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単なる強盗物と思いきや見事に裏切られる。真犯人は誰なのか?病院に隠された謎は?ミステリー好きには楽しめる内容。
ツッコミどころは満載。後半がクダってしまったのがちょっともったいないが、どんでん返しは面白い。高嶋弟の演技は相変わらず暑苦しい〜(笑)
これは面白い
ネタバレを含むレビューです。
オチがある。どんでん返し。
はらはらするけど、
人殺すシーンとかほぼない。
ハッピーエンド。
【びくびくドキドキが止まらない】
真夜中の病院に閉じ込められた医者と患者が犯人から逃げ続けるけど、割と常にどきどきはらはら。何回もビクってなるくらいビビリ発揮してたけど、割とスッキリ見終えた。
坂口くんがただただイケメンで、芽郁ちゃんがただただ可愛かった。
『仮面病棟』
原作の小説があるみたいですね♪読んだ事は無いけど物語としては面白かった!流石、映画化するほどの小説でした!
映画としては気になる点があったけど。
まぁ、おれの場合ちょっと考え過ぎなのかなぁ。笑
【原作の力?設定はグッド】
"仮面"てのがミステリー感あるし、建物の構造を利用したストーリー展開も面白い!
主人公が犯人の行動を否定するんだけど、2人の経験が似ている設定。とある経験の後に、どのような選択をしたのかが違うだけ。
だから主人公の言葉に説得力がある。犯人と同じ経験をしていないのなら、気持ちが分かるはず無いし、ただの正論になってしまいますからね。そういう設定は上手かった!
【映画化によりカバーするべき事】
・文字で表現するのと、映像で表現するのとでは同じ内容でも印象が異なる。
例えばラスト付近でライターを投げるシーンがあるけど、火消えるでしょ!笑
映像化すると、どうしても伝えたい事以上の余計な部分までが明るみに出てしまう。
そこをカバーする事が"映画化"には必要。
それが出来ていないなぁという印象でした。なので、不自然な点がたたある。(まぁ仕方ないのかも)
【不自然な点】
●使われていない手術室の鎖
・明らかに不自然!今時、どんな扉にも純正装備で鍵があるでしょ。笑
しかし、物語的に階段を封じる必要があるので鎖は必要なんです。文章による想像では良くても、映像として提供されると明らかに不自然に感じてしまう例。
●ガラケーを回収しない
・主人公がガラケーで外部に連絡するぞ!と銃を持つピエロを脅すシーンがある。結果、ピエロが少女を解放する替わりに主人公は外部への連絡をしない!という取引で落ち着く。
ピエロは銃を主人公に向けたまま少女を解放。主人公はガラケーを床に置く。そしてピエロはその場を去り奥の部屋へ。床に置いたガラケーを回収せずに。笑
え?ピエロから人質を取り戻した訳だから、何も恐れずガラケーで外部に連絡できるようになったやん!笑
実際はバッテリー切れで使えないんだけど、それをピエロは知らない設定。ピエロの立場になって考えて見れば、回収しないのは間抜けでしか無い。ピエロの真の目的を考えても、あのタイミングで通報されるのはまだ早い。
●少女をストレッチャーに乗せ手術室に運ぶ
・今から言うシーンを想像して下さい。
救急隊から患者を引き継いだ医師達がストレッチャーを引いて廊下を行く!患者の意識を保つ為に『大丈夫ですか?◯◯さん!』なんて声を掛け続けるシーン。良くあるやつです!
『大丈夫ですか?』は今、初めて知り合った患者に対して言う言葉です。
本作ではストレッチャーに乗せた瞬間、5mほどの近距離で『大丈夫ですかぁ?』と言う。
いや、今ずっと目の前に居たしさっき傷口見てたやん!笑
●同じ説明を何度もやる
・先輩に連れられて舞台となる病院に連れてこられた主人公。外観が刑務所みたいなのは『元精神病院だから』と説明される。
内部に入り、階段にある鉄格子を『元精神病院だから』とまた説明される。ピエロが来てまた鉄格子の説明をする。観客に伝われば良いのだから何度も説明シーンは要らない。
●同じカットを何度も入れる
とある病室の入り口のネームプレートに"川崎13"とある。それを主人公が初めて観たシーンで、部屋に来てすぐに主人公の視点としてそれが映される。その部屋でのシーンが終わる数分後にまた同じカットを入れる。2度も強調させる必要は無い。
●不自然な台詞
・ピエロが来たと思ったら認知症患者だった!一安心!てシーンで『患者さんだ!』と主人公が言う。言わなくても見た目で分かる。
・秘密のエレベーターを発見し、それに乗り込む。5階を押す指が映る。扉が開くとそこは資料室の中!『ここは資料室だ』と言えば良いのに『5階の資料室だ』と言う。物語上、今何階に居るかは重要だけどボタンを押す指を映すだけで理解は出来ているのに、わざわざ台詞で2重の説明を入れる。
【まとめ】
説明が多い!観客をバカにしているように感じるけど、まぁ仕方ないのかも。考え過ぎですかね?笑
あと、ラジカセを鳴らしてピエロを2階にお引き出し、その隙に1階へ移動するシーンがある!ピエロが階段を降りてくると鍵がしてあるからエレベーターでやってくる。主人公は隠れる。『13人の死にたい子供達』『死人荘の殺人』みたいにエレベーターのドアに物を挟んで動かないようにすれば良いのに!と他の映画ネタを考えてしまった!笑
今の時代、ミステリー系のオチは見慣れてしまっているので、驚く事も少なくなってしまった。それでも謎が解ける瞬間は面白いものですよね♪
【レビュー】
この映画を観た感想として一言で言うと「雑なところはあるけど、ミステリーを満足に楽しめる作品」という印象です😁
・
まず良かったのは「程よいミステリー具合」ですね🤨
展開していく中で謎の伏線を少しずつ登場させていく構成ですが、その情報を組み合わせていっても所々では解読できるものの、中々完ぺきな解読できないうずうずしさを楽しめるミステリー度合いで、なかなか良かったです🤩
ミステリーチックなセットやどんでん返しもありなかなか満足させてくれましたね😊
・
次に「程よいテンポで進む展開」ですね🤔
ミステリーは、どのあたりで全ての謎がとけるかというところが重要ですが、それが非常にちょうど良く、謎による推進力の強さもある為、最後まで楽しむことが出来て良かったです😚
早く解けすぎると面白くないですからね🤔
・
良くなかったのは「不自然さとミステリーを深める手法のズルさ」ですね😅
あまり言うとネタバレになってしまいますので控えめにいいますが、登場人物が気づかないことが多かったり、患者が大人しすぎたり、ピエロの危機管理が甘すぎたり等、不自然さにより作品としての詰めの甘さが感じられ、更に映像で騙すというズルい手法でミステリーを深めており、ニ流の作品に思えましたね😂
・
【総評】
総評として、「不自然さとミステリーを深める手法のズルさ」の点は残念でしたが、「程よいミステリー具合」と「程よいテンポで進む展開」は好印象で、一流ミステリーとは言えないものの、充分に楽しめる作品だと思いました😊
医師の考えそうなテーマでしたね😁
主演俳優は若く、非常に観やすい作りになっていますので、映画に慣れていない人にもおすすめです👍