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提供元:FOD
それでもボクはやってない

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それでもボクはやってないの作品紹介

それでもボクはやってないのあらすじ

「痴漢冤罪」という言葉を世間一般に知らしめたといっても過言ではない! ある日突然、痴漢の疑いを掛けられ、逮捕されてしまった青年と家族たちが身の潔白を証明するために裁判で戦う姿を描いた法廷映画。『Shall we ダンス?』などで知られる周防正行監督が長期間に渡って綿密に取材して制作された。日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにする社会派作品。

東京都内に住む26歳のフリーター・金子徹平は、朝の通勤ラッシュの中、会社の面接を受けるために電車に乗っていた。突然、徹平は女子中学生に痴漢の疑いを掛けられ、駅員室へ。しばらくすると、パトカーが到着。徹平は警察に身柄を確保され、連行されてしまう。

警察では、刑事に事情を話すもまったく耳を貸してもらえない。徹平が帰ろうとすると、手錠をはめられ留置房に。途方にくれる徹平に話しかけてきたのは、詐欺師の三井秀男。1回目はタダで弁護士に相談に乗ってもらえる制度を教えられ…。

無実の罪を着せられた徹平と家族と弁護士たちの長い戦いがはじまった。

それでもボクはやってないのクレジット(監督・キャスト)

それでもボクはやってないの登場人物・キャスト

  • 金子徹平(加瀬亮)

    都内でフリーターをしながら、就職活動をしている26歳の若者。ある日就職の面接を受けるために乗った電車の中で痴漢の疑いを掛けられてしまう。刑事から高圧的な取調べを受け、罪を認めれば罰金ですぐに釈放だと言われても容疑を否認し続けるが、起訴されて裁判になってしまう。

  • 須藤莉子(瀬戸朝香)

    ツグミ法律事務所に勤める駆け出しの弁護士。徹平の母親から依頼を受けて私選弁護人となる。当初痴漢事件(しかも否認事件)を扱うことに抵抗感を持っていた。徹平の無罪を信じながらも痴漢を嫌っており、女性の立場からの発言をすることも少なくない。

  • 荒川正義(役所広司)

    元裁判官で、徹平の主任弁護士。徹平や部下である須藤莉子に様々なアドバイスをしながら裁判を争う。日本の不条理な刑事司法に対して冷静に、時には熱く語る。

  • 斉藤達雄(山本耕史)

    徹平の親友。裁判所からの電話で徹平が勾留されていることを知る。徹平の母親とともに弁護士を探したり、目撃者の女性を探すなど、徹平の冤罪を晴らすために奔走する。

  • 金子豊子(もたいまさこ)

    徹平の母親。フリーターだった徹平が就職活動をはじめたことを知り、気になって上京してきていた。徹平の逮捕後、東京に留まり、達雄と一緒に徹平の裁判を戦う。

  • 山田好二(大森南朋)

    徹平を担当した刑事(警部補)。はじめから徹平を犯人と決めつけ、強引に自白を迫る。「自白すれば、すぐに罰金で出られる」など禁止されている“利益供与”とされる取調べをする。裁判ではそのような発言をしていないと嘘をつくが…。

  • 宮本孝(北見敏之)

    徹平の取調べを担当した副検事。「絶対に落してやる」などはじめから徹平を犯人と決めつけ、恫喝的な取調べをした挙句、徹平を起訴する。

  • 新崎孝三(尾美としのり)

    徹平の裁判を担当した公判検事。徹平を有罪にするための証拠しか出さなかったり、裁判官の心証を悪くするため徹平の部屋にあったアダルトDVDのタイトルを読ませたりする。

  • 大森光明(正名僕蔵)

    徹平の裁判を担当した裁判官。ほかの事件の裁判で無罪判決を下したところ、その事件が控訴審で逆転有罪になったことが原因で転勤になってしまう。

  • 室山省吾(小日向文世)

    転勤になった大森裁判官に替わって徹平の裁判の担当になった裁判官。

  • 古川俊子(柳生みゆ)

    この事件における痴漢の被害者。徹平の腕をつかみ、“私人による現行犯逮捕”をした張本人でもある。裁判にも出廷して事件に関して様々な証言をする。

  • 浜田明(田中哲司)

    徹平が呼んだ当番弁護士。事情を聞いた浜田は、容疑を認めて示談にした方がいいと、冤罪を被ることを勧めるような発言をする。

  • 佐田満(光石研)

    別の痴漢事件で第一審は無罪を勝ち取ったものの、検察が控訴して控訴審で争っている男性。徹平を救うために活動しようにも方法がわからず、途方に暮れている徹平の母や達雄と知り合い、目撃者探しや裁判の傍聴方法などのアドバイスをする。

  • 市村美津子(唯野未歩子)

    事件当日、徹平の無罪を主張した女性。被害者の少女と徹平が駅員室に行った後、彼女も駅員室に向かったが駅員に相手にされなかった。裁判が終盤になった頃、徹平の母親からビラを受け取り、自分が目撃者であると名乗り出て公判に出廷する。

  • 三井秀男(本田博太郎)

    徹平が逮捕・勾留された留置場の同房者。何をやって捕まったのかは不明だが物語の序盤、何も知らない徹平に当番弁護士の存在や検事調べ、または勾留質問など刑事手続きの流れを教えてくれる。

  • 土井陽子(鈴木蘭々)

    徹平の元彼女。徹平の事件を知り、裁判の傍聴に訪れる。傍聴だけではなく無実の証拠として検証ビデオを作る時も、積極的に協力する。

それでもボクはやってないの見所ポイント

  • 1 徹底的な取材を元に作り上げられたリアルな描写

    冤罪事件を扱ったドラマや漫画の多くは、話を面白くするために多少大袈裟なフィクションが盛り込まれていますが、本作は監督自身が綿密な取材に基づいて作り上げられているので、セットが組まれた留置場内や検察内部などは本物と見紛うほどリアル。

    3年以上の月日をかけて監督自身が裁判を何度も傍聴、法曹関係者への取材し、実際に見聞きした体験をもとに製作されています。極めてノンフィクションに近いフィクション作品といえるでしょう。

  • 2 2007年度国内映画賞を総ナメ! エンタメ要素もある社会派ドラマ

    本作品は、2007年1月に公開され、日本アカデミー賞やキネマ旬報ベストテンなど、2007年度の日本国内における映画賞の多くで作品賞や監督賞、または主演男優賞など数多くの賞を獲得しました。

    また、動員も大幅に伸びて大ヒット。本作品がお固いだけの社会派ドラマではなく、エンタメ作品として観客を惹きつける魅力があったからでしょう。「冤罪裁判」という重いテーマを扱いながら、深刻になり過ぎず、周防正行監督ならでは軽妙さもあって多くの人々の心をつかんだ作品です。

  • 3 加瀬亮のブレイク作品! 実力者俳優が勢ぞろい!

    どこにでも居そうな若者である主人公、金子徹平を演じたのは地味キャラながら独特の存在感をもった加瀬亮です。当時から映画を中心に注目を集めていましたが、初主演作となる本作でブレイクしたと言ってもいいでしょう。

    そんな徹平の無実を証明するために裁判を戦うのは、現在でも映画にTVドラマにと第一線で活躍する役所広司と瀬戸朝香です。ほかにも小日向文世に山本耕史、田中哲司にもたいまさこなど個性的で実力派の俳優が勢揃いしています。

それでもボクはやってないの予告・動画

それでもボクはやってないの評価・感想・レビュー

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 4.5 (3件中)
  • 投稿者名:462
    評価: GOOD 投稿日:2020.02.25/19:33

    面白い

  • 投稿者名:櫻澤みい
    評価: GOOD 投稿日:2020.01.01/21:45

    実際痴漢のえん罪はおこっていることで覆す難しさで泣き寝入りする人もいるとかこんなことはあってはならない

  • 投稿者名:k-ta
    評価: GOOD 投稿日:2018.11.04/21:20

    冤罪について考えさせられる映画。
    事実をしっているのは自分だけで、信じてもらえない辛さとの戦いがうまく描かれている。
    冤罪により人生が潰れてしまう人がいると思うと、世の中に完璧な仕組みはないとしても司法制度自体は考えないといけないものだと思わされる。

それでもボクはやってないと合わせてよく観られている人気の動画配信作品

この記事の執筆者
aukana編集部
aukana編集部

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