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『ロリータ』などで知られる、スタンリー・キューブリック監督が手掛けたブラックコメディ映画。公開当時の世界情勢がそのまま反映された作品で、核戦争の恐怖や政府の現実感のなさが描かれている。今作ではコメディアンのピーター・セラーズが、ストレンジラブ博士を含む3役を演じており、アドリブによるコミカルな演技を披露した。世界が東西に分離された冷戦時代。アメリカとソ連が緊張状態にある中で、アメリカ空軍の司令官・リッパー将軍(スターリング・ヘイドン)が、突如としてソ連に核攻撃を命じてしまう。極限の緊張状態の中、リッパーは完全におかしくなってしまい、基地から出てこなくなった。一方、核攻撃命令が発令されたことを知ったアメリカ政府は、ナチスの下で働いていたストレンジラブ博士(ピーター・セラーズ)らを招集。対策を練りはじめ、ソ連大使・サデスキー(ピーター・ブル)の力を借り、ソ連首相に爆撃機が向かっていることを報告するが…。

見つめるだけでヤギを殺す!?実在した米軍超能力部隊の実態を暴くブラック・コメディ 原作はジョン・ロンスン著「実録・アメリカ超能力部隊」。ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシーら豪華キャストが共演。 2003年、新聞記者のボブは、戦地取材でイラクに向かう途中、以前取材した自称・米軍のエスパー兵士リンと会い、彼の旅に同行することに。やがてリンは、自分が設立メンバーの一人だった米軍超能力部隊“新地球軍”に関する衝撃的な話を始める。

都筑道夫の原作「飢えた遺産」の映画化。元ナチスの将校、義眼に毒針を仕込んだ女など登場人物がくせものばかりで、次の展開が読めない面白さを持った異色の傑作。大学講師・桔梗の背中の傷に埋め込まれているヒトラーのダイヤモンド"クレオパトラの涙"をめぐって、人口調節のため殺人を行う奇妙な団体"大日本人口調節審議会"と、講師の仲間たちが争奪戦を繰り広げていくスリリングで奇怪なコメディ。岡本喜八監督が「理屈抜きに面白いものを」として発表し、カルト的人気を誇る。(C)1967 東宝

世界で人気のクレイアニメシリーズ「ウォレスとグルミット」の初長編映画 発明家の英国紳士・ウォレスと愛犬・グルミットが謎のウサギを相手に大活躍。ホンワカする動きとギャグ満載のストーリー展開、過去作のパロディも多数盛り込まれている。 巨大野菜コンテストを前にした街では、野良ウサギによる野菜の被害が続出していた。発明家のウォレスと忠犬・グルミットは、プロの害虫駆除隊を結成してウサギを捕獲し、街の野菜を守ってみせた。ところがある夜、正体不明の巨大ウサギが現れて…。

1950年代のアメリカを騒然とさせた、あるクイズ番組をめぐる大事件の全貌 50年代の米テレビ界で起きたスキャンダルを映画化した実録ドラマ。テレビとヤラセの問題を深く突いた物語ももちろん、実力派たちが織りなす濃密なアンサンブルも見ものだ。 1956年、アメリカ。NBCのクイズ番組「21」でハービーという解答者が勝ち進むが、スポンサーは彼の容姿が悪いと難色を示す。そこでプロデューサーは、オーディションに訪れた容姿端麗な大学講師チャールズをハービーに代わる連勝者に据えるヤラセを始めるが。

『ビバリーヒルズ・コップ』は、コメディアンのエディ・マーフィの初主演作だ。はみ出し者の刑事が親友の仇を討つアクションコメディで、エディ・マーフィの人気に火がつくきっかけとなった。キャストは主演のエディ・マーフィのほかに、ジョン・アシュトンやジャッジ・ラインホルドが出演。主人公の上司を演じたギルバート・R・ヒルは、当時現役の警部であり、後に制作されたシリーズにも出演している。デトロイト市警のアクセル(エディ・マーフィ)は、熱意ある警官ながら、上司や同僚から疎まれていた。そんな彼の前に、親友のマイキー(ジェームズ・ルッソ)が現れる。久しぶりの再会に喜ぶふたりだったが、その日の晩にマイキーが何者かに殺されてしまう。アクセルはマイキーの無念を晴らすため、マイキーが住んでいたビバリーヒルズへと足を運ぶ。許可なく捜査をしていたアクセルだったが、現地の警察からも睨まれる事態となり、ついには逮捕されてしまうのだった。

ジェシー・アイゼンバーグ主演、ドストエフスキーの名著を映画化した不条理スリラー コメディチックな内容が、次第に不穏さと混沌を増していく展開に引き込まれる。ジェシー・アイゼンバーグによる一人二役、日本の昭和歌謡が流れるシーンなどが見どころだ。 内気で要領が悪く、冴えない毎日を送る男・サイモン。ある日、職場に同じ容姿を持つ男・ジェームズが入社してくる。見た目は同じでも性格は正反対のふたり。ずる賢いジェームズに翻弄されていくうちに、サイモンは思いもよらぬ事態に巻き込まれていく。

犯罪小説の名手、エルモア・レナードの原作を映画化したクライムコメディ 「ミート・ザ・ペアレンツ」のオーウェン・ウィルソンと名優モーガン・フリーマンが共演。サラ・フォスターの美貌が物語に花を添える。洒落た会話と騙し合いを堪能！ ハワイに流れ着いた詐欺師のジャックは、胡散臭い不動産業を営むリッチーの下で働き始めたが、直ぐにトラブルを起こしてクビになる。その際、リッチーの右腕に恫喝されるが平然としていた。地元の判事・ウォルターはジャックの大物ぶりに目を付け…。

日本では、2015年5月1日に公開されたアメリカ映画。人気俳優・ウィル・スミスが、天才詐欺師に扮したエンターテイメント作品である。最後の最後まで、観客も騙されてしまうこと間違いなしの1本だ。2013年公開『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のナオミ・ラパグリア役で、ブレイクしたマーゴット・ロビーの美しさも見所のひとつ。腕利きの詐欺師たちが集まった犯罪組織を束ねるニッキー(ウィル・スミス)は、自身も超一流の詐欺師として、荒稼ぎしていた。ある日、ニッキーは一流ホテルで、セクシーな美女・ジェス(マーゴット・ロビー)に出会う。自分の正体と狙いを易々と見抜いたニッキーに、魅了されるジェス。自分も詐欺師の一味に加えて欲しいと頼み、ニッキーのもとで詐欺師の腕を磨いていた。同時に、お互いに惹かれ合うニッキーとジェスだったが、大仕事を終えたあと、ニッキーはジェスのもとから去ってしまう。数年後、大きな仕事を仕掛けるため、ブエノスアイレスにやってきたニッキーは、意外な形でジェスと再会する。

隣家で殺人が起きた！？軽妙な会話も楽しいウディ・アレン監督のミステリーコメディ 隣家で殺人が起きたと思い込んだ主婦が、捜査に乗り出して騒動に。ウディ・アレンとダイアン・キートンの軽妙な掛け合いは見もの。随所に散りばめられた映画ネタも楽しい。 キャロルとラリーは、マンハッタンに暮らす夫婦。ところが、長い結婚生活を経て夫婦関係は倦怠気味。そこへ、隣家の妻が急死したとの報せが。残された夫の態度に疑問を抱いたキャロルは、それが殺人であると断定。探偵気取りで勝手に捜査を始めるが…。