まだ閲覧した作品がありません
作品詳細ページを閲覧すると「閲覧履歴」として残ります。
最近の見た作品が新しい順に最大20作品まで表示されます。
現在、まだ配信されているサービスはありません。
国内外から高い評価を受ける映画監督、黒沢清。彼は『散歩する侵略者』や『回路』など、数々の名作映画を作ってきた監督だ。
そして、2020年におこなわれたヴェネツィア国際映画祭で、最新作『スパイの妻<劇場版>』が、監督賞に相当する「銀獅子賞」を獲得した。日本人が同賞を獲得するのは、2003年の北野武以来である。
太平洋戦争開戦が迫っている日本。貿易会社を営む福原優作(高橋一生)は、甥の竹下(坂東龍汰)とともに満州へ向かう。ひとり残された優作の妻・聡子(蒼井優)は、寂しさをまぎらわせながら、夫の帰国を待ち望んでいた。しかし、夫から「帰国が遅れる」との電報が入る。
数週間後、無事に帰国した優作だったが、聡子は異変に気がついた。そんなときに憲兵の津森(東出昌大)から、呼び出される。それは夫が、満州から連れ帰った謎の女性・草壁弘子(玄理)に関する話だった。
優作への疑惑が確信に変わり、夫を問い詰める聡子。しかし勇作には国際世論すら動かす、大きな計画があった。
当時はめずらしかった、貿易会社を経営する男。洋館に住んでおり、執事も雇うほどのお金持ち。当時の日本では浮いている存在だが、自分の正義を貫くため、奮闘する。妻の聡子にも明かせない秘密を抱えており、竹下と裏で通じ合っている。
優作の妻。夫を愛しており、少しの間でも離れることを嫌う。満州から帰国した夫を「別人のよう」と評したが、それでも愛情は変わらなかった。憲兵隊の津森とは幼なじみで、現在でも交流がある。
憲兵隊の隊長にまで上りつめた男。「外国かぶれ」である優作と結婚した聡子を心配している。聡子とは幼なじみであるが、それ以上の感情を持っており、優作にも見破られてしまう。憲兵として、満州から帰ってきた優作を疑っている。
優作の甥。貿易会社に勤め、優作と満州に出かける。帰国を機に小説を書きはじめ、旅館に引きこもってしまう。
優作たちが満州から連れ帰った謎の女。正体がわからないまま、死を遂げる。
優作と交流のある医師。満州から薬を持ち帰るよう、優作に頼む。
福原家に勤める執事。同じく使用人の駒子とともに、優作の手助けをおこなう。
福原家の使用人。聡子とも仲がよく、ふたりの考えを察していた。
今作は戦時中を舞台としながらも、ミステリー映画として仕上がっています。しかし、『スパイの妻<劇場版>』で重要になるのは「誰が誰を殺したか」ではありません。
主人公の優作が隠している秘密、そして目的こそが焦点となるのです。そこには戦時中ならではの仕掛けがあり、衝撃を受ける展開が用意されています。
しかもその秘密は、日本を揺るがすほどの大きな「何か」です。闇に葬られてもおかしくない秘密を知ったとき、妻の聡子はどう行動に移すのでしょうか? 最後まで気を抜けないミステリー映画です!
戦争中は言論の自由がなく、国民全員が同じ思想を持つよう強要されていました。主人公は貿易商ですが、イギリス相手に商売をしただけで、憲兵から目を付けられます。
この不自由な空気が、今作でも流れており、重厚な人間ドラマに発展するのです。妻の聡子は夫をスパイではないかと疑います。そこには幼なじみで憲兵でもある、津森の存在がありました。
夫と謎の女の関係を疑いながらも、聡子はある真実にたどり着きました。しかし津森との三角関係も関わってきて、それぞれの思惑が重なり合う予期せぬ展開を迎えます。
今作はNHKで放送されていたドラマを、映画用に再編集したものです。画面サイズが最適化され、劇場公開しても違和感のない編集がされています。
テレビドラマだったとは思えないクオリティとストーリーで、多くの人を惹きつける作品です。それは日本のみならず、海外でも賞を獲得するなど、大健闘しました。
主演ふたりの演技、黒沢清監督の画面作りが合わさって、2020年のなかでもトップクラスのクオリティの邦画に仕上がっています!
『窮鼠はチーズの夢を見る』は、『世界の中心で愛を叫ぶ』や『GO』『劇場』といった、名だたる映画作品を手がけた行定勲監督による「胸が苦しくなるほどの忘れられない恋の物語」。2020年9月11日に公開された。原作は『失恋ショコラティエ』などでも知られる、水城せとなの同名漫画。広告代理店に勤めるサラリーマン・大伴恭一(大倉忠義)と、浮気調査員として働く今ヶ瀬渉(成田凌)のラブストーリーが描かれる。恋愛に受け身で常に優柔不断の恭一は、女性から関係を迫られるとすぐに応じてしまう。恭一は既婚者だったが、不倫を繰り返してきたのだ。恭一の妻・知佳子(咲妃みゆ)から浮気調査の依頼を受けた、浮気調査員の今ヶ瀬。大学卒業以来、会うことがなかった2人。不倫の事実を隠す条件の代わりに、「カラダと引きかえにしないか」と今ヶ瀬は恭一に詰め寄る。最初は拒絶していた恭一だったが、大学のころから好きだったという一途な思いに、恭一自身の気持ちも変わっていく。しかし恭一の元カノ・夏生(さとうほなみ)の存在により、恭一と今ヶ瀬の関係に変化が起こる…。
空前絶後の大ヒットを記録した『君の名は。』から3年。世界的に注目されるアニメーション監督・新海誠の最新作がいよいよ公開!東京にやってきた家出少年と不思議な能力を持つ少女。ふたりが運命に左右されながらも自らの生き方を“選択”していく、美しくも儚いラブストーリーに全世界が圧倒される! 離島に住む男子高校生・帆高は、ある思いを抱いて家出同然で上京してきた。しかし、すぐに生活は苦しくなり…孤独の果てに見つけたのは、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。なかなか思うようにいかない…帆高の心を表すかのように降り注ぐ雨。そんな憂鬱な日々が続くある日、帆高はひとりの少女と出会う。とても明るい性格で、弟と暮らしているという陽菜。彼女には、ある特殊な能力が備わっていたのだった…! 帆高と陽菜、ふたりだけが知る、“世界の秘密”についての物語がいま、幕を開ける。
「逃げちゃダメだ!」など数多くの名ゼリフを生んで社会現象となったテレビアニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』。物議を醸した第弐拾五話と最終話の第弐拾六話をリメイクし、完全新作を制作。庵野秀明が総監督を務め、劇場版完結編として上映した作品。第12回日本アカデミー賞話題賞を受賞した。特務機関NERVと決裂した秘密結社ゼーレは、戦略自衛隊による攻撃をNERV本部に仕掛けた。ここから使徒ではなくヒト同志の戦いに移行していく。サードインパクトをヒトの手で発動させようと仕掛けるゼーレ、アダムとリリスの融合で人類の補完を遂行させようとする碇ゲンドウ、それを阻止しようとする葛城ミサト達の戦い。綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーそして、フィフスチルドレンとして登場した渚カヲル。彼らとの出会いや裏切りを経験し、碇シンジは何を望み、何を願うのか。
2018年にフジテレビ系列で放送された、人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』の映画化第2弾。おなじみのダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)はもちろんのこと、ドラマにゲスト出演していたキャラクター達も勢ぞろい。脚本はドラマ、映画第1弾『コンフィデンスマンJP ロマンス編』と同じく古沢良太。監督はドラマでも演出を担当し、第1弾も監督した田中亮。2020年7月23日公開。世界有数の富豪であるレイモンド・フウ(北大路欣也)が亡くなった。残された遺言により、莫大な遺産の相続人、そしてフウ家の当主には、レイモンドが最後に愛した女性との子どもであるミシェル・フウが指名されたが、レイモンドの3人の子ども達、そして執事のトニー・ティン(柴田恭兵)の誰もミシェルの存在を知らなかった。このお家騒動を知ったダー子は、街で助けた少女コックリをミシェルに仕立て上げ、フウ家に潜り込むことを計画。巧みな工作でトニーにコックリを本物のミシェルと認めさせ、フウ家への潜入に成功したダー子たち。ランカウイでおこなわれるフウ家のパーティで、コックリ扮するミシェルがフウ家の当主となる発表がされることになったが、そのパーティには多数の詐欺師、そしてダー子たちの宿敵も現れて、絶体絶命のピンチに。果たして、ダー子たちはシリーズ史上最大のオサカナを無事にゲットできるのか!?
小さい頃から、他の人には見えない妖(あやかし)を目に映すことができた夏目貴志。亡き祖母レイコが勝負をしかけ、負かした妖に名前を書かせた契約書の束「友人帳」を継いで以来、自称用心棒・ニャンコ先生とともに、妖たちに名を返す日々――人と妖の間で忙しい毎日を送る夏目は、偶然昔の同級生・結城と再会したことで、妖にまつわる苦い記憶を思い出す。そんな頃、夏目は、名前を返した妖の記憶に出てきた女性・津村容莉枝と知り合う。レイコのことを知る彼女は、いまは一人息子の椋雄とともに穏やかに暮らしていた。彼らとの交流に心が和む夏目。だが、親子の住む町には謎の妖が潜んでいるらしかった。そのことを調べに行った帰り、ニャンコ先生の体についてきた“妖の種”が、藤原家の庭先で、一夜のうちに木となって実をつける。どことなく自分に似た形のその実を食べてしまったニャンコ先生が、なんと3つに分裂してしまう――!?(C)緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト
『ジョゼと虎と魚たち』は2003年に公開された実写映画で、原作は田辺聖子の同名小説。監督は『メゾン・ド・ヒミコ』『のぼうの城』『眉山』『黄泉がえり』など、数々のヒット作を手がけた犬童一心。第27回モントリオール世界映画祭、第39回シカゴ国際映画祭、第16回東京国際映画祭などに正式出品。第46回ブルーリボン賞を受賞したほか、恒夫を演じた妻夫木聡氏は第77回キネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞。2020年には劇場アニメ化が公開予定で、韓国でも映画がリメイクされた。主題歌のくるりによる「ハイウェイ」も人気で、2019年には映画公開から16年にしてLP版も発売した、音楽も秀逸な作品。足の不自由な女の子・ジョゼと大学生・恒夫のラブストーリー。これは純愛なのか?足が悪く、幼少期は児童福祉施設で暮らしていたくみ子、愛称はジョゼ。ジョゼのおいしい手料理を食べたことがきっかけで、女性にちょっとだらしない恒夫との純愛がはじまる。読書家でフランソワーズ・サガンが好きなジョゼと、大学生で雀荘でアルバイトをしながらセフレがいて、性に奔放な生活を送っている恒夫。麻雀屋の客たちが不気味だと噂する、大きな乳母車を押す老婆に興味を持っていたところ、足の不自由なジョゼと出会った。ふたりの恋愛のゆくえは…?
累計発行部数が3000万部を超えた人気漫画『黒子のバスケ』の原作者・藤巻忠俊氏が描いた続編をアニメ映画化。 かつて無敗を誇った名門、帝光中学校バスケ部。10年に1人といわれる逸材が奇跡的に5人揃った世代は「キセキの世代」と呼ばれ、伝説のように語られていた。 そんな「キセキの世代」とともに戦い「幻のシックスマン」と呼ばれていた黒子テツヤは誠凛高校に入学し、アメリカからの帰国子女である火神大我と出会う。 黒子は「光」である火神の「影」として戦い、かつての「キセキの世代」たちを倒し全国大会で優勝を果たす。 その翌年、アメリカからストリートバスケのチームJabberwock(ジャバウォック)が招待され、日本のチームと親善試合をすることになった。しかしJabberwockはその圧倒的な力で日本チームをねじ伏せ、日本のバスケのレベルの低さを嘲笑う。 リベンジを果たすため、黒子や火神そしてかつては敵だった「キセキの世代」たちが集結し、ドリームチームを結成。彼らは強敵に立ち向かうのだった。
『ミッドナイトスワン』は、2020年9月25日公開された日本映画。監督は内田英治で、監督自身が脚本や小説『ミッドナイトスワン』を執筆した。世界初の最長925秒の予告編が、話題になった作品でもある。2020年10月末で、興行収入5億円を突破。音楽は、渋谷慶一郎が書き下ろした曲を再構成している。そのほか映画内では、バレエピアニストの蛭崎あゆみの曲を起用しているほか、チャイコフスキーの有名バレエ音楽「白鳥の湖」も使われている。一果役は、今作が女優デビュー作で、4歳からバレエ経験のある服部樹咲が務めた。ふるさとの広島を離れ、東京の新宿でトランスジェンダーとして生きる凪沙(草彅剛)。親にカミングアウトをしていないため、電話では男の声で受け答えをしている。そんな凪沙のもとに、親戚の女子中学生・一果(服部樹咲)がやってくる。一果は母親の桜田早織(水川あさみ)から虐待されていたため、最初は心を閉ざしていた。しかし凪沙との生活が始まり、近所のバレエ教室に通い始めたことによって、バレエに興味を持つようになっていく。凪沙も一果のことを実の娘のように思い、バレエ教室の月謝を払う。バレエが上手になり、ライバルのりん(上野鈴華)もできた一果だが…。凪沙の貯金も少なくなり、タイで性転換手術をするものの、凪沙の体調も悪くなってしまう。