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チキチキマシン猛レース

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チキチキマシン猛レースの作品紹介

チキチキマシン猛レースのあらすじ

ヘンテコ改造車たちが挑む、ルール無用のカーレース!

アメリカのアニメ制作会社・ハンナ・バーベラ・プロダクションによる、テレビアニメ作品。個性豊かなキャラクターたちが操縦するヘンテコな改造車が、砂漠や荒野、大都市などのさまざまなコースでルールお構いなしのレースを繰り広げる! 日本では1970年に放送された。

11台のレーシングカーが、砂漠、荒野、雪山、大都市など、バラエティーに富んだコースでルール無用の競走を繰り広げる、チキチキマシン猛レース。そのクレイジーなレースに参加するのは、ヘンテコな改造車を操縦する個性的すぎるキャラクターたちである。

自在に変形するレーシングカーに乗る発明家ドライバーもいれば、改造戦車でライバルを蹴落とそうとする軍人風のドライバーもいる。果ては、そこらへんの岩石で作った石器時代風の車を操る原始人たちも参戦するなど、まさになんでもありのレースである。

そんなレースのなかでひときわ個性的なのが、近未来的なレーシングカー・ゼロゼロマシーンを操るひとりと1匹。どんな卑怯な手段もいとわない悪党、ブラック魔王(大塚周夫)と、その相棒の犬、ケンケン(神山卓三)である。

悪知恵だけはよくはたらく彼らは、コースにダイナマイトを仕掛けたり、橋を崩落させようとしたりと、毎回ライバルたちに妨害を企てようとする。こうしてレースはますます混戦を極めるのだった。

チキチキマシン猛レースのクレジット(監督・キャスト)

チキチキマシン猛レースの登場人物・キャスト

  • ブラック魔王(大塚周夫)

    悪知恵がはたらく賞金稼ぎのドライバー。ライバルたちに対して妨害工作を企てるものの、いつも詰めが甘くて結局は自滅してしまう。レーシングの腕はあるため、まじめにレースをすればいいのだが、なぜかリードしていても妨害工作をすることを思いつく。ロケットエンジンを搭載したゼロゼロマシーンを操縦する。

  • ケンケン(神山卓三)

    ブラック魔王の相棒を務める犬。ブラック魔王とともにゼロゼロマシーンに搭乗し、妨害工作にも加担する。けれども、妨害がうまくいかないたびに、ブラック魔王から八つ当たりをされる。簡単な言葉ならしゃべることができる。「シシシシ…」という笑い声が特徴的。

  • ミルクちゃん(小原乃梨子)

    金髪美女のドライバー。おしゃれが好きで、車内にドライヤーやパフなど、化粧直しのための道具を多数積み込んでいる。だが、おしゃれを気にするあまり、コース上に美容院があると寄り道してしまうなど、残念な行動をとることもある。チョコレートが好物。ピンク色のオープンカー、プシーキャットを操縦する。

  • タメゴロー(加藤治)

    原始人の格好をしたドライバー。長い毛で全身が覆われており、手にはいつもこん棒をもっている。岩石で作った石器時代風のオープンカー、ガンセキオープンを操縦する。

  • トンキチ(緑川稔)

    原始人の格好をしたドライバー。タメゴローの相棒。ガンセキオープンに搭乗する。

  • モンスター(神山卓三)

    フランケンシュタインのドライバー。幽霊屋敷をモチーフにした改造車、ヒュードロクーペを操縦する。

  • ドラチビ(たてかべ和也)

    子どものドラキュラのドライバー。モンスターの相棒。ヒュードロクーペに搭乗する。

  • ドクターH(槐柳二)

    天才発明家のドライバー。さまざまに変形する水陸空対応の改造車、マジック3を操縦する。

  • コウモリボス(梶哲也)

    第一次世界大戦で活躍した墜落王のドライバー。巧みな操縦技術をもつ。複葉機と自動車が合体したような真っ赤な改造車、クロイツェルスポーツを操縦する。

  • 軍曹(細井重之)

    横柄で小太りの軍曹。階級は軍曹であるのに、新兵に「閣下」と呼ばせている。戦車のような砲台を搭載した改造車、タンクGTに搭乗する。

  • 新兵(小宮山清)

    やせ型の新米兵士。軍曹の部下。軍曹の命令にしたがってタンクGTを操縦する。

  • トラヒゲ親分(水島晋)

    指名手配中のギャングの親分。6人の子分たちとともにレースに参加する。禁酒法時代の黒塗りセダンをベースにした改造車、ギャング7を操縦する。

  • ヨタロー(高田竜二)

    カウボーイハットをかぶったドライバー。蒸気機関を搭載したカントリー風の改造車、ポッポSLを操縦する。

  • クマッ八(細井重之)

    ヨタローの相棒を務める巨体のクマ。性格は臆病で心配性である。ポッポSLに搭乗する。

  • キザトト(広川太一郎)

    レース参加者のなかで唯一常識的な格好をしたベテランドライバー。だが、普段からなぜかオネエ言葉でしゃべる。正統派のフォーミュラカー、ハンサムV9を操縦する。

  • ドン・カッペ(雨森雅司)

    大柄な木こりのドライバー。木製のボディと丸ノコのタイヤで作られた改造車、トロッコスペシャルを操縦する。

  • 甚平(小宮山清)

    ドン・カッペの相棒を務めるビーバー。トロッコスペシャルに搭乗する。

チキチキマシン猛レースの見所ポイント

  • 1 ルール無用の改造車レース! 『チキチキマシン猛レース』の実況が面白い!

    チキチキマシン猛レースは、ルールお構いなしのカーレースです。個性的なドライバーたちが自慢の改造車で疾走しながら、相手を出し抜いたり、妨害したりして、トップを目指します。

    ときには、コースをねじ曲げたり、ロケットミサイルをぶっ放したりと、荒唐無稽なできごとも起こります。そんなカオスなレースの進行を盛り上げるのが、実況のナレーションです。まるで競馬の実況のごとく、刻々と変わる状況を躍動的に伝えるナレーションが吹き込まれています。

    しかも、ときどき作中のキャラクターとナレーションがけんかをするシーンもあるなど、細かなところでユーモアが駆使されています。笑える作品を見たいときには、おすすめです。

  • 2 妨害上等の悪党と愛犬のコンビ!? 『チキチキマシン猛レース』の、個性豊かなキャラクター!

    今作の主人公は、悪党ドライバーのブラック魔王とその相棒の犬のケンケンです。とにかく悪知恵がはたらく彼らは、ライバルたちと正々堂々戦うつもりがさらさらありません。

    コース上にダイナマイトをしかけたり、ダミーの看板でコースを偽装したりと、ライバルたちを妨害するために、あれこれと策を練ります。しかしドジなブラック魔王とケンケンは、毎回詰めが甘いため、ライバルたちを妨害するどころか、逆に自分たちがひどい目に遭います。

    黒焦げになったり、川に落ちたりと散々です。けれども、彼らはそれにもめげずに、悪だくみをすることをやめません。そんなコミカルだけれども健気な彼らを見ていると、応援したくなってきます。

  • 3 『チキチキマシン猛レース』では、日本語版の主題歌に注目! 本編に劣らずクレイジーな歌詞!?

    今作は、『トムとジェリー』で知られるアニメーター、ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが立ち上げた会社が制作したアメリカのアニメ作品です。1968年から、全米でテレビ放送されました。

    その後、日本語版を制作するにあたり、いくつかのオリジナル要素が加わりました。たとえばキャラクター名がすべて変更されたり、英語版ではほとんどしゃべらないケンケンにセリフが与えられたりしています。

    最大の変更点が、オープニングに流れる主題歌「チキ・チキ・マシーン猛レース」です。これは日本語版オリジナルの楽曲です。昭和らしさ全開のメロディーと本編に劣らずクレイジーな歌詞が合わさり、作品の世界観を盛り上げています。

チキチキマシン猛レースの評価・感想・レビュー

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この記事の執筆者
aukana編集部
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