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『復讐法廷』は、2015年にテレビ朝日系で放送された法廷サスペンスドラマ。娘(柳生みゆ)を殺された父親・中原誠司(田村正和)による復讐殺人事件をテーマに、現代司法の問題点を問う作品になっている。
『新ニューヨーク恋物語』以来約10年ぶりに共演する、竹内結子や田村正和などのキャストを中心に物語が進んでいく。
裁判所で、ある強姦殺人事件の判決が下されていた。その裁判では警察の尋問による自白が証拠として採用されず、容疑者である岩崎健二(中尾明慶)は無罪になる。判決を聞いた岩崎は笑みを見せ、被害者の父親である中原誠司の反論があるなか、裁判結果は警察の捜査に大きな影響を与えていた。
その後誠司は娘の復讐を誓い、岩崎を射殺。そして警察に捕まった誠司は、自分は岩崎を無罪にした国の代わりに死刑を執行したといった。そのころ、検事を辞めて弁護士になっていた緒方信子(竹内結子)。
父の親友である吉岡勇(岸部一徳)の紹介で、誠司の弁護をしようとする。しかし誠司は、自分の罪を軽くするつもりはなく、信子の弁護に消極的だった。
元大学教授。ペルーに住んでいる息子がいる。本来は虫も殺さない優しい人物であったが、殺された娘の復讐のために、裁判で無罪になった岩崎を銃で射殺した。殺害後、自分の殺人は娘を強姦した男を無罪にした国や司法が悪いと主張した。
誠司の弁護を請け負った弁護士。勝気で活発な性格の女性。もとは検事であったが、上司とのトラブルで検事を辞めて弁護士になった。検事を辞めて1年ほどの新人弁護士。吉岡の紹介で、誠司の弁護を務める。
強姦殺人の容疑者。事件の自白が無効となったため無罪となり、事件後はバーテンダーとして働いていた。その後、復讐のために訪れた誠司によって射殺された。
東京地方裁判所判事。信子の父親の親友で、誠司の弁護をするよう信子に持ちかける。
誠司の研究所の助手だった人物。由紀子が好意を抱いていた相手。アメリカに留学していたが現在は日本に戻り、結婚をしている。
岩崎を取り調べた刑事。激しい尋問によって岩崎から、事件の自白をとる。強姦殺人の裁判で、岩崎が無罪になったことに疑問を感じており、信子の調査にも協力する。
誠司の妻で、由紀子の母親。岩崎の無罪に納得できず、裁判所で泣き崩れる。事件の心労から重い心臓病を患い、1年後に病死する。
誠司の息子。ペルーで宣教師になっており、誠司に事件を忘れてペルーに来るよう誘う。
信子の婚約者。信子には邪険に扱われることもあるが、信子をサポートする。
誠司の娘。ワゴン車によって山に連れて行かれ、強姦された後に殺害される。
由紀子の中学時代からの親友。誠司の裁判にも、傍聴人として来た。誠司とも顔見知りで、裁判時には誠司の応援をする。
『復讐法廷』は、現在の日本の司法や裁判の問題点を感じられる法廷サスペンスドラマです。犯人と思われる人物が無罪になり、その復讐をした父親の殺人についてストーリーが展開していきます。
人間の感情だけでは解決できない、日本の裁判の難しさがわかります。裁判や司法に対して疑問を感じながら、司法に従うことしかできない人々の葛藤も感じられます。
また裁判員制度も登場するドラマなので、裁判員たちが関わる裁判シーンは、より身近に考えさせられるものとなっています。
『復讐法廷』は、主演の田村正和や竹内結子だけでなく、そのほかにも多くの魅力的なキャストが出演しています。
裁判官を演じるのは、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリーズや『医龍 -Team Medical Dragon-』シリーズなどで有名な岸部一徳です。さらに強姦殺人事件の容疑者役を、『ドラゴン桜』や『ROOKIES』などで知られる中尾明慶が演じています。
強姦殺人事件、そして復讐殺人事件を取り巻く彼らの演技にもご注目ください。
『復讐法廷』のラストには、衝撃の事実が明かされます。今作では復讐殺人事件の弁護士である信子が、その事件のきっかけとなった強姦事件の被害者・由紀子の行動を追っていきます。
そして信子が真摯に事件と向き合う姿から、信子の弁護に消極的だった誠司も心を開いていくようになります。
また誠司は、裁判員裁判によって裁かれます。今作では裁判員となった彼らの気持ちになって、事件について考えることもできます。誠司がどんな運命を迎えるのか、ぜひ見届けてください!
『金魚妻』は2022年2月からNetflixで配信開始されたドラマ作品。配信はNetflixのみとなるが、Netflixとフジテレビの共同企画・共同制作となっている。紙・電子併せて累計部数325万部を突破した、黒澤Rによる同名漫画が原作。『アンフェア』シリーズなどで知られる篠原涼子が主演を務める。ほかにも岩田剛典、安藤政信、長谷川京子、堀未央奈、藤森慎吾などが出演する。とあるタワーマンション。ここの最上階に住むさくら(篠原涼子)は、夫・卓弥(安藤政信)とともに美容サロンを経営する、いわゆる“勝ち組”の女性だ。しかし華やかにみえる生活の裏で、卓弥は複数の女性と関係をもち、さらにはモラハラ・DVをすることでさくらのことを支配していた。タワーマンションでおこなわれたさくらの誕生日パーティーも、お祝いというのは建前で、実は新店舗オープンの発表が本来の目的であった。パーティーで風水師・メイ(峯村リエ)から、「金魚を飼うこと」を勧められたさくら。後日、近所に「金魚のとよだ」という金魚屋さんを見つけ、そこで店主である春斗(岩田剛典)と運命の出会いを果たす。金魚を介して惹かれあっていくさくらと春斗。しかし、2人の距離が近づけば近づくほど、夫・卓弥も苛立ち、さくらに冷たく当たるのだった。タワーマンションに住む6人の女性たちが、禁断の不倫愛に翻弄されていく。
これは、日本一の資産家にして政界財界裏社会に絶大なる影響力を持つ「金神」在全無量 (ざいぜんむりょう) が建設中の、「ドリームキングダム」に極秘裏に集められた若者たちが賞金1000億円を賭け、知力・体力・時の運を試される特別なゲームに挑む物語である。それは常に土俵際での心理戦であり、時に仲間をも蹴落とすことが必須とされる壮絶なサバイバルゲーム。若者たちが「ゲームに勝てば人生一発逆転できる」という千載一遇のチャンスに溢れたテーマパークに集められる。彼らにとって本当に大切なのは金か? 友か? それとも、命か? 原作:福本伸行「賭博覇王伝 零」(講談社「週刊少年マガジンKC」刊)
料理を「作る」ことが好きな女性と、「食べる」ことが好きな女性。彼女たちの日常や交流を通して、女性を取り巻く現実や女性同士の連帯を描く。人気マンガ「つくたべ」をドラマ化。
若くして両親を亡くした元暴走族総長で、現少女漫画家のケンジ。妹・ヤスコを守ることに命をかけ、ヤスコに関することすべてに口を出す―そんな過剰に妹思いのケンジと、彼を取り巻く人々との恋と人間模様を描く。高校生のヤスコは、12歳年上で、まるで父親のように過干渉なケンジに辟易する毎日で、兄妹ゲンカは絶えることがない。そんな2人の前に現れたのは、元レディース総長で花屋を切り盛りするエリカと、その弟で超優秀なイケメン高校生の純。エリカはレディース時代からケンジを思い続けているが素直になれず、ケンジと顔を合わせるたび、心とは裏腹の言葉で罵倒してしまう。一方、ヤスコはイケメンの純に一目惚れして―。果たして、不器用ながら真っ直ぐなケンジと、素直になれないエリカの恋の行方は? そして、ヤスコと純の初恋は?
『上流階級〜富久丸百貨店外商部〜』は、日本のテレビドラマ作品。フジテレビ系列の赤と黒のゲキジョー枠で2015年1月16日に放送された。連続ドラマではなく、1話完結のスペシャルドラマ。原作は、小説家・高殿円の同名小説で、神戸の老舗百貨店が舞台の作品となる。主演は、『黄泉がえり』や『ストロベリーナイト』など、人気作へ数多く出演する女優・竹内結子が務める。ほかにも斎藤工、竹中直人、草刈正雄、浅野ゆう子、松雪泰子、高畑淳子、桂文枝といった豪華な俳優陣が出演する。神戸の老舗百貨店である富久丸百貨店・神戸元町店。ここに、アルバイトから地道にキャリアを積み重ねていった苦労人の女性がいた。彼女の名前は、鮫島静緒(竹内結子)。店舗リニューアルの企画を成功させた手腕が認められ、正社員となった彼女につきつけられたのは、外商部への突然の異動だった!? いままでとは180度違う世界で働くこととなった静緒は、月1,500万という途方もないノルマを達成するために奮闘する。個性豊かな外商部のメンバーや、一癖も二癖もある外商の顧客たちを前に静緒は苦戦を強いられるが、持ち前のバイタリティーとやる気で困難に立ち向かっていく。静緒は外商員として羽ばたくことができるのか!?
『明日、ママがいない』は2014年に放送された日本テレビ系列のテレビドラマ。主演は芦田愛菜。これまでもさまざまな作品に出演してきた芦田だが、今作が連続テレビドラマ初単独主演作品となる。児童養護施設「コガモの家」を舞台に、さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちの葛藤と絆が描かれている。芦田のほかにも、鈴木梨央、桜田ひより、渡邉このみといった演技力の高い子役が出演。子役以外にも、三上博史、木村文乃、三浦翔平、城田優、鈴木砂羽といった実力派の俳優陣が脇を固める。横浜にある児童相談所。そこにある少女が預けられた。彼女の名前は渡辺真希(鈴木梨央)。たったひとりの肉親である母親が傷害事件を起こし、身寄りのない真希は児童相談所に保護されたのだ。怪しげな男性・佐々木(三上博史)に児童相談所から連れていかれたのは、グループホーム「コガモの家」。ここではさまざまな事情で父親・母親と離ればなれになった子どもたちが、みんなで支えあって暮らしていた。真希はその場所で、3人の少女たちと出会う。本当の名前で呼び合うことをしない彼女たちは、ポスト(芦田愛菜)、ピア美(桜田ひより)、ボンビ(渡邉このみ)と名乗り、真希のことを「ドンキ」と名付けるのだった。その中でもリーダー格のポストは、新入りの真希に容赦ない言葉を投げかけ、それに対して真希も反発していく。
司馬遼太郎の代表的長編歴史小説を原作に、3年にわたって放送された壮大な人間ドラマ 司馬遼太郎が、明治という時代に立ち向かった男たちを10年かけて描いた青春群像劇。秋山好古・真之と正岡子規を、阿部寛、本木雅弘、香川照之という演技派3人が熱演! 日本が近代国家として歩み出したばかりの明治の初め、伊予・松山に3人の男がいた。後に、日露戦争で大きな役割を担った秋山好古・真之兄弟と、明治を代表する文学者・正岡子規。彼らはただ前のみを見つめ、明治と言う時代の坂を上ってゆく。
沖田×華(ばっか)さん原作の漫画『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』をベースに、今までの医療ドラマにはなかった産婦人科医院の「影」の部分にスポットを当てた感動の物語。 青田アオイは高校の准看護学科に通う高校生。由比が院長を務める由比産婦人科医院に看護師見習いという形で働きはじめる。 産婦人科医院は新しい命が生まれる場所と認識していたアオイだが、由比から「日本人の死亡原因の本当の1位はアウス(中絶)である」事実を聞いて唖然とする。 中絶、流産、死産、性的虐待、DVなど…毎日さまざまな事情を抱えた女性や赤ちゃんたちに出会っていく過程で、光がある命だけではなく、スポットが当たらずに消えていく命もある現実を知ることになる。 中絶手術後の小さな「命のカケラ」を小瓶に詰めて、業者にわたすことが日課になったアオイだが、「輝く命」と「透明な命」とが絶えず交差する場所で、「命とはなんなのか?」を問いかけながら成長をしていく。
今作は一世を風靡したアダルトビデオ監督・村西とおるの自伝『全裸監督 村西とおる伝』を、実写化した作品である。80年代の日本を大規模セットで再現し、海外配給による豊富な資金をもって制作された。かなり大人向けな内容ながら、Netflixを通じて世界中で配信され、多くの支持を集めている。そんな今作の総監督を務めたのは、『百円の恋』を手掛けた武正晴。アダルトビデオ店で働いていた経歴があり、今作の雰囲気作りに貢献している。主人公の村西とおるを演じたのは、『勇者ヨシヒコ』シリーズや『闇金ウシジマくん』など、奇抜な役を多く演じてきた山田孝之。『全裸監督』の名の通り、気持ち良いほどの脱ぎっぷりにも注目したい。セールスマンとして確かな成績を残してきた村西とおる(山田孝之)だったが、突如として会社は倒産。妻には浮気され、自暴自棄に陥っていた。絶望的な状況の中、相棒の荒井トシ(満島真之介)とともに、アダルトビジネスに没頭し始める。会社員時代のノウハウを活かし、ビニ本販売に精を出していた村西。逮捕されるリスクを背負いながら、少しずつ勢力を広めていく。そしてついに、アダルトビデオ制作へ乗り出すのだが…。