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『ムシブギョー』は、福田宏によって描かれていた漫画である。2009年から2010年まで「週刊少年サンデー超」にて連載されたのちに、2011年から2017年まで「週刊少年サンデー」にて『常住戦陣!!ムシブギョー』として連載されていた。アニメ版は2013年4月から9月までテレビ東京系列で放送されており、全26話で構成されている。
あるときからなぜか巨大化した蟲――。それにより人々の生活が脅かされていた。そんな中、蟲奉行の与力であった松ノ原小鳥(宮野真守)に誘われた父・月島源十郎(小山力也)に代わって、主人公・月島仁兵衛(KENN)が津軽藩から江戸へとやってくる。
江戸に来たのはいいものの、仁兵衛は蟲奉行が何なのかわからない。しかし、江戸に来て早々、人を襲って食べてしまうほどの巨大な蟲・屋牢蜘蛛が現れる。その屋牢蜘蛛は、江戸で仲良くなった茶屋「春夏秋冬」の娘・お春(明坂聡美)を誘拐してしまう。
お春を助けるために屋牢蜘蛛のあとを追うも苦戦する仁兵衛。そのとき、蟲奉行所の仲間――天才剣士・無涯(寺島拓篤)、女忍者・火鉢(大久保瑠美)、人斬り・春菊(江口拓也)、陰陽師・天間(芹澤優)――が姿を現す。はたして仁兵衛は、仲間たちと巨大な蟲から人々を守っていくことができるのであろうか――?
本作の主人公。父親の代わりに江戸に来ていたところ、屋牢蜘蛛と戦うことになってしまう。単純な性格で、朝早くから重りをつけた剣を振る努力家である。いつも戦いのなかにあるという「常住戦陣」の考えを重視し、弱い者を助けるために戦っている。
蟲退治を専門にしている「蟲狩」の元リーダー。巨大な剣「塵外刀」を扱っており、巨大な蟲を一撃で倒すほどの高い戦闘能力を持つ。その一方で、クールで理知的な考え方をしている。歌舞伎の題材になるほどの人気者。
火薬を得意とする忍者の末裔。花の名前をつけた爆弾を使って戦う。はじめての任務で無涯に助けられて以来、無涯にあこがれを持っている。小鳥にスカウトされて蟲奉行所に入る。
「九十九斬り」の異名を持つ人斬り。死刑囚だが、蟲奉行所に入ることで生きながらえている。飄々としており、いつも酒を飲んでいる。しかし、仁兵衛からは師匠と慕われている。
式神を使う陰陽道の末裔。戦闘では式神の「為吉」と「末吉」を操る。攻撃より防御に向いており、「防壁のスペシャリスト」と呼ばれている。虫が苦手で、特にムカデが大嫌い。
蟲奉行所「市中見廻り組」の与力で、メガネをかけた青年。同心の取りまとめを担当しており、仁兵衛の父親・源十郎をスカウトした。
蟲奉行所のトップ。重要な任務があるため周りに正体が明かされておらず、蟲奉行所のメンバーもまだあったことがない。
能面を被った青年で、理屈っぽい口ぶりをしている。蟲文庫を見るために、市中見廻り組を訪れる。
天然でグラマーな見た目をしている茶屋「春夏秋冬」の看板娘。屋牢蜘蛛から助けてくれた仁兵衛のことを慕っている。
蟲奉行所「武家見廻り組」の与力。髭を生やした無骨な男性であるも強い正義感を持つ。
蟲奉行所「寺社見廻り組」の与力。鉄の扇と銃を使った戦いが得意な優男である。
蟲狩の一員。グラマーな女性で、普段は露出度の高い服を着ている。人を平気で殺す非情な性格をしている。蟲を操る笛を持っている。
仁兵衛の父親。昔ある出来事によって左足を失う。小鳥にスカウトされるも、動けない自分に代わって仁兵衛に江戸に行かせた。
『ムシブギョー』の主人公は、津軽藩の奥にある月島流道場の一人息子・月島仁兵衛。ちょっとドジで騙されやすい仁兵衛ですが、父・源十郎から受け継いだ「常住戦陣(常に体は戦場にある)」を体現するような生き方をしています。
江戸に着いてすぐに巨大な蟲・屋牢蜘蛛に対して果敢に挑むなど、どんな強い敵にも臆せず向かっていく仁兵衛。そして、どんなときでも周りの人を助けようとする仁兵衛の姿は、見ている人に勇気を与えてくれます。
本作『ムシブギョー』はそんな仁兵衛がさまざまな経験をとおして、少しずつ成長していく物語です。
『ムシブギョー』は、仁兵衛はじめ、蟲奉行所「市中見廻り組」のキャラクターたちが必殺技や特殊能力を駆使するバトルアニメです。巨大な蟲や蟲狩などの敵に対して、それぞれが得意するさまざまな必殺技を繰り出します。それがとにかくカッコいいので、次はどんな技を出すのか期待したくなります!
しかし、敵もまた巨大な蟲や、超能力を持っているため、一筋縄にはいきません。そんな強敵たちを目の前にして、仁兵衛たちは根性や頭脳などをすべて使って戦っていきます。王道バトルアニメらしく、修行で主人公たちが強くなっていく姿を見ることもできます。
全26話で構成されている『ムシブギョー』は前半の13話で「蟲奉行様救出作戦編」、後半の13話で「紀州隠密道中編」が描かれています。そのため、ストーリーの中心は蟲狩との戦いと、真田幸村と真田十傑蟲との戦いとなっています。
アニメ版『ムシブギョー』は「週刊少年サンデー」の連載期間中に放送されているため、コミック版のラストまでは描かれていませんが、原作では決着がつかなかった、戦国武将・真田幸村との対決が描かれています!
戦闘を通して成長していく仁兵衛は、果たして真田幸村に勝つことができるのでしょうか? ぜひ本編でご確認ください。
『刀語』は、刀を使わない剣士・鑢七花とヒロインであるとがめとの、壮大な旅の軌跡を描いた歴史ファンタジーアニメ。2010年に月に1話ごとで放送され、全12話で制作された作品だ。江戸時代をモチーフにした独特な世界観に、ファンタジーやバトル、ラブコメなど、さまざまな要素が入り混じった設定が魅力。原作は〈物語〉シリーズなどで有名な西尾維新による歴史小説で、外伝を含めた累計発行部数は200万部を超えている。無人島に流された無刀の剣術・虚刀流の七代目である七花(細谷佳正)のもとに、ある女性(田村ゆかり)が訪れた。女性は尾張幕府に所属するとがめという名で、「奇策士」と名乗る。とがめは六枝を訪ねて来たのだが、彼はすでに亡くなっており、六枝の息子である七花に12本の刀収拾の依頼をする。その刀は、伝説の刀鍜治・四季崎記紀(森功至)が制作した最高傑作の刀であり、それらを所持すれば天下を支配できるというのだった。突然の来客に驚く七花らに、謎の忍者の影が忍び寄っており…。
『サムライチャンプルー』は、2004年5月から9月にかけて放送されたオリジナル・テレビアニメ作品。侍を主人公とした江戸時代の剣劇アクションとなっているが、随所にカタカナ語や現代文化をミックスさせた自由な作風となっている。制作はこの後『神のみぞ知るセカイ』『デッドマン・ワンダーランド』などを手掛ける、マングローブ。「月刊少年エース」にて、コミカライズもされている。オープニングやエンディングをはじめ、作中の殺陣などにもヒップホップ、ブレイクダンスなどの要素が多く盛り込まれている。舞台は江戸時代の横浜。町の茶屋でいざこざが起こり、そこでバイトをしていたフウ(川澄綾子)は、たまたま居合わせた剣士・ムゲン(中井和哉)に助けを乞う。鋭い太刀さばきで、悪党を次々と斬っていくムゲン。そこにひとりの剣士・ジン(佐藤銀平)が登場。成り行きで斬り合うふたりだったが、互いの実力を肌で感じ合ううちに茶屋が大火事に! 結局捕らえられてしまったムゲンとジン。ふたりの処刑がおこなわれる寸前、フウの機転で救出。そして、「向日葵の匂いのする侍」を探しているというフウに、ムゲンとジンも付き合っていくこととなり…。
甲賀と伊賀。時代に翻弄された忍術使いたちの非情な戦いが繰り広げられるアクション! 「敗れれば死」という過酷な描写に息詰まる、山田風太郎の伝奇小説を原作とした漫画をアニメ化。愛し合いながらも戦わざるをえない主人公に訪れる美しくも儚い結末に涙。 慶長十九年。老いた天下人・徳川家康は忍法の二大宗家である甲賀と伊賀を争わせ、どちらが生き残るかで三大将軍の世継ぎを決めることに。にわかに殺気立つ両家だが、それぞれの跡取りである甲賀弦之介と朧は深く愛し合っていた…。非情なる戦いの幕が開ける!
手塚治虫原作の異色作!魑魅魍魎蠢く戦国時代で繰り広げる傑作怪奇アクション時代劇! 放送時間帯やスポンサーの関係から流血シーンを配慮、あえてモノクロで作られた。だが、かえって殺陣は鮮烈な印象となり、妖怪の異様な造形もモノクロでさらに映えている。 戦国時代、醍醐景光は己の野望と引き換えに、わが子・百鬼丸の身体を妖怪たちに売り渡す。自分の身体を取り戻す旅に出た百鬼丸は、どろろと出会い、行動を共にする。妖怪を次々と倒し、身体を取り戻していく百鬼丸。そんな彼に付きまとうどろろの目的とは?
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