしめるほど。
その圧倒的な能力の一つは、海底撈月(ハイテイラオユエ)。
どんなに鳴いてずらしても、結果的には海底を衣がツモる、という驚異的なものです。
その強さは、咲の嶺上開花に繋がるものがあり、咲と衣の戦いである大将戦は、嶺上の花が咲き月が乱れる”花天月地”と称されています。
もう一つは、卓全体の支配。
他のプレイヤーの手を進まなくさせるというものです。
他のプレイヤーは配牌からほとんど手が伸びず、テンパイにこぎつけるさえ難しくなります。
また、基本的に高打点を連発するので、衣に振り込めば大きな痛手となることは必須。
他の選手は、手の進まないなかから攻める方法を探りつつ、同時に衣に振り込まないように捨て牌に気を配り、かつ海底を阻止する……という、ハイレベルは闘牌をしなくてはいけません。
この圧倒的な力を、同じく大将としてぶつかることになる咲は、倒すことができるのでしょうか。
全国には更に強敵ばかり!
清澄高校が全国まで勝ち上がったとしたら、更に手ごわいプレイヤーがたくさん登場。
長野ではまだ少なかった”牌に愛された子”が、当たり前のように参戦します。
宮永咲の姉にしてチャンピオン・西東京代表白糸台高校の宮永照。
同じく、白糸台の大将・大星淡。
昨年度突如現れ、驚異的な成績を残したシード校・永水女子の神代小蒔、全国ランキング二位の千里山女子の”一巡先を視る者”、園城寺怜。
全国個人戦二位の荒川憩。
北部九州の頂点・新道寺女子の白水哩に鶴田姫子のダブルエース……。
解説として登場するプロたちも、かなりの実力を秘めています(彼女たちの能力については、漫画「シノハユ」で更に詳しく明らかになっています
)。
咲たち清澄高校は、並み居る強敵を打ち倒し、全国へ勝ち進むことができるのでしょうか。
また、咲は姉・照に再会することができるのでしょうか。
今から目が離せません。
ドラマ・映画版ではどうなる?
さて、こうした麻雀の特殊能力ですが、漫画版ではイメージ図が使われることが多々あります。
例えば、嶺上開花をツモった咲の後ろには白い花、覚醒した和は”のどっち”のアイコンに似た、天使のような翼を生やした和が。
また、海底撈月をツモる衣の背中からは、黒い手のようなものが翼のように生え、海に映る月を掬い上げる演出がされます。
実写版ではこういった能力が、どういった風に表現されるかが、注目を集めています。
これら特殊な能力について、実写版ではCGで表現。
ツモのときにはスローモーションが使われ、嶺上開花では咲の手元に白い花が散る演出が加えられるなど、「咲」の世界観が見事に表現されています。
また、2月に公開される映画版の予告では、ネット麻雀界の伝説・のどっちに扮した、ピンク色の髪の和役の浅川梨奈さんの姿も。
実写ドラマ版「咲」は、鳴いたときやリーチ棒を出す仕草が、原作の演出を忠実に再現しているだけに、続く映画版でも、これら麻雀能力が全て完璧に表現されるのではないかと期待が集まります。
参考元
- ・参照リンク:咲-Saki- - Wikipedia
- ・参照リンク:咲-Saki-|実写化プロジェクト
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