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優しいベビーシッターが実は強烈な悪魔崇拝者だった…。誰もが憧れる女性の裏の顔を知ってしまい、命を狙われることになった少年を描いた作品が『ザ・ベビーシッタ-』である。スプラッター映画の王道を守りながら、コメディ要素も多く含んだ作品として人気を集めた。
その続編となるのが『ザ・ベビーシッター 〜キラークイーン〜』だ。前作の主人公が高校生に成長した時代を描いており、さらにパワーアップした血しぶきなどのグロテスクな表現が楽しめる。
ベビーシッターのビー(サマラ・ウィーヴィング)に殺されかけたことで、コール(ジュダ・ルイス)は心に大きな傷を負っていた。高校生に成長した彼は、同級生との接触を拒み続け、クラスでも浮いた存在となる。
そんなある日、幼なじみのメラニー(エミリー・アリン・リンド )にボート旅行に誘われる。最初は乗り気ではなかったコールだったが、家庭での問題もありボート旅行に同行することに。しかしメラニーの正体はかつてコールを襲った悪魔崇拝者そのものだった。
2年前にベビーシッターに襲われたことで、トラウマを抱えている少年。悪魔崇拝者たちの話は誰にも信じてもらえず、両親にも精神病院に入れられそうになる。幼なじみのメラニーが気になっており、強い勧めでボート旅行についていくことになる。
コールの家のすぐ近所に住む女子生徒。同じ高校に通っており、唯一コールの話し相手となる。2年前に悪魔崇拝者たちを目撃しており、コールの理解者でもある。しかし、その正体はビーと同じ悪魔崇拝者であり、コールの持つ清潔な血を狙っている。
コールの通う高校に転校してきた少女。過去に問題を起こしており、コールと同じく浮いた存在である。ジェットスキーを運転している最中に偶然コールと出会い、悪魔崇拝者に追われてしまう。両親の遺した小屋を探している。
2年前にコールを襲撃したベビーシッター。現在は死亡しているが、儀式により復活を果たす。
悪魔崇拝者のひとり。2年前に死亡したはずが、復活を遂げた。火炎放射器でコールを襲う。
悪魔崇拝者たちの仲間。ショットガンを手に、コールを殺そうとする。
コールの話を信じず、精神が病んでしまったと思い込んでいる。行方不明になった息子を捜索するはずが、麻薬に手を染めてしまう。
息子の心配をしているが、悪魔崇拝者たちのことは妄言だと決めつけている。
前作『ザ・ベビーシッター』は主人公の勝利に終わっているため、悪魔崇拝者たちは全員死亡しています。そのため続編となる今作には登場しないと思われていましたが、謎の呪術により復活を果たします。
そのため前作のメインキャストのほとんどが、続編にも出演することとなりました。頭のネジが何本も外れている悪魔崇拝者たちの復活は、シリーズファンには安心感をもたらしてくれます。
また、2年の歳月の間に大人へと成長した主演のジュダ・ルイスにも注目です。
『ザ・ベビーシッタ-』というタイトルのもとになっているのが、美人シッターのビーです。彼女は男勝りな性格で、いじめられていた主人公を救ってくれる優しい女性でもあります。
年ごろな主人公はビーに対して憧れを抱いているのですが、その正体は恐ろしい悪魔崇拝者でした。優しい表情から一変、殺人もためらわない悪魔のような女性へと変貌してしまいます。
このギャップが映画の中核を担っており、美しいティーンエイジャーの変貌っぷりが話題となりました。続編ではメインキャラクターではないものの、キーパーソンとして復活しています。
今作はグロテスクな描写が多く含まれる、スプラッター映画に分類される作品です。血液が大量に出るシーンもあり、かなり人を選ぶ作品だといえます。
しかし、スプラッター映画のなかでもコメディ要素が強いため、入門編としては最適な作品です。殺人シーンすらも笑いに変えてしまい、怖さを感じるシーンもほとんどありません。
良い意味でのB級映画テイストや、チープな展開など、ついついニヤケてしまうような作品に仕上がっています。
朝から晩までビルを壊して、終わったらゴミ捨て場で寝る…もうこんな生活は嫌だ! 心優しき悪役ゲームキャラクターが自分のゲームから逃亡。別のゲームで出会ったのは友達がいない少女だった。 嫌われ者のふたりが出会い、奇跡を起こすディズニーの大ヒットアドベンチャー映画! 古びたゲームセンターにあるレトロゲームの悪役キャラクター、ラルフは不器用だけれど心優しき大男。 どんなに頑張っても報われない上に仲間外れにされる…そんな日々に嫌気がさしてゲームから逃亡。害虫退治のゲームからお菓子の国のレースゲーム<シュガー・ラッシュ>へたどり着く。 そこで出会ったレーサーの少女ヴァネロペは仲間外れにされ、国を治める大王からもレース出場を禁止されていた。なんとかレースにエントリーできたヴァネロペの後押しをすることにしたラルフ。 レースの日。紛れ込んでいた害虫が大暴れしてお菓子の国は大パニックに! 害虫駆除のためにラルフは命をかけた決断をする。 そして、ヴァネロペのレースを邪魔する大王には重大な秘密が…。
ロシア映画界がハリウッドをしのぐ驚異のビジュアルで放ったSFアクション大作 モンスターアクションと脱出サスペンスを融合したロシア発の傑作エンタメ。ロシア映画ならではの独特な世界観と「想像力の限界」と称されたモンスターの造形に注目だ。 底知れぬ沼が広がる惑星「XT-59」に住む人類は、惑星管理システムの命令どおりに生きなければならない。命令に背いて囚人となった者たちは生存困難な大地に追放される。彼らが生き残る唯一の方法は、300キロ離れた伝説の島に自らの足で移動することだった。
オバマ大統領出現を予言した?! マ〜ベラスな近未来SFコメディ! 「20世紀少年」×「WALL・E」÷2=「26世紀青年」!? 世界が終わろうとしています。“ばかたち”によって……。 “平均のアメリカ人”の典型、兵卒のジョー・バウアーズ。彼は、米国国防総省から、極秘の冬眠プログラムの実験台に選ばれた。忘れられ時は過ぎ、彼は未来の500年後に目が覚める。あまりにレベルが下がった合衆国で、生きている人間のなかで最もインテリな人間になっていたのだ。
バレエダンサーになる夢を一途に追う少年を描く、感動のヒューマンドラマ。スティーヴン・ダルドリー監督の長編映画デビュー作にして、世界中で数多くの映画賞を受賞し、ミュージカル化もされた人気作。主演のジェイミー・ベルは大勢の応募者のなかからオーディションで見事役を勝ち取った。共演はジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイスほか。イギリス北東部の炭鉱町。母を亡くした少年・ビリー(ジェイミー・ベル)は父のジャッキー(ゲイリー・ルイス)と兄のトニー(ジェミー・ドレイヴン)、高齢の祖母(ジーン・ヘイウッド)と暮らしていた。ボクシング教室に通っていたビリーは、ある日ジムの片隅で練習を始めたバレエ教室に心奪われる。ウィルキンソン先生(ジュリー・ウォルターズ)は彼にトウシューズを履かせ、少女たちに混じって練習させる。その後、ビリーはボクシングをさぼってバレエ教室に通い始める。バレエの魅力にとりつかれ、誰より練習してどんどんうまくなっていく彼をウィルキンソン先生は熱心に指導する。しかしある日、バレエ教室に通っていることがジャッキーにバレてしまう。男がバレエなどするなといって猛反対する父に、ビリーは反発する。ビリーの優れた才能を認めたウィルキンソン先生はロイヤル・バレエ学校を受けることをすすめ、無料で個人レッスンを引き受けるが…。
『トイ・ストーリー』シリーズなどで知られるピクサーが手掛けた、3Dアニメーション映画。飲食店では嫌われる傾向のあるネズミを主人公に、駆け出し料理人とネズミたちとの交流を描いていく。非常に高く評価されたアニメ映画としても有名で、アカデミー賞をはじめとする数々の賞に輝いている。今作の舞台となったフランスのディズニーランドでは、アトラクション化もされるなど、世界中で愛されている作品だ。美食家のネズミ・レミー(パットン・オズワルト)は、シェフになることが夢だった。しかし、当然ながらネズミは嫌われ者で、特にレストランでは見つかったら殺されてしまうほど嫌われている。そんななかレミーは、若手料理人のリングイニ(ルー・ロマーノ)と出会う。髪の毛を引っ張ることで、リングイニの身体を自由に動かせることを知ったレミーは、帽子の中に隠れながら厨房に潜入。一流シェフを目指していたリングイニと利害が一致し、ふたりは協力して批評家をもうならせる料理を作っていく。
20世紀を代表するミュージカルスターである、ジュディ・ガーランドの出世作。『オズの魔法使い』を原作にした映画の中でも、特に知名度が高い作品である。今作でガーランドが歌った「虹の彼方に」は映画の枠を超え、世界中で愛される楽曲になった。カンザスに住んでいる少女・ドロシー(ジュディ・ガーランド)は、巨大な竜巻に巻きこまれ、家とともに空高く飛ばされてしまう。ドロシーと家がたどり着いたのは、カンザスとは似ても似つかない魔法の王国・オズだった。突然の出来事に驚くドロシーだったが、オズの住民や魔女のグリンダ(ビリー・バーク)は、彼女を英雄として歓迎する。東の悪い魔女が、落ちてきたドロシーの家の下敷きになって死亡したのだ。しかし、東の魔女の妹である西の悪い魔女(マーガレット・ハミルトン)がやってきて、ドロシーに復讐しようとする。ドロシーはカンザスに戻るため、帰る方法を知るオズの大魔法使い(フランク・モーガン)に会いに行こうとするが…。
現代に復活したヒトラーを、ドキュメンタリータッチで描いていくブラックコメディ。世界中で人気を集めた作品であり、第二次世界大戦時の同盟国だったイタリアでは、今作のムッソリーニバージョンが制作された。今作はただ単に、ヒトラーを面白おかしく描いた作品ではない。「ヒトラーの持つ能力が現代で使われたらどうなるか?」を真剣に考察し、綿密に作り上げた皮肉たっぷりなストーリーが特徴である。第二次世界大戦が終了する寸前、ドイツの負けを悟ったヒトラーは、愛人とともに自殺する。ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が目を覚ますと、そこは現代のドイツだった。突然のタイムスリップに驚くヒトラーだったが、周囲の人々は彼をモノマネ芸人だと思いこみ、写真を撮りはじめる。そんなヒトラーを「発掘」したのは、テレビ局員のザヴァツキ(ファビアン・ブッシュ)だった。ザヴァツキはすぐにヒトラーを見つけ出し、コメディアンとしてテレビ番組に出演させる。しかし、ヒトラーは生放送でとんでもないスピーチをおこない、ドイツ国民から人気を集めはじめ…。
1959年に初演され大ヒットした同名ミュージカルの映画版で、1965年に公開された。原作は主人公のモデルであるマリア・フォン・トラップの自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』である。原作の自叙伝、ミュージカル、そして映画ともに世界中で大ヒットし、今もなお世界中の老若男女から愛されている名作だ。劇中では「エーデルワイス」「私のお気に入り」「ドレミの歌」など、誰もが一度は聞いたことがある名曲が使用されている。物語も主人公の成長ストーリー、恋愛、そして子どもたちとのふれあいなど、ほのぼのする展開から、迫り来る戦争の影や緊張感あふれる脱出劇まで幅広く展開する。歌うことが大好きで自由に憧れる修道女見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)は、そのおてんばぶりから、ほかの修道女たちにからかわれつつも愛される存在だった。ある日、修道院長(ペギー・ウッド)から、トラップ大佐(クリストファー・プラマー)の子どもたちの家庭教師になるようにすすめられる。修道院長のすすめを最初は断るマリアだったが、最終的にトラップ邸に向かう。そこでマリアを待っていたのは、何人もの家庭教師がさじを投げた7人の子どもたちだった。子どもたちからの「手厚い」歓迎もマリアは動揺せず受け入れ、次第に子どもたちもそんな彼女に心を開き始めていくのだが…。
本国インドで2009年に公開され、当時のインド映画歴代興行収入記録を塗り替えた大ヒットコメディ映画。 舞台は超難関とされる名門工科大学。未来のエンジニアを目指して入学してきた写真好きのファルハーンは、なんでも神頼みをするラージューとルームメイトになる。ある日の夜、上級生の手厳しい新人歓迎会のときに、ランチョーという変わり者が遅れてやってきて上級生を煙に巻き、彼らは意気投合する。3人はいつもつるんでは校内で騒動を起こし、「3バカ」と呼ばれるようになった。 ランチョーは柔軟な発想力と圧倒的な学力で周りを驚愕させるも、競争社会至上主義を必要以上に押し付ける学長に対して、たびたび異議を唱えていた。そんな態度を快く思わない学長から「3バカ」は目の敵にされてしまう。しかも、ランチョーが学長の娘のピアと恋仲になったことが発覚すると、3人に退学命令が下されてしまう…。彼らは無事に卒業できるのか? 主人公のランチョーを軸とした大学生活と、卒業後10年を経過した今とが折り重なってストーリーが紡がれていく。
知的障害を抱える青年とアメフト部コーチの友情を描いたヒューマンドラマ アメリカのスポーツ専門誌に掲載された実話にもとづく、爽やかに泣ける感動作。オスカー俳優、キューバ・グッディング・Jr.やエド・ハリスら演技派俳優たちが好演。 フットボール部のコーチ・ジョーンズは、グラウンドのそばでよく見かける知的障害を抱える青年にチームの世話係を頼む。音楽好きでラジオを手放さない彼は、「ラジオ」というニックネームで呼ばれ人気者になる。だが、彼の存在を快く思わない人たちがいて…。