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ジョン・マルコヴィッチら、実力派共演で描く戦争の悲しみと恐ろしさ
旧ソ連で行われた、ドイツ兵捕虜抑留が題材の作品。サスペンス調の作品ではあるが、ソ連の女性兵士とドイツ兵捕虜の悲恋なども描いていて、ドラマとしても見応え満点。
1945年、ソ連レニングラード。女性兵士たちが管理する収容所に、終戦後も捕虜として囚われているナチス・ドイツの兵士が移送されてくる。ナチスに恨みを抱く彼女たちが虐待を始める中、軍医ナターシャは上官から、捕虜に紛れている戦犯の特定を命じられる。
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ナチスドイツによるユダヤ人虐殺の真実と、実在した大物実業家オスカー・シンドラーの半生を描いた伝記映画。強制収容所での過酷な生活や、ナチスによるユダヤ人の迫害が描かれており、観る人によっては一生記憶に残る作品である。ナチスドイツの影響力が強まっているポーランドに、実業家のオスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)がやってくる。彼は金儲けのために工場を購入し、会計士のイザック(ベン・キングズレー)や多くのユダヤ人を雇って、生産を拡大していく。しかし、ポーランドではユダヤ人が迫害の対象となっており、ついに軍人たちによる虐殺がはじまってしまう。虐殺を生き残った多くのユダヤ人は自由を奪われ、強制収容所へと連行されるのだった。シンドラーは収容所の所長・アーモン(レイフ・ファインズ)を説得し、能力のあるユダヤ人たちを自身の工場で雇いはじめる。ユダヤ人たちの働きにより、シンドラーは大金を稼げるようになるが、徐々に立場が危うくなってきて…。
残虐非道なイングランド王エドワードI世の支配下にあった、13世紀のスコットランド。侵略により家族を皆殺しにされた少年ウィリアム・ウォレスは成長して久々に故郷に戻るが、愛する妻をもイングランド兵に惨殺されてしまう。復讐を誓う彼は祖国解放を願うスコットランドの民衆を率いて、自由を勝ち取るために立ちあがった!
『大脱走』は、ドイツ軍の捕虜になった軍人たちの脱出劇を描いた作品である。舞台は第2次世界大戦中であり、戦争映画ではあるものの、戦闘シーンは存在していない。メインキャストには、スティーブ・マックィーンやチャールズ・ブロンソン、ジェームズ・ガーナーなど、当時大活躍していたスターたちを起用している。第2次世界大戦下のドイツ軍は、幾度となく脱走する捕虜たちに手を焼いていた。事態に対処すべく、ドイツ軍は脱走の常習犯たちを集めた、特別な収容所を作り出す。そんな収容所にやってきた、脱走常習犯のヒルツ(スティーブ・マックィーン)は、さっそく監視の穴を見つけ出し、脱走に挑む。しかし、セキュリティが強固なうえ、収容所の外には隠れられる場所がなく、脱走は容易ではなかった。そんな中、脱走集団のリーダーであるバートレット(リチャード・アッテンボロー)が、収容所に移送されてくる。頼りになるリーダーを獲得した捕虜たちは、綿密な計画を立て、数百人規模の大脱走を計画するのだった。
映画史上に残る超大作。南北戦争に始まる激動の時代を、ひとりの女性が力強く生き抜く アカデミー賞8部門受賞の映画史に残る超大作。壮大でドラマティックなストーリー、豪華絢爛かつ色彩鮮やかな映像、印象深いテーマ曲など、全てが見る者を魅了する。 19世紀半ばのジョージア州タラ。大地主オハラ家の長女スカーレットは、パーティー会場で出会ったレット・バトラーに反発しながらも惹かれてゆく。やがて南北戦争が開戦。スカーレットは時代の波に翻弄されながらも、力強く生き抜いてゆく…。
戦争という極限状態で繰り広げられる兵士たちの選択と絆。 実話をもとに作られた反戦映画であり、リアリティを徹底的に追求することで、戦争を知らない観客たちを第二次世界大戦のさなかに引きずり込んだ。 第二次世界大戦の渦中、ミラー大尉率いる8人の兵士にひとつの命令がくだされた。 ノルマンディーで行方不明になっている最下級兵ライアンを帰国させよ―― 軍隊の規定のひとつ「ソウル・サバイバー・ポリシー」の名のもと、4人の息子のうち3人を亡くした母親のために。 見知らぬたったひとりの命を救うために、8人の命を賭ける意義に煩悶する兵士たち。 そして、戦場から強制的に帰国命令の要請を受けたライアンは、どのような決断をくだすのか? ライアンの選択が、ミラー大尉たちの運命を大きく変えていくことになる。 1999年の第71回アカデミー賞で11部門にノミネートされ、監督賞(スティーヴン・スピルバーグ監督)を含む5部門を受賞したこの映画は、ハリウッド史上最も愛国的といわれ、その後の戦争映画のあり方を変えたと言われる記念碑的作品である。
第2次世界大戦末期のドイツを舞台に、アドルフ・ヒトラーが自殺する日までを描いた戦争映画。連合国側に追い詰められ、徐々に理性を失っていくヒトラーを、ドイツの名優・ブルーノ・ガンツが演じた。ヒトラーの描き方に関して賛否を巻き起こした映画だが、批評家からは高い評価を受け、その年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。1945年、ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)の誕生日。ベルリンはソ連軍からの空爆を受けはじめていた。前線で戦っていた部隊はほぼ壊滅状態で、残された兵たちもベルリンの防衛にあたっている。そんな敗戦一歩手前の状況の中、ヒトラーの側近たちは首都脱出を提言する。しかし、ヒトラーは脱出を拒否。敗北と同時に自害する覚悟を決めるのだった。ヒトラーは秘書のトラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ララ)たちに脱出を勧めるが、彼女たちもまた、ベルリンに残ることを決める。運命の日が刻一刻と迫る中、ヒトラーの焦りは徐々に周囲にも伝染していく。
妻と娘を惨殺された男の、狂えるナチの暴虐への凄絶な復讐を描いた史上最高の復讐映画 クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」の元ネタにもなった本作は、1976年セザール賞、最優秀作品賞をはじめ3部門を受賞! 1944年、第二次大戦下のフランスで外科医として黙々と働く男。戦火の拡大にともない愛する妻と娘を田舎へ疎開させるが、パルチザン狩りのドイツ軍小隊に娘と妻は殺されてしまう。怒りに震える男は単身で反撃、ドイツ軍をひとりづつ処刑していくが…。
第2次世界大戦時の捕虜収容所を舞台に、日本軍の捕虜になった兵士たちの対立や交流を描いた戦争映画。主演は後に『スター・ウォーズ』シリーズで、オビ=ワンを演じるアレック・ギネスが務めた。また、日本軍の大佐役には、サイレント映画時代のハリウッドで活躍した、早川雪洲が抜擢されている。第2次世界大戦が勃発していた時代。ビルマに建設された日本軍の捕虜収容所では、連合国の兵士たちが強制的に働かされていた。そんな捕虜収容所に、イギリス軍の一隊が移送されてくる。隊を率いるニコルスン(アレック・ギネス)は、将校である自分が労働を強制されることに反感を覚えていた。一方、日本軍を率いる斎藤大佐(早川雪洲)は、タイとビルマを結ぶ橋の建設を捕虜たちに命令する。当然、ニコルスンは労働を拒否し、条約の履行を申し立てるが、斎藤は聞く耳を持たなかった。しかし、ニコルスンの抗議により、ほかの捕虜たちの士気も落ちてしまう。建設作業が進まず、焦った斎藤は、ニコルスンに現場の指揮を任せるのだが…。
激動の上海を舞台に、運命的に出会った男女の恋を切なく描く大河ロマン 『日の名残り』のジェームズ・アイヴォリー監督が、カズオ・イシグロの原作をもとに大人の恋を優雅に描く。出演は『ナイロビの蜂』のレイフ・ファインズ、真田広之ほか。 1936年の上海。家族と視力を失った元米国外交官のジャクソンは、ロシアから亡命してきた未亡人・ソフィアと謎の日本人・マツダに出会う。ジャクソンは“白い伯爵夫人”というバーを開き、店の華としてソフィアを招き入れるが、日本軍の上海侵攻の日が迫り…。
第2次大戦中、ドイツ軍の猛攻にさらされた連合軍最大の激戦を描く戦争巨編 連合軍の失態を空前のスケールとオールスターキャストで描く意味は重い。戦争の愚かさをまざまざと見せ付けられる。空挺部隊の降下シーンは語り草になるほど迫力は十分。 ノルマンディー上陸作戦から3カ月後、連合軍はドイツ軍がオランダへ撤退したの機に、空と陸の両方から攻めるマーケット・ガーデン作戦を展開し、ベルリンへの進撃路を切り開こうとする。だが、作戦はことごとく裏目に出て、ドイツ軍の猛攻に遭ってしまう。
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