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『リング』シリーズと、『呪怨』シリーズのクロスオーバーが実現したホラー映画。タイトルどおり、貞子と伽椰子を対決させるストーリーが展開する、Jホラーファンにとっては夢のような作品である。「見たら必ず死ぬ呪いのビデオ」と「入ったら死ぬ呪いの家」、どちらの呪いが勝つのか勝負の行方に注目だ。
呪いのビデオを見てしまった女子大生・夏美(佐津川愛美)は、親友の有里(山本美月)とともに、呪いを解く方法を探しはじめる。しかし、有名な霊媒師でも呪いを解くことができず、夏美もビデオを見てしまうのだった。
一方、「呪いの家」の近くに越してきた女子高生・鈴花(玉城ティナ)は、伽椰子(遠藤留奈)にいざなわれるまま家の中に入ってしまう。そこに霊媒師の常盤経蔵(安藤政信)がやってきて、伽椰子に殺されそうになっていた鈴花を救い出す。
夏美たちの事件にも関わっていた経蔵は、貞子(七海エリー)と伽椰子を衝突させ、ふたつの呪いを同時に消滅させる方法を思いつくのだが…。
出演:山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里/甲本雅裕/安藤政信
監督・脚本:白石晃士
制作・配給:KADOKAWA
正義感の強い女子大生。夏美からビデオのダビングを頼まれていた。ダビングに必要な機材を手に入れるため、リサイクルショップを訪れ、デッキに残されていた呪いのビデオを手にする。夏美を助けるため、呪いのビデオを見てしまう。
呪いの家の近所に引っ越してきた女子高生。呪いの家の近くで小学生たちが遊んでいるのを目撃し、家のことが気になりはじめる。行方不明になった小学生を探すため、呪いの家に入ってしまい、伽椰子に呪われてしまう。
最強の霊媒師。除霊に失敗した有里たちを助けるため、事件現場になった寺にやってきた。呪いの家についても調査を進めており、家に入ってしまった鈴花を救い出す。ふたりの呪いを解くため、貞子と伽椰子をぶつけようとする。
有里の親友。最初に呪いのビデオを見てしまい、除霊する方法を探していく。
有里たちが通っている大学の教授。都市伝説に興味があり、呪いのビデオを見てしまう。
盲目の少女。経蔵の助手でもあり、いつも行動をともにしている。
鈴花の母親。呪いの家に入ってしまった娘を救おうとするが、伽椰子に連れ去られてしまう。
『呪怨』シリーズに登場する怨霊。家に入ってきた人間を見境なく呪う。
呪いのビデオを作り出した張本人。『リング』シリーズとは、呪いが発動するまでの時間が異なっている。
『リング』と『呪怨』は、呪いを描いた映画という共通点がありますが、どちらも設定は大きく異なっています。そのため、今作では家を根城にする伽椰子と、ビデオを媒介にする貞子の、両方の設定を使わなければなりません。
一見、相性がよさそうなふたりですが、実は呪いの設定上、共演が難しかったのです。
そんな中で公開された今作は、ふたつの作品が見事に融合しており、互いの怖さを高めあう理想的な関係が描かれています。ふたりのバトルシーンもあるため、Jホラーファンにとっては必見の映画です。
今作は観客を怖がらせる、純粋なホラー映画ではありません。貞子と伽椰子の設定を知っているからこそ、ついつい笑ってしまうシーンも多く存在しています。
映画前半は呪いが伝染していく描写もあり、正統派ホラーなストーリーです。しかし、貞子と伽椰子のバトルが勃発する後半はホラーの枠を超え、コメディともアクションとも受け取れる作品に変化します。
怖さよりも怨霊たちの共演にすべてを注いだ、画期的なJホラーといえるでしょう。
伽椰子は家に入ってきた人間を呪う怨霊です。そのため、ビデオテープで呪いが伝染していく貞子ほど、恐ろしい存在ではないと見なす人も多いでしょう。
実際に劇中では、呪いのビデオがものすごい速度で広まっていく様子も描かれました。しかし、伽椰子も負けてはいません。呪いの範囲は狭いものの、今作では激しい肉弾戦も披露しています。
そんなふたりの戦いがどのような結末になるのか、そもそも人間の思いどおりに動くのでしょうか。予想だにしないラストに、度肝を抜かれること間違いなしです。
こわかった
高島礼子の劇場映画デビュー作。逢坂剛原作によるエロティックミステリー! 映画初主演の高島礼子がヌードも辞さない大胆なベッドシーンを披露。スリリングな展開と先の読めないストーリーに引き込まれる。嶋田久作が不気味な脳外科医を怪演。 精神神経科の女医・藍子は、女友達に暴行を加えた患者・追分の精神鑑定を依頼される。そんななか、殺害した女性のまぶたを切り取るという猟奇殺人事件が起こる。時を同じくして、藍子のもとに異常とも思える脅迫めいた電話が頻繁に掛かるようになり…。
長澤まさみが自堕落な母親を演じ、話題となった映画『MOTHER マザー』。今作は実際に起きた事件から影響を受けており、浪費癖を持つ母と虐待されて育った息子を描いた、胸を打つ映画となっている。監督は『セトウツミ』や『星の子』を手がけた、大森立嗣。容赦なく描かれる母子の絶望的な状況、そして彼女たちを取り巻く人間関係に注目だ。三隅秋子(長澤まさみ)は、ひとり息子の周平(郡司翔)を連れて、生活に必要な金を借りに実家を訪れる。しかし、浪費癖のある秋子は親や妹から借りた金を返済せず、そのほとんどをパチンコに使っていた。もちろん両親は金を貸してくれず、ふたりは行く当てもなくゲームセンターへと流れつく。そこで偶然出会った、現役ホストの川田(阿部サダヲ)と秋子が意気投合。ふたりは結婚することになるが、川田は次第に周平や秋子に対して暴力をふるうようになる。ついに川田との子どもを妊娠した秋子だったが、当の川田に突き放され、ふたりは路頭に迷うことになってしまう。
参加者全員、人狼ゲーム経験者。曲者たちが生き残りを懸けてだましあうシリーズ第5弾 人狼と村人の争いだけではなく、人狼同士の裏切りや恋愛要素など、より複雑になった関係性が見応えを増している。序盤から激しい駆け引きの連続に引き込まれてしまう。 「人狼ゲーム」と呼ばれる殺りくゲームに再び参加することになった高野蘭子。今回の参加者は全員、人狼ゲームを勝ち上がった経験者。さらに新しく追加されたルールに状況は混迷する。蘭子は「人狼」に加えて「恋人」の役職を得て、完全勝利を目指すが…。
呪われたゲームソフトの謎を追う少年たちの新たな戦いを描いたモダンホラー いとうせいこうの原作に脚色を加え映像化。ゲームに関する不気味な噂や親子の人間関係など、終始不穏な雰囲気が漂いながらも、どこかノスタルジーを感じさせる異色作。 普通のゲームソフト「ライフキングの伝説」。ところがその中のいくつかのソフトは呪いのかかった「ノーライフキング」であるという噂が子供たちの間でささやかれる。少年たちはゲームを解かないと、本人も家族も死ぬというゲームソフトの謎を追い始めるが…。
孤島で吸血鬼と化した住人たちと戦うサバイバル・アクション 松本光司原作の人気コミックを韓国のヒットメーカー、キム・テギュン監督が映像化。吸血鬼と戦うことになる主人公・明を演じた石黒英雄らの体を張った演技は必見! 高校生・明の兄の篤は、数年前に旅行に出掛けたまま失踪しており、今なお行方が分からない。ある日、明の前に謎の美女・冷が現れ、篤は彼岸島という孤島にいると告げる。明は仲間とともにその島に乗り込むが、島は吸血鬼と化した人々に占領されていた。
世界累計発行部数が3000万部を超えた、石田スイのデビュー作『東京喰種トーキョーグール』の実写映画化作品。食物連鎖の頂点とされるヒトを捕食して生きる喰種(グール)。その存在が明らかになると、国家は喰種対策局「CCG」を組織し、多くの喰種を駆逐することに成功する。だが、喰種は滅びることなく、今も東京で暮らしていた。大学生のカネキは、行きつけの喫茶店で見かける女性・リゼに恋をしていた。ある日初デートに出かけるが、その帰り道に突然豹変したリゼによって襲われてしまう。なんと、リゼは喰種だったのだ!このまま死んでしまうかと思われたその時、崩落事故が起き、巻き込まれたリゼは息絶えてしまう。瀕死の怪我を負ったカネキは病院に運ばれ、リゼの臓器を移植されて一命を取り留めるが、それによって半喰種半人間となってしまう。人間を捕食しなければ生きられなくなったカネキ。それはCCGとの対峙をも意味するのだった。人間であり喰種でもあるカネキは葛藤し、生きるために戦うことを決意するが…。
この世で一番怖いのは、子供の恨み。滝沢秀明と『呪怨』の清水崇監督が仕掛けるホラー 滝沢が神出鬼没で、行動も思考も予測不能なキャラクターを魅力的に演じる。ホラー映画初挑戦となる有岡大貴と門脇麦が恐怖の限界に挑んだ体当たりの演技から目が離せない。 郊外で起こった連続不審死事件を追う新人記者の駿也は、奇妙な偶然にたどりつく。小さな子供が失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいた。失踪し、戻ってきた子供たちが口ずさむ歌に事件解決の糸口を見出した駿也は、取材にのめり込んでいくが…。
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歌に殺される!多部美華子主演のデュアル・ホラーサスペンス・表の章 童謡にはさまざまな解釈が存在する。民族学者・長野隆之氏監修のもと、日常に潜む恐怖描写で定評のある福谷修監督が、童謡に秘められた恐ろしい旋律を紡ぎ出す。 名門女子高・聖蘭女学院に転校してきた彩音は奇妙な幻聴に悩まされていた。そんな時、寮のルームメイトで同じ合唱部員の奈々香を悲劇が襲う。これを機に、彩音の周辺で変死や失踪が相次いで発生。やがて彩音は、一連の事件に童謡が絡んでいることに気づく。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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