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【ELI/イーライ】は1社の動画配信サービスで配信中です。
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ELI/イーライはNetflix(ネットフリックス)で視聴可能です!
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謎の病気を患う子ども。不気味な空気が漂う病院。そして鏡に映りこむ幽霊たち。『ELI/イーライ』はホラー映画に必要な要素を、これでもかと詰め込んだ作品である。映画のはじまりから終わりまで、違和感を感じるように作られており、何が飛び出すか予測できない恐怖を味わえる作品だ。
監督は『フッテージ デス・スパイラル』を制作した、キアラン・フォイ。今作は2作目の監督作品である。キャストは『はじまりへの旅』に出演した子役、チャーリー・ショットウェルを筆頭に、セイディー・シンク、ケリー・ライリーなどが名を連ねる。
原因不明の病を発症し、無菌状態でなければ生きられないイーライ(チャーリー・ショットウェル)は、郊外にある病院に連れてこられる。病院の無菌室で入院することになった彼は、新しい治療を受け、順調に回復していく。
しかし治療を始めてから、幽霊を目撃するようになってしまう。イーライは治療に対して抵抗感を持ち始め、ホーン(リリー・テイラー)の治療を拒み始める。そんなときに窓の外に現れた少女(セイディー・シンク)が、「ここには幽霊がいる」とイーライに警告するのだった。
11歳の少年。生まれつき空気に触れると死んでしまう持病を抱えており、常に宇宙服のような防護服を着ている。治療を受けるために、不気味な病院に入院することになる。恐ろしい幽霊を目撃してからは、ホーンに対して不信感を持つ。
イーライの治療をおこなう医師。病院を経営しており、そこにイーライたち家族を招待する。ウイルスに関する研究をしており、イーライの病も投薬で治そうとしていた。自室のパスワード付き金庫のなかに、重大な秘密を隠している。
病院の外に突然やってきた少女。窓越しでイーライと会話し、仲を深めていく。イーライが目撃した幽霊の話を信じており、唯一の友人となる。その正体は不明で、近くに家があるのかも定かではない。過去の入院患者を知っているかのような発言をする。
イーライの母親。息子の病気を気にかけており、大金を投じて治療をおこなう。
イーライの父親。イーライが語る幽霊の話を、彼の妄想だと思い込んでしまう。
病院に勤める看護師。ホーン医師の治療や、とある儀式の手伝いをする。
今作のあらすじは、不気味で古い病院を舞台とし、そのなかで幽霊たちと遭遇してしまうというものです。あらすじだけ見ると、よくあるホラー映画そのものに見えてしまいますが、今作の特徴は無数に張り巡らされた伏線にあります。
今まで幽霊が見えなかった子どもが、なぜ見えるようになったのでしょうか? そんな疑問にもしっかりと意味があり、ホラー展開へと繋げていきます。
また、両親が罪悪感を抱えている謎や、窓の外に現れる少女の正体など、ラストに向けては驚きの連続です。
今作のシナリオが高い完成度を誇っている理由は、結末の部分にあります。これまでの疑問点がすべて解決されていくため、ほかのホラー映画とは違う「スッキリ感」を味わえる作品です。
結末で重要になってくるのは、悪魔崇拝という文化です。日本ではなじみがない風習ですが、『エクソシスト』を代表するようにアメリカやヨーロッパではポピュラーなテーマでもあります。
イーライの家族たちと悪魔崇拝の関係、そして病院の謎など、すべてが繋がるラストは必見です。
主演を務めたチャーリー・ショットウェルは、『はじまりへの旅』に出演して注目を集めた子役です。序盤の怯え続けるイーライから、勇気を出して幽霊と対峙するまでを器用に演じています。
両親との感動的なシーンから、ホラー映画らしいシーンまで、チャーリーのさまざまな表情を見ることができる作品です。
そのほかにも『ストレンジャー・シングス』のメインキャストである、セイディー・シンクも参加しています。彼女が演じたのは、謎の少女・ヘイリー役で映画のキーパーソンともなるキャラクターです。
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