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マーべルの人気コミックを、
サム・ライミ監督がトビー・マグワイア主演で映画化したシリーズ第1弾。
恋に悩む普通の高校3年生・ピーター。
ある日、
彼は遺伝子を組み換えたクモに噛まれたことで、
超人的な能力を手に入れる。
ホラー畑出身のサム・ライミ監督だけあって、
全体的にダークな感じが良かった。
等身大なヒーローが描かれているのは好感を持てる。
ベンおじさんの死や、
ハリーの父を殺してしまう葛藤や、
MJへの想いなど、
ピーターの苦悩をしっかり盛り込んである。
J・K・シモンズ演じるのが、
アニメからそのまま飛び出したような編集長で良かった。
天楼を飛び回るスパイダーマンや、
スピード感あるアクションシーンは見応えあった。
本作の一番の名シーンは、
雨の中で暴漢に襲われるMJを助け出した後の、
逆さスパイダーマンとMJのキスシーンだと思う。
それにしてもMJはピンチに会いすぎる。
クライマックスはWTCで撮影されたのだが、
例の事件でクイーンズボロ橋で取り直したのが残念でしかない。