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ネタバレを含むレビューです。
父の農場を継ぎ お馬さんと暮らす
地域の人から頼りになる存在に
一転 皆殺し 計画的に戦う 虚無
2023年3月27日(月) BSプレミアム
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『消耗品って?』
『パーティに呼ばれて欠席しても誰も気にしない』
なんちゅう切ない事言うねん
2021年11月27日(土) BS TBS
『ランボー4』
・世間的に注目度の薄いミャンマーの紛争を取り扱う事で、世界にその現実を突きつける作品。
本作は暴力シーンの残酷さが凄い!見慣れない人は気分が悪くなるレベル!それが現実を見せているようで、本作が伝えたいミャンマーの実態と繋がる。子供が火の中に放り込まれたり、女性が強姦されたりと本当にエグい!
重要なのが紛争地域に本と薬を運ぼうという支援組織のメンバー!彼らは過酷な戦場を知らない存在。観客と同様の視点であるキャラなんです!観客は彼らを通じて生々しい戦闘シーンを体験する事になる。ここが過去3作とは違う!
支援品を運んできたと言う支援組織のメンバーにランボーが『武器を持ってきたのか?』と聞く。メンバーは、そんな訳無いだろ?僕達は平和を愛しているんだ!と言わんばかりの顔で『もちろん持ってきていない』と答える。
愛で命を救うなど甘いものでは無く"現実"を突きつけられる。しかし、捕らえられたヒロインは強姦されないんですよ!その理由が敵のボスがゲイだから!と設定を加えている。
流石に映画だから、出来ないわぁ〜と言う内容も現実味を与える設定を追加して、可能な限り自然に見せている。
『ロッキーザファイナル』と同様に、原題がフルネームである事や、若手の傭兵が登場する点を考えても、後輩に人生そのものを見せる先輩の姿を描いている作品でもある。
『ランボー3/怒りのアフガン』
今度はアフガンだけど、ストーリー構成は2作目とほぼ同じ!笑
機関銃、弓、ヘリ、ナイフの武器や、上半身が裸のイメージは本作で完全に定着しましたね。
村人『ここで起きている事は報道されない。世界に現状を伝えて欲しい』まさにその台詞通り、アフガンの過酷な現状(当時)を伝え、ランボーの怒りがソ連軍に向けられる!
大佐が戦に同行するのと、少年兵と交流する優しい一面がランボーっぽくない!少し作風を壊しているかなぁ。
ランボーが助けたアフガンゲリラ"ムジャーヒディーン"が後にアルカイダとなり同時多発テロを起こすのは皮肉な話。なぜそうなったのか、ソ連軍撤退後のアフガンの内戦や、それにアメリカがどのように絡んだのかを調べると更に本作は面白くなる!
『ランボー/怒りの脱出』
・ドラマ性が薄くなりアクション映画らしくなった事で評判が悪いイメージがある。でもおれは好きなんですよね♪
前作とは違い、ランボーの怒りが全てを滅ぼす!そして軍の施設に戻ってきて機関銃をぶっ放す!ベトナム戦争後の"後処理"に巻き込まれるランボーは、愛する我が国がやるべき事をやらせる!
大作なのに、ヒロインの存在がB級感を出しているのも雰囲気があって好き!
デリヘルを装ってヒロインがランボー救出に来るけど、ちゃんとデリヘルが来る伏線がある。その救出方法、何なん?と笑えるけど、ちゃんと伏線を貼っていてまとまっているのが、なんかマニアックで良い!笑
しかも、いつの間に何故か愛が芽生えてる。愛を確認し終えると、ランボーが『あ、バッグ忘れた』の隙に殺される。あの状況でバッグ忘れるかよ!笑
脚本が上手いのか下手なのか分からんけど、なんか良いですよね、作品の雰囲気が!
国に裏切られても愛し続けるラストの名台詞も良い!アメリカ人は泣くやつですよね!
『国を憎むなよ?』『とんでも無い!命を捧げます!』最高にカッコイイ!
『ランボー』
・ベトナム戦争で国の為に戦ったのに帰国後は人殺しだと罵られ職も無い。全く同じ話が『彼らは生きていた』でもあった。
更には命を捧げた祖国の警察官に違法拘束され暴行を受ける。戦時中の体験がフラッシュバックして、つい手をあげてしまう。『PTSD 心的外傷後ストレス障害』てやつですよね。
『違うんです!ただ怖かっただけなんです!』同じパターンで犬が殺処分されそうになる『オズの魔法使』や結果的にシーザーが保護施設に入れられてしまう『猿の惑星 創世記』を思い出します。
ランボーの孤独な戦いとラストに語る心の叫び!そして逮捕され連行されてしまう悲しさが何とも言えない傑作!
『ランボー ラストブラッド』
おれ的には傑作!否定的な意見の多い『96時間』ぽい前半は後半の"怒り"に直結させる為の伏線。
今回は"戦争"を取り扱っていないと言われているけど、シリーズが扱ってきたのは『戦争』では無く『社会問題』であったはず!
社会問題がこれまでは国際的な内容(戦争)であったが、それが今では民間の問題である!それが本作の台詞にもある『更に悪くなっている』と言える。
ストーリーはシンプルで社会問題を描き、ストレートに"怒り"の鉄槌を与えるランボーは『闇のイエスキリスト』だと思っています!笑
【『96時間』について】
・思春期の娘が親の意見に反する行動に出てピンチに。それを助けて親の愛を示す。観客の年齢層を考えた親目線のアクション映画!このパターンの映画は数多く存在する。
そのパターンから考察すると、本作も娘が捕まる事は分かる。進学のお祝いでもらったナイフは娘がピンチの際に悪い男の脚でも刺すんだろうという予想も出来る!
しかしナイフの伏線は回収されない!
それどころか、無垢で純粋な娘の気持ちは踏みにじられ、拉致され処女なのに犯され、顔は傷付けられ亡くなってしまう。
お決まりのパターンを酷い展開へ持っていく事で、映画の枠を超えた"現実"を感じさせる策。
これぞランボー!素晴らしい展開でしょう
【犠牲者の描き方】
・4作目で描かれるミャンマーの紛争では、まず無垢な支援組織を現地に行かせる!印象的な会話が『武器は持ってきたのか?』『武器なんて持ってきていないよ』
武器が必要だよ?と言うランボーに対して、僕達は平和を愛しているんだ!と暴力をしない事を正義のようにアピールする男。その後、男は現実を知る。
本作も同じパターンだが、まだ社会を知らない、更に若い世代がターゲットとなる。しかもそれが遠く離れた紛争地域では無く、車ですぐに行ける距離にある地域である事がポイント!
すぐそこに異世界のような現実世界がある!
妹が殺されたと言うジャーナリストに対してランボーが復讐を説くシーンが本シリーズらしい!数々の映画で『復讐心が自分をダメにする』と描かれてきたが、本シリーズは人間の根本的な感情に問いかける!
【その他の事について】
●敵の兄弟
・暴力的な弟と違い、最初はランボーを解放した兄。彼がビジネス中心の考え方である事から出た行動だし、それを描く取引シーンもちゃんとある!でもねぇ、敵側の事情やドラマ性が生きるストーリーでは無いので、そこは悪の象徴を1人のキャラに集約して欲しかった。
ランボー家に出向かせる動機として弟の存在が必要だったんだろうけども。
●4作目ではヒロインが犯されない問題
・おれの勝手な問題です!ミャンマーの軍人に拉致されながらもヒロインは無傷!理由は敵の将軍がゲイだったから!そんな設定を加える事でヒロインが犯される無残な描写を無くしている。本作では違います。心は痛むけど、それが"現実"としてしっかり機能している。
●備えあれば憂いなし
・ランボーの作った地下トンネルは、もしもの時の備え!ベトナム戦争での心の傷が今も残っている事を示すと同時に、サラリーマンがもしもの時の備えとして貯金しているのと同じ心理を表している。
●アイルビーバック
・クラブシーンでは雰囲気やランボーの服装、観客に紛れて目を光らせる謎の人物(ジャーナリストの女性)など『ターミネーター』を連想するシーン。売人の男が親切にも、あの名台詞を言ってくれる。笑
【おれの人生に登場した人身売買】
・人身売買は決して、外国の話では無い。ホストの頃、風俗で働く指名客から相談を受けた事がある。『オーナーが中国に出稼ぎに行かないか?と言うのだけど、どう思う?』
おれの答えはもちろんノー!だって中国に行かれると店に通ってくれないから!結局、そのお客様は中国へは行きませんでした。
その数ヶ月後、風俗店のオーナーが従業員の女の子達を引き連れて、おれの働くホストクラブにご来店。裏社会にも通じているオーナーさんに裏社会の出来事を聞くおれ!するとこんな話が。
『売上げが悪い子は中国人に売るんだよ。本人には出稼ぎだと言うんだけどパスポート無しの非正規ルートだから帰って来れないけどね!こっちはその方が儲かる!外国は日本人を欲しがるしね!』
鳥肌が立ちました!実は身近な暮らしの中にもあるんです!本作の話は決して他人事では無いかも。
これぞランボー!
凄まじい復讐劇。
ボスのまさかの性癖
一番イケメン