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まるで自分がその場にいるかのようなワンカット構成。
観た人は分かると思うんですが、本当に言葉通りその場にいるような感覚です。
作られた怖さではなく、戦争そのものの恐ろしさを肌で感じられると言えば伝わるでしょうか。
この作品は劇場で観て欲しい。
戦争の惨劇と、重みに心が沈んだ。とても内容が深く濃い。ワンカットという撮影方法も凄かった。演技力だけでは表せない緊張感に拍手でしかない
映画館で見るべき映画ということで見てきましたよ。
見る前は全編ワンカット撮影と言われてもパッとしなかったんですが、見てみてなるほどと。
映像がね、すごいです。
戦争という緊張感ある時代を映像でよく表現しています。
表現しすぎてリアルすぎてめちゃくちゃ怖いです😭
びっくりする系やホラー苦手な人は気をつけたほうがいいかも😅
急な銃声とか爆発とか、そんなスリルです。。
私はグロいのとか平気なんですがホラーとかは無理で…この映画見終わった後へとへとでしたね🥺🥺(笑)
でもでも迫力も相まって内容も面白いです。
ほんとにあらすじから想像する通りの内容なんですがね…
見事に引き込まれる。
なぜだか退屈させない見せ方、テンポがこの映画にはありました。
グッとくるシーンもあり、満足度高めです👏
こんな映画、映画館で見れてよかったなー🤎
1日という間の中でのストーリー。ワンカット風の演出で1日を主人公たちと共に体験できるように感じられる。よりリアルに感じられる。
ワンカットが売りの本作。どうやって撮ってるんだ。
『1917 命をかけた伝令』
ほぼワンカットなのでミスったら撮影し直し!その緊張感が、物語の緊張感と上手くマッチしている!
【ワンカットの不自然な"繋ぎ"が無い】
①背景込みのワイドショット
②顔のアップ映
例えばこの2つの映像を1カットでやる場合、①から②にズームするかカメラ自体が寄って行くかの2択。本作の場合はカメラが寄る。ワンカットだと、どうしても①でも②でも無い"繋ぎ部"が出来る。
ワンカットはこの"繋ぎ部"がどうしても不自然。『カメラを止めるな』ではそれをギャグに利用してた!観客にそのギャグが通じる時点で不自然さを感じていると言う事です。
しかし本作はその不自然さが無い!本来、繋ぎ部であるところに別の要素を盛り込んでいる!狭い通路で行き詰まるキャラにカメラが追い付き、追い越し側に②になりまた①に戻る。
更にはこの過程でキャラの後方から前方を写すショットに切り替えてくる!その仕掛けに使っている通路が、ワンカットの為に準備された物では無く、戦争で必然の物でそれをやっている事が完璧過ぎる!
【積み重なる特殊メイク】
5分前に血を出せば服に染みている!現実には当たり前の事が実際には血を出していない俳優の服にカットを割らない演出の中で盛り込まれる。
途中、壊れた橋を平均台の様に渡るシーンでブーツがアップで映る。前半で水溜りに入った時の泥がブーツに固まって付いている。この見せ方、完璧でしょ!ワンカットだから実際に観客が観たさっきのシーンで付いた泥です!
しかもそのアップの仕方さえ、上記した"繋ぎ目"のスマートな見せ方でやっている。
【落下してきた飛行機から人】
CGの戦闘機が落下し、そこから実写の人が登場!突然の事だったからちゃんと観てなかったけど、無かった物が現れてそこから人が出てくる工程に不自然さは無かった!
【ワンカットあるある】
カメラが離れている間に高速で着替えて登場!なんて小ネタがありますよね?笑
それを本作は高速メイクで見せる!戦闘機落下で手当てをするシーン。『水を汲んでくれ』とカメラは井戸を映す。その間にナイフで刺されていた訳だけど、次にキャラを写した時には顔が真っ青!短時間で死ぬ前メイクを施した訳です。そんな分かりやすいワンカットあるあるまで盛り込んでいる。
【セットがリアル】
死体が埋まっていたり自然と一体化した廃墟などリアル!ワンカット映像で観客は"体験型"の映画を楽しんでいる最中!現実に引き戻されてしまうような作り物感が全く無い!
【物語について】
シンプルに、伝令を届ける!道を行く!ただそれだけ!その道筋にトラブルが仕掛けられている訳で、常に緊張感があった。
兄が居る理由で指令を受けた弟が主人公のように話が始まったけど、『何でおれ?』状態の脇役に主人公のバトンが移る。彼も家族が居る身だけど、それを達成後に示します。
それまで彼の個人情報は名前以外、登場しない!そこに本作の魅力を更に引き立てる仕掛けがある。
観客が自分を投影できる!感情移入では無い。十人十色、観客それぞれに主人公がマッチする。いきなりミッションに放り込まれた感が演出される。家族がいるから、約束したから!とかでは無く、本能レベルで生きたい欲を刺激される。
【数字で示す】
『300m先に居る!』そう言われて予告編でも出ている最大の見せ場である走るシーンが登場!『もう少し』とか曖昧な言葉では無く、数字で示しています。だから盛り上がる!
『少し』『ちょっと』などの感覚は人それぞれ!しかし300mという数字は誰にとっても300mなんです!それ以下でもそれ以上でも無い!目的達成間際、ラストスパート前に数字で示す事で最高潮に盛り上がる!
こうした1秒間の台詞でその後の数分間が盛り上げられ、それが作品2時間の評価へと繋がる!素晴らしいですよね♪
【ありがとう】
これだけの困難を潜り抜けたどり着いた先に大佐に言われた事が『ファックオフ!』感謝の言葉も無い。出口で中間管理職から『ありがとう』とは言われるけど、なんか慰められたのかな?程度の言葉。
その前振りの先に、亡き友の兄から『弟の最後に居てくれてありがとう。』と握手を求められる。肩の荷が降りるような最高の達成感を味合わせてくれる!
良い映画も、どこか1つは気に入らない点があるもの。しかし本作にはそういった点がありませんでした!心の底から映画を堪能できた2時間でした!最高!ありがとう!
ネタバレを含むレビューです。
違和感ない時間濃縮がもたらす没入感
🎞️
日本公開5日目に鑑賞。
Colin Firth に始まり Cumberbatch で終わる道程に、バッチリ没入できました。
背中を追いながら、時折正面に回り込む映像も愉しい2時間でした。
感想を以下の4つのポイントに分けて、書いてみました。
1. 濃縮された時間に没入
2. 臨場感には経験が必要?
3. 友の死を悼み、敵を撃ち殺すのが戦争
4. Thomas Newman の音楽に揺蕩う
🎬🎥
1. 濃縮された時間に没入
劇場予告や前評判で散々聞かされた、ワンカット(っぽい)映像は、やはり見どころでした。
町山さんの指摘通り、背中を追う映像は表情の演技が犠牲になりますが、観客が主人公(もしくは背後霊)の視線になれる利点もあります。
時折前に回り込んだり、主人公の周りをぐるぐる回る映像も、照明さんや音声さんは何処?って感じの不思議さがありました。
爆破や気絶、河に飛び込む瞬間など、分かりやすくカットを割れる箇所もありますが、かなり長回ししているのは確か。
水死体役の人など、待ってんの大変やろなと随所で感じました。
ただ自分がそれ以上に感心したのが、自然な時間濃縮。
全体の尺が2時間なので、時の流れをリアルに描くと、実際に2時間で移動できる道程しか描けません。
ところが、冒頭に(正確には覚えてないけど)移動には8時間かかるとの台詞。
この時点で、時間経過をリアルには描かない事が分かります。
おまけに、爆破での生き埋め、戦友の死、気絶、母子との交流などでもタイムロス。
車移動や河流れで、大幅に距離を縮めたのかもしれませんが、映画上は短時間なので、時間は確実に濃縮されていました。
しかし、早すぎる筈の時の流れに全く違和感がありませんでした。
おかげで、主人公の視点で戦争を追体験でき、気づけば映画が終わっちゃったと感じるくらいの没入感がありました。
💣
2. 臨場感には経験が必要?
ただ、臨場感があったかと言われると、先週観た「Fukushima 50」には及ばない気がしました。
それは、映画に責任がではなく、自分の経験の乏しさが原因な気がします。
もちろん、全電源喪失(SBO)した原発の中での経験もありませんが、見えない放射能への恐れは、震災時にたっぷり体感しました。
なので、Fukushima 50 が現場でみせる慄きは、かなり臨場感ともに迫ってきました。
一方で、戦場での経験は皆無です。
銃撃も爆破も、ドラマや映画の中の出来事でしかありません。
近くの米軍燃料タンクが爆発して、小学校の窓ガラスが全壊した経験はありますが、ビックリした程度で、恐怖は感じませんでした。
なので、主人公の痛みや恐れまでは、感じ取れている自信がありません。
戦場に対する経験不足を実感しつつ、幸せを再確認しました。
☠️
3. 友の死を悼み、敵を撃ち殺すのが戦争
戦場は未経験ですが、肉親の命が突然絶たれた経験はあります。
なので、敵兵を助けようとした戦友が刺された場面、その死を兄に伝えるシーンでは、心の痛みがよく伝わってきました。
その一方で、友や自分に刃を向ける敵の命は、迷わず奪う。
地球より命が重いのは味方だけで、敵の命まで慮ると、自分が命を失いかねないのが戦場。
きれいごとを言っていられる平和が、ぬるま湯と言われようが、如何に幸せなのか感じ入りました。
🎶
4. Thomas Newman の音楽に揺蕩う
サントラ好きとしては、エンドロールでも流れたThomas Newman の音楽が、かなり心地よかったです。
席を立つ人が結構いたのが、ちょっと信じられないくらいでした。
曲名としては「The Night Window」と「Come Back to Us」。
Thomas Newman で有名なのは「The Shawshank Redemption」「American Beauty」やPixar作品だと思いますが、個人的には「Little Women」のサントラがハズレ曲なしで、結構愛聴してました。
本作の上記2曲も、是非ともコレクションに加えたい一品でした。
没入感。
目を閉じて映画の世界から逃げたくなるのに、戦争の一員なっていて逃げられない。エンドロールで緊張が解けて訳も分からず涙が出てくる。
【レビュー】
この映画を観た感想として一言で言うと、「凄まじく高い没入感により、恐怖や疲弊感を体感でき、涙が出るくらいの衝撃を受ける戦争映画の名作」です!!😂
・
まず良かったのは、「カメラワーク」ですね😁
今作の大注目ポイントですが、これが非常に凄いんです😳
ワンカットに見せるカメラワークは画面の向こう側の空間に立体感を作り、こちらとほぼ同じ時間進行により凄まじい臨場感を強く味わえさせられます。。。
シーンの繋ぎ目を感じさせないカメラワークと編集が凄すぎますね🤔
本当に全編ワンカットかのように感じられます😂
・
前から引っ張るように映したり、背後から追うように映したり、少し離れて映したり、激流の中で追いながら映したりと、そのシーンにあったカメラワークで緊張感が肌に染み渡り、とてつもない没入感と臨場感を感じました😂
・
次に良かったのは「戦争を体感させる演出」ですね😌
「暖かい自然のシーンから、少しずつ疲れ切った兵士や負傷した兵士を出し、塹壕によっていっきに戦争の世界へ入り込ませる演出」「弛緩と緊張を交互に繰り出し、突発的に死へ切迫に追い詰める演出」「暗闇に赤く光る豪炎」「命をかけ突き進む大量の兵士」等々、戦争における絶望感やおぞましく感じる恐怖感、そしていつ何が起きるか分からない緊張感、これらが更に没入感を作り出し、最後には主人公の感情が手にとるように分かるような感覚まで得られました😌
他に「ネズミのシーン」「戦闘機のシーン」「300メートルダッシュのシーン」の演出はスリリングな恐怖が強く特に印象的です。。😱
演出だけでなく、主人公を演じたジョージ・マッケイの演技の良さも確実に影響していますけどね😊
・
そして、それらをみせる「音」が更に臨場感を作り出していました😣
爆発音や激流音、唾を飲み込む音まで繊細且つ大胆な音を味わえましたね😊
IMAXで観て大正解でした😂
・
次に良かったのは「ストーリーのテンポ」ですね🤔
できる限りワンカットでみせる作品であり、時間と死との勝負をテーマにしている為、最初から最後まで退屈な場面は1秒たりともありませんでした。。。
・
伝令を届けなければ1600人が犠牲なるという状況の中で何度も立ちはだかる壁と恐怖の連続で手に汗握らずにはいられません!!
友人の為に、家族の為に、祖国の為に、主人公と共に自分の心が全力で走る感覚になります😖
・
常に死が潜む環境で、死んではならないという緊張感が我々鑑賞者を休ませてはくれません😭
上映終了後に近くに座っていた老夫婦は非常に疲弊したご様子でした。。
そのくらいやばいです笑
・
【総評】
総評として、「カメラワーク」「戦争を体感させる演出」「音」「ストーリーのテンポ」これらは非常に素晴らしく、ゴールデングローブ賞やアカデミー賞での受賞は確実に必然の作品だと思いました😊
物語への感動もですが、とんでもないものを観てしまったという衝撃で涙がでました。
そんな作品滅多にありません。
観てきた戦争映画の中でもトップクラスの作品ですので、少しでも気になる方は是非観ることをおすすめします!!
そして、できればIMAXで観て下さい!!
劇場が戦場になります。
その衝撃を体感して下さい。
衝撃的長回し