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目次
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フランシス・フォード・コッポラの監督作品で、1997年11月に公開されたアメリカ映画。日本公開は1998年6月。ジョン・グリシャムの小説『原告側弁護人』が原作である。
主人公の新人弁護士を、マット・デイモンが演じている。今作は、彼の出世作となった『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』と同時期に撮影された。今では、ベテラン俳優となったマット・デイモンだが、この作品では正義と理想に燃える若者を好演している。
苦学生のルーディ(マット・デイモン)は、アルバイトしているバーのマスターの紹介で、悪徳弁護士として有名なブルーザー・ストーン(ミッキー・ローク)の事務所で働くことになった。
彼の初仕事は、保険金支払いを拒否している大手保険会社・グレート・ベネフィットを訴えることだった。ブルーザーからは、保険会社勤めの経験がある弁護士見習いの先輩・デック(ダニー・デヴィート)と組んで進めるよう命じられる。
グレート・ベネフィットの起訴と並行して、デックから新しい仕事を得るコツを病院で学んでいたとき、ルーディは夫の虐待で大怪我をした人妻・ケリー(クレア・デインズ)と出会い、打ち解けていく。一方で、グレート・ベネフィットの控訴では、ルーディと相手側の弁護士・ドラモンド(ジョン・ヴォイト)の攻防戦が白熱していた。
バーで学費を稼ぎながら、弁護士を目指す学生。後に司法試験に合格し、弁護士になった。正義感が強く、誠実な性格で、老婦人や貧困家庭の依頼にも誠実に向き合い、対応する。自身の母親も、アルコール中毒の父親から虐待されていた。
ルーディの相棒的存在。ルーディよりもかなり年上だが、司法試験に落ち続けているため、弁護士資格を持っていない。しかし保険会社勤めの経験を活かして、ブルーザーの事務所にくる保険絡みの案件を担当している。情報通。
夫のクリフから、ひどい虐待にあっている。クリフの暴力で大怪我をして、入院していたときにルーディに出会う。18歳で妊娠して結婚したが、流産した経験がある。誠実なルーディに次第に惹かれていく。
大手弁護士事務所のエリート弁護士。これまでに多くの勝訴を勝ち取ってきたこともあり、依頼料も莫大である。グレート・ベネフィットの顧問弁護士であり、ルーディと敵対する。
ルーディとロースクールの実習で出会い、遺言書作成を依頼する老婦人。
白血病を患った青年。母親のドットが、グレート・ベネフィットに保険料を払い続けていたにも関わらず、保険金の支払いを拒否されて、適切な治療を受けられずにいる。
ドニーの母親。ロースクールの実習で、ルーディに出会い、グレート・ベネフィットへの起訴手続きを依頼する。保険金の支払い拒否に加えて、グレート・ベネフィットからの暴言が書かれた手紙を受け取ったこともあり、グレート・ベネフィットに対して、強い憤りと不信感を感じている。
ドニーの父親。精神疾患を患っているが、息子を思う気持ちは強い。
グレート・ベネフィットのCEO。法廷では、「部下のやったことは知らない」といい、責任を逃れようとする。
グレート・ベネフィットの裁判を担当することになった判事。面倒な裁判であると露骨に嫌がり、ドラモンドと裏で組んで、ルーディに起訴を取り下げることをすすめる。ヘビースモーカー。
前任者であるハーヴェイの急死により、グレート・ベネフィットの裁判を担当することになった、黒人判事。人権派で、公平な人物。
ケリーの夫。結婚当初から、ケリーを虐待してきた。ケリーを金属バッドで殴るなどのひどい虐待を、日ごろからおこなっている。
ルーディとデックの事務所のボス。悪徳弁護士として有名。法律の裏をかく悪知恵が働き、ルーディとデックが絶体絶命のときにアドバイスを与える。今までの悪事がバレて、FBIに追われる身となる。
マット・デイモンは今では、ハリウッドを代表する役者となりました。『レインメーカー』は、マット・デイモンが27歳のときに公開された作品です。
正義感に燃え、実直ながら、不器用さも感じさせる主人公のルーディ役が、驚くほど若かりし日のマット・デイモンにハマっています。
まさにマット・デイモンの持つ個性と役柄が、見事にマッチした作品といえます。真正面から正義に向き合っていく、マット・デイモン演じるルーディにご注目ください!
日本語で「レインメーカー」という言葉は、あまりなじみがありません。「雨が降るように大金を稼ぐ弁護士」の意味だと、劇中で語られています。
ですが映画では、主人公の新人弁護士・ルーディが「レインメーカー」になるまでが描かれているわけではありません。むしろ、ルーディと対立するエリート弁護士・ドラモンドの方が、「レインメーカー」のように描かれています。
映画の見せ場は、まさにこの「レインメーカー」であるドラモンド対新人弁護士・ルーディの争いです。また「レインメーカー」には、「雨を降らせ、実をもたらすもの」という意味もあります。ルーディが最終的に得た「実」にも注目です。
映画『レインメーカー』のラストは、いわゆる分かりやすいハッピーエンドではありません。少々、ビターな結末で物語は終わります。しかし勧善懲悪の物語ではないからこそ、よりリアリティを感じられます。
また主人公・ルーディの将来も、すべてが上手くいくわけではないのです。しかしそのラストが、どこか地に足がついており、思わず納得してしまうような映画となっています。
見た人によって異なる感想を抱くラストとなっており、ぜひ最後まで見逃さないでください!
昔観て面白かったなぁと思い、最近また観直しましたが、やはり面白かったです。
バレエダンサーになる夢を一途に追う少年を描く、感動のヒューマンドラマ。スティーヴン・ダルドリー監督の長編映画デビュー作にして、世界中で数多くの映画賞を受賞し、ミュージカル化もされた人気作。主演のジェイミー・ベルは大勢の応募者のなかからオーディションで見事役を勝ち取った。共演はジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイスほか。イギリス北東部の炭鉱町。母を亡くした少年・ビリー(ジェイミー・ベル)は父のジャッキー(ゲイリー・ルイス)と兄のトニー(ジェミー・ドレイヴン)、高齢の祖母(ジーン・ヘイウッド)と暮らしていた。ボクシング教室に通っていたビリーは、ある日ジムの片隅で練習を始めたバレエ教室に心奪われる。ウィルキンソン先生(ジュリー・ウォルターズ)は彼にトウシューズを履かせ、少女たちに混じって練習させる。その後、ビリーはボクシングをさぼってバレエ教室に通い始める。バレエの魅力にとりつかれ、誰より練習してどんどんうまくなっていく彼をウィルキンソン先生は熱心に指導する。しかしある日、バレエ教室に通っていることがジャッキーにバレてしまう。男がバレエなどするなといって猛反対する父に、ビリーは反発する。ビリーの優れた才能を認めたウィルキンソン先生はロイヤル・バレエ学校を受けることをすすめ、無料で個人レッスンを引き受けるが…。
20世紀を代表するミュージカルスターである、ジュディ・ガーランドの出世作。『オズの魔法使い』を原作にした映画の中でも、特に知名度が高い作品である。今作でガーランドが歌った「虹の彼方に」は映画の枠を超え、世界中で愛される楽曲になった。カンザスに住んでいる少女・ドロシー(ジュディ・ガーランド)は、巨大な竜巻に巻きこまれ、家とともに空高く飛ばされてしまう。ドロシーと家がたどり着いたのは、カンザスとは似ても似つかない魔法の王国・オズだった。突然の出来事に驚くドロシーだったが、オズの住民や魔女のグリンダ(ビリー・バーク)は、彼女を英雄として歓迎する。東の悪い魔女が、落ちてきたドロシーの家の下敷きになって死亡したのだ。しかし、東の魔女の妹である西の悪い魔女(マーガレット・ハミルトン)がやってきて、ドロシーに復讐しようとする。ドロシーはカンザスに戻るため、帰る方法を知るオズの大魔法使い(フランク・モーガン)に会いに行こうとするが…。
現代に復活したヒトラーを、ドキュメンタリータッチで描いていくブラックコメディ。世界中で人気を集めた作品であり、第二次世界大戦時の同盟国だったイタリアでは、今作のムッソリーニバージョンが制作された。今作はただ単に、ヒトラーを面白おかしく描いた作品ではない。「ヒトラーの持つ能力が現代で使われたらどうなるか?」を真剣に考察し、綿密に作り上げた皮肉たっぷりなストーリーが特徴である。第二次世界大戦が終了する寸前、ドイツの負けを悟ったヒトラーは、愛人とともに自殺する。ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が目を覚ますと、そこは現代のドイツだった。突然のタイムスリップに驚くヒトラーだったが、周囲の人々は彼をモノマネ芸人だと思いこみ、写真を撮りはじめる。そんなヒトラーを「発掘」したのは、テレビ局員のザヴァツキ(ファビアン・ブッシュ)だった。ザヴァツキはすぐにヒトラーを見つけ出し、コメディアンとしてテレビ番組に出演させる。しかし、ヒトラーは生放送でとんでもないスピーチをおこない、ドイツ国民から人気を集めはじめ…。
知的障害を抱える青年とアメフト部コーチの友情を描いたヒューマンドラマ アメリカのスポーツ専門誌に掲載された実話にもとづく、爽やかに泣ける感動作。オスカー俳優、キューバ・グッディング・Jr.やエド・ハリスら演技派俳優たちが好演。 フットボール部のコーチ・ジョーンズは、グラウンドのそばでよく見かける知的障害を抱える青年にチームの世話係を頼む。音楽好きでラジオを手放さない彼は、「ラジオ」というニックネームで呼ばれ人気者になる。だが、彼の存在を快く思わない人たちがいて…。
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人生を一発逆転させようと史上最高額を賭けたクイズに挑んだスラムドッグ(スラムの負け犬)。 無学な少年が生きながら学んだこととは…? その年の映画賞を総ナメした、鬼才ダニー・ボイル監督が贈る、インドの貧しい少年の過酷な人生と運命を描いた感動作。 インド・ムンバイのスラム街で生まれ育った少年ジャマール・マリク。 人気のクイズ番組「クイズ$ミリオネア」に出演するチャンスを掴んだジャマールは、なんと医者や弁護士でも不可能だった最終問題まで辿り着く。 しかし、不正行為があったのではないかと疑われ、警察から拷問されながら取り調べを受けることに。 まともな教育も受けていない、コールセンターのお茶くみの少年が一体どうやって数々の難問に答えることができたのか。 誰もがインチキを疑ってしまう状況のなか、ジャマールは静かに自分の壮絶な過去について語りだした…。 そして迎えた最終問題の収録日。 インド中の人々が息をのんで見守るなか、ジャマールは見事全問正解し、ミリオネアになることができるのか⁉
『グレムリン』や『グーニーズ』などワクワクするような作品を生み出してきたクリス・コロンバス監督が描いた、家族のいない「新型」ファミリー・アドベンチャー! 日本では1991年に公開された。兄たちからいじめられている8歳の少年・ケビンは、「家族が全員いなくなればいい」と願った。その願いは思わぬ形で現実となったのだが…。アメリカのシカゴに住むマカリスター家は、クリスマスシーズンに家族全員でパリへ旅行にいくことに。出発の当日、目覚まし時計が鳴らず、家族は慌てて空港へ向かう。だが、屋根裏部屋で寝ていたケビン(マコーレー・カルキン)だけが家に取り残されてしまった。ひとりでの生活を満喫していたケビンだったが、マカリスター家にふたり組の泥棒、ハリー(ジョー・ペシ)とマーヴ(ダニエル・スターン)が現れる。そんな泥棒から大切な家を守ろうと、ケビンはあらゆるトラップを仕掛けてふたりを迎え撃とうと計画するのだった…。
1959年に初演され大ヒットした同名ミュージカルの映画版で、1965年に公開された。原作は主人公のモデルであるマリア・フォン・トラップの自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』である。原作の自叙伝、ミュージカル、そして映画ともに世界中で大ヒットし、今もなお世界中の老若男女から愛されている名作だ。劇中では「エーデルワイス」「私のお気に入り」「ドレミの歌」など、誰もが一度は聞いたことがある名曲が使用されている。物語も主人公の成長ストーリー、恋愛、そして子どもたちとのふれあいなど、ほのぼのする展開から、迫り来る戦争の影や緊張感あふれる脱出劇まで幅広く展開する。歌うことが大好きで自由に憧れる修道女見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)は、そのおてんばぶりから、ほかの修道女たちにからかわれつつも愛される存在だった。ある日、修道院長(ペギー・ウッド)から、トラップ大佐(クリストファー・プラマー)の子どもたちの家庭教師になるようにすすめられる。修道院長のすすめを最初は断るマリアだったが、最終的にトラップ邸に向かう。そこでマリアを待っていたのは、何人もの家庭教師がさじを投げた7人の子どもたちだった。子どもたちからの「手厚い」歓迎もマリアは動揺せず受け入れ、次第に子どもたちもそんな彼女に心を開き始めていくのだが…。
ヘロイン中毒者たちを描いた小説『トレインスポッティング』の映画化作品。後に『スター・ウォーズ』シリーズに出演し、ハリウッドスターの仲間入りを果たす、ユアン・マクレガーの出世作でもある。ドラッグ中毒を克服し、普通の生活を送ろうとする、レントンのキャラクターに注目だ。ヘロイン中毒のレントン(ユアン・マクレガー)は、仲間のシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)やスパッド(ユエン・ブレムナー)たちと毎日のように遊んでいた。そんなある日、レントンたちは中毒から脱却しようと、別のことに注意を向けはじめる。レントンは女性経験の少なさに気がつき、パブで女性に声をかけるが、フラれた腹いせにふたたびヘロインに手を出してしまう。仲間たちも同じように、ヘロインをやめることができなかった。ついにレントンは逮捕され、ヘロインを断つため、家に軟禁されることに。どうにか中毒を克服し、普通の生活を送るようになったレントンだったが、仲間たちは今でも薬から抜け出すことができず…。
老人と美女、無意識と意識…。対極の者同士の甘美な出会いの先に待っているものは? 「エンジェル ウォーズ」のエミリー・ブラウニング主演による文芸エロス。「眠るだけ」という仕事を引き受けた主人公と、その周囲の人々に起こる心の変化の描写が見事! 学費を稼ぐため、日々さまざまな仕事に奔走するルーシー。そんな毎日に疲れた彼女は、より高い収入を求めて秘密クラブのアルバイトに応募する。初めは下着姿で老人たちに給仕するだけだったが、やがて「睡眠薬を飲んで眠る」という奇妙な仕事を任される。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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