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イギリスを代表するアニメ制作会社「アードマン・アニメーションズ」が制作し、2007年にイギリスで放送されたクレイアニメーション作品。イギリスのみならず、全世界の子どもたち、そして大人をも魅了し、約170カ国で放送される大人気シリーズとなった。
日本ではNHK Eテレで2007年に放送が始まり、「ストップモーション・アニメーション」と呼ばれる、粘土でつくられた人形を1コマずつ撮影していくという手法で作られた独特の映像が大きな魅力となっている。
アードマン・アニメーションズの代表作ともいわれている、『ウォレスとグルミット』シリーズを制作してきたニック・パークが原作を手がけている。1話あたり約7分のショートストーリーとなっている。
今作の主人公である羊のショーンは、1995年に公開されたアカデミー賞受賞作品『ウォレスとグルミット、危機一髪』に初登場しており、その後スピンオフ作品として、ショーンを主人公にしたテレビアニメシリーズが制作された。
ある日、ショーン(ジャスティン・フレッチャー)と仲間たちが暮らしている牧場に凧が飛んできた。緑の怪獣が描かれた凧に仲間の羊たちは大騒ぎ!
風に舞う凧をつかまえるため、追いかけ回したショーンだったが、凧は高い木に引っかかってしまった…。凧を取るためにショーンと仲間たちは知恵をしぼるのだが…。
農場に暮らす羊たちのリーダーとして、仲間たちを率いている。とても頭がよく、いざというときにはとても冷静。好奇心にあふれており、新しいものが大好き。いたずら好きな一面もあり、仲間たちを誘っていたすらを仕掛けることもしばしばある。頭のてっぺんにふわふわの毛が生えている。
ショーンたちやほかの動物を飼っている牧場の主。忠犬ビッツァーに仕事を任せっきりで、サボっていることも多い。とても大ざっぱな性格で、牧場で起こっているトラブルにあまり気づいていない。身だしなみなど、いろいろ気をつかってはいるが、いまだ独身のまま。
職務を忠実に果たすことに使命感を持っている牧羊犬。牧場主のいいつけに従い、ショーンたちを仕切ろうとするが、ショーンたちに丸め込まれてしまうことが多い。ショーンたちのいたずらにはいつも手を焼いているが、ショーンとはなぜか仲がいい。
いつも口におしゃぶりをくわえており、テディベアを手放せない赤ちゃんの羊。テディベアがなくなると、激しく泣き出し、周囲を困らせる。とても好奇心旺盛で、危険であることもわからずに、いろんなところに行ってしまう。
頭にいつも3つのカーラーを巻いている。ティミーの母親であり、いつもティミーをやさしく見守っているが、目を離した隙にティミーを見失うと、大騒ぎしてしまう。
ショーンの仲間の羊のうちで、一番大きい。食欲旺盛で、何でもとにかくよく食べるメスの羊。
『ひつじのショーン』は、2007年にイギリスで放送されて以来、約170という多くの国々で親しまれ、子どもから大人まで幅広い年齢層の人々の心を掴みました。
ショーンが初めて登場したのは、クレイ・アニメ映画『ウォレスとグルミット』シリーズの第3作目『ウォレスとグルミット、危機一髪!』です。
アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したこの映画のスピンオフ作品として、1話あたり約7分ほどのショートストーリーが作られ、テレビアニメシリーズとして放送されるようになりました。毎回繰り広げられるショーンとその仲間たちとのコミカルなストーリーは、国境を超えて広く支持されています。
毎話ショーンたちの暮らすファームではいろいろな出来事が起こり、思わぬトラブルに見舞われたときには、ショーンを筆頭に仲間の羊たちが力を合わせ、解決していきます。そんなトラブルにほとんど気づかず、牧場主はとてもマイペースです。
大ざっぱな性格でショーンたちが呆れてしまうことも多いのですが、意外とこだわりが強かったり、優しいところもあり、そんな一面を見つける楽しみもあります。また牧羊犬のピッツァ―は、牧場主とショーンたちとの間で、板ばさみになることもあります。
ピッツァ―が悩み、揺れ動く微妙な心境などが、セリフがないにもかかわらず、表情や、仕草などから伝わってきて、表現力の高さを感じます。
今作の制作を手がけているのは、イギリスを代表するアニメ制作会社「アードマン・アニメーションズ」です。イギリスのみならず世界各国で大人気となった主人公のショーンは、2014年にイギリスで最も愛されるキャラクターに選ばれています。
粘土で作られた人形をほんの少しずつ動かしながら1コマずつ撮影し、それらを繋げて連続した動きを表現する「ストップモーション・アニメーション」という手法を使っています。
手間をかけ、丁寧に作り上げられる映像は、1日に数秒ほどのシーンしか撮影できないのです。制作スタッフの手間を惜しまない熱意が、質の高い映像を生み出しており、多くのファンの心を掴んでいます。
ショーンと凧
凧が野原に入っていくと、群は、楽しくなりそうだと思っていました。しかし木に引っかかってしまい、ショーンが木から下ろす方法を考えなければなりませんでした。
みんなでバスタイム
羊たちは、寒い洗羊槽で洗いたくなかったので、ショーンは農夫のお風呂から温水を奪ってきました。
ショーンとサッカー
ショーンは、通りすがりのトラックから野原に落ちてきたキャベツを、サッカーボールとして遊ぼうと思っていました。でも、羊たちのゲームをいたずらなブタたちが邪魔しに来ました。
みつばちパニック!
羊たちは、野原でブザーのような奇妙な音を立てている物体を発見しました。ショーンが調べてみると、ハチがたくさんいて、羊たちをいやがらせました。
シャーリーのダイエット
羊のシャーリーはいつもよりも太っていたので、ショーンは頑張って運動させて体型を取り戻すように助けることに決めました。
ショーンの闘牛
雄牛が羊の野原に入ってきたとき、ショーンは雄牛に「赤色」を見せては良くないことを知りましたが、いたずらなブタたちが洗羊槽に赤色のペンキを注ぎ込みました。
ビッツァーの恋
ビッツァーが、そばのキャンプ場の雌犬と恋に落ちました。農家で羊たちがいたずらをし始めたので、シープドッグを仕事に集中させなければならなくなりました。
くいしんぼうなヤギ
邪魔な山羊が羊の野原につながれていて、草を全部食べてしまうと脅かしました。山羊が綱をふりほどき、ショーンは農場中でスキーをする羽目になりました。
ティミーのサーカス
そばの野原にサーカスがやってきて、ティミーはとてもおもしろいと思って調べに行きました。ティミーが抜け出したのを農夫が気づく前に、ショーンがティミーを救出できるでしょうか?
ティミーのぬいぐるみ
農夫がティミーのお気に入りの羊のぬいぐるみを持って行ってしまい、泣き止みませんでした。そこで、農場のネコ、ピッツリーから取り戻してくるようにショーンが羊たちに頼みました!
りんごを手に入れろ!
ショーンはいたずらなブタ達の囲いの上に入ってきている木からリンゴを取ろうとしましたが、羊と豚達の大争いになってしまいました。
ハイ!チーズ!
ショーンは、歩いていた人が落としたカメラを見つけて、羊たちの写真を撮ろうとしますが、ビッツァーがカメラを探しに来ます...
ショーンのモグラたたき
羊たちはブギーで楽しんでいますが、掘ったばかりのモグラの穴に邪魔をされます。ショーンは、モグラを駆逐しようともっと極端なことを試してみます。
ママはショーン?
ショーンが生まれたてのヒナ鳥を見つけて、母親に間違われました。邪魔になったのでどうにかしようと思いましたが、一体どうすれば良いのでしょうか?
ショーンのこわい夜
暗い嵐の夜、羊たちが眠れず起きていました。ショーンは、羊たちを怖がらせていた不可解な出来事が何だったのかを調べます。
リトル・シープ・オブ・ホラーズ
テレビで見たホラームービーで発想を得たティミーは、夜遅く農家に入り込みました。ショーンが助けに行きましたが、農夫はお化けがいると思い込みました。
ピザが食べたい!
農夫のテークアウトがあまりにもおいしそうな匂いだったので、ショーンと友達は、人間の振りをしてそばのピザ屋に出かけました。
ひつじの芸術家
農夫が油絵を始め、名作を描こうと頑張っています。目を離している隙に、ショーンと仲間達がいたずらをします。
サタデー・ナイト・ショーン
ショーンは農夫の古いレコードプレーヤーをゴミ捨て場で見つけ、納屋でパーティーを計画しました。いたずらなブタたちがパーティーに乗り込んできて、トラブルになりました...
カットはおしゃれに
農夫は、羊の毛を刈る時期になったと決めましたが、初めてやろうとしたときに、ショーンと仲間達は脱出計画を練りました。
シャーリーのしゃっくり
シャーリーは、ビッツァーの炭酸飲料を飲んでしゃっくりが出て、ショーンがしゃっくりを止める方法を色々試しましたが、どれも効きませんでした。ただし、それは農夫がお風呂に入ったときまでのことでした...
ここほれ!メェーメェー
ショーンは、農夫の新しい金属探知機が楽しそうだな、と思って遊び始めましたが、雄牛の鼻輪を「検出」してしまいました!
トラブルトラクター
農夫のトラクターが起動しませんでした。そこで、農夫が見ていない隙に、ショーンと仲間達がトラクターを飾ってみました。
キャンプでドタバタ
羊の野原に、感じの悪い人がテントを張りました。その人が探検に出て行ったとき、ショーンと羊たちも探検に出かけました。
おるすばん大作戦
羊たちがそばの遊園地に出かけていったので、ショーンはビッツァーが迷子の羊を集合させるまで、農夫に何も問題がないと思わせなければなりませんでした。
みんなで大そうじ?
羊の野原が汚れていたので、農夫はビッツァーに掃除するように言いましたが、ショーンと仲間達に手伝わせてしまいました。
ショーンの夢ぼうけん
農場の静かな一夜を、ショーンが眠り歩きで邪魔しました。羊たちは追従本能でショーンについていき、混沌状態になりました。
おもいでの木
農夫が、ショーンの野原の木を薪にしたいと思っています。そこで、大好きな木が切り倒されないように羊たちが色々頑張ります。
のりのり大さわぎ
農夫の壊れたメガネをビッツァーが接着剤で直しますが、羊たちが接着剤のチューブで遊び、色々なところにベタベタとくっつき始めます。
ビッツァーのムシ歯
ビッツァーの歯がとても痛かったので、ショーンが歯医者になって奮闘します。
せんたくびより
ショーンと仲間達が回転式の物干しで遊んで、農夫の洗濯物がとても汚れてしまいました。見つかる前に綺麗にするよう、大ラッシュです。
セメントぬりは、さあ大変!
農夫がコンクリートを敷く作業をしています。ビッツァーは、乾くまで見張りをするように言い付かりました。しかし、ショーンと羊たちは、濡れたセメントの魅力には勝てませんでした。
水あそびはなかよく!
とても暑い日で、羊たちは洗羊槽で水浴びしたいと思っていました。でも、日光浴をしている農夫が邪魔です...
いたずらっこがやってきた
農夫の姪が遊びに来ました。ショーンとビッツァーは、その可愛い子が、実は余り可愛くないことを発見します。
ショーンは大いそがし
農夫が具合が悪くてベッドにいるので、ビッツァーは看護師やメイド役になっています。農場の日常的雑用はショーンの任務ですが、とんでもない結果に。
なぞの訪問者
農場に奇妙な宇宙船が着陸しました。ショーンや仲間達は、緑色の宇宙人達が離陸するのを手伝います。
ドタバタロボット犬
農夫がシープドッグロボットを入手しましたが、ビッツァーよりも厳しいことを知ったショーンは、ロボットの駆逐に奮闘します。
シャーリーの大いびき
シャーリーのいびきで羊たちは眠れません。そこでショーンは、よく眠るには、シャーリーを納屋から追い出すしかないと決めます。
なぞの訪問者
ある夜、エイリアンの子供達が農場に着陸して騒動を起こします。ショーンとビッツァーは、農夫が起きてしまう前に、子供達を止められるでしょうか?
まほうのステッキ
農夫が魔法のセットを捨てたとき、ショーンがマジックショーを開きましたが、羊が消え始めて大騒動!
「ザ・コクピット」は、1973年から「週刊少年サンデー」(小学館刊)誌上でスタートし、断続的に連載されたもので、当初は“戦場まんがシリーズ”として親しまれていた。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」などの壮大なSF作品群と並ぶ、松本零士の代表作として高い評価を受けており、彼のライフワークの一つと言える。全62話に及ぶ原作から厳選された3つのエピソードを、アニメ界の鬼才たちの手によりそれぞれOVA化した本作品は、戦争がまだ機械に頼りきっていなかった時代のまだ温もりを持った機械と、不器用なまでに純に生きようとした人間たちとの共存を描きつつ、戦争というものの悲劇性を浮き彫りにした傑作である。(c)1993 松本零士・TTNS
ダイヤモンド、アメシスト、モルガナイト…。遠い未来、わずかに残った陸地に、生きる人の形をした28体の宝石たちの物語。仲間のためにこの世の秘密を解き明かし、救い出そうとする主人公・フォスフォフィライトの成長を描いた美しきテレビアニメ。講談社「月刊アフタヌーン」で連載中の、市川春子による漫画のアニメ化。日の光をエネルギーにして活動する宝石たちは、学校という建物で金剛先生(中田譲治)を中心に生活していた。それぞれ特性や性格に応じた役割を担っているが、最も重要なのは“月人”の襲撃に備えること。月人は晴れた昼、空からやってきて宝石たちをさらっていく。宝石たちは死ぬことはないが、さらわれたら二度と会えなくなってしまうため、チームを組んで戦うのだ。戦いで体が割れたり砕けたりしても、欠片を集めれば修復して元通りになるが、失った部分が多いとその分記憶もなくしてしまう。フォス(黒沢ともよ)は体がもろく、役割を与えられなかったが、生まれて初めて金剛先生から仕事を与えられる。その仕事とは…。
松本零士による「戦場まんがシリーズ」と呼ばれる短編コミック群の中から、『成層圏気流』『音速雷撃隊』『鉄の竜騎兵』の3作品をアニメ化。ドイツ軍、日本軍、米軍など多角的な視点から、戦争に翻弄される人間の姿や運命の無常感を描く。1944年8月。エアハルト・フォン・ラインダース大尉(堀内賢雄)はドイツ空軍の優秀な戦闘機パイロットだった。夜間の哨戒飛行中に敵機に襲撃されるも自機を捨ててパラシュートで脱出し、「戦わずに逃げた卑怯者」という汚名を着せられる。戦闘機の特性を生かせていない作戦だったとぼやくラインダースに、上官(有本欽隆)は“ある積荷”の乗った航空機をロケット実験場まで護送するという任務を与える。積荷とともに機に乗るのは恩師・バフスタイン教授(福田信昭)と、その娘で助手、しかもラインダースの昔の恋人だったメルヘンナー(篠原恵美)。ラインダースはメルヘンナーに、積荷の正体が核弾頭であることを知らされる。メルヘンナーもバフスタイン教授も、核弾頭がロケット実験場まで到達しないことを願っているのだという。核弾頭の開発に協力することは、人道に反する悪魔的行為だと考えるラインダース。一方で護送は任務である。二律背反の状況のなか、ラインダースの乗る戦闘機は、メルヘンナーと核弾頭を乗せた航空機とともに、空へと飛び立つのだった。
前代未聞のフィギュアスケートグランプリシリーズが今、幕を開ける…本作『ユーリ!!! on ICE』は、『モテキ』の久保ミツロウと、『ミチコとハッチン』の山本沙代がタッグを組んで原案を練った。脚本を久保が、監督を山本が務めたフィギュアスケートを題材にしたテレビアニメ。2016年10月にテレビ朝日系列で全12話が放送。初の本格フィギュアスケートアニメということで、アニメファンだけでなく、現役フィギュアスケート選手たちの間でも注目。ロシアのエフゲニア・メドベージェワなどは、アニメファンで有名だが、本作も熱心に応援していた。また、本田武史や織田信成、ステファン・ランビエールなど現役を退いた名スケーターが作中に本人役として登場し、大会の解説やレポーターを務めていることにも注目。実力はあるがメンタルの弱さから大会で勝ち進めない勝生勇利。自分の身の振り方を考えるため、拠点にしていた米デトロイトから故郷の九州・長谷津町へ戻る。そこで元リンクメイト・西郡優子の前で、「リビング・レジェンド(生きる伝説)」と称されるロシアのフィギュアスケーター、ヴィクトルが演じるプログラムを滑ると、優子の娘たちがそれを動画撮影し、無断でSNSにアップする。その動画を見たヴィクトルが勇利の滑りに刺激され「勇利のコーチになる」と宣言。勇利はヴィクトルとともにグランプリファイナルでの優勝を目指すようになる。
『おかしなガムボール』は、アメリカのアニメ専門チャンネルであるカートゥーン ネットワークオリジナルの、コメディアニメシリーズ。ガムボールとダーウィン兄弟のコミカルな日常を描いたアニメで、シュールなギャグを交えた不思議な世界観が特徴。また実写や3DCG、クレイアニメーションなどのさまざまな技法を組み合わせたキャラクターや背景もユニークだ。アヌシー国際アニメーション映画祭・テレビシリーズ部門最優秀賞などを受賞している。吹き替え声優は、ガムボール役を『NARUTO -ナルト-』の主人公・ナルトの声優を務める竹内順子、ダーウィン役を『クレヨンしんちゃん』の、2代目野原しんのすけ役を務める小林由美子が担当している。ガムボール(竹内順子)とダーウィン(小林由美子)は休日に2人で遊んでいるが、だいたいの遊びをやり尽くしてしまったためどこか物足りない。そのため、親友となる新たな友達を学校で探そうとするがなかなか見つからなかった。そんななかトバイアス(後藤ヒロキ)に声をかけられ、友達となる。ただ友達になる代わりにお金を要求してくる点は気になったが、これで楽しい日々が続くはずだった。しかしトバイアスは、ダーウィンと仲良くしてばかり。ガムボールはそれが面白くなかったのだった…。
旧校舎にすみつく妖怪たちを退治せよ!民俗学者・文筆家である常光徹の小説『学校の怪談』をもとにした、テレビアニメ作品。母を亡くした小学生の姉弟が、転校先の学校の旧校舎でさまざまな妖怪と遭遇し、知恵を絞って退治していく。アニメーション制作は、スタジオぴえろ。大好きな母を病気で亡くした小学生の姉弟、宮ノ下さつき(川上とも子)と敬一郎(間宮くるみ)は、父とともに祖母の旧宅に引っ越してきた。転校先となるのは、かつて父と母のふたりが通っていた天の川小学校。とはいってもさつきたちが通うのは、父や母が通った旧校舎ではなく、その隣に建つ新校舎である。転入初日の朝、登校しようとしていたさつきと敬一郎は、飼い猫のカーヤを追って、立ち入り禁止の旧校舎に足を踏み入れてしまう。そこで出会った同級生の青山ハジメ(本田貴子)と柿ノ木レオ(津村まこと)、そして上級生の恋ヶ窪桃子(佐久間紅美)とともに、カーヤを探すことになる。ところが、その旧校舎には、歩く二宮金次郎像、人面犬、トイレの花子さん、首なしライダーをはじめ、得体の知れない妖怪たちがうごめいていた。そうこうするうちに、さつきたちは天邪鬼に見つかり、追いかけられることになる。窮地に陥ったさつきたちだったが、偶然飛び込んだ校長室で1冊の日記を見つけるのだった。それは、さつきの母が小学生のころに記した「オバケ日記」であった。
『1日外出録ハンチョウ』は、『賭博破戒録カイジ』に登場するキャラクター・大槻を、主人公にしたスピンオフアニメである。原作は同名漫画であり、原作・原案を萩原天晴、漫画を上原求と新井和也、そして福本伸行も制作に加わっている。『中間管理録トネガワ』の14話に今作が差し込まれ、以降も不定期放送された。架空の会社である帝愛の地下強制労働施設から、お金を支払うことで1日だけ解放された大槻班長の、地上での悠々自適な生活が描かれている。カイジシリーズ本編のシリアスな雰囲気とは違い、パロディ満載の内容となっている。あるとき、大槻(チョー)は帝愛の地下強制労働施設の1日外出券を購入した。大槻は地下でのギャンブルを利用して大儲けしており、高額な1日外出にも慣れた人物だった。そのため24時間しかない自由な時間も焦らず過ごす大槻。服の毛玉を数時間かけて取ったりしており、無駄に見える時間を過ごしていた。見張りの黒服も、その異常な行動に驚いている。そして次の日、大槻はスーツを購入したのち、大衆蕎麦屋に入る。その行動にさらに見張りの黒服は驚いた。蕎麦屋で昼間からビールを飲む大槻。なんと大槻は急いで食事をとるサラリーマンの姿を肴にして、ビールを飲んでいた。そうして大槻は満足して地下強制労働施設に帰っていったのだった。こうして1日しかない外出を、奇想天外な方法で楽しむ大槻の話が始まる。
半額シールが貼られた瞬間、狼たちの戦いが開始される…!『ベン・トー』は、2011年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメ。原作はアサウラのライトノベルであり、スーパーダッシュ文庫から書籍刊行されている。とあるスーパーマーケットで閉店間際に起こるバトルを描いた青春学園コメディである。アニメ版の制作は後に『ジョジョの奇妙な冒険』『はたらく細胞』などを手掛けるdavid productionで、監督は板垣伸。オープニングテーマは、声優で歌手の愛美が務めている。貧乏学生・佐藤洋(下野紘)は、ある夜、とあるスーパーマーケットのなかで血まみれになって倒れていた。一体何が起こったのか? よくわからないまま翌日登校した洋は、道すがら白粉花(悠木碧)という同級生に昨夜のことをいろいろと聞かれる。そして学校で、おぼろげに見た記憶のある槍水仙(伊瀬茉莉也)という上級生のゴミ捨てを手伝うと、「スーパーマーケットには二度と近寄るな」と警告される。疑問が膨らむばかりの洋だったが、夜になると弁当を買うため再びスーパーマーケットへ足を運んだ。そして、店長が残った数個の弁当に半額シールを貼った瞬間、恐るべき光景がそこに広がった…!