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更新日：2021.10.22

アニメ

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「彩雲国物語」彩雲国絵巻の作品紹介

「彩雲国物語」彩雲国絵巻のあらすじ

あなたのそばで、あなたが王となるのを支えます――。

雪乃紗衣原作の小説『彩雲国物語』は全22巻におよぶ長編歴史ファンタジー。2006年4月に第1期がテレビアニメ化されＮＨＫで2007年2月までに全39話が放送。2007年4月には第2期が2008年3月まで全39話が同局で放送された。春秋戦国時代の中国をモデルとした架空の国・彩雲国を舞台に、名門だが貧しい家に生まれた少女が、若き王の教育係を経て史上初の女性官吏となり、やがて王とともに国を救うことになる物語。今作『彩雲国絵巻』は2007年3月から春・夏・冬休みを中心に放送された第1期の特別総集編。

春秋戦国時代の中国を思わせる架空の国・彩雲国では、前王の逝去にともない、半年前に若き新王・紫劉輝が即位。ところが、劉輝は政事にはまったく関心を示さず、家臣に任せきりにしている「ダメ王」だった。宮廷の老臣たちはあれこれ策を練るものの、劉輝をやる気にさせることができずにいた。

そんな中、名門だが貧しい家に生まれた少女・紅秀麗は、ある日家に訪ねてきた宮廷の老臣からの依頼で、劉輝の教育係を引き受けることになる。秀麗はさっそく宮廷入りしたものの、当初は劉輝に会うことすらできず、暇な時間をもて余していた。しかし、ひょんなことから劉輝と出会うと、秀麗は劉輝のやる気を起こさせることに成功する。こうして2人はさまざまな苦難を乗り越え彩雲国を救う存在に…。

「彩雲国物語」彩雲国絵巻のクレジット（監督・キャスト）

主演・出演

：桑島法子、関智一、緑川光
公式サイト

：https://www6.nhk.or.jp/anime/program/detail.html?i=saiunkoku

「彩雲国物語」彩雲国絵巻の登場人物・キャスト

紅秀麗（桑島法子）

今作の主人公。彩雲国の名門貴族・紅家に生まれた少女。家が貧乏であるため、賃仕事に追われる毎日を過ごしていたが、ひょんなことから彩雲国の若き新王・紫劉輝の教育係を引き受けることになる。健気でまっすぐな人柄の努力家で、持ち前の明るさでどんな困難も乗り越えようとする。やがて彩雲国史上初の女性官吏になる。
紫劉輝（関智一）

彩雲国の若き新王。王位争いで異母兄たちが全滅していた中、前王が突然逝去したため、19歳の若さで王に即位した。ところが、即位から半年たっても、まったく政事に関心を向ける気配はなく、なにもかも家臣に任せきりにしていた。教育係となった秀麗との出会いによって、立派な王となることを決意するようになる。
茈静蘭（緑川光）

紅家に仕える家人で、長年秀麗の世話係を務めている。文武両方に長けた優秀な人物で、いつも秀麗を守るために機転を利かせている。秀麗の宮仕えが始まってからも、彼女の警護を続けることになる。かつて行き場がなくなったときに秀麗の父・邵可に拾われて以来、紅家に忠誠を誓っている。
藍楸瑛（森川智之）

彩雲国の宮廷に仕える武官。紅家と並ぶ名門貴族・藍家の出身。同僚の文官・李絳攸とは官吏登用試験時代からの腐れ縁で、生真面目で頑固な性格の絳攸をいつもからかって遊んでいる。女性関係が華々しく、後宮からたびたび朝帰りする。
李絳攸（檜山修之）

彩雲国の宮廷に仕える文官。「宮廷随一の才人」といわれるほど優秀だが、真面目すぎて融通が利かない性格。そのことをいつも楸瑛にからかわれている。また、天才的な方向音痴でもあり、宮廷の建物の中でもよく道に迷う。養父で上司の紅黎深には、頭が上がらない。
紅邵可（池田秀一）

彩雲国の名門貴族・紅家の出身で、秀麗の父。宮廷府庫の管理をしている。おっとりした性格で、ひとりでお茶も入れられないほど、生活能力に欠けている。紅家当主の座を弟・黎深に譲り、妻とともに本家を出て、貴陽に移り住むが、妻が急死した後、使用人に金品を持ち逃げされたため、貧乏になった。
霄太師（石井康嗣）

彩雲国の宮廷に仕える老臣。「朝廷三師」と呼ばれる名誉職につく。劉輝がまったく政事に関心をもたないことに危機感を覚え、秀麗を劉輝の教育係に抜擢した。
藍龍蓮（木内秀信）

楸瑛の弟で、藍家の5人兄弟の末っ子。文武両方に秀でているものの、官吏になることもなく流浪の生活を送る。美的感覚が常人からかけ離れ、いつも奇抜な服装をしているため、よく変人扱いされる。普段は札勝負をしながら、各地を旅している。
浪燕青（伊藤健太郎）

元・茶州州牧。邵可邸の門前で行き倒れていたところを、偶然秀麗に助けられる。無精ひげを生やした豪快で大雑把な人物であり、優しくも厳しい性格をしている。無精ひげを剃ると、意外に好青年の見た目になる。静蘭の過去を知る人物でもある。
黄奇人（中多和宏）

戸部尚書。官吏でありながら、いつも仮面をかぶっているため、まわりからは「奇人」と呼ばれているが、仕事に関しては非常に有能である。「黄鳳珠」という本名を知る人はわずかしかいない。
紅黎深（真殿光昭）

吏部尚書。邵可の弟で、紅家当主。李絳攸の養父かつ上司でもある。相手に対してまったく容赦しない「切れ者」として知られる。邵可を紅家本家から追い出した紅一族を嫌っており、敬愛する兄・邵可とその娘・秀麗をいつも気にかけている。黄奇人とは同期である。
杜影月（浪川大輔）

黒州西華村出身の少年。史上最年少の13歳で国試に首席合格する。秀麗とは同期で、彼女とともに茶州州牧に任命される。
香鈴（仙台エリ）

後宮に入った秀麗に侍女として仕える少女。どこかの姫君のような可憐な容姿だが、庶民出身である。秀麗や影月たちと茶州へ同行する。

「彩雲国物語」彩雲国絵巻の見所ポイント

1 全年齢が楽しめる『彩雲国物語』！　壮大な歴史ファンタジー！

今作の原作はライトノベルでありながら、シリーズ累計650万部を誇るベストセラーで、幅広い年齢層に親しまれてきました。全22巻におよぶストーリーは壮大で、アニメでは全78話（2シリーズ）で描かれました。第1シリーズでは、若き新王の教育係となった少女・秀麗が、持ち前の明るさと健気さで、王を立ち直らせ、やがて史上初の女性官吏となる物語が描かれました。

第2シリーズでは、新人官吏として地方の茶州に赴任した秀麗が、彩雲国を脅かす異能の一族・縹家の陰謀に巻き込まれながらも、しだいに王を支える存在へと成長していく物語が語られました。ダイジェスト版「彩雲国絵巻」では、これら2シリーズを全9回にまとめています。
2 『彩雲国物語』の主人公は健気でまっすぐな少女！　書籍版を完全再現！

今作のストーリーの鍵は、秀麗の健気でまっすぐな人柄にあります。どんな困難な状況に置かれても、持ち前の明るさで乗り切ろうとする、そんな彼女の姿こそが、人々の心を動かします。実際、秀麗は新王とまっすぐに向き合うことで、彼を立ち直らせるとともに、史上初の女性官吏への道を開くことになります。

新人官吏として地方の茶州に赴任していた間も、さまざまな挫折や別離を経験することになりますが、そんなときも秀麗はへこたれずにそうした苦難を乗り越えて、やがて王を支える存在になっていきます。健気でまっすぐであることがいかに尊いかを描くことが、今作の中心にあるといえるでしょう。
3 アニメ全2期を通して豪華キャストを起用！　『彩雲国物語』のベテラン声優陣に注目！

今作の主要登場人物を演じる声優陣はベテラン勢で固められています。まず、紅秀麗役の桑島法子さんは、これまで数多くの名作に出演してきた方ですが、今作放映当時すでに『犬夜叉』の珊瑚役などで有名でした。

紫劉輝役の関智一さんも、『カードキャプターさくら』の木之本桃矢役や『フルーツバスケット』の草摩夾役などを通して、早くから知られていた方で、今作が放映されたころには『NANA』の寺島伸夫役や『Fate/stay night』のギルガメッシュ役もこなしていました。ほかにも茈静蘭役の緑川光さんや藍楸瑛役の森川智之さんなど、有名どころがそろっています。