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三国志 〜趙雲伝〜
皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて
天命の子 〜趙氏孤児〜1
中華圏の大スターを起用し、再生回数188億回以上を記録した壮大な中国ラブ史劇! 主演は『マイ・サンシャイン~何以笙簫默~』などのウォレス・チョンと、アジア随一の美女・アンジェラベイビー。ほかにも、ガン・ティンティン、スン・イーチョウなどが出演している。
ときは戦乱の世。蒲坂城壁にて晋と燕の軍隊が一戦を交えようとしていた。ところが、晋の大将軍・楚北捷(ウォレス・チョン)が率いる10万の軍に対し、敬安王子である何侠(スン・イーチョウ)が率いる燕の軍は8千しかおらず、力の差は歴然であった。
そのとき、燕の女軍司・白娉婷(アンジェラベイビー)が天候を味方につける妙案を思いつき、それが功を奏したために燕は一時の勝利を収めるのであった。
しかし、楚北捷はこれ以上民を苦しめる戦を続けないために、こっそりと燕の皇帝・慕容粛(リー・シャオニン)のもとを訪れ、根回しをしていたのであった。その結果、何侠と娉婷はいわれのない罪に問われ、逃げることに。そして道中、娉婷は何侠と離れ離れになってしまい…。
第1話 戦いの狼煙
蒲坂城壁で晋と燕の軍勢が対峙する。楚北捷が率いる10万の晋軍に対して敬安皇子・何侠が率いる燕軍はわずか8千。それでも何侠は軍師としての才をもつ侍女・白娉?の策によって戦いに勝利する。だが、この戦いの裏にはある陰謀があった...。
第2話 運命の邂逅
五老峰で楚北捷は敬安王・何勝と対決、敗北した何勝は自ら命を絶つ。そして、父の死を知った何侠は楚北捷への復讐を誓う。一方、深手を負った白娉?は偶然通りかかった楚北捷に命を救われるが、身元を明かさず姿を消す。それでも白娉?が敬安王家の軍師と気づいた楚北捷は...。
第3話 恩讐の想い
楚北捷と豪商である花家の令嬢との縁談が持ち上がる。楚北捷が令嬢の弾く琴の音に惹かれ会いに行くと白娉?の姿が。そこで自分の命も顧みず何侠を助けようとする白娉?の覚悟を知った楚北捷は、気持ちを汲み一度だけ見逃す。そして敵でありながら白娉?を自分の妻として迎えることに...。
第4話 停戦の願い
婚儀の最中、楚北捷と白娉?は共に毒に当たり倒れるが、治療を受けて事なきを得る。それが白娉?の計略だと悟った楚北捷は、自分を今すぐ殺すよう迫るが彼女は応じなかった。翌朝、楚北捷は白娉?の真の目的を知ることに。彼女は命と引き換えに民を苦しめる晋と燕の戦を止めようとし...。
第5話 死刑執行の朝
晋の皇帝・司馬弘から死罪を言い渡された白娉?。翌朝、彼女を助けようと楚北捷は刑場まで馬を走らせるが、彼女はすでに斬首されたと聞かされる。しかし、司馬弘は15の銅山と引き換えにひそかに白娉?を慕容粛に引き渡していたのだった。それを知った楚北捷が白娉?の行方を追うと...。
第6話 恩に報いる時
楚北捷を刺してしまった白娉?は一晩中彼を介抱し、翌朝黙って彼の元を去る。その後、彼女は晋に捕らえられた冬灼を救うため一人で宮中へ。だが、それは彼女をおびき出す罠だった。するとそこに楚北捷が現れ、自ら盾となり白娉?と冬灼を逃す。一旦は逃亡した白娉?だったが...。
第7話 妻を守る覚悟
楚北捷を救うため司馬弘と取引した白娉?。彼女は頭の中にある兵書を書き出すことになるが、その監視役となった張貴妃から鞭で痛めつけられる。それを止めに入った楚北捷は白娉?を自分の屋敷へ強引に連れ帰ったのだった。一方その頃...。
第8話 離魂剣の誓い
白娉?が逃げたことに気づいた楚北捷は、すぐに彼女の後を追いかける。だが、気づくと何侠の兵に包囲されていた。初めて自分がおびき出されたことに気づいた楚北捷。5年間は燕を攻めないでほしいという白娉?の願いを聞き入れ、白娉?は楚北捷の身を守るため何侠の元へと戻るが...。
第9話 忘れ得ぬ想い
楚北捷は燕の15の銅山を制圧すると、5年の停戦について慕容粛の同意を取り付ける。一方、耀天皇女の訪問を受けた司馬弘は、白蘭との交易を条件に涼を討つ約束をする。その頃、楚北捷への復讐の機会をうかがう何侠は、白娉?の心がすでに楚北捷にあると気づいていた。
第10話 謀略による戦
司馬弘は楚北捷に涼への出兵を命じ、凱旋したら王妃にふさわしい娘と縁組させると告げる。それを耳にした張貴妃は楚北捷に愛を告白し、謀反すらいとわないと訴える。だが、楚北捷はきっぱりと拒絶し、涼にいる白娉?の命が狙われていると知ると急いで出兵する。
第11話 戦場での再会
白娉?は幼なじみの涼の将軍・則尹の妻・陽鳳と旧交を温める。そして楚北捷と戦う夫の身を案じる陽鳳のために軍師として涼に協力することを決心、涼王に晋の皇宮を混乱させるための知恵を授けた後、則尹の軍と合流する。一方、白娉?が生きていて涼の軍師となったと知った楚北捷は...。
第12話 好敵手との対決
晋では父の張尚書とともに陰謀を企む張貴妃が、ひそかに涼王と手を組むことに。一方、戦場では白娉?と楚北捷が知略を競った結果、堪布で涼軍と晋軍の戦いが始まろうとしていた。だが、白娉?が一人で涼軍の盾となったのを見た楚北捷は、戦わずして兵を退く。
第13話 月夜の誓い
涼軍と晋軍は典青峰で決戦を果たすことになるが、楚北捷がたった一人で涼軍の陣地に現れ、白娉?を連れて姿を消す。そのため、白娉?が誘拐されたと思った則尹は必死に彼らの行方を追う。その頃、楚北捷への誤解を解いた白娉?は、崖から落ちて怪我をした彼を必死に看病していた。
第14話 勝利の誤算
晋軍を撤退させる白娉?の作戦はうまくいったはずだった。だが、晋の皇宮を混乱させる彼女の計画は何者かに悪用され、図らずも晋の皇子二人が毒殺されてしまう。そして、下手人の口から首謀者は白娉?だと聞いた司馬弘は、白娉?と楚北捷の共謀を疑い始める。その裏では...。
第15話 命に代えても
拷問を受けた楚北捷は皇子二人を殺した罪で斬首されることに。一方、則尹の兵とともに晋に戻った白娉?は、楚北捷を皇宮から救い出すため彼の部下・楚漠然に協力を求める。だが、楚漠然に断られ武力での救出は無理と悟った白娉?。彼女は自分の命と引き替えに楚北捷を救う覚悟を決める。
第16話 運命の一撃
楚北捷の助命を願う白娉?に司馬弘が言い放ったのは、殺すのはお前一人だという言葉だった。そして、司馬弘は牢から出した楚北捷に白娉?の処刑を命じる。すると白娉?を追いかけてきた則尹が現れ、楚北捷と一対一の戦いに。結果、楚北捷に刺されそうになった則尹を見た白娉?は...。
第17話 事の真相
死んだと思われた白娉?は楚北捷の手配でひそかに助け出され隠れ家で酔菊の治療を受けていた。そこに駆けつけた楚北捷は昏睡状態の白娉?を懸命に看病する。その頃、晋の皇宮では皇子に続いて晋皇后をも亡くした司馬弘が酒に溺れていた。
第18話 錯綜する思惑
何侠は白蘭の朝議に乗りこむと、息子を耀天皇女と結婚させようと企む貴丞相の裏をかいて、堂々と耀天皇女に求婚。それを喜んだ耀天皇女は重臣たちを説得し何侠との結婚を決める。その頃、晋では張尚書が女性たちを集め、ある謀略の準備を進めていた。
第19話 想い焦がれて
白娉?がやっと目覚めたものの楚北捷は会おうとしない。彼は添い遂げられない運命とあきらめ、白娉?を晋から遠くに逃がすことを考えていたのだった。その頃、晋の皇宮では張貴妃が楚北捷の暗殺に失敗したことに立腹、隠れ家をもう一度探らせることにしていた。
第20話 離れられない心
明日が楚北捷と別れて遠方へ旅立つ日となった月夜の晩。白娉?は寒空の下、琴を弾きながら楚北捷が自分に会いに来てくれるのを待つ。やっと目の前に現れた彼に、これからはずっとそばにいさせてほしいと頼む。そして、彼女の覚悟を思い知った楚北捷は...。
第21話 生じた迷い
亡き晋皇后と皇子たちの法要に訪れた楚北捷は、司馬弘からこれまでのように信頼することはできないと告げられる。そして、彼は降格させられ、代わりに張尚書に軍の全権が与えられる。さらに、涼軍が迫る白蘭に援軍を送ることが決定されると...。
第22話 不吉な予感
白蘭で涼軍を迎え討った楚北捷は白蘭軍も晋の援軍も現れない中、孤軍奮闘を続けていた。その頃、隠れ家にいた白娉?が刺客に襲われ、その黒幕が張尚書だと発覚する。白娉?は何侠と涼王が手を組み張尚書と張貴妃の父娘も協力しているのであれば、楚北捷の身にも危険が及ぶと気づき...。
第23話 逆転勝利
独りで涼軍の陣営を訪ねた白娉?は晋から10万の援軍が到着したように見せかけ涼王に軍を撤退させる。楚北捷と再会を果たすと、二人だけの穏やかで幸せな夜を過ごした。一方、援軍を送らなかった耀天皇女は楚北捷の報復を恐れ彼を皇宮に招いて弁明するが...。
第24話 水上での激闘
楚北捷の勝利と白娉?の生存を知った張尚書と張貴妃は、自分たちの陰謀を隠蔽するため二人を殺害し、全ての罪を何侠に着せようと企む。その結果、晋への帰路を急ぐ楚北捷と白娉?は彼らが放った刺客に襲われることに。それを撃退した二人は河を渡る際に再びを刺客が現れると予想し...。
第25話 堕ちた名声
楚北捷と白娉?が水賊に襲われて死んだという知らせを聞いた何侠は、自ら花容に出向いて事の真相を確かめることに。一方、司馬弘が白蘭と結託し楚北捷を謀殺したという噂を広める張尚書は、司馬弘から皇位を奪うべく慕容粛に協力を要請する。その頃...。
第26話 偽者現る
花容に来た何侠は楚北捷と白娉?が生きていると確信。また、貴家の屋敷を偵察し、貴炎が燕の武器商人・何大炮と通じていることを知ると、貴家の財政状況を探ることにする。一方、晋では楚北捷が生きていたという噂が駆けめぐり、彼の蜂起軍に参加する兵士たちが募集されていた。
第27話 謀反の結末
燕の援軍を阻止する白娉?の作戦は成功。楚北捷は自分になりすました偽者を暴くと軟禁された司馬弘を救い出す。こうして張父娘の謀反は失敗に終わるが、妊娠を偽装し皇后の座を狙う張貴妃は、父親に罪を押しつけ己の保身を図る。ところが司馬弘が皇后に立てたのは張貴妃ではなく...。
第28話 夫婦の絆
晋が平和を取り戻したのを見届けた楚北捷は白娉?とともに都を去ることを決心。司馬弘はしぶしぶ彼の隠居を認め二人の新たな旅立ちを祝福、楚北捷と白娉?は隠れ家で婚礼を挙げたのだった。一方、花容に滞在中の何侠は貴家が軍備費を着服し燕に賄賂を渡していたことを突き止める。
第29話 新たな疑惑
白蘭に帰国した耀天皇女は何侠を官職に復帰させ、軍備拡張を担当させる。これに危機感を覚えた貴丞相は耀天皇女に、何侠が白娉?と共謀して敬安王家の復興を企んでいるのではないかと訴える。その頃、晋の国内では蚕が死んでいく怪現象が発生していた。
第30話 英雄の本分
何侠は養蚕ができず白蘭に流れてきた晋の難民を雇って城壁を修復し兵を増強、晋の国境に出兵する準備を整える。そんな中、絹の生産が滞り、軍の弱体化が懸念される晋では、ついに司馬弘が楚北捷を呼び戻そうと動き出す。一方その頃、楚北捷の子供を身ごもったとわかった白娉?は...。
第31話 抗えない運命
楚北捷は司馬弘の要請を固辞し、白娉?との新生活のため旅立つことに。ところが、孤児たちを連れた張貴妃が彼らの行く手に待ち受け、晋を救うために残ってほしいと懇願する。結果、楚北捷は1ヶ月後の彼の誕生日には必ず戻ると白娉?に約束し、皇宮へ向かうことに。
第32話 破られた陣法
司馬弘と取引した何侠は白娉?のいる隠れ家に兵士たちを差し向けていた。だが楚北捷が張貴妃の産んだ皇子の暗殺を企んだ容疑で処刑される知らせを聞くと、白娉?の命を救うため自ら彼女を迎えに行くことに。一方、楚北捷を罠にはめた張貴妃は、彼に積年の恨みをぶつけ...。
第33話 引き裂かれた縁
何侠から楚北捷が処刑されたと聞かされ、彼と一緒に来るよう迫られた白娉?。彼女は激しく動揺するが、事実を確かめるため2日の猶予をもらう。一方、白娉?の身を案じて脱獄した楚北捷。彼は隠れ家へと馬を走らせるが、途中で追っ手に捕まってしまう。
第34話 約束の日
司馬弘を暗殺するはずが彼の手の内で踊らされていたと知った張貴妃。憤った彼女は晋皇后も自分が殺したと暴露する。一方、白娉?は楚北捷の生死も分からぬまま彼の誕生日を迎える。この日、何侠がくれた2日の猶予も尽き、彼女は覚悟を決めるが...。
第35話 燃え上がる闘志
白娉?を手に入れた何侠は彼女を白蘭に連れ帰ることに。一方、白娉?は自分のために多くの兵士が命を落としたことに自責の念を感じながら、お腹の子のために生き抜こうと心に決める。そんな中、白娉?を守れなかったと後悔する楚北捷は朝廷の反対にもかかわらず...。
第36話 囚われの客人
何侠は秘密裏に白娉?を別宅にかくまうが、妊娠が知られる前に脱出したいと考える白娉?は、わざと病気にかかったふりをして耀天皇女と接触を図る作戦に出る。結果、白娉?の存在を知った耀天皇女は彼女を何侠の屋敷に移して世話をする。これに貴丞相は異を唱えるが...。
第37話 取り戻したい過去
耀天皇女の宴に招かれて琴を弾いていた白娉?が突然倒れる。それを見て慌てた何侠は彼女を抱きかかえて部屋へと運んでいく。この光景を目の当たりにした耀天皇女は、彼の心が白娉?にあると知って涙をこぼす。しかも、何侠はその後、昏迷した白娉?の隣で一晩過ごしたのだった。
第38話 決死の脱出計画
何侠が出征すると知るが、その対戦相手が楚北捷とは気づかない白娉?。彼女は何侠が屋敷の警備を強化する前に早く白蘭から脱出しなければならないと考える。同時に、自分を襲った刺客を捕らえた彼女は、再び耀天皇女と接触を図る。その頃、楚北捷は白蘭の城壁まで迫っており...。
第39話 取引の代償
白娉?は耀天皇女に逃走を助けてもらう代わりに敵軍を討つ戦略を授ける。ところが、耀天皇女から敵軍を率いるのは楚北捷だと告げられ大きな衝撃を受ける。同時に、生き延びて自分を救いに来てくれた夫を裏切ってしまったと、激しく自分を責める。
第40話 別れの手紙
耀天皇女が白娉?の戦略を何侠に伝え、彼がそれを実行した結果、白蘭軍が勝利したかに見えた。ところが、何侠の裏をかいた楚北捷は退却を装い白蘭軍を待ち伏せていた。そして、楚北捷と何侠は一対一の熾烈な対決を繰り広げることに。だが、そこに耀天皇女が現れて何侠を救うと...。
第41話 危険な旅路
貴丞相に耀天皇女を危険に晒し杖刑を受けた何侠。復讐の念を新たにした彼は白蘭の実権を握るため動き出す。その頃、別れの文を残して楚北捷の元を去った白娉?は、酔菊と共に陽鳳のいる涼へ向けて旅を続けていた。そんな彼女を必死に捜す楚北捷。さらに貴丞相と何侠も彼女を追い始め...。
第42話 追いつ追われつ
追っ手をかわす苛酷な旅を続け、体調を崩した身重の白娉?。彼女は通りがかりの阿漢の家で酔菊とつかの間の休息を取った後、白蘭と涼の国境にある山脈を越えるため先を急ぐ。一方、白娉?と酔菊の消息を得て後を追いかけた楚北捷は、何侠の罠にはまり二人に化けた刺客に命を狙われる。
第43話 生死の境界
白娉?と酔菊は国境の山脈で貴丞相の手下に追われる。そして、逃げ延びたものの衰弱した白娉?は、自分のかんざしを酔菊に託して先に陽鳳を訪ねるよう頼む。ところが、酔菊は白娉?の暗殺指令を受けた且柔城の城守・番麓に白娉?と間違われて捕まってしまった。
第44話 終わらない悲しみ
陽鳳と則尹によって白娉?の葬儀が盛大に行われる。そこにかつて白娉?とともに戦った涼の若韓、晋の楚漠然も駆けつけ、彼女を見送る。それを遠くから見守った楚北捷は、3日にわたって独り彼女の墓前でその死を悼み、嘆き悲しんだのだった。その頃...。
第45話 無情な現実
阿漢に救われたものの10日間眠っていた白娉?。目覚めた彼女は阿漢の協力でやっと陽鳳の屋敷に辿り着くが、事の顛末を知ると、自分の代わりに酔菊が死んだと思いこみ悲しみに暮れる。一方、楚北捷は司馬弘の訪問を受けていた。彼は自身も皇帝の血を引いている事実を知らされ...。
第46話 ささやかな幸せ
世間から姿を消したまま過去を捨てて生きる決心をした白娉?。彼女は完全に隠居することを決めた陽鳳、則尹とともに阿漢の住む村を目指す。それから数年後、息子・長笑を育てる白娉?は陽鳳の一家と幸せな暮らしを送っていた。また、彼女が村人の協力を得て醸造を始めた梅酒は...。
第47話 世を忍ぶ仮の姿
武勲を立て白蘭で権力を増す何侠は、晋への侵攻を決める。その頃、則尹は梅酒を納品するため嬌?楼を訪問し、密かに食糧や金品を大量に備蓄していることに気づく。嬌?楼の主人は冬定南と名乗る楚北捷で、晋の亡き将軍の娘・燕十三娘と来るべき戦乱の世に備えある準備をしていて...。
第48話 消せない面影
何侠が率いる30万の軍が迫るも兵の食糧もなく混乱に陥る晋。だが、匿名の寄付で窮地を救われ、司馬弘は胸をなでおろす。実は寄付の出どころは嬌?楼だった。一方その頃、嬌?楼では燕十三娘が迷子になった長笑を保護し、迎えに現れた白娉?と出会う。
第49話 思い出の味
何侠が貴家を滅ぼすため策を弄した結果、貴炎は戦死しその叔父・貴常寧は処刑される。一方、嬌?楼では燕十三娘が楚北捷の気持ちを確かめるため大胆な行動に出るが、彼が自分の愛を受け入れることはないと知り傷つく。そんな中、梅酒を飲み白娉?の作った酒の味を思い出した楚北捷は...。
第50話 立ちこめる暗雲
何侠は軍備費を着服した罪で貴丞相を投獄する。それを知った耀天皇女は何侠に貴丞相を助けてほしいと頼み、子供を身ごもったことを伝えるが、夫の冷たい態度に落胆する。一方、白蘭軍の狼藉を見て再び戦う覚悟を決めた則尹から後を託された白娉?。彼女は陽鳳と子供たちを連れ...。
第51話 涙の向こうに
白蘭の兵と戦う楚北捷を目撃した白娉?は驚きを隠せない。彼女は楚北捷が傷を負った燕十三娘を抱え去っていく姿を涙で見送る。その後、何侠と対決した則尹が戦死したと聞いた陽鳳が床に臥せ、白娉?は遠くに住む名医を訪ねる。彼は酔菊の師匠・霍太医。彼女は気難しい彼に往診を頼み...。
第52話 勝負の裏側
戦争の混乱の中で薬を手に入れられる場所は嬌?楼しかないと、男装してやってきた白娉?。燕十三娘と賭けをした彼女は盤面を見ずに口頭で囲碁の勝負をすることになる。そこで、燕十三娘は各自部屋から出ないという決まりを設け、白娉?と楚北捷を対戦させる。
第53話 めぐり逢う宿命
何侠が晋の都を制圧する中、司馬弘は皇宮を脱出して逃避行を開始。その頃、何侠と戦うため仲間とともに出陣する決意を固めた楚北捷は、嬌?楼を燕十三娘に託して出発する。一方、燕十三娘からの文を読んだ白娉?は、自分が埋葬されていることになっている墓へと向かう。
第54話 二人の再出発
楚北捷に付き添われて帰宅した白娉?は、陽鳳と子供たちが燕十三娘と一足先に旅立ったと知る。そして、楚北捷に息子・長笑の存在を明かした白娉?は、変わらぬ愛を確かめ合う。翌朝、二人は何侠の軍を食い止めるため一緒に出立、孤立無援の戦いを強いられている若韓の軍営を訪れて...。
第55話 天下制覇の野望
逃避行を続ける司馬弘は助けに現れた楚漠然から、楚北捷が出陣したと知らされて安堵する。一方、白蘭に凱旋した何侠は英雄として迎えられるが、耀天皇女からは王にはならないと誓ってほしいと懇願される。だが、それを拒絶した何侠は摂政王を名乗り、反対派を粛清して白蘭の実権を握る。
第56話 夫婦の杯
白娉?に皇位を継げるのは楚北捷しかいない、彼と一緒に晋を救ってほしいと告げた司馬弘。彼は楚北捷が新しい皇帝となる詔を受け取ったのを確かめると静かに息を引き取る。その頃、白蘭では耀天皇女が何侠を自分の誕生日の宴に招き、自分が差し出した酒を飲まない何侠を見た彼女は...。
第57話 家族の団欒
何侠は晋の皇位を楚北捷が継承したと知ると、先に燕に対する復讐を遂げようと考える。一方、白娉?と楚北捷は晋と涼が連合しても正攻法では白蘭の大軍に勝てないと考え対策を練っていた。同時に、陽鳳と子供たち、霍太医と合流し、皆で再会を喜び合う。そんな中...。
第58話 復讐の果て
何侠の大軍に攻め込まれ、なすすべもなかった慕容粛は降伏を決める。そして、何侠に妻子の命乞いをするが、何侠は彼と皇后に自らの手で止めを刺したのだった。さらに、一族を皆殺しにすることで敬安王家の復讐を果たした何侠。この暴虐を伝え聞いた白娉?は故郷の悲劇に胸を痛め...。
第59話 形勢逆転の秘策
白蘭軍の物資供給の拠点である且柔城を混乱に陥れる白娉?の作戦は功を奏す。そこで白娉?と楚北捷は何侠と敵対する城守の番麓を訪ねることに。彼の協力が取り付けられ、酔菊にも再会することができる。その後、白蘭軍を内部から分裂させるため着々と作戦を実行に移した二人は...。
第60話 使命を胸に
白蘭の主力軍を率いる将軍・祁田をひそかに訪ねた楚北捷は、何侠の暴虐を止めるため手を組もうと提案。彼から明確な答えは得られなかったが、偶然囚われの身となっていた則尹を発見することができる。結果、陽鳳は夫と涙の再会を果たすが、則尹はすぐにまた戦場へ。
第61話 最後の砦
楚北捷を説得して僅かな兵と且柔城に残った白娉?。彼女は琴を弾き城壁に迫った何侠の軍を出迎え、中秋節の3日間、時間稼ぎをする。だが3日目には何侠が且柔城に攻め入ろうと動き出す。すると白蘭軍の後方にいた楚北捷が攻撃を開始。さらに番麓、楚漠然、則尹の軍も一気に合流して...。
第62話 最終決戦
駆けつけた祁田の軍が何侠の敵に回り、何侠は窮地に立たされる。しかし彼はすぐに標的を白娉?に変えて且柔城に攻め入る。その結果、城壁の内と外で熾烈な戦闘が展開。燕十三娘の助太刀を得るも何侠に命を狙われた白娉?は死を覚悟する。だが、楚北捷の剣が間一髪で彼女を救うと...。
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