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動画配信サービスで配信している作品から編集部が厳選した注目作品の一覧です。
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アニメ『怪 〜ayakashi〜』のエピソード「化猫」の続編にあたる、和製ホラーアニメ。2007年7月より放送。江戸時代の日本をモチーフにした世界を舞台に、主人公の謎の薬売りが活躍するさまをオムニバス形式で描く。独特な世界観を映し出す圧倒的な映像美やデザインが、高い評価を得ている。雨の夜、美しい薬売り(櫻井孝宏)が一宿を求めて宿屋を訪ねてきた。泊めてもらえることになった彼は、宿屋になる前はなにをしていたのか女将の久代(藤田淑子)に尋ねるが、彼女は忘れてしまったといってこたえようとしない。そこに腹に子を宿した金髪碧眼の女・志乃(田中理恵)が現れ宿を求めるが、満室を理由に断られてしまう。命を狙われている彼女は必死にすがりつくが、面倒に巻き込まれるのを恐れて久代は受け入れようとしない。明日の朝に、自分と子どもの躯がみつかればもっと面倒なことになるはずだと食い下がる志乃に根負けした久代は、普段は使っていないわけありの部屋に彼女を通す。長い階段を上っていくと、志乃の耳に子どもたちのにぎやかな声が聞こえてくる。豪華な部屋に通され、すぐに横になって休む志乃。すると、部屋にダルマが転がっていることに気づく。久代は、薬売りに志乃の部屋に上がらないようにと釘をさす。そのころ、志乃の部屋では怪異現象が起きており…。
シカゴ消防局の消防士らが、命がけで人々を救い出すさまを描く、迫力のレスキューアクションシリーズ第8弾。製作総指揮はヒットメーカーのディック・ウルフ。『Dr.HOUSE』のジェシー・スペンサー、テイラー・キニーらが第1シーズンから続投している。今シーズンでは、大切な仲間を失いながらも、使命を果たすために悲しみから立ち上がる隊員たちの姿が熱く描かれる。マットレス工場の火災現場に駆けつけた消防隊員たち。爆発が迫るのに気づいて退避するが、その途中で爆発が起きて床が崩落してしまう。救命士のシルビー・ブレット(カーラ・キルマー)の腕が下敷きになってしまい、ステラ・キッド(ミランダ・レイ・メイヨ)が必死で助け出す。マシュー・ケイシー(ジェシー・スペンサー)は予想外の事態に混乱するものの、ウォレス・ボーデン大隊長(イーモン・ウォーカー)の言葉でなんとか落ち着きを取り戻す。ジョー・クルース(ジョー・ミノソ)は、現場で倒れていたブライアン・“オーチス”・ズヴァナチェック(ユーリ・サルダロフ)を発見。救急車に付き添ったクルースは、友のひどいケガの状態を見て泣き崩れる。オーチスはクルースに見守られながら息を引きとった…。3カ月が経ち、完治したブレットはフィアンセとフォウラートンへ去っていった。その後、ケイシーは火災現場に救命士を呼んだ責任を審問会で問われ…。
ポン・ジュノ監督作や山下敦弘監督作で助監督として経験を積んできた片山慎三による、初の長編監督作品。松浦は『マイ・バック・ページ』、和田は『ハード・コア』で山下敦弘監督作に出演しており、抜群のチームワークと信頼感で、兄妹の苦悩を描き出す。造船所で働く道原良夫(松浦祐也)は、母親を亡くし、自閉症を持つ妹の道原真理子(和田光沙)とふたりでボロ家に暮らす。たびたびどこかに行ってしまう妹を心配していた兄。兄が唯一頼れるのは、ただひとりの友達である溝口肇(北山雅康)だけだった。あるとき、妹が徘徊先で男に体を許し、金を受け取っていたことを知る。兄自身も足を引きずっており、その障碍のせいで造船所から解雇されてしまった。内職は金にならず、電気や水道も止められ、このままでは餓死寸前。困り果てた兄はとうとう、妹の売春を斡旋するようになる。単純な情緒しか持たないように見えて、妹には実はさまざまな感情が芽生えはじめていた。兄はその様子を目撃し困惑しながらも、生きるため、妹に売春を続けさせるのだった…。
種子島を舞台にした、拡張科学アドベンチャー!5pb.とニトロプラスが贈るアドベンチャーゲーム『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)』をもとにしたテレビアニメ作品。種子島の高校にあるロボット研究部に所属する高校生たちが、巨大ロボットの製作に取り組むなかで、世界に隠された驚くべき計画に巻き込まれる!原作ゲームは『CHAOS;HEAD』『STEINS;GATE』に続く、「科学アドベンチャーシリーズ」第3弾。「ポケコン」と呼ばれる携帯端末の普及により、拡張現実が当たり前となった近未来の種子島。その島にある中央種子島高校のロボット研究部では、実物大の巨大ロボットの製作がおこなわれていた。しかし現在の部員は、ロボット大好き少女の瀬乃宮あき穂(南條愛乃)と、その幼なじみの八汐海翔(木村良平)の2名のみ。何の実績もない弱小部であるゆえに予算もなく、巨大ロボットが完成する目途も立っていない。まさに廃部寸前の状態に追い込まれていた。それでもあきらめないあき穂は、半年後のロボット万博に出場することを目指す。ところが、その予算を学校に申請したところ、教頭から無理難題を突きつけられる。なんとロボット格闘大会「ROBO-ONE」優勝を条件とするといわれたのだ。こうしてあき穂たちはまずROBO-ONEに向けたロボット製作を始めるのだった。
2020年、韓国で放送され大ブームとなったドラマ『梨泰院クラス』。多くの視聴者をとりこにしたこの作品が日本でリメイクされ、2022年7月よりテレビ朝日で放送された。舞台を梨泰院から東京・六本木に移し、金と権力によってどん底にまで突き落とされてしまった主人公を竹内涼真が演じる。『梨泰院クラス』の原作となったWebマンガの作者・チョ・グァンジンや、韓国のドラマ制作会社、スタッフの協力を得て作り上げられた日韓共同作品に、多くの期待が集まった。2006年秋、大手外食産業「長屋ホールディングス」に長年勤めてきた宮部信二(光石研)は本社勤務となり、息子・新(竹内涼真)とともに東京に引っ越してきた。高校3年生の新は都内の明城高校に転入したのだが、登校初日、新の自己紹介が終わり、担任が席を外したその直後、いきなり教室内に罵声が飛んだ。龍河(早乙女太一)が雄大(矢本悠馬)を殴り倒し、雄大の頭にトマトジュースをかけながらいいがかりをつけ始めたのだ。クラスメイトは沈黙のまま、誰ひとり龍河を止める者も、雄大を助ける者もいなかった。見かねた新が思わず立ち上がると、隣の席の優香(新木優子)が彼を制した。龍河は明城高校に多額の寄付をしている「長屋ホールディングス」の御曹司であり、新の父親の上司の息子だったのだ。しかし事態を見過ごせない新は…。
もし悪を葬れるものがあるとしたら、それはつまり、それ以上の「悪」…。『銀と金』は、2017年1月から3月にかけて放送されたテレビドラマ。原作は『賭博黙示録カイジ』『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』などのギャンブル作品で知られる福本伸行の漫画であり、1992年から1996年まで「アクションピザッツ」に連載されていた。裏社会で生きる者たちの、命を懸けた駆け引きや壮大なギャンブル勝負などを描いている。主演は池松壮亮。裏社会のフィクサー・平井銀二役には、原作者の指名によりリリー・フランキーが起用された。フリーターの森田鉄雄(池松壮亮)は、何をやってもうまくいかず、その怒りをギャンブルにぶつけていた。そんなある日、鉄雄は競馬場で平井銀二(リリー・フランキー)という男に声を掛けられ、ある仕事を依頼される。銀二のいわれるがままに金貸しの助手を務めた鉄雄は、その後ある老人を大金と引き換えに殺害するよう銀二にいわれる。しかし鉄雄はそれを拒み、大金を銀二に返却。それでも「裏社会で生きたい」という思いを銀二に告げると…。
温泉宿に隠された、「異世界」の謎を解き明かせ!ONEによる同名コミックスを原作とした、大人気アニメのOVA作品。コミックスでもアニメでも描かれていない、ONE描き下ろしのオリジナルエピソードを楽しめる。霊幻新隆(櫻井孝宏)は、「霊とか相談所」に持ち込まれる相談で商売をする、インチキ霊能力者。自身に霊能力は一切ないが、持ち前の話術と頭の回転の速さ、そして超能力者の影山茂夫(伊藤節生)、通称「モブ」の助力によって、相談所をなんとか成立させていた。今回の依頼は、温泉宿の女将からのもの。最近、電車で山奥の温泉宿に来た客が、みな憔悴しきっているというのだ。客の話によると、どうやらどこかに「異世界」が存在するらしい。「不気味な噂の原因を探り、人気が落ちてしまった旅館を救ってほしい」という美人女将の頼みを受け、霊幻は縞馬県の山奥にある秘湯「疣神(いぼがみ)温泉」へと向かうことになった。モブと弟の影山律(入野自由)、モブの“ライバル”である花沢輝気(松岡禎丞)、最近霊幻の助手になった芹沢克也(星野貴紀)、そしてモブに憑りついている霊・エクボ(大塚明夫)も引き連れて、一行は一泊二日の慰安旅行に出発する。
中国の春秋戦国時代を舞台に、秦の始皇帝の母である李皓鑭(り・こうらん)の激動の人生を描く中国時代劇。2020年NHK・BSプレミアムにて放送された。『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』のヒットメーカー・ユージョンのプロデュースのもと、ウー・ジンイエン、ニエ・ユエンら人気キャストが再集結。秦王役を演じるマオ・ズージュンにも注目だ。春秋戦国時代の趙の国の都、邯鄲(かんたん)。名家の美しい娘・李皓鑭(ウー・ジンイエン)は、望まぬ縁談を断るために、恋人の趙の蛟王子(ホン・ヤオ)への文を妹・岫玉(リー・チュンアイ)に託す。しかし、王子との約束の場所にきたのは腹黒い継母の高敏(ワン・リン)だった。川に投げ捨てられた李皓鑭はすんでのところで助けられたものの、実の母を殺されてしまう。高敏によって身を売りに出された皓鑭。顔に傷のある彼女を高く買ったのは、野心ある秦国の大商人・呂不韋(ニエ・ユエン)だった。買われないよう皓鑭が傷のあるふりをしていたのを見抜いた彼は、只者ではないと気づいて素性を調べる。身の上を知った呂不韋から「李皓鑭」と本名を呼ばれて驚く皓鑭。彼女は願いが叶うならどんな条件でも吞むといって呂不韋と協力関係を結ぶ。ある日、呂不韋の店を裏切り者の妹と蛟王子が訪れる。助けを求めた皓鑭は王子に罵倒され、失意の内に入水しようとするが…。
週に一度、不思議な少女との逢瀬を繰り返す男はやがて…。『裸の天使 赤い部屋』は、2021年に公開された日本映画。窪田将治監督が手掛ける『赤い部屋』シリーズの第2弾である。原案は江戸川乱歩による連作短編小説。主演は名脇役として定評のある木下ほうか。ヒロインは、『ザ・ラストヒロイン〜ワルキューレの審判〜』でグランプリを獲得した中山来未が務めている。赤い部屋。そこは退屈な日常に飽きた男女たちが、「異常な興奮」を求める秘密クラブのような場所だ。そこで主催者(柳憂怜)が紹介した今夜のスピーカーは、松永昌吉(木下ほうか)という男だった。松永の本名は宮城圭助。一流の不動産会社の社長である彼には、ひとつの趣味があった。それは週に一度、上等なスーツ姿からみすぼらしい恰好へ変装し、今は廃屋となっている実家を訪ねることだった。ある日、彼はその廃屋で不思議な少女・文子(中山来未)に出会う。そして、文子の不思議な魅力に惹かれた松永は、徐々に異常な快楽の世界へと身を落としていく…。
櫛木理宇の同名ミステリー小説を映画化。2022年5月公開。阿部サダヲが連続殺人犯役を、岡田健史が孤独に真実に迫りゆく大学生役を演じる。三流大学に通い、孤独で鬱屈した日々を送る筧井雅也(岡田健史)。ある日、中学時代に知り合った、パン屋の主人・榛村大和(阿部サダヲ)から手紙を受け取る。榛村は現在、少年少女24人の連続殺人犯として死刑判決を受けているのだ。決まった時間に仕込み、開店するパン屋の仕事と同じように、決まった手順で決まった拷問をおこない、計画的に犯行を繰り返していたのだという。面会に訪れた雅也に榛村は、立件・起訴された9件の殺人事件のうち最後の1件について、冤罪だと主張する。刑務所から動けず弁護士も信頼できない自分の代わりに、真犯人を見つけてほしいと雅也に頼んできた。中学時代に榛村から受けた恩や、捜査の進展を榛村に褒めてもらえる嬉しさもあり、雅也は最後の殺人事件の真犯人を独自に調査しはじめる。捜査中に何度も出会う髪の長い怪しい男(岩田剛典)の正体とは? 最後の殺人事件の真犯人とは、一体誰なのか? 稀代の心理ミステリーが幕を開ける。
『ウェントワース女子刑務所 シーズン3』はオーストラリアで2015年に放送された、大人気サバイバルドラマのシーズン3。どこにでもいるごく普通の主婦だったビー・スミスが、ウェントワース女子刑務所内でトップ・ドッグに上り詰め、“クイーン・ビー”と呼ばれるまでの過酷な道のりを描いた大ヒット作。キャストにはダニエル・コーマックやニコール・ダ・シルバ、セリア・アイルランドらが名を連ねる。ウェントワースのボスになったビー(ダニエル・コーマック)は、ブレイデン(リーフ・アイルランド)殺害の罪で刑期が追加され無期懲役となり、刑務所の外にまでビーの存在は広まっていた。看守長・ファーガソン(パメラ・レイブ)が、刑務所内のルールをさらに厳しくしたことで囚人たちの間の不満は募っていく。一方でビーは、ボスとして対応を求められ…。そんななか、外の世界では“レッド・ライト・ハンド”という女性だけで構成された自警団グループが、女性をしいたげた男たちに制裁を加える事件が発生していた。リーダーのカズ(タミー・マッキントッシュ)はビーを崇拝し、ウェントワースに面会に現れる。
H・P・ラヴクラフトの小説『宇宙からの色』を映画化したSFホラー。ラヴクラフトの作風を踏襲した作品になっており、比較的低予算で作られた映画ではあるものの、芸術面でも高く評価されている。そんな今作の主演を務めたのは、『ナショナル・トレジャー』シリーズに出演したニコラス・ケイジ。今作ではその個性的な演技力が爆発しており、代表作のひとつに数えられることになった。共演にはジョエリー・リチャードソンやブレンダン・マイヤーなどが名を連ねる。田舎暮らしをしているネイサン(ニコラス・ケイジ)は、病気になった妻・テレサ(ジョエリー・リチャードソン)や子どもたちと、平穏な生活を送っていた。そんなある日、ネイサンの家の前に、隕石が落下する。その日以降、ネイサンの周囲では奇妙なで出来事が頻発し、家族が危険にさらされてしまう。隕石の影響からか、ネイサンの経営する農園の景色は様変わりしてしまい、見たこともない生命体が闊歩するようになっていく…。
1964年に公開されたコメディ映画『ピンクの豹』からはじまる、一連のシリーズをリメイクした作品。主人公のクルーゾー警部役にはオリジナル版のピーター・セラーズに代わり、『サボテン・ブラザース』に出演したスティーブ・マーティンが起用された。また、フランスを代表する俳優であるジャン・レノや、世界的なミュージシャンであるビヨンセ・ノウルズなど、豪華キャストの共演が実現している。サッカーの国際試合にて、フランスは中国に勝利する。しかし、フランス代表の監督だったイヴ(ジェイソン・ステイサム)が何者かに殺害され、身に着けていたダイヤの指輪・ピンクパンサーが盗まれてしまう。事件の捜査することになったのは、ドジで有名なジャック・クルーゾー警部(スティーブ・マーティン)だった。この大抜擢には裏があったが、自分が利用されているとは夢にも思わないクルーゾーは、部下のポントン(ジャン・レノ)とともに事件を追っていく。
クリストファー・リーブがクラーク・ケントを演じた、『スーパーマン』シリーズ第1作目。スーパーマンの誕生を描いたオリジンとなっており、クラーク・ケントがスーパーマンとして活躍していくまでを描く。大衆向けのエンターテインメント映画ながらも、大物俳優のマーロン・ブランドが、スーパーマンの父・ジョー=エル役で出演。登場するシーンは少ないが、主役級のあつかいを受けている。地球とは異なる文明が発展している、惑星・クリプトン。この星は滅亡の危機に瀕しており、ジョー=エル(マーロン・ブランド)が滅亡を止めようとするも、政府の上層部に居座る人間たちが対策を練ることはなかった。クリプトンの滅亡を悟ったジョーは、息子のカル=エルを星から脱出させる。クリプトンは滅んでしまうが、カル=エルは地球にたどり着き、地球人として生きていく。クラーク・ケント(クリストファー・リーブ)と名付けられ、大人へと成長したカル=エルは圧倒的なパワーを使い、正体を隠して悪と戦っていくのだった。
『ロリータ』などで知られる、スタンリー・キューブリック監督が手掛けたブラックコメディ映画。公開当時の世界情勢がそのまま反映された作品で、核戦争の恐怖や政府の現実感のなさが描かれている。今作ではコメディアンのピーター・セラーズが、ストレンジラブ博士を含む3役を演じており、アドリブによるコミカルな演技を披露した。世界が東西に分離された冷戦時代。アメリカとソ連が緊張状態にある中で、アメリカ空軍の司令官・リッパー将軍(スターリング・ヘイドン)が、突如としてソ連に核攻撃を命じてしまう。極限の緊張状態の中、リッパーは完全におかしくなってしまい、基地から出てこなくなった。一方、核攻撃命令が発令されたことを知ったアメリカ政府は、ナチスの下で働いていたストレンジラブ博士(ピーター・セラーズ)らを招集。対策を練りはじめ、ソ連大使・サデスキー(ピーター・ブル)の力を借り、ソ連首相に爆撃機が向かっていることを報告するが…。
今作はキャロル・リードが手掛けた、ミステリー映画の傑作だ。日本では1950年代に公開されたモノクロ映画だが、現代でも通用する映像美と、先の展開が予想できないストーリー、誰もが知るテーマ曲など多くの魅力を持った作品である。主演を務めたのは、『市民ケーン』などに出演したジョセフ・コットン。タイトルにもなっている第三の男・ハリー役には、当時監督としても活躍していたオーソン・ウェルズが演じた。アメリカ人のホリー(ジョセフ・コットン)は、親友のハリー(オーソン・ウェルズ)に会うため、オーストリアにやってくる。しかし、すでにハリーは事故で死亡しており、葬儀がおこなわれていた。ホリーは葬儀の中で、ハリーが薬物の売人だったことを聞かされる。親友の素顔を信じられなかったホリーだったが、ハリーの身辺を調べていくと、さまざまな犯罪の証拠が浮かび上がってしまう。絶望したホリーは、アメリカに帰ろうとするが、死んだはずのハリーを目撃して…。
今作はひとつのホテルに集まった男女を描いた、ドラマ映画である。批評家にも大絶賛された作品で、第5回のアカデミー賞で作品賞を獲得している。今作の影響力は絶大で、同様の構成を用いた映画は「グランド・ホテル形式」と呼ばれるようになった。大都会・ベルリン。高級ホテルの「グランド・ホテル」には、今日も大勢の人が集まっている。バレエ団に所属するグルシンスカヤ(グレタ・ガルボ)は、自身の人気が下火になっているのを感じ、ベルリン公演への意欲が喪失していた。会社を経営するプレイジンク(ウォーレス・ビアリー)は、合併の話を進めるため、ベルリンを訪れている。しかし、「グランド・ホテル」にはプレイジンクの元部下である、クリンゲライン(ライオネル・バリモア)も宿泊していた。彼は人生最後の楽しみとして、「グランド・ホテル」での滞在を楽しんでいたが、盗みをたくらむフォン・ガイゲルン男爵(ジョン・バリモア)と親しくなってしまう。男爵はグルシンスカヤの持つ宝石を盗もうと考えるのだが…。
防振りメイプルの快進撃が再び始まる!テレビアニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』シリーズの第2期。VRMMOのファンタジー世界を舞台に、防御力に極振りした主人公の少女と個性的な仲間たちが、ストレスフリーな大冒険を繰り広げる!壮大なファンタジー世界を自由に楽しめる人気VRMMO『NewWorld Online』。そこに突如現れた大型新人プレイヤー・メイプル(本渡楓)は、親友のサリー(野口瑠璃子)とともに、ギルド【楓の木】を結成。仲間を増やしながら、破竹の勢いで活躍を続けていた。季節はクリスマス。これに合わせて、ゲーム内では新たに四層が解放される。メイプル率いる【楓の木】もほかのギルドと同様に、さっそく四層に向かう。初めて到着した四層は、なんと常夜の和風フィールド。風情のある日本家屋が建ち並ぶ場所だった。これまでにない広大なフィールドであるため、メイプルたちはさっそく手分けして探索を始める。モンスターと戦ったり、レアアイテムを入手したり、フィールドの謎を解いたり…。【楓の木】のメンバーはそれぞれ思い思いに冒険を楽しむ。そうして迎えた新規イベントは、クリスマス限定仕様という粋な計らい。ところがそのイベントでも、またもやメイプルが無双の活躍を繰り広げるため、運営は頭を抱えることになる。メイプルたちの快進撃はまだまだ続くのだった。
100年断絶している2つの国。 “金の国”の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと“水の国”の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。 敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。 深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。 お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来を変えるのか−。
政略結婚によって結ばれたのは、格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と信長暗殺を目論む濃姫(綾瀬はるか)。全く気が合わない水と油の関係の二人は、新婚初夜からさっそく大騒動。 ある日、濃姫の祖国で内乱が起こり父・斎藤道三が亡くなってしまう。帰る国が無くなったことで自身の存在意義を失い自害しようとする濃姫に、生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。そんな信長も大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。自暴自棄になる信長を濃姫は激励し奮い立たせ、二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜くことに。これをきっかけに芽生えた絆はさらに強くなり、「どこまでも上へ」と天下統一が二人の夢となる。 しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非情な"魔王"へと変貌してゆく。本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く<本能寺>へと向かっていく。 <魔王>と恐れられた信長と、<蝶>のように自由を求めた濃姫。激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた、"本当の夢"とは──。
本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた…。
少年時代にタイムトラベルし、現在の状況を変えようとする男の苦悩を描いたSFサスペンス映画。張り巡らされた伏線と、カオス理論のひとつである「バタフライ効果」を取り入れたストーリーに注目したい。7歳の少年・エヴァン(ローガン・ラーマン)は、記憶喪失の症状に悩んでいた。残酷な絵を描いていたり、不自然な行動を取るエヴァンを見て、周囲の人間たちも不審に思うようになる。エヴァンは精神科医から日記を書くよう勧められ、日々の出来事をノートに綴るようになった。それから数年後。大人になったエヴァン(アシュトン・カッチャー)は、記憶喪失の症状も治り、平穏な人生を送っていた。しかし、過去に書いた日記を読み返すと、その日にタイムトラベルできることに気がつく。タイムトラベルの力を手にしたエヴァンは、幼なじみのケイリー(エイミー・スマート)を救うため、奔走する。何度も過去を書き換えるエヴァンだったが、現在に戻ると思いもよらない状況になっていて…。
映画に熱中し、映写機を自作してしまう少年たちを描いたドラマ映画。今作の監督であるパン・ナリンの少年時代を基にした作品で、インドの貧困層に生きる少年たちの生活と、映画愛が描かれていく。また、今作は世界中で大ヒットした『RRR』を抑えて、第95回アカデミー賞のインド代表として選出された作品でもある。父(ディペン・ラヴァル)が経営する小さなチャイの店を手伝っている少年・サマイ(バヴィン・ラバリ)は、映画に夢中になっていた。しかし、厳格な父は映画に連れて行ってくれず、サマイは学校をサボって映画館に忍びこむが、すぐに追い出されてしまう。そんなサマイを見かけた撮影技師のファザル(バヴェーシュ・シュリマリ)は、映画館の特等席にサマイを招待する。そこはファザルの仕事場でもある、映写室だった。母(リチャー・ミーナー)の作った弁当と引き換えに、タダで映画を観られるようになったサマイは、映写室に入り浸るようになっていく。
狙ったターゲットは逃がさない男2人の殺し屋バディが、なんと子育てに悪戦苦闘!?『Buddy Daddies』は、2023年1月から放送開始となったオリジナル・テレビアニメ。ストーリー原案は『東京24区』を手掛けたニトロプラスの下倉バイオ。制作は『ウマ娘 プリティーダービー』『パリピ孔明』などで著名なP.A.WORKS。オープニングテーマはYOASOBIのAyaseが、エンディングテーマはDURDNが務めている。一流の殺し屋バディ、来栖一騎(豊永利行)と諏訪零(内山昂輝)は、クリスマスの日にとある殺しの依頼を受けていた。入念な計画を立てて現場へ潜入する2人。そこへ「パパを探している」という海坂ミリ(木野日菜)という4歳の少女が迷い込み、一騎とともに暗殺の現場へいくハメとなってしまう。予定が大きく狂った一騎と零だったが、そこはプロ。一時は危険な状況に陥ったミリをも救出し、無事に任務は完了。そして、成り行きで自分をパパだといってしまった一騎はミリを引き取ることになってしまい…。
ひとりの貧しい少女が、悪魔との出会いによってその人生を変えていく…。『ノケモノたちの夜』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は星野真の漫画であり、2019年から2021年まで「週刊少年サンデー」で連載されていた。アニメ版の制作は葦プロダクションで、監督は『火ノ丸相撲』『NOBLESSE -ノブレス-』などを手掛けた山本靖貴。シリーズ構成は『京都寺町三条のホームズ』の山下憲一。オープニングテーマは、作中でも主人公の少女を演じる声優・竹達彩奈が務めている。舞台は19世紀末のロンドン。神父に拾われ、毎日物乞いをして生活をしているウィステリア(竹達彩奈)には、ひとつの楽しみがあった。それは、毎夜あらわれる悪魔・マルバス(小西克幸)との対話だった。生まれつき「悪魔が見える目」を持ったウィステリアは、ある日出会った悪魔・マルバスの話を聞くことが唯一の楽しみだったのだ。一方、不死の身体を持ったマルバスもまた、ウィステリアと会うことを密かに楽しみにしていた。そんなある日、ウィステリアが地主貴族に売られることになり…。
今作は1950年代に『遊星よりの物体X』のタイトルで映画化された小説『影が行く』を再映画化した作品である。『ハロウィン』シリーズを手掛けたジョン・カーペンターがメガホンを取り、『ニューヨーク1997』でもタッグを組んだ、カート・ラッセルが主演を務めた。1982年。南極大陸で働いているアメリカ観測隊は、犬を追うノルウェー観測隊の姿を目撃する。ノルウェー観測隊はなぜか犬を殺そうとしていたが、誤って乗っていたヘリコプターが墜落。生き残った隊員は正気とは思えない形相で銃を乱射し、アメリカ観測隊の隊長・ギャリー(ドナルド・モファット)に射殺される。アメリカ観測隊は追われていた犬を基地で保護し、原因を探るためノルウェー観測隊の基地へと向かう。しかし、ノルウェーの基地は荒れ果てており、いくつもの死体が融合した、奇妙な物体が鎮座していた。一方、アメリカ観測隊に保護された犬は、突如不気味な生き物に変身し、ほかの犬を襲いはじめる。隊員たちは犬を焼き殺すが、それは事件のはじまりに過ぎなかった。
7月5日、女子高生の明日香は、高校にいるはずのない幼い少女に遭遇した。その日の深夜0時、明日香は5人のクラスメイトと共に学校にいることに気づく。なぜ夜中の学校にこの6人だけが集められたのか。全く見当がつかず戸惑う明日香たちの前に、突如現れたのは、全身が血で染まった少女“赤い人”だった…。逃げ惑う明日香たちを、“赤い人”は簡単に追い詰めて行き、次々と惨殺していく…! 翌朝、殺された記憶を抱えつつ起床した明日香は、その日が前日と同じ7月5日であることを知る。そしてその日の夜、再び深夜の校舎で“赤い人”に襲われ、全員が殺される。この日から明日香たちは、死んでも死んでも殺され、永遠と同じ日を繰り返すことになる。明日を迎える方法はたった1つ。バラバラにされて校内に隠された“赤い人”のカラダをすべて見つけ出すことだった!6人は次第に協力し合い、“赤い人”に立ち向かうことを決意するが、あることをきっかけに確信していたルールが歪み始める…。 “赤い人”の正体とは?“カラダ探し”とは何なのか?そして、なぜ明日香たち6人は選ばれたのか…?絶望的な戦いの先に、彼らを待ち受ける予想もしない特別な“未来”とは――。
最強の力を持ったダークヒーロー・ブラックアダムの活躍を描いた、スーパーヒーロー映画。ブラックアダムはスーパーマンやバットマンとは異なり、正義のために力を使わず、破壊の限りを尽くす異色のヒーローである。ヴィランともいえる立ち位置のキャラクターだが、ドウェイン・ジョンソンの演技もあり、愛嬌のあるヒーローに仕上がっている。奴隷のテス・アダムは、魔術師たちから力を授かり、暴君を倒すことに成功する。しかし、テス・アダムは能力を暴走させたため、魔術師たちに封印されてしまうのだった。それから5,000年後。大学教授のアドリアナ(サラ・シャヒ)により、テス・アダムは最強の破壊神・ブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)として復活する。ブラックアダムはさっそく国を脅かす武装集団を殺害していき、民衆の支持を得るのだった。しかし、アメリカからやってきたヒーローチーム「JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)」の攻撃を受けてしまい…。
アカデミー賞作品賞にもノミネートされたヒーロー映画『ブラックパンサー』の続編。前作で主演を務めていた、チャドウィック・ボーズマンが亡くなったため、主役不在のまま物語が進行する。ティ・チャラ亡き後のワカンダが舞台となり、遺された者たちが、どう国を守っていくかが描かれた。ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)の死から1年後。ワカンダの民たちは、ティ・チャラの母・ラモンダ(アンジェラ・バセット)の手腕により、平穏な時間を過ごしていた。しかし、海底王国の王・ネイモア(テノッチ・ウエルタ)に、王女のシュリ(レティーシャ・ライト)と発明家の少女・リリ(ドミニク・ソーン)が誘拐されてしまう。ラモンダは娘を救うため、ワカンダを離れていたスパイ・ナキア(ルピタ・ニョンゴ)に協力を仰ぐ。一方、海底王国・タロカンでは、シュリとネイモアによる話し合いがおこなわれていた。ネイモアは地上世界を征服するべく、ワカンダと手を組もうと画策する。そんなとき、武装したナキアが救出にあらわれ、タロカンの民を殺してしまう。シュリたちは脱出に成功するが、怒り狂ったネイモアは、復讐のためワカンダへ向かうのだった。
湊かなえ原作のミステリ小説『母性』の映画化作品。母と娘のふたつの視点から物語が進行し、思いこみや嘘により、証言のズレが生じていく。どちらの話が真実か、どこに嘘が混じっているのかなど、考察する余地のある作品である。母親(大地真央)に愛されて育ってきたルミ子(戸田恵梨香)は、絵画をとおして知り合った田所(三浦誠己)と結婚する。すぐに女の子が生まれ、ルミ子の生活は充実していくが、そのそばには大好きな母の姿があった。しかし、そんなルミ子に不幸が訪れる。田所と住んでいた一軒家が火事になり、巻きこまれた母が亡くなってしまったのだ。支えてくれた母がいなくなり、ルミ子は義母(高畑淳子)の信頼を得ようとする。それから数年後。高校生に成長したルミ子の娘・清佳(永野芽郁)は、家に居場所がなくなってしまう。田所家の絶対権力者は義母であり、母のルミ子は奴隷のように働かされていた。清佳は母を救うべく、義母に立ち向かおうとするのだが…。
1930年代に起きた事件をモチーフにしたスリラー映画。実話が基になっているが、一部フィクションも含まれている。メガホンを取ったのはアカデミー賞常連監督のデヴィッド・O・ラッセル。日本で監督作が公開されるのは、2015年公開の『ジョイ』以来となる。今作はオールスターキャストが実現した作品としても知られている。主演のクリスチャン・ベールやマーゴット・ロビーをはじめ、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・シャノンなど、豪華俳優たちが勢ぞろいした。戦争から帰還した兵士たちを治療する医師・バート(クリスチャン・ベール)は、亡くなった元上官の遺体を解剖することになる。自然死とのことだったが、解剖の結果、元上官は毒殺されていたことが判明する。依頼主のリズ(テイラー・スウィフト)に報告しようとするも、なぜか彼女はバートと会うことを拒否し、その直後に殺されてしまうのだった。この事件により、大きな陰謀に巻きこまれたバートは、悲惨な運命を迎えることになり…。
亡くなった父と交信し、最悪の未来を回避していくSF映画。音声のみがタイムトラベルするストーリーで、SF展開よりも、父と息子の関係性にフォーカスされた作品である。さまざまな伏線が回収されていく怒涛のラストは必見だ。主演を務めたのは、『エデンより彼方に』に出演したデニス・クエイドと『シン・レッド・ライン』でブレイクしたジム・カヴィーゼルのふたり。また、『真実の行方』で高い評価を受けた、グレゴリー・ホブリットが監督を務めている。刑事のジョン(ジム・カヴィーゼル)は、クローゼットに眠っていた無線機を見つけ出す。この無線機は、30年前に火事で亡くなった父・フランク(デニス・クエイド)が使用していたものだった。ジョンは懐かしさから無線機を起動し、ひとりの男と交信することに成功する。しかし、相手は亡くなる直前の父だった。奇妙な現象に驚くジョンだったが、火事で死ぬことを父に話し、命を救う。ジョンの忠告により過去が変化したことで、現在の世界も少しずつ変わっていくのだった。
『トイ・ストーリー』シリーズなどで知られるピクサーが手掛けた、3Dアニメーション映画。飲食店では嫌われる傾向のあるネズミを主人公に、駆け出し料理人とネズミたちとの交流を描いていく。非常に高く評価されたアニメ映画としても有名で、アカデミー賞をはじめとする数々の賞に輝いている。今作の舞台となったフランスのディズニーランドでは、アトラクション化もされるなど、世界中で愛されている作品だ。美食家のネズミ・レミー(パットン・オズワルト)は、シェフになることが夢だった。しかし、当然ながらネズミは嫌われ者で、特にレストランでは見つかったら殺されてしまうほど嫌われている。そんななかレミーは、若手料理人のリングイニ(ルー・ロマーノ)と出会う。髪の毛を引っ張ることで、リングイニの身体を自由に動かせることを知ったレミーは、帽子の中に隠れながら厨房に潜入。一流シェフを目指していたリングイニと利害が一致し、ふたりは協力して批評家をもうならせる料理を作っていく。
お笑いコンビ・シソンヌじろうの、コントで演じ続けてきたキャラクター・川嶋佳子を主人公にした作品。原作は、川嶋佳子が日記を書いていたならばという発想のもとで書かれた、同名の小説である。特に大きな出来事が起きるわけではなく、40代独身女性の普通の日常が描かれており、女性ならばどこかしら共感できる要素が詰まった作品だ。メガホンを取ったのは、不器用だけども憎めない女性を描くことに定評がある大九明子監督。主人公の川嶋佳子を松雪泰子が演じ、その脇を黒木華と清水尋也がしっかりと固めている。また役名はないものの、古舘寛治や前野朋哉などそのほかのキャストたちにも注目だ。40代の派遣OLの川嶋佳子(松雪泰子)は、日々の出来事や感じたことを日記に記している。ささやかな日常を誰に流されることなく、ふんわりと生きる佳子。彼女はそんな日々の生活を、ときには哀愁を感じながらも大切にしていたのだが、ある日職場の後輩・若林ちゃん(黒木華)から、ふた回り年下の岡本くん(清水尋也)を紹介される。彼との出会いによって、佳子の日常が変わっていく。
貸す奴も借りる奴も、闇金の犬。金をめぐって醜い欲望や暴力をむき出しにする、人間たちの姿を描く。主演は、『海賊戦隊ゴーカイジャー』シリーズや『ホットロード』など話題作に多数出演し、近年ではフジテレビ系ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』で志村けん役を熱演した、山田裕貴。共演に、ヤクザ系映画に出演多数の高岡蒼佑、日本を牽引する演技派俳優・津田寛治など。若くして組長にのし上がったヤクザ・安藤忠臣(山田裕貴)は、部下が別の組のヤクザに標的にされたため、仕方なくヤクザから足を洗うこととなる。すると、闇金業者・小中高志(高岡蒼佑)から、ヤクザとして借りていた金を取り立てられてしまう。顧客から鮮やかに金を巻き上げる小中の手腕を見た安藤。ヤクザの看板も金もないため、自分も闇金業者になって挽回しようと決意する。小中から借りた金を元手にサラリーマンやアイドルオタクを相手取り、利益をむしり取ろうとするも、一筋縄ではいかない。金に人生を翻弄されるか、その前に目の前の人間から金を奪うか。金を前にした人間の残酷な生き様を、生々しく描き出す。
バレエダンサーになる夢を一途に追う少年を描く、感動のヒューマンドラマ。スティーヴン・ダルドリー監督の長編映画デビュー作にして、世界中で数多くの映画賞を受賞し、ミュージカル化もされた人気作。主演のジェイミー・ベルは大勢の応募者のなかからオーディションで見事役を勝ち取った。共演はジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイスほか。イギリス北東部の炭鉱町。母を亡くした少年・ビリー(ジェイミー・ベル)は父のジャッキー(ゲイリー・ルイス)と兄のトニー(ジェミー・ドレイヴン)、高齢の祖母(ジーン・ヘイウッド)と暮らしていた。ボクシング教室に通っていたビリーは、ある日ジムの片隅で練習を始めたバレエ教室に心奪われる。ウィルキンソン先生(ジュリー・ウォルターズ)は彼にトウシューズを履かせ、少女たちに混じって練習させる。その後、ビリーはボクシングをさぼってバレエ教室に通い始める。バレエの魅力にとりつかれ、誰より練習してどんどんうまくなっていく彼をウィルキンソン先生は熱心に指導する。しかしある日、バレエ教室に通っていることがジャッキーにバレてしまう。男がバレエなどするなといって猛反対する父に、ビリーは反発する。ビリーの優れた才能を認めたウィルキンソン先生はロイヤル・バレエ学校を受けることをすすめ、無料で個人レッスンを引き受けるが…。
吉田修一による青春小説『横道世之介』を実写映画化! ブルーリボン賞作品賞やTAMA映画賞最優秀作品賞を受賞するなど、高い評価を得た作品。空気の読めないお人好し・横道世之介の心温まる物語。主演は高良健吾。ほかにも吉高由里子、池松壮亮、綾野剛などが出演している。1987年。長崎の田舎から大学入学のために上京した横道世之介(高良健吾)は、少し抜けたところがあるお人好しな18歳。入学式の日、世之介は席が隣だったおしゃべりな男・倉持一平(池松壮亮)と友達になる。そして、ひょんなことから知り合った同じ学部の阿久津唯(朝倉あき)と倉持とともに、世之介はサンバサークルに加入することに。サンバサークルの合宿で、世之介は倉持と恋バナに花を咲かせるなどし、サークルにバイトと、大学生らしい生活を送るのであった。そんなある日、世之介は同郷の友人・小沢(柄本佑)と待ち合わせをしていたカフェで、ひとりでお茶をしていた綺麗な女性・片瀬千春(伊藤歩)に一目惚れをする。そして、自分に見惚れる世之介に気づいた千春は、世之介にある頼みごとをし…。
1930年代イギリスの名門校を舞台に、同性愛や共産主義に引き寄せられていくエリートたちの姿を描く名作青春ドラマ。1984年カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞を受賞。実在のスパイだったガイ・バージェスをモデルとしている。主演はルパート・エヴェレット、コリン・ファース。1983年モスクワ。元スパイの老人・ガイ・ベネット(ルパート・エヴェレット)は、訪ねてきたジャーナリスト女性(ベッツィー・ブラントリー)にパブリックスクール時代の話を始める。当時ガイは共産主義に傾倒するトミー・ジャド(コリン・ファース)らと規律の厳しい寮生活を送っていた。彼はミサで出会った別の寮生の美青年・ジェームズ・ハーコート(ケイリー・エルウィズ)に一目惚れする。ある日、同性愛の現場を目撃された学生が自殺する事件が起こり、寮の代表であるバークレイ(マイケル・ジェン)は責任を感じる。長年の苦労の末にやっと自治会代表の座を目前にしていたガイは、母の再婚相手から学校をやめて社会勉強をする方がいいといわれて憤る。ハーコートとふたりきりで食事したガイはその夜、寮の外壁をよじ登って自室へと戻る。部屋に入るのを手伝ってくれたジャドに、ガイは自分の真剣な恋とフランス大使になる夢を語るのだった。そんななか、自分を敵視しているファウラー(トリスタン・オリヴァー)が次期寮長になるという話を聞いたガイは…。
1982年にアメリカで公開され、世界中で年代を問わず多くの人々に愛された名作映画。『ジョーズ』や『未知との遭遇』などの映画を大ヒットに導き、映画界の巨匠と呼ばれているスティーブン・スピルバーグが監督を務めた。メインキャラクターのE.T.は、名作映画『キングコング』や『エイリアン』でも活躍したカルロ・ランバルディがデザインし、その姿は世界中の人々に長年愛され続けている。アカデミー賞での4部門受賞を始め、日本やフランス、イタリアなどの映画賞でも次々と受賞した。ママ(ディー・ウォーレス)と兄・マイケル(ロバート・マクノートン)、妹(ドリュー・バリモア)と暮らしている10歳の少年・エリオット(ヘンリー・トーマス)。母が仕事で不在の間、マイケルの友人が自宅によく遊びに来るのだが、エリオットはいつも仲間に入れてもらえない。寂しくしているエリオットに、マイケルは宅配ピザの受け取りを命じた。エリオットが仕方なく外に出ると、物置小屋の方から聞きなれない物音がするのを感じたのだ。物音のする方角へ、おそるおそるボールを投げるエリオット。するとボールはすぐに、エリオットの元に投げ返されてくるのだった。驚いたエリオットは家の中に駆け込み、マイケルたちにそのことを話すのだが、誰も相手にしてくれない。しかしあきらめられないエリオットはその夜、物音の正体を探りに出かける…。
今作は2018年に公開された『ハロウィン』の、続編映画。2021年公開。前作の直後からストーリーが展開し、炎の中に閉じこめても死ななかったブギーマンと、街の住民たちの戦いが描かれていく。心を持たない殺人鬼・ブギーマンを、ジェームズ・ジュード・コートニーが演じた。セリフもなく素顔すら映らないが、圧倒的な存在感を見せつけている。また、1作目からシリーズに出演しているジェイミー・リー・カーティスがローリー役を再演した。ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)の機転により、死んだと思われたブギーマン(ジェームズ・ジュード・コートニー)は生きていた。炎の中から復活したブギーマンは、消火活動にあたっていた消防士たちを皆殺しにし、ふたたび活動を開始する。ブギーマンの復活を知ったローリーの孫・アリソン(アンディ・マティチャック)は、父の敵を討つためブギーマンの捜索に乗り出す。街の住民たちもブギーマンへの怒りをあらわにし、武器を持って捜索を始めるが、次第に怒りが暴走していき、無実の人間を追いつめてしまうのだった…。
『坂本ですが?』は2016年4月から放送されたテレビアニメ。クールな主人公を巡る、一風変わった学園ギャグとなっている。原作は佐野菜見の漫画であり、KADOKAWAが発刊する「ハルタ」にて連載されていた。アニメ版の制作はスタジオディーン。監督は高松信司。主人公をベテラン声優・緑川光が演じた。またナレーターの小林清志をはじめ、石田彰、檜山修之、堀江由衣、森久保祥太郎、遊佐浩二、岩田光央など、ベテラン声優が脇を固める。県立学文高校。そこには、入学早々学校中の注目を浴びる生徒がいた。彼の名は坂本(緑川光)。眼鏡をかけ、髪を七三に分けた美少年・坂本は、その一挙手一投足すべてがクール&スタイリッシュ。日直もスタイリッシュ、ランチタイムもスタイリッシュ、廊下に立たされてもスタイリッシュ。どんな状況下でもクールでスタイリッシュな佇まいを忘れない坂本は、たちまち学校中の人気者となった。それをよしとしないクラスメイトのヤンキー・あっちゃん(杉田智和)、まりお(武内健)、ケンケン(檜山修之)の3人は、坂本をなんとか陥れようと画策するが、すべて坂本のクールでスタイリッシュな行動によってかわされていく…。
『機動戦士ガンダムZZ』は、1986年3月から1987年1月までテレビ朝日系列で放送された。『機動戦士Ζガンダム』の続編であり、全47話で構成されている。主人公の無鉄砲なジュドー・アーシタ役を、『ONE PIECE』でフランキーやボン・クレーを演じる矢尾一樹が担当した。またヒロインで勝気なパイロットであるルー・ルカ役を、『名探偵コナン』で鈴木園子を担当していることで知られる松井菜桜子が演じた。約1年続いたグリプス戦役の直後、時代は第一次ネオ・ジオン抗争へと突入する。シャングリラコロニーで貧しい生活を送るジュドー・アーシタ(矢尾一樹)は、優等生である妹のリィナ(岡本麻弥)を学校に通わせたいと考え、ジャンク屋としてお金を稼いでいた。しかし、彼が仲間たちとしていることは盗賊まがいのことである。妹のリィナに反対されながらもジャンク屋稼業に取り組んでいた矢先、イジェクション・ポッドに乗ったヤザンを拾う。ジュドーとその仲間たちは、ヤザン(大塚芳忠)の提案でZガンダムの強奪を狙うことにした。しかし追い込まれたヤザンが本性を現し、重傷者を出してしまう。ジュドーはそれを許せずZガンダムに搭乗し、逃走したヤザンを追いかける。
『黒執事』は、2008年から2009年にかけて全24話で放送されたダークファンタジーアニメ。19世紀のイギリスを舞台に、ファントムハイヴ伯爵家の幼い当主とその執事が活躍する姿を描いている。天使や死神なども関係する不思議な事件を、容姿端麗な万能執事・セバスチャンがユーモアを交えながら解き明かしていく展開が魅力である。原作は、全世界累計発行部数3,000万部を超える大人気漫画。アニメは続編として第2期、第3期に加え劇場版が制作されており、実写映画や舞台、ゲームなど幅広くメディア展開している。イギリスの名家であるファントムハイヴ伯爵家の現当主・シエル(坂本真綾)は、執事・セバスチャン(小野大輔)の声で目が覚めた。セバスチャンは優雅な振る舞いで、シエルの身支度からスケジュール管理までおこなう。セバスチャンは執事の仕事だけでなく、ドジな使用人たちのフォローまで完璧に遂行して客人をもてなしていった。またシエルが子どもであることつけこみ悪事を働く客人に、恐怖を植え付けるもてなしをして懲らしめるのだった。
作画・梅涼、原作・宮口ジュンによる漫画を実写ドラマ化。今作がドラマ初主演となる鶴嶋乃愛が、男をおとすことに生きがいを感じる妖艶なヒロイン・立花ノアを演じる。ノアに翻弄される既婚者の直也役でダブル主演を務めるのは村井良大。共演は宇垣美里、内藤秀一郎、佐藤友祐。証券会社に勤める相澤直也(村井良大)は、優秀で周囲から信頼されていた。部下の平野恭介(内藤秀一郎)は、美人の新入社員・立花ノア(鶴嶋乃愛)を気に入るが、直也は彼女に興味を持たなかった。仕事帰りに居酒屋で飲みながら、浮気話を自慢する既婚者の平野にあきれる直也。浮気は暇なやつがするものだと直也がいったそのとき、平野に呼ばれたノアが店にやってくる。帰り際、ノアは平野から、直也の妻がどんな女性なのかを聞き出す。直也の妻・夏菜(宇垣美里)は、別支店で働くキャリアウーマンだった。新入社員の大村(マーシュ彩)と小山(染野有来)の教育に頭を悩ませ、仕事に疲れ果てていた夏菜は、ベッドで抱きしめる直也の腕を振り払って寝てしまう。その後、新人ながら大口取引をまとめたノアの実力に、直也は驚かされる。ノアは次第に直也との距離を縮めていき…。
人気ミステリードラマ『REAL⇔FAKE』の第3期にあたる完結編。荒牧慶彦、植田圭輔、佐藤流司、松村龍之介、和田雅成らおなじみのキャストが、ユニット「Stellar CROWNS」のメンバーを演じる。蒼井翔太、染谷俊之が共演。クイーンレコードの朱音社長(蒼井翔太)は、所属するユニット「Stellar CROWNS」の解散疑惑を書いたネット記事を見つめていた。一方、「Stellar CROWNS」のメンバーたちは慰安旅行に向かっていた。山奥の洋館で彼らがバーベキューをする様子を、ファンクラブ用に撮影する映像ディレクターの守屋(染谷俊之)。メンバーたちは仕事がらみの旅行だと知ってがっかりしながらも、仲間同士で過ごす時間を楽しんでいた。洋館の若いオーナー・菅原(小西詠斗)は、山間部で携帯はつながりにくいことを話す。そんななか、携帯に届いたメッセージを見た牧野凪沙(荒牧慶彦)の表情が曇る。凪沙の様子に気づいたリーダーの征行(和田雅成)は心配するが、凪沙は答えずにはぐらかす。貸し切りだったはずの洋館に、突然現れた多田圭一(谷口賢志)。旅行に同行していた卯野絋希(猪野広樹)が彼につかみかかる。しかし、多田は圭一を相手にせずに予約していたといいはり、従業員用の部屋に泊めてもらうこととなる。その晩、メンバーたちは肝試しを始めるが、思わぬ事件が起こり…。
日本を代表するホラー漫画家・伊藤潤二が手掛けた20タイトルを映像化した、1話完結のアニメシリーズ。Netflixのオリジナルアニメ。「怪奇ひきずり兄弟 降霊会」や「富江・写真」など、身の毛もよだつような不気味なエピソードがラインナップされている。キャストには朴璐美や平川大輔などベテラン声優をはじめ、嶺内ともみや花守ゆみりなどの若手声優も起用された。1話ごとに異なる声優が出演しているため、アニメファンにとっても必見の作品だ。両親を亡くした引摺一也(櫻井孝宏)は、同居する兄弟たちに見送られながら、仕事先へ向かう。しかし、彼は仕事などしておらず、出勤するフリをしては、毎日のように公園で時間をつぶしていた。そんなある日、一也は公園で写真を撮っている女性・サチヨと出会い、一目惚れする。心霊現象に興味を持つサチヨを、家でおこなわれる降霊会に招待する一也だったが、弟の四五郎(飯島肇)のついた嘘に騙されてしまい…。
解雇された暗黒兵士が、なんと敵側である人間世界でセカンドライフを送る…!?『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は岡沢六十四のライトノベルであり、2018年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作は『ひとりじめマイヒーロー』『異世界チート魔術師』などを手掛けたエンカレッジフィルムズで、監督は追崎史敏。エンディングテーマは、作中にも声優として出演している鬼頭明里が務めている。魔族ながら魔法が使えないダリエル(杉田智和)は、四天王補佐として働いていたが、新たな四天王となったバシュバーザ(阿部敦)によって解雇されてしまう。絶望して森のなかを何日も彷徨ったダリエルは、人間族の少女・マリーカ(藤田茜)がモンスターに襲われているところに出くわす。咄嗟にマリーカが持っていたナイフでモンスターを退治し、マリーカを救ったダリエルは、御礼にとラクス村へと招かれる。しかし、魔族と人間族は敵同士。何とか魔族だとバレないよう取りつくろっていくダリエルだが…。
原作・三田たたみ、作画・アップクロスによるWeb漫画を、馬場ふみか主演で実写ドラマ化。夫のDVやモラハラに苦しめられてきたヒロインが、夫に復讐するさまをスリリングに描く。冷酷なモラハラ夫を野村周平が演じる。出演は渡辺いっけい、宮崎美子ほか。結婚して1年目の奥田茜(馬場ふみか)は、夫の大輔(野村周平)からのひどいモラハラに苦しめられていた。時間をかけて作った朝食に見向きもせず、不愛想なまま出社する夫を見送る茜。テレビでは優秀な広告マンである大輔が、「全日広告賞 初の受賞なるか」というニュースが流れていた。義母の美千子(宮崎美子)からは孫を急かされ、追い詰められる茜。子どもができれば大輔も変わってくれるのではないかという期待から、茜自身も新たな命が授かることを願っていた。しかし、その夜酔って帰宅した大輔からクズ呼ばわりされ、茜の心は傷つく。茜の会社時代の後輩・西野早苗(岡本夏美)は、大輔が会社で宇佐美(新田さちか)という女性とウワサになっていることを茜に話す。そんななか、自分が妊娠していることを知って喜ぶ茜。出張中の夫が戻る結婚記念日に報告しようと、豪華な料理を作って帰宅を待っていたが、彼が帰ったのは深夜だった。彼の体から香水の匂いがすることに茜は気づき…。
若手実力派・広瀬すず主演の青春ラブストーリー。「恋愛の神様」と呼ばれるヒットメーカー・北川悦吏子が脚本を務める。広瀬演じる九州の田舎町で育った純粋な女性と、永瀬廉演じる都会の音楽家志望の青年が、心通わせていくさまを美しく描き出す。共演は松本若菜、田辺桃子、伊原六花、遠藤憲一、夏木マリ。2022年春。福岡の街を歩いていた浅葱空豆(広瀬すず)と海野音(永瀬廉)は横断歩道でぶつかり、イヤホンを落としてしまう。拾ってから歩き出したふたりは、互いのイヤホンが入れ替わってしまったことに気づき、慌てて駆け寄る。偶然にもヨルシカの同じ曲を聴いていた彼らは、驚いてから笑い合う。空豆は元気よく九州弁で喋りながら、男性と並んで去っていった。運命の出会いを期待した音は、少しがっかりする。2023年冬。東京。コンポーザー志望の音が噴水近くのベンチで曲作りをしていると、夜行バスに揺られて来た空豆が突然走り寄り、噴水で顔を洗い始める。音が落としそうになったスマホを受けとめた空豆は、代わりに自分がびしょ濡れになってしまう。音は服を弁償すると申し出るが、彼女は気にしないといって去っていった。空豆は幼なじみで婚約者の矢野翔太(櫻井海音)に会うために、東京に来ていた。優秀な翔太は大学卒業後に上京し、起業に成功していた。喫茶店で会った彼に、明るく話しかける空豆だったが…。
死んだはずの親父が、息子の日常に当たり前のように現れる!? 2023年1月にテレビ朝日系列で土曜ナイトドラマとしてスタートした、一風変わった心温まるファンタジー作品だ。ドラマ『僕の生きる道』や『知ってるワイフ』などの話題作を数多く手がけてきた、橋部敦子によるオリジナル脚本である。舞台での共演をきっかけに、ぜひドラマでも共演したい、と熱望した実力派俳優・高橋一生とベテラン俳優・橋爪功の想いがついに叶い、親子役での登場となった。コロナ禍で花火大会がことごとく中止となってしまった夏、「望月煙火店」を営む花火師・望月航(橋爪功)と息子・星太郎(高橋一生)は暇な時間を持て余していた。ある朝、朝食を作っていた星太郎は、暇だとぼやく航からある提案を聞かされる。それは、個人客向けの打ち上げ花火を始めたらどうか、というものだった。いざ始めるとなれば、客との打ち合わせ、消防や役所への申請など、新たにやらなければならないことが山積みであり、とても自分にはできない、と星太郎はきっぱり否定した。しかし「あなたのためだけの花火、打ち上げます」というキャッチコピーまで考え、航はやる気満々なのだ。そんなやりとりの後、ふたりは作業場へ手入れに向かった。少し遅れて到着した星太郎は、苦しそうに胸を押さえ、床に倒れている航の姿を見つけてしまう…。
ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じた、一連のシリーズの第1作目。原作の『カジノ・ロワイヤル』は、今作で3度目の映像化となる。ベテランスパイとして描かれることが多かったジェームズ・ボンドだが、今作では007に昇格して初めての任務が描かれた。そんな今作でジェームズ・ボンドを苦しめる悪役、ル・シッフル役を演じているのは、デンマーク出身のマッツ・ミケルセン。また、今作のボンドガールは後にティム・バートン作品の常連になる、エヴァ・グリーンが演じている。暗殺任務の成果が認められ、「00」に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、旅客機の爆破をたくらむル・シッフル(マッツ・ミケルセン)を追っていた。なんとか爆破を阻止したボンドだったが、その直後に上司のM(ジュディ・デンチ)から、カジノへの潜入を命令される。カジノには爆破計画の失敗による資金不足を補うため、勝負に出ていたル・シッフルの姿があった。
今作は落ち目のバンドマンが教師になりすまし、名門校で音楽の授業をはじめてしまう、ミュージカルコメディ映画である。数多くのコメディ映画で活躍してきたジャック・ブラックを主演に迎え、今作の脚本も兼任したマイク・ホワイトや、『イン&アウト』でブレイクしたジョーン・キューザックが出演している。売れないバンドマンのデューイ(ジャック・ブラック)は、音楽への情熱はあるものの、周囲に迷惑をかけてばかりいた。客席にダイブしても受け止められず、空気の読めないパフォーマンスは失敗ばかり。ついにはバンドをクビになり、無職になってしまう。ある日、同居人のネッド(マイク・ホワイト)に教師の仕事の依頼が入ってくる。金がないデューイはネッドになりすまし、名門学校へ潜入。教師としての仕事をはじめるのだった。適当に過ごしていたデューイだったが、堅苦しい校風に嫌気がさしてくる。ついにはロックの授業を勝手にはじめてしまい、クラスでバンド活動をはじめるのだが…。
世界全体で異常気象が発生し、氷河期が到来した地球を描いたパニック映画。地球温暖化が異常気象の原因になっているなど、現実の環境問題を基にしたストーリーが展開する。ローランド・エメリッヒ監督らしい、迫力満点の映像に注目したい。気象学者のジャック(デニス・クエイド)は、地球温暖化が深刻化していることに気がつき、このままでは氷河期がやってきてしまうと警鐘を鳴らす。しかし、副大統領(ケネス・ウェルシュ)や有力者たちはジャックの意見を取り合わなかった。それから数日後。日本で巨大な雹が降りはじめ、ロサンゼルスは巨大な竜巻に見舞われていた。世界中で相次いでいる異常気象を目にして、専門家たちも事態の深刻さに気がつきはじめる。一方、コンテストに参加するため、ニューヨークを訪れていたジャックの息子・サム(ジェイク・ギレンホール)は、高潮に襲われ、避難を余儀なくされてしまう。ジャックはサムを助けるため、ニューヨークへと向かうのだが…。
1980年代のアメリカで大ヒットを記録した、青春ドラマ。ダンサー志望の少女と、二枚目社長の恋を描いていく。ストーリー部分はもちろん、ダンスシーンが特に高く評価されており、主題歌の「フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング」は、その年のオスカーを獲得した。今作の主演を務めたのは、後に『Lの世界』に出演したジェニファー・ビールス。今作では型に囚われない、自由な女性を演じている。また相手役のニックには、マイケル・ヌーリーが抜擢された。溶接工をしている少女・アレックス(ジェニファー・ビールス)は、ダンサーになる日を夢見ていた。ある日の夜アレックスは、自身が働く製鉄所の社長・ニック(マイケル・ヌーリー)と出会う。最初こそニックの印象は最悪だったが、次第に親しくなっていく。そんななかアレックスは、ついにダンサーのオーディションを受ける決意を固める。しかし、オーディションに参加していたのは、全員レッスンを受けたプロ級のダンサーたちで、素人同然のアレックスは自信をなくしてしまう。
ごくフツーの女子中学生がアイドルに!?バンダイが発売するアーケードゲーム『アイカツ!』をもとにした、テレビアニメ作品。アニメ1期にあたる今作は、2012年より放送。アイドル養成の名門校に通うことになった女子中学生が、デビューを目指して数々のオーディションに挑戦していく!明るく素直な中学1年生の星宮いちご(諸星すみれ)は、フツーの女の子。弟とともに、母が営む弁当屋の手伝いをしていた。ある日、いちごはアイドル好きの親友・霧矢あおい(田所あずさ)に連れられて、トップアイドル・神崎美月(寿美菜子)のステージを見に行く。これまでアイドルに興味はなかったが、美月の圧倒的なパフォーマンスを前に、心を奪われてしまう。それ以来いちごは、アイドルに関心を持ち始める。ちょうどそのころ、アイドル養成の名門校「スターライト学園」の編入試験がおこなわれるというニュースが舞い込む。美月が通う学園に、編入できるかもしれないと思ったあおいは受験を即断。あおいに誘われたいちごも、一緒に試験を受けることにする。試験当日、歌やダンスの経験者が大勢集まる会場で圧倒されるいちごだったが、ライブパフォーマンスの試験で好成績を残す。その結果、あおいとともに見事合格を勝ち取る。こうしてふたりは名門校に通いながら、アイカツ!カードを使ったアイドル活動をしていくことになるのだった。
2014年10から12月に、TBS系列の「日曜劇場」枠で放送された青春ラブコメドラマ。『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』などを手掛けた、宮藤官九郎によるオリジナル作品。宮藤の脚本作品として、前年に大ヒットした『あまちゃん』以後初のテレビドラマとして注目された。主演は錦戸亮と満島ひかり。そのほかにも波瑠、永山絢斗、さらに重岡大毅、川栄李奈、黒島結菜、森川葵、矢本悠馬、竜星涼など、多数の人気若手俳優たちが出演した。原平助(錦戸亮)は、母校の仏教系男子校・東高、通称「とんこー」の国語教師。偏差値の低いとんこーは、わずか100mの距離に隣接するカトリック系の女子校・聖三島女学院、通称「三女(さんじょ)」からは露骨に下に見られていたが、経営難などの理由で合併話が進んでいる。平助は高校時代、三女の生徒・蜂矢祐子(波瑠)に片想いしていたが、親友の蔦谷サトシ(永山絢斗)に彼女を奪われ、三女の礼拝堂を焼失させる事件を起こしてしまった過去を持つ。そのことを長年誰にも明かせずにいる平助は、両校の交流を深めようとするが、祐子の妹で三女の教師・蜂矢りさ(満島ひかり)から猛反発を受ける。
映画界で最も高い評価を受けた悪役・ハンニバル・レクター。精神科医でありながらも、人間を殺し、食すシリアルキラーである。ハンニバル・レクターが登場する映画はいくつか作られているが、最も世界に知られている作品が『羊たちの沈黙』だ。公開は1991年。今作では名優・アンソニー・ホプキンスがレクターを演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞した。作品自体も主要5部門(作品・監督・脚本・主演男優・主演女優)をすべて受賞しており、伝説的作品として名を残している。「バッファロー・ビル」と名づけられた連続殺人犯が、世間をにぎわせていた。FBI実習生のクラリス(ジョディ・フォスター)は事件解決の糸口をつかむため、収監されている食人鬼ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に協力を依頼する。非協力的なレクターだったが、クラリスの過去を話すことを条件に、バッファロー・ビル(テッド・レヴィン)を追い詰めるヒントを与える。捜査を進めていくクラリスだったが、バッファロー・ビルの新たな被害者が権力者の娘だと判明するのだった。
漫画界のアカデミー賞と呼ばれるアイズナー賞にて、最優秀ユーモア賞を受賞した任侠コメディ作品『極主夫道』が実写ドラマ化! 2020年10月より放送。2021年4月にはNetflixでアニメが独占配信、2022年6月には実写映画が公開された。不死身の龍と呼ばれた伝説の男・龍が、結婚を期に専業主夫に転身! 本人は一生懸命でも、傍から見ると笑いが止まらないドタバタ任侠コメディが幕を開ける。最凶の極道男・龍(玉木宏)は「暴力では大切なものは守れない」と気づき、結婚を機に専業主夫になった。専業主夫の仕事は、炊事洗濯・買い物・弁当作り・掃除・イベント行事と大忙し。妻の美久(川口春奈)との、お互いにどこかズレたやりとりが繰り広げられる。主婦仲間と話していても、ヤクザ言葉のせいでとんでもない勘違いをしてしまう。警察が職務質問をしてきたら、セール券でその場しのぎ。極道の漢たちがやってくれば、己の料理の腕で黙らせる!町内、極道、警察がうごめくこの街で、今日もたくさんのアクシデントに見舞われながら、龍は極主夫道を極めるため日々新たな家事スキルを身につけていく…。
『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』は2011年放送の日本のテレビアニメ。5pb.(現・MAGES.)より2009年に発売された同名のゲームソフトを原作としている。今作は基本的に原典のストーリーを踏襲しつつ、原作ゲームのトゥルーエンドに向けてシナリオが再構成されているのが特徴。今作終了後は、2013年に最終回後を描いた『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』が、2018年には2パターンある第23話のシナリオのうち、今作最終話に繋がらないものからの分岐後の世界を描いた『STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)』が描かれた。秋葉原で「未来ガジェット研究所」という学生による発明サークルの、リーダーを務める岡部倫太郎(宮野真守)。彼はある日、幼なじみの椎名まゆり(花澤香菜)とともに秋葉原のラジオ会館へある論文発表会の見学に来ていた。そんなとき、彼は血だらけで倒れる少女に遭遇する。動転した彼は、友人のダルこと橋田至(関智一)に急いでメールを送るのだが、その瞬間、彼の目の前から突如として人々が姿を消したのだった。
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、岡山県で地下アイドルとして活動する女の子たちと、そのアイドルたちを応援するオタクたちを描いたアニメ。徳間書店「月刊COMICリュウ」で2015年から連載されており、2017年には「このマンガがすごい!2017」のオトコ編第12位にランクインしている。アニメはTBSほかにて、2020年1月より放送された。2022年には実写ドラマ化も制作され、2023年には実写映画が公開。岡山県のパン工場でアルバイトとして働く主人公・えりぴよ(ファイルーズあい)。ある日、マイナーな地下アイドルグループ「ChamJam」の路上ライブを見かけたえりぴよは、そのメンバーの中でサーモンピンクが担当カラーの市井舞菜(立花日菜)に強烈な印象を受ける。そして、えりぴよは自分の全財産をつぎ込むほどの舞菜ファンになっていく!しかし、舞菜の人気は「ChamJam」中でも最下位。舞菜はもっと評価されるべきだと考えているえりぴよは、熱心に応援し、一日中推しのことだけを考えるように。そのえりぴよの姿を、オタクたちは「伝説」と呼び、一目置かれるまでの存在になっていく――。ファンとアイドルという一線を画すふたりの関係は、いったいどこに向かうのか? そして、舞菜たち「ChamJam」はタイトルにある「武道館」に行くことができるのか?
空前絶後の大ヒットを記録した『君の名は。』から3年。世界的に注目されるアニメーション監督・新海誠の作品『天気の子』が2019年に公開された!天野陽菜を演じた森七菜は、2,000人以上のオーディションを勝ち抜いた。東京にやってきた家出少年と不思議な能力を持つ少女。ふたりが運命に左右されながらも自らの生き方を“選択”していく、美しくも儚いラブストーリーに全世界が圧倒される! 離島に住む男子高校生・帆高(醍醐虎汰朗)は、ある思いを抱いて家出同然で上京してきた。しかし、すぐに生活は苦しくなり、孤独の果てに見つけたのは、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。なかなか思うようにいかない。そんな帆高の心を表すかのように降り注ぐ雨。そんな憂鬱な日々が続くある日、帆高はひとりの少女と出会う。とても明るい性格で、弟(吉柳咲良)と暮らしているという陽菜(森七菜)。彼女には、ある特殊な能力が備わっていたのだった…! 帆高と陽菜、ふたりだけが知る、“世界の秘密”についての物語がいま、幕を開ける。
己の力を証明するため、友との約束を果たすため、少年は「魔法帝」を目指す!「週刊少年ジャンプ」で連載されている、田畠裕基原作の漫画をテレビアニメ化したバトルアクション。「夢に向かってあきらめない」というテーマがしっかりと描かれている作品。誰もが魔法を使える世界で「クローバー王国」と呼ばれる国に魔道士の頂点「魔法帝」を目指すふたりの少年、アスタ(梶原岳人)とユノ(島﨑信長)がいた。ふたりは同じ日に教会に捨てられていた孤児で、兄弟のように過ごしてきた。しかし、アスタは生まれながらに魔法が使えず、一方、ユノはすでに魔法を使いこなしていた。そして、15歳になるとおこなわれる儀式でユノは四葉の魔導書を手に入れる。その魔導書はかつて魔人を倒したといわれている、初代魔法帝が持っていたといわれた魔導書だった。ユノとは対照的に、アスタは魔導書すら与えられず、誰よりも努力をしていただけに大きな挫折を味わう。そんなときに四葉の魔導書を狙って、ユノが襲われたのだ。アスタもすぐに助けようとするが魔法が使えないため苦戦する。そんななかアスタの前に一冊の魔導書が現れ、それを手にすると魔法を無効化する剣が現れたのだった…。
実在した稀代の詐欺師フランク・アバグネイルによる自伝的小説『世界をだました男』をベースに、天才詐欺師の青年とFBI捜査官との追いつ追われつの攻防戦を描いた物語。レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスの2大ビッグスターの共演に加え、監督はスティーブン・スピルバーグという豪華作品。日本では2003年に公開された。舞台は1960年代のアメリカ。両親の離婚をきっかけに家出をした高校生のフランク(レオナルド・ディカプリオ)は、花形職業の人物に成りすまし、美女を引き連れ、豪遊を繰り返して生活している。あるときは飛行機の副操縦士、またあるときは医者、あるいは法律家、講師…。花形職業=信用があるからこそ換金できる、小切手の偽造詐欺で得た資金を元手に、世界中を騙しまくる華麗な詐欺を繰り返していく。FBIのカール捜査官(トム・ハンクス)がこの詐欺事件の捜査に乗り出すが、追い込んではかわされてを繰り返すうちに、ともに孤独だったふたりの間に保護者と息子のような奇妙な感情が芽生えていく。あるときフランクは看護師のブレンダ(エイミー・アダムス)と知り合い、結婚を考える仲に。しかし、婚約パーティーの真っただなかにカール捜査官が乗りこんで来てしまった…! フランクの運命やいかに?
世界中で爆発的な人気を誇る『ハリー・ポッター』の新シリーズ第1弾。原作者であるJ・K・ローリング自身が脚本を手がけたことでも大きな話題となった。全世界での興行収入は約900億円にものぼり、日本でも73.4億円の大ヒットを記録した。2016年公開。大都市ニューヨークを舞台に繰り広げられる、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いたファンタジー・アドベンチャー。魔法動物の保護と調査のためにニューヨークを訪れた、魔法動物学者のニュート(エディ・レッドメイン)。彼は魔法のトランクにたくさんの魔法動物を詰め込んで旅をしているのだが、ひょんなことから何匹かの動物が逃げ出してしまう。しかもアメリカでは魔法動物は禁じられているため、ニュートは事態を知った「米国魔法省」から違反者として追われることに!さらに、魔法撲滅を訴える秘密結社「新セーレム救世軍」も関わってきて、物語は思わぬ方向へと展開していく…。
2023年1月、フジテレビ系列で放送スタート。原作は「週刊ヤングジャンプ」に連載されている福田秀の大人気漫画。挫折したり、立ち止まっている人々の可能性を見出し、新たにスタートアップ(起業)させる、という希望に満ちたストーリーだ。主人公・大陽を演じるのは、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で破天荒な男を熱演し、大きな話題を呼んだ竜星涼。エネルギッシュなイメージの彼が役柄にピッタリマッチしており、思わず惹きつけられる。仲間とクラブで飲んでいた三星大陽(竜星涼)は、ホステスに「みその銀行・次長」と書かれた名刺をちらつかせながら飲んでいる中年男・林田(小手伸也)と出会う。大陽の仲間・虎魂(吉野北人)を批判したことで口論となってしまったふたりの仲裁に入った大陽は、林田の名刺が偽物だと見抜いてしまう。メガバンク「みその銀行」の融資部門次長だった林田は、仕事で大きなミスをしてしまい、保険会社の部長職に左遷させられていた。過去の栄光にすがり、部下に説教ばかりしている林田は、同僚たちからも嫌われ、孤独だったのだ…。素性を暴かれた林田は慌ててクラブを逃げ出すが、大陽は林田をしつこく追いかけた。なぜ自分に付きまとうのか、と問う林田に大陽は「林田さん、スタートアップしよう!」と笑顔で呼びかけるのだが…。
よしながふみ原作の傑作漫画を、森下佳子の脚本で実写ドラマ化。男子だけが奇病に罹り死んでいく江戸の世界を舞台に、3人の女将軍たちの愛と人生を描き出す。徳川吉宗を冨永愛、家光を堀田真由、綱吉を仲里依紗が演じる。それぞれの相手役を務める中島裕翔、福士蒼汰、山本耕史のほか、斉藤由貴、貫地谷しほり、片岡愛之助ら豪華キャストが出演する。江戸時代。若い男だけが罹る奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」によって多くの男たちが命を落とし、女たちによって社会は支えられていた。将軍職も女性が務めるのが当たり前の世のなかとなっていた。貧しい旗本の息子である水野祐之進(中島裕翔)は、身分違いの幼なじみ・信(白石聖)への思いを断ち切るために、大奥に上がることを決意する。大奥で見聞きしたことは、決して口外してはならないという証文に血判を押した水野。さっそく新人いじめの洗礼を受けるが、負けじと相手を打ちのめす。そんななか、病弱だった7代将軍・家継が死去し、吉宗(冨永愛)が新たな将軍となって大奥は活気づく。大奥総取締の藤波(片岡愛之助)により、水野は突然御中臈に取り立てられる。質素倹約を掲げる吉宗が初めて大奥に渡る。きらびやかに着飾った男たちのなかで、ただひとり黒一色の裃をつけた水野を気に入った吉宗は、彼を夜伽の相手に選ぶが…。
ヘロイン中毒者たちを描いた小説『トレインスポッティング』の映画化作品。後に『スター・ウォーズ』シリーズに出演し、ハリウッドスターの仲間入りを果たす、ユアン・マクレガーの出世作でもある。ドラッグ中毒を克服し、普通の生活を送ろうとする、レントンのキャラクターに注目だ。ヘロイン中毒のレントン(ユアン・マクレガー)は、仲間のシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)やスパッド(ユエン・ブレムナー)たちと毎日のように遊んでいた。そんなある日、レントンたちは中毒から脱却しようと、別のことに注意を向けはじめる。レントンは女性経験の少なさに気がつき、パブで女性に声をかけるが、フラれた腹いせにふたたびヘロインに手を出してしまう。仲間たちも同じように、ヘロインをやめることができなかった。ついにレントンは逮捕され、ヘロインを断つため、家に軟禁されることに。どうにか中毒を克服し、普通の生活を送るようになったレントンだったが、仲間たちは今でも薬から抜け出すことができず…。
今作はドラッグの恐ろしさを痛々しく描いたドラマ映画である。ドラッグに溺れていく4人の人生を描き出していき、誰も幸せにならない、最悪な結末が話題を呼んだ。主演は『ファイト・クラブ』に出演したジャレッド・レトが務め、ヘロイン中毒の若者を熱演した。毎日テレビを見ては、ドラッグ中毒の息子・ハリー(ジャレッド・レト)と喧嘩する日々を送っていたサラ(エレン・バースティン)は、テレビ番組の企画に参加することになる。大好きな番組に出られるとあって、サラはおめかしをするが、太りきった身体に似合う洋服はなかった。一方、息子のハリーは、ろくに仕事もせず仲間のタイロン(マーロン・ウェイアンズ)とヘロインにのめりこみ、ついにはドラッグの売買をはじめる。商売は順調に進んでいくが、マフィアや警察とのトラブルに巻きこまれ、窮地に陥ってしまう。そのころサラは、ダイエット薬を使うようになり、日に日にやせ細っていく。ハリーはダイエット薬がドラッグだと気がつくが、サラはすでに中毒状態になっていて…。
愛する家族を傷つけられてしまった主人公が、強大な権力を持つ相手に立ち向かい、“罠”に陥れていく姿を描いたリベンジエンターテインメントドラマ。ドラマ『銭の戦争』『嘘の戦争』に続く“戦争シリーズ”の第3弾であり、主人公を演じるのは草彅剛である。2023年1月にカンテレ・フジテレビ系列で放送スタートした。“戦争シリーズ”の2作品や、『チーム・バチスタ』シリーズなどで知られる後藤法子が脚本を担当している。内閣府特命担当大臣に就任した犬飼孝介(本田博太郎)の秘書を、20年にわたって務めてきた鷲津亨(草彅剛)。面倒なことはすべて秘書に丸投げする犬塚のもとで、身を粉にして働き続けている。妻・可南子(井川遥)とひとり息子・泰生(白鳥晴都)と過ごす大切な時間でさえも、急な仕事が入れば容赦なく削られてきた。今回も泰生が楽しみにしていた週末キャンプの約束をキャンセルしなければならず、鷲津は家族に申し訳ない気持ちを引きずりながら仕事に向かう。その日は犬飼が主催する大臣就任後の初パーティーとあって、鷲津たちは会場準備などに大忙しだった。上司であり、政策秘書の虻川勝次(田口浩正)のパワハラまがいの嫌味に耐えながらも着実に仕事をこなす鷲津のもとに、可南子から電話が入る。「泰生が意識不明で病院に運ばれた」と震える可南子の声を聞き、すぐにでも駆けつけたい鷲津だったが…。
原作・とらふぐ、作画・江口心による人気漫画を、お笑いタレントの丸山礼主演で連続ドラマ化。自らをサバサバ系だと称し、やりたい放題の主人公・網浜奈美が巻き起こす騒動をコミカルに描く。網浜と同僚たちとの掛け合いが爆笑をさらう楽しい一作。トリンドル玲奈、栗山千明、犬飼貴丈ら豪華キャストが出演する。会社のトイレでチーフの悪口をいっていた安藤晴香(若月佑美)たち。「ワタシってサバサバしてるから」が口癖だが実はネチッこい性格の網浜奈美(丸山礼)は、自分はパワハラなんかされたことはないと豪語して安藤たちを叱る。トイレを出た網浜はすぐにチーフに駆け寄り、すぐいじける女の相手は大変だと声をかける。安藤は、今夜の合コンにドタキャンが出たため人数合わせに困っていた。その合コンには、営業部のエース・山城達也(犬飼貴丈)も出席予定だった。安藤が新人の本田麻衣(トリンドル玲奈)をダメ元で誘うと、麻衣は快く了解する。店の前で偶然網浜に会ってしまった安藤たち。網浜は合コンに無理やり飛び入り参加し、遅れてやってきた麻衣をあざといといって攻撃する。麻衣がカシスオレンジを頼むと、そんな甘い飲み物なんか自分は飲めないといって騒ぐが、天然の麻衣は網浜の血糖値が高いと勘違いして心配する。網浜はムッとするが、一同は思わず噴き出し…。
手塚治虫文化賞新生賞を受賞した谷口菜津子による漫画を、蓮佛美沙子とトリンドル玲奈のダブル主演で実写ドラマ化。家事が苦手な恋愛体質のキャリアウーマン・あいこと、他人に恋愛感情を抱かないアロマンティックで家事が得意なともこの同居生活を、温かなタッチで描く。おいしい食事をとおして、ジェンダーロールや女性の生きづらさの問題に向き合う一作。仕事も恋も順調だった内装デザイナーの太田あいこ(蓮佛美沙子)。しかし、結婚後も苦手な家事はしないと婚約者に話すと、強く非難されてしまう。一方、スランプ気味の絵本作家の浅野ともこ(トリンドル玲奈)は家事が得意で、特に達成感の味わえる料理が大好きだった。高校の同級生の結婚式で久しぶりに再会したあいことともこは、帰り道で互いの本音を話して心を通わせる。その後、今度はスーパーでばったり出会ったふたり。婚約破棄されたばかりのあいこは、大声で泣きながらともこに抱き着く。ともこは自宅にあいこを招き、8時間煮込んだ豚肉料理をごちそうする。おいしい食事に感動し、まるで魔法のようだとともこを誉めるあいこ。ともこは、自分が他人に恋愛感情を抱かないアロマンティックであることを告白する。キッチンが狭いといって嘆くともこを、あいこは広い自分の家で一緒に暮らさないかと誘う。こうしてふたりの同居生活はスタートするが…。
恋愛ドラマのカリスマ・大石静が脚本を務める大人の恋物語。主演は吉高由里子。懸命に日々を生きる孤独な産婦人科医のヒロイン・鈴と、彼女の10歳年下で、耳が聞こえない遺品整理士・一星とのピュアな恋が繊細に描かれる。共演は光石研、水野美紀、千葉雄大、ディーン・フジオカ。「マロニエ産婦人科医院」で働く35歳の雪宮鈴(吉高由里子)は、命と向き合う厳しい現実の息抜きとしてソロキャンプに出かける。寒いなか、星空を見つめていた鈴は、若く美しい青年・柊一星(北村匠海)と出会う。しつこく自分の写真を撮り続ける彼に怒る鈴。しかし、一星はなにもいわずに鈴の酒を勝手に飲み始める。そうかと思うと、鈴に自分のマフラーをかけてやるなど、不思議なやさしさで彼女を包み込むのだった。静かななかで写真を撮られることに慣れ始めた鈴に、彼はそっとキスをする。鈴が目を覚ますと、朝になっていた。酔いで昨夜の記憶がない鈴に向かって、青年は手話で語りかけてから帰っていく。帰宅後、手話の意味を調べた鈴は、彼が「お前のゲロ、全部片づけた、バ~カ」といっていたことを知り、自己嫌悪に陥る。いつもの忙しい毎日の生活に戻った鈴のもとに、東京の病院から電話がかかってきて…。
Xboxで発売され、FPSブームを作り上げた名作ゲーム『Halo』を実写化した作品。時系列は原作の第1作目よりも前となっており、伝説的なゲームキャラクター・マスターチーフが原作さながらのアクションを披露した。今作でマスターチーフを演じているのは、『アメリカン・ゴッズ』などに出演したパブロ・シュレイバー。劇中では顔が隠されているシーンも多いが、たしかな存在感を放っている。また、ナターシャ・マケルホーンやイェリン・ハなどが出演した。宇宙時代の幕が開けた26世紀。スパルタンたちと敵対していた反乱軍の基地に、人類を狙うコヴナントが襲来。反乱軍のメンバーたちは必死で抵抗するが、コヴナントの力には敵わず、全滅を余儀なくされる。そんなとき、マスターチーフ(パブロ・シュレイバー)があらわれ、コヴナントたちを蹴散らしてしまう。マスターチーフは、唯一の生き残りだったクワン(イェリン・ハ)を保護し、本部へ戻ろうとするのだが、封じこめられていた過去がフラッシュバックして…。
錬金術が存在する世界を舞台とし、作り込まれたストーリーと影を抱えた人間模様が魅力のダークファンタジー!今作は「月刊少年ガンガン」で2001年8月号から2010年7月号まで連載された大人気漫画を原作としつつ、独自のオリジナルストーリーが展開される。小さな田舎町・リゼンブールに住むエルリック兄弟は、幼いころに最愛の母を亡くしてしまう。母親の死を受け入れられない兄弟は錬金術に関する書物を読み漁り、母を蘇らせるために錬金術における最大の禁忌・人体錬成をおこなった。ふたりの計画は完璧なはずだったのだが、人体練成は失敗し、兄のエドワード(朴璐美)は左足を、弟のアルフォンス(釘宮理恵)は身体すべてをどこかに持って行かれてしまう。消えゆく意識の中で兄のエドワードは、自分の右腕と引き換えに部屋にあった鎧に弟のアルフォンスの魂を定着させたのだった。時は過ぎ、右腕と左足を鋼の義肢・機械鎧(オートメイル)で再び歩き出したエドワードは、弟の身体と自分の手足を元に戻すために史上最年少で国家錬金術師試験に合格し、国から「鋼の錬金術師」という二つ名を授けられる。そして兄弟は肉体を取り戻す可能性を求め、絶大な力を持つといわれる賢者の石を探す旅に出る。果たしてふたりは元の体に戻ることはできるのか。そして賢者の石に隠された国家を揺るがす秘密とは…!?
「男塾」を舞台とした、根性と友情、そして戦いの物語…!『魁!!男塾』は、1988年2月から11月にかけて放送されたテレビアニメ。原作は宮下あきらの漫画であり、1985年から1991年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた。主題歌は、当時大活躍だったパフォーマンス集団・一世風靡SEPIAが担当している。全国から集められた不良少年たちを鍛えなおす、「男塾」を舞台にしたアクションギャグ。個性的なキャラクターが数多く登場する。世のなかのレールを踏み外した不良少年たちを、独自のスパルタ教育で鍛えなおしていく男塾。その男塾に、謎多き男・剣桃太郎(堀秀行)が入塾してきた。ひと癖もふた癖もある猛者たちが揃うなか、桃太郎は早くもキレ者のオーラを醸し出す。そして早くも、寮で同室の富樫源次(山口健)が脱走したことを発端に桃太郎と源次のタイマン勝負がおこなわれるが、激しい戦いの末に誤解も解け、両者のあいだに熱い友情が生まれる。そんな桃太郎を中心とした個性豊かな男塾の面々が、さまざまなバトルへと切り込んでいく…!
ガンダムを操るのは、水星から来たひとりの少女…!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、2022年10月から2023年1月にかけて放送されたテレビアニメ。1979年から1980年にかけて放送された『機動戦士ガンダム』からはじまった「ガンダムシリーズ」の一作となる。テレビシリーズとしては初となる女性主人公の物語で、舞台はモビルスーツ訓練学校となっている。監督は『スプリガン』の小林寛。シリーズ構成は『コードギアス 反逆のルルーシュ』『革命機ヴァルヴレイヴ』などを手掛けた大河内一楼が務めている。舞台は企業による宇宙進出が盛んとなったA.S.122。水星に住む17歳の少女、スレッタ・マーキュリー(市ノ瀬加那)が、アスティカシア高等専門学園へ編入することになった。スレッタは同世代とのコミュニケーションに慣れていないこともあり、同級生にうまく溶け込めない。仕方なくあれこれとスレッタの世話を焼くミオリネ・レンブラン(Lynn)。そのミオリネにグエル・ジェターク(阿座上洋平)という上級生が暴力をふるったため、スレッタはグエルに決闘を申し込んだ。この学園では、モビルスーツ同士の決闘によって「望むもの」を取り合うルールがあったのだ。そして、スレッタは愛機・エアリアルで戦いに挑むが…。
目に見えるものが真実とは限らない。20億円と愛と誇りをかけて、ザ・ラストコンゲームグランドフィナーレバトルロワイヤル、開幕!テレビドラマや映画2作品など、連続してヒットを生み、人気を集める『コンフィデンスマン』シリーズ。映画3本目となる今作も、キャスト・スタッフともに豪華メンバーが続投。脚本は『リーガル・ハイ』『デート〜恋とはどんなものかしら〜』などで知られる古沢良太が務める。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、3人組のコンフィデンスマン=信用詐欺師。しかし、この2年間は詐欺行為に手を染めていなかった。その理由は、3人の恩師である「三代目ツチノコ」(角野卓造)が亡くなったことだった。昭和初期より強きをくじき、弱きを助けてきた義賊「ツチノコ」。3人は彼のもとで詐欺の手腕を磨き、ともに行動するようになったのだ。警察の包囲網も迫っている。三代目ツチノコのもとで学んでいた時間を思い出し、3人はマルタでの腕比べに挑む。ダー子は、20億円の彫像のために。ボクちゃんは、ダー子に詐欺師を引退させるために。リチャードは、詐欺師の誇りと引退をかけて。最後に笑うのは誰か? 天才詐欺師たちによる、どんでん返しの騙しあいバトルが始まる!
テレビアニメ『五等分の花嫁』の劇場版作品で、原作における最終章をアニメ化した映画。文化祭でのエピソードを中心に、主人公・風太郎と五つ子の中の誰かが結婚するまでを描いた、ラブストーリーとなっている。成績の悪い五つ子の家庭教師となった上杉風太郎(松岡禎丞)は、彼女たちの想いに気がつくようになっていた。しかし、五つ子の想いに応えることはなく、時間だけが過ぎていく。そしてやってきた、文化祭初日。風太郎は五つ子全員を呼び出し、「文化祭の最終日に答えを出す」と宣言。五つ子たちは、モヤモヤした気持ちを抱えながら、残り2日間を過ごすことになるのだった。文化祭は順調に進んでいくが、多くの仕事を掛け持ちしていた四葉(佐倉綾音)が、突然倒れてしまう。四葉は迷惑をかけた生徒たちに謝りに行こうとするが、彼女の体調を心配した風太郎に止められる。一方、二乃(竹達彩奈)は気まずい関係にあった、父・マルオ(黒田崇矢)を文化祭に誘う。そして学校を休学し、女優業を続けていた一花(花澤香菜)も文化祭の会場にやってきて…。
韓国の大手放送局MBCの開局46周年を記念して、2007年から2008年にかけて放送された長編歴史ドラマ。韓国では名君と名高い朝鮮王朝第22代王・正祖の生涯を、フィクションを織りまぜながら描いている。監督を務めたのは『宮廷女官チャングムの誓い』など、名だたる大ヒット韓国歴史ドラマを作り続けてきた巨匠・イ・ビョンフン。視聴者の高い関心と声援に応え、予定より話数を増やして放送された、全77話にわたる壮大なストーリーである。朝鮮王朝第21代王・英祖(イ・スンジェ)の時代。強い力で太平の世を築いてきた英祖だったが、朝廷では依然として臣下たちによる激しい派閥争いが繰り広げられていた。その争いに巻き込まれてしまったのは、英祖の息子であり、王位継承者だった思悼世子(イ・チャンフン)だった。すっかり心を乱され、乱行を重ねるようになってしまった思悼世子は、とうとう英祖から廃位を命じられ、宮中にある米びつの中に閉じ込められてしまう。狭い米びつの中で食べ物はおろか、水も与えられず、日に日に衰弱していく思悼世子。そんな思悼世子のことを誰よりも心配していたのは息子であり、英祖の孫でもあるサン(パク・チビン)だった。6日以上何も口にしていない父に食べ物を差し入れたいサンは、厳重に警備が敷かれている米びつに何とか近づこうとするのだが…。
トム・ホランドが主演を務めた、『スパイダーマン』シリーズの最終章。今作では「マルチバース」と呼ばれる設定が採用されており、過去の『スパイダーマン』シリーズに登場したヴィランたちが総出演する。アメリカでは2021年12月、日本では2022年1月に公開された。キャストにはサム・ライミ版『スパイダーマン』に出演したウィレム・デフォーや、『アメイジング・スパイダーマン2』でエレクトロを演じたジェイミー・フォックスなどが集結。『スパイダーマン』作品の集大成となるような、夢の共演が実現している。世間に正体が明かされてしまったピーター・パーカー(トム・ホランド)は、マスコミにつけ狙われ、まともな生活が送れなくなってしまう。その影響は大切な友人たちにも及び、ピーターは責任を感じていた。そんなとき、ピーターの頭に事態を解決できる人物が思い浮かぶ。同じアベンジャーズの仲間である、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)だ。ストレンジはピーターの願いを聞き入れ、世界中の人間からスパイダーマンの正体に関する記憶を消す呪文を使う。しかし呪文は失敗し、逆にスパイダーマンの正体を知る人間を別世界から集めてしまうのだった…。
世界的大スター・トム・クルーズ主演の『トップガン』は、まさに不朽の名作に名を連ねるタイトルだ。迫力満点の戦闘機アクションに、上官とのラブロマンス。青春映画の金字塔であり、トム・クルーズの代表作だ。1986年公開。続編『トップガン マーヴェリック』は、36年後の2022年5月に公開された。今もなお愛される作品である。インド洋の上空を、国籍不明機が飛行していた。事態を重く見た航空母艦エンタープライズは、マーヴェリック機とクーガー機を発進させる。マーヴェリック機を操縦するのは、ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)とニック・“グース”・ブラッドショウ(アンソニー・エドワーズ)、クーガー機を操縦するのは、ビル・“クーガー”・コーテルとサム・“マーリン”・ウェルズだ。やがてドッグファイトとなり、国籍不明機に背後をとられるクーガー機。それに対してマーヴェリック機は、国籍不明機の頭上すれすれを背面飛行。マーヴェリックが国籍不明機のコックピットに向かって中指を見せつけ、グースがポラロイドカメラで撮影してみせると、国籍不明機は去っていった。やがてパニックになったクーガー機を、上官命令を無視しながら着艦させたマーヴェリックとグース。彼らは一握りのエリートたちによる航空戦訓練学校、通称・トップガンに配属される。
韓国の放送局MBCで、2013年に放送された連続ドラマ。回を追うごとにそのストーリー展開と俳優たちの演技にハマる視聴者が増え、最高視聴率22.7%という高い数値を記録した。主演キャストは2003年に韓国で放送され、日本でも人気となったドラマ『夏の香り』での演技で新人賞を受賞し、一躍有名となったハン・ジへである。彼女は今作で豪華なセレブ女性と、露天商で細々と生計を立てている女性という、まったく異なる2人の女性を見事に演じ分け、その演技力が高く評価された。家計を助けるために美術大学を中退し、露天でアクセサリーを売って暮らしている女性・モンヒ(ハン・ジヘ)。妹や弟の学費を稼ぐため、厳しい暑さや寒さにもめげず、移動販売車で毎日声を張り上げて頑張っていた。一方、宝石会社を経営するパク社長の長男・ヒョンス(ヨン・ジョンフン)は、傲慢な父(ハン・ジニ)と後妻となる義理の母の顔色をうかがい、肩身の狭い日々を送っている。さらに、父の独断で政略結婚させられたヒョンスは、妻のユナ(ハン・ジヘ)の高慢な態度にも困り果てていた。そしてある日、お嬢さま育ちでわがままなユナから突然、離婚すると一方的に宣言されてしまい…。
原作・あいざわあつこ、漫画・ツキシロギンによる恋愛ミステリー漫画を、山下リオ主演でドラマ化。刺激的なダブル不倫をとおして、現代の男と女が抱える問題を浮き彫りにする。共演は泉澤祐希、紺野彩夏、佐伯大地。笹野香織(山下リオ)と拓也(泉澤祐希)の夫婦は仲よく暮らしていたが、性生活はなかった。不妊治療中の排卵日でさえも、夜の営みは途絶えたまま。香織はいら立ちを隠しながら、アパレルのリーダー職としていつもどおり仕事をこなしていた。ある日香織は親友の井澤由紀(向里祐香)から、拓也が裏アカで不倫を匂わせていることを教えられる。由紀には人違いだといってとおしたものの、香織はそれが拓也のアカウントだとわかってしまう。夫を失いたくない香織は、アカウントの履歴から不倫相手の三島睦美(紺野彩夏)と、その夫で大学准教授の恭介(佐伯大地)を特定する。恭介に会いにいき、ふたりを別れさせるよう協力してほしいと訴える香織。妻と離婚するという恭介の返事を聞いた香織は、フリーになってしまったら夫が睦美を選ぶのではないかと怯えて必死で止める。すると、恭介は思いもよらない条件を持ち出し…。
櫻井翔主演のオリジナルクライムサスペンス。鬼の面をつけた武装集団に占拠された病院を舞台に、櫻井演じる休職中の熱血刑事・武蔵が事件解決のために奔走する。武蔵の妻役を比嘉愛未が演じる。共演は白洲迅、渡部篤郎、ソニン。1年前。立てこもり現場のガリンスタンドに乗り込んだ捜査一課の熱血刑事・武蔵三郎(櫻井翔)は、人質を救出しようとして意図せず犯人を死なせてしまう。心に傷を負った武蔵は休職し、心臓外科医の妻・裕子(比嘉愛未)とひとり娘のえみり(吉田帆乃華)とも別居することとなった。現在は妻が勤める界星堂病院の心療内科で治療を受けている。武蔵の診察日、県知事の長門道江(筒井真理子)が病院の視察に訪れており、地下駐車場には情報提供者と会う約束をした人気動画配信者の因幡由衣(明日海りお)が来ていた。裕子は心臓手術の最中だった。診察を終えた武蔵は院内から妻に連絡しようとしたが、電波は圏外になっていた。その後、トイレで妙な電子音に気づいて用具置き場のドアを開けた武蔵は、爆弾を発見する。彼が慌てて逃げた直後に爆発が起こる。鬼の面をつけた武装集団が銃で威嚇しながら病院に乗り込み、出入り口もすべて塞がれ、病院は占拠されてしまう。通報を受けた神奈川県警本部長の備前武(渡部篤郎)は、SIS管理官の和泉さくら(ソニン)に指揮を任せ、緊急捜査本部を立ち上げるが…。
数々のヒット作を生み出してきたコミック誌「Kiss」にて連載中の話題作『ハマる男に蹴りたい女』が、藤ヶ谷太輔主演でドラマ化! 新進気鋭の若手女優・関水渚と“オトナの一つ屋根の下ラブ”を繰り広げる。ほかにも京本大我、久保田紗友、西田尚美らが出演している。大手飲料メーカーに勤務する設楽紘一(藤ヶ谷太輔)は、商品企画部のエースとして誰もが羨むエリートコースを歩んでいた。ところがある日、強気な性格が上司の反感を買い、事実上のリストラを告げられてしまう。そこで、クビになる前に自ら会社を辞めた紘一だったが、さらに紘一を待ち受けていたのは妻からの離婚届だった。仕事もプライベートもどん底に落とされた紘一は、再就職を目指すもなかなかうまくいかない。そんなとき、幼なじみの佐久間ナオ(西田尚美)からある仕事の紹介をされる。それは、女ばかりが住む下宿・銀星荘の管理人であった。いままでの自分のキャリアを考え、下宿の管理人は向いていないと考える紘一であったが、このままではいけないという思いから管理人の仕事を引き受けることにし…。
『To LOVEる-とらぶる-』シリーズ原作者が贈る、あやかしラブコメディ!矢吹健太朗による漫画『あやかしトライアングル』をもとにしたテレビアニメ作品。妖退治を生業とする忍者の末裔と幼なじみの少女、そして猫の妖の三者をめぐって、次々とハプニングが巻き起こる! 原作漫画は、集英社のウェブ漫画配信アプリ「少年ジャンプ+」で配信。普通の人間には見えない不思議な存在、妖(あやかし)。そのなかには、人間の憎悪を取り込み、人々に害をなすようになった者たちもいた。妖退治を生業とする忍「祓忍」の名門・風巻家の跡取りである風巻祭里(千葉翔也/富田美憂)は、そんな悪しき妖たちに対処してきた。ある日、祭里は幼なじみの花奏すず(市ノ瀬加那)を狙う猫の妖シロガネ(玄田哲章)に気づく。さっそく捕まえて退治しようとするものの、その現場をすずに見つかってしまう。そうしてすずにいわれるままに、シロガネを見逃すことになる。ところが、シロガネはその見た目に反して、普通の妖ではなかった。なんと数多の妖術を扱い、妖たちの頂点に君臨し続ける妖の王だったのである。ついに正体を現したシロガネは、すずに襲いかかろうとする。だが、そこに祭里が駆けつけ、シロガネの妖力を巻物に封印することを試みる。しかし、かろうじて封印をまぬがれたシロガネの妖術によって、なんと祭里は女体化してしまうのだった…。
絶望の底でよみがえる妖精の追憶――。テレビアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ』の第2クール。ダンジョン深層に転落した冒険者の少年とエルフの少女が、凶悪なモンスターと戦いながら、地上を目指して決死の脱出を試みる! 原作ライトノベルはGA文庫から刊行中。殺人の嫌疑がかけられたエルフの少女・リュー・リオン(早見沙織)を見つけるため、ダンジョン下層を捜索するベル・クラネル(松岡禎丞)たち。仲間とはぐれつつもリューを見つけたベルだったが、破壊者との戦いの末、リューとともにダンジョン深層へと転落してしまう。なんとか一命を取りとめたベルだったが、全身傷だらけで瀕死の状態。凶悪なモンスターの鳴き声が聞こえるなか、絶望しそうになる。しかし、前に進まないことには、脱出することはできない。意識を失ったリューを抱えて、ベルは地上を目指すことにする。その一方、下層に残されたリリルカ・アーデ(内田真礼)たちは、出現するはずのない階層主を前にしていた。一時退却して態勢を立て直そうとするが、階層の出口がふさがれてしまう。まるでダンジョンが意志をもっているかのようである。勇気を奮い立たせて階層主と戦う決意を固めたリリルカたちは、連携を取りながら階層主に猛攻撃をしかけるのだった。はたして彼らはダンジョンから生還できるのか。過去の追憶が交錯するなか、物語が進んでいく。
熱くてかわいい柔道ガールズストーリーが、ここにスタート!『もういっぽん!』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は村岡ユウの漫画であり、2018年から「週刊少年チャンピオン」で連載されている。掲載誌が少年漫画誌であるように、女子高校生を中心とした物語だが内容は「王道少年漫画」の作風である。アニメ版の制作はBAKKEN RECORDで、シリーズ構成は『ウルトラマンR/B』『ウルトラマンデッカー』などを手掛けた皐月彩が務めている。青葉中学校柔道部の園田未知(伊藤彩沙)は、この日の中学最後の試合を、人生最後の試合と決めていた。「高校へ進学したら部活などやらず、彼氏を作り、いっぱい遊ぶ!」と決めていたのだ。そんな最後の試合で、未知は相手校の氷浦永遠(三浦千幸)に無様な失神負けを食らう。その後、青葉西高校へ進学した未知は、小学校からの友人・南雲安奈(稗田寧々)に剣道部へ入るよう誘われて部室へ連れていかれる。そこにいたのは、中学最後の試合で未知を負かした氷浦永遠で…。
5人の殺し屋たちが繰り広げる、ダークアクション史劇がここにスタート!『REVENGER』は、2023年1月から放送開始となったオリジナル・テレビアニメ。制作は亜細亜堂で、ストーリー原案とシリーズ構成、そして脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』や『PSYCHO-PASS』などの大作を生み出したニトロプラスの虚淵玄。監督は『終末のイゼッタ』『怪物事変』などを手掛けた藤森雅也が務めている。剣の達人・繰馬雷蔵(笠間淳)は、信頼していた者たちに騙され、事もあろうに許嫁の父親を殺してしまう。さらには自身の身をも狙われてしまうが、謎の人物に助けられ、目を覚ますとそこは「よろず利便事引受け」の拠点だった。碓水幽烟(梅原裕一郎)という男に真実を知らされ幽烟に真実を知らされ、雷蔵を騙した者たちが彼らの敵でもあるとわかり、雷蔵は彼らに協力することに。暗殺計画を練り、それを実行しようと出かける碓水幽烟の一行。そして、雷蔵の復讐の炎もまた激しく燃え続けていた…。
伝説のアイドルユニットが立ち上げた、夢と絆を紡ぐアイドルプロジェクト!『UniteUp!』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。ソニー・ミュージックグループが手掛ける多次元音楽プロジェクトであり、今作はそのテレビアニメ版となる。2021年11月からスタートしている公式YouTubeチャンネルには、すでに数多くの楽曲がアップロードされている。アニメ版の制作はCloverWorksで、監督は牛嶋新一郎。挿入歌には、ロックバンドのFLOWも参加している。銭湯のひとり息子・清瀬明良(戸谷菊之介)は、幼いころから「ヒーローになりたい」と願っている男子高校生。しかし、ずっと打ち込んでいた野球から離れてからというもの、何に対しても本気になれない自分がいた。そんなとき、友人が勝手に動画アップしていた明良の歌声に伝説のアイドル・Anelaが反応し、スカウトのメールが送られてくる。おそるおそるsMiLeaプロダクションへ赴いた明良だったが、Anelaのふたり、大月凛(斉藤壮馬)と辻堂真音(中島ヨシキ)から自分の歌声を褒められ、心を動かされはじめる…。
付喪神に大事な人を奪われた少年は、同じ付喪神たちのもとで何を見出すのか…?『もののがたり』は2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作はオニグンソウの漫画であり、2014年に「ミラクルジャンプ」で連載が開始され、その後「ウルトラジャンプ」に移籍している。アニメ版の制作は『セスタス -The Roman Fighter-』『BIRDIE WING -Golf Girls' Story-』などを手掛けたBN Picturesで、監督は木村隆一。オープニングテーマは、女性5人組ボーカルユニットのARCANA PROJECTが担当している。幼いころに兄と姉を付喪神に殺された岐兵馬(大塚剛央)は、付喪神を常世へ還す生業である「塞眼」の役目を担いながらも、付喪神を憎み続けている。そんな状況を打開するために、兵馬は人間と付喪神が共存している長月家へ居候して修行することとなった。しかし案の定、長月家に着いた途端、兵馬はこの家に住む付喪神のひとり・薙(小林親弘)と戦闘になった。そこへ長月家の当主である長月ぼたん(高田憂希)から、帰宅すると連絡が入る。付喪神一同は慌てふためき…。
剣も魔法も使えないサイトウ。しかし彼には「彼の代わりなどいない」という仲間がいた…。『便利屋斎藤さん、異世界に行く』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は一智和智の漫画であり、2018年から「ComicWalker」などで連載されている。アニメ版の制作は『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』『転生したら剣でした』などを手掛けたC2Cで、監督は窪岡俊之。シリーズ構成は『見える子ちゃん』『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』などを手掛けた猪原健太が務めている。異世界のサイトウ(木村良平)は充実していた。元の世界では便利屋で働いていたが、「値下げしろ」と無茶をいう顧客に出くわしてしまうことも。異世界に召喚されたサイトウは、重戦士のラエルザ(ファイルーズあい)、魔術師のモーロック(チョー)、神聖魔術師のラファンパン(東山奈央)のパーティーに入り、盗賊として冒険する生活へと変わったのだ。元の世界の知識と技能を活かし、サイトウは仲間とともに充実した日々を過ごしていく…。
とんでもない固有スキルが、異世界でとんでもない効果を発揮する…!『とんでもスキルで異世界放浪メシ』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は江口連のライトノベルであり、2016年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作は『ユーリ!!! on ICE』『ゾンビランドサガ』などを手掛けたMAPPAで、シリーズ構成は横手美智子。主人公・ムコーダ役の声優である内田雄馬が、エンディングテーマも担当している。突如としてレイセヘル王国へと召喚されたムコーダこと向田剛志(内田雄馬)は、同時に召喚された3人とは異なり、戦闘系のスキルを一切持ち合わせていなかった。ムコーダに与えられたスキルは「ネットスーパー」であり、ただの巻き込まれ召喚とみなされ、幾ばくかの金貨を与えられた状態で城から追い出されてしまう。しかし、この「ネットスーパー」というスキルは元の世界から買い物ができるという優れものだった。ムコーダは戦争による混乱を察知し、このスキルを利用して国外脱出を試みていき…。
今作は2015年にパリ行きの高速鉄道内で発生した銃乱射事件と、犯人を取り押さえたアメリカ軍人の活躍を描いた伝記映画である。映画では事件を解決に導いた3人のアメリカ人が本人役で出演し、事件に巻きこまれた一部の被害者たちも出演している。そんな今作の監督を務めたのは、大ベテランのクリント・イーストウッド。今作では演技未経験の俳優たちが主演を務めているが、当事者たちにしか出せない臨場感を演出している。2015年。パリ行きの高速鉄道に乗っていたイスラム過激派のアイユーブ(レイ・コラサーニ)が、突如銃を発砲。自動小銃を取り出し、乗客を人質にとる。一方、久しぶりに再会したアンソニー、アレク、スペンサーの3人は、ヨーロッパ旅行を楽しんでいた。3人は高速鉄道に乗りこみ、くつろいでいたところ、アイユーブによる銃乱射事件が発生。アメリカ軍に所属していたアレクとスペンサーは、乗客たちを救うため、丸腰でアイユーブに立ち向かっていく。
『おかえりモネ』の安達奈緒子が脚本を務める、切な過ぎる恋愛ファンタジードラマ。『花燃ゆ』の井上真央演じるヒロインと、佐藤健演じる幽霊となった恋人、松山ケンイチ演じる霊感のある刑事が、奇跡を起こすために奮闘する。共演はシム・ウンギョン、平岩紙、春風亭昇太、荒川良々、板倉俊之。美容師の相馬悠依(井上真央)の33歳の誕生日だった2022年1月13日。シェフの鳥野直木(佐藤健)は手作りのハンバーグとプリンで祝う。ふたりは一時期同じ里親のもとで育った幼なじみで、1年前に偶然20年ぶりの再会を果たしていた。緊張していた直木が作ったプリンは失敗作で、しょっぱかった。ひとしきり笑った後、ふたりは互いに思いを告白し合い、恋人となる。翌年2023年の1月13日。突然直木の行方がわからなくなる。捜索願を出しに警察を訪れた悠依は、刑事の魚住譲(松山ケンイチ)と出会い、直木の写真を見せた。その後、譲は街中で直木を偶然見つける。霊の見える家系に生まれた譲は、直木が幽霊になっていることに気づく。やっと話せる相手を見つけた直木は、必死で譲に助けを求めるが、譲は怖気づいて逃げ出す。霊感の強い姉の叶恵(平岩紙)から、直木を助けてあげるようにいわれた譲。困りながらも、直木を連れて悠依のマンションを訪れるが…。
Lyrical Lilyが主催する地域活性化イベントに、なんと6ユニットが総出演!『D4DJ All Mix』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。ブシロードが手掛けるメディアミックス・プロジェクト「D4DJ」のアニメ作品。今作では、それまでの作品では描かれていなかったLyrical Lilyが中心のストーリーとなっている。お嬢様学校で有名な有栖川学院。その高等部1年生である桜田美夢(反田葉月)、春日春奈(進藤あまね)、白鳥胡桃(深川瑠華)、竹下みいこ(渡瀬結月)は、みんなを笑顔にする奉仕活動の一環としてLyrical LilyというDJユニット活動をおこなっている。そんな彼女たちが、商工会からの要請で「1年をと通しての地域活性化イベント」を手掛けることになった。そこで彼女たちが思いついたこと、それはHappy Around!、Peaky P-key、Photon Maiden、Merm4id、そして燐舞曲も含めたオールスターDJライブだった…!
「進化の実」がもたらした新たな使命は、なんと学園の救世主となること…!?『真・進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は美紅のライトノベルであり、2014年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。今作は2021年10月から12月まで放送されていた第1期の続編となっており、第1期同様アニメーション制作はHOTLINEが担当した。オープニングテーマは、バイリンガルシンガーのナノが務めている。ブサイクでデブといった最悪の要素を兼ね備えた柊誠一(下野紘)は学校で常にイジメに遭っていたが、「神」によって異世界の森へと召喚された。そして、そこで手に入れた「進化の実」の効力によってイケメンとなり、さらにハイステータスの戦士へと変貌。さらにはサリア(花澤香菜)、アルトリア(井上麻里奈)、エリス(西尾夕香)、ルルネ(西本りみ)、オリガ(久保ユリカ)といった美女を配下にしてさまざまな冒険をしてきたが、次なる舞台はなんと学校! ここで誠一は教師となり、問題児ばかりのクラスを立て直すという使命を与えられるが…。
バンパイアハンターと超絶ザコ吸血鬼の凸凹コンビ、再び…!『吸血鬼すぐ死ぬ2』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は盆ノ木至の漫画であり、2015年から「週刊少年チャンピオン」に連載されている。今作は2021年10月から12月まで放送されていたアニメ版第1期の続編で、制作は第1期同様マッドハウス。監督も神志那弘志が続投し、第1期の世界観がそのまま引き継がれている。主役のドラルクを演じる声優の福山潤がオープニングテーマを担当。バンパイアハンターのロナルド(古川慎)と吸血鬼のドラルク(福山潤)。ふたりは依然コンビを組み続けていたが、この日はプレイ中のゲームのコンセントをロナルドに抜かれたことにドラルクが激怒。事務所を出ていくが、いつものように腹が減ったら何事もなかったかのように帰ってきた。しかし、とある理由で事務所へ戻れなくなってしまったドラルクは、宿泊先を求めて退治人ギルドを訪れ…。
「雪海」が広がる異世界で出会った少年と王女が、滅びかけた世界を変えていく…。『大雪海のカイナ』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作・弐瓶勉、作画・武本糸会の漫画版は、2022年から「月刊少年シリウス」で連載されている。アニメ版の制作は『シドニアの騎士』を輩出したポリゴン・ピクチュアズで、今作は同社の設立40周年記念作品ともなっている。シリーズ構成は『アレクサンダー戦記』『錆喰いビスコ』などを手掛けた村井さだゆき。オープニングテーマはヨルシカが担当している。舞台は果てしない大雪海に覆われた世界。そこに屹立する「軌道樹」という場所で、少年・カイナ(細谷佳正)は数人の老人たちとともに暮らしていた。その大雪海の世界には、もはや彼らだけしか生息していないといわれているが、カイナはどこかにまだ生存者がいると信じ、日々狩りに勤しむ。そんなある日、巨大な穴から籠を吊るした浮遊虫があらわれ、カイナはそこに人影を見出す。それは、賢者を求めて天膜を目指してきたアトランドの王女・リリハ(高橋李依)であった…。
生まれ変わって武を極めたいと願った英雄王が転生すると、なんとその姿は女性だった…!『英雄王、武を極めるため転生す 〜そして、世界最強の見習い騎士♀〜』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作はハヤケンのライトノベルであり、2019年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作はスタジオコメットで、監督は葛谷直行。シリーズ構成は『EDENS ZERO』『虫かぶり姫』などを手掛けた広田光毅が務めている。国のため、国民のためにとその身を費やし、英雄王までになったイングリス(麦人)が、ついにその生涯を閉じようとしていた。死を前にしてイングリスは、「生まれ変われるならば、己の武を極めることに生涯を捧げてみたい」と願う。すると、女神アリスティアがその願いを受け入れ、彼は騎士団長の娘であるイングリス・ユークス(鬼頭明里)として生まれ変わった。女性として生まれ変わったことに驚いたイングリスだったが、「武を極める」という思いを胸に秘めて新たな人生を歩みはじめる…。
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