「孤独のグルメSeason2」の後編である第9話から第12話では、意外な場所やゲストが多数登場します。なかでも「孤独のグルメSeason2」と同じくテレビ東京系列で放送され、後に映画化もされた「鈴木先生」との異色コラボは見逃せません。
第9話「江東区砂町銀座商店街を経て事務所飯」
第9話は師走の街を車で客先に向かう井之頭五郎のシーンから始まります。
依頼主・服部に商品を届け、足を捻挫した彼女の代わりにお店の開店準備まで手伝ってしまいます。
その後、喫茶店に入って残りの仕事を終わらせると、立て続けに仕事依頼の電話が入ります。徹夜を覚悟した井之頭五郎はため息をつくと共に、空腹に。
いつものようにお店を探そうとするのですが、砂町銀座を思い出して今日は事務所飯をすることに決めました。
砂町銀座で井之頭五郎が購入した料理は次のようになっています。
・牛豚煮込み
・あさりご飯
・かぼちゃの煮物
・レバカツ
・おでんの中華揚としゅうまい巻
・まぐろメンチ
・おでんの大根
・チキンロール
コーヒーゼリー
喫茶店で井之頭五郎が注文したのは、フレーバーコーヒーのブルーベリー。
そしてもう1つ注文したのがコーヒーゼリー。ミルクとアイスクリームがたっぷり乗っていて、その下に水出しコーヒーから作ったコーヒーゼリーが隠れています。
店舗情報
フレーバーコーヒーとコーヒーゼリーを堪能したお店は、亀戸にある「珈琲道場 侍」です。
こちらのお店は店内に鎧や刀が飾ってあったり、カウンター席にはロッキングチェアーがあったりと一風変わった趣向ではありますが、コーヒーやデザート、食事と全般に渡りとても美味しいメニューが揃っている人気店です。
昭和53年創業、JR亀戸駅東口すぐ珈琲(コーヒー)道場 侍 公式ホームページです。
井之頭五郎が購入した「事務所飯」
砂町銀座商店街で購入したお惣菜が今晩の事務所飯です。
牛豚煮込みは300g、あさりご飯はサイズ小、レバカツは2枚、おでんの大根は2つ、その他にもお惣菜があるので、お皿に入れて並べてみるとかなりボリュームがあります。
店舗情報
井之頭五郎がお惣菜を購入したのは、江東区北砂にある「砂町銀座商店街」です。丸八通りに面する砂町銀座商店街東口から入るか、明治通りに面する砂町銀座商店街西口から入るかになり、平日でもかなり多くの人が訪れる活気のある商店街です。
今回はたくさんのお店で購入したので、まとめて紹介します。
牛豚煮込みを購入したのは、商店街東口から入ってすぐの「竹沢商店」です。
あさりご飯とかぼちゃの煮物を購入したのは、「あさり屋さん」です。
レバカツを購入したのは、「産直フーズとんパチ」ですが、残念ながらこちらのお店は閉店しています。
おでんの中華揚としゅうまい巻を購入したのは、「増英かまぼこ店」です。
まぐろメンチを購入したのは、「染谷食品店」です。
買い忘れたおでんの大根を購入したのは、「吉田屋」ですが、こちらも残念ながら閉店しています。
チキンロールを購入したのは、「地鶏の鳥光」です。
初登場!井之頭五郎の事務所
作中で初めて井之頭五郎の事務所が登場します。事務所には机や事務用品、簡単な食事を取るためか電子レンジや食器類もあるようです。
自宅とは違うようなので、今後のシリーズで井之頭五郎の自宅登場もあり得るかもしれませんね。
第9話は驚きのあの人がゲストに!
第9話では、井之頭五郎が商品を届けに行った依頼主・服部をともさかりえさんが演じています。
立ち寄った喫茶店では、お客さん役を温水洋一さんが演じています。井之頭五郎とのコミカルなやり取りをぜひ注目して見て下さい。
そして特筆すべきは、事務所飯を買うために立ち寄った砂町銀座商店街のある店舗。こちらには「吉田類の酒場放浪記」で有名な吉田類さんが登場しています。
第10話「北区十条の鯖のくんせいと甘い玉子焼」
仕事で依頼された商品を取り扱っている店を訪れるため、北区十条を訪れる井之頭五郎。
外回りの辛い季節で、温かいものを食べようと甘味処に入るも、お店のお勧めメニューである栗のかき氷を注文してしまいます。
その後、目的の提灯屋で店主に話を聞いていると、店内に飾られた赤ちょうちんに目が行きます。その途端、抑えられない空腹を感じてしまい、提灯屋を出てお店を探します。
今回お店で注文した料理は次のようになっています。
・鯖のくんせい
・ももハムとキムチ
・カキフライ
・とんぶりしらす
・ご飯と味噌汁のセット
・ウーロン茶
追加で注文した料理は次のようになっています。
・卵焼き
自家製かき氷
店頭に並べられた和菓子に足を止めた井之頭五郎。奥の甘味処に入り注文したのは、お店のお勧めである栗の自家製かき氷。
井之頭五郎曰く、ハンドボールくらいの大きさとのことなのでかなりボリュームがあるようです。初回放送されたのは12月なのでかき氷のシーズンではないのですが、氷が羽毛のようにとても柔らかく「全然キーンとならない」と作中で表現していました。
店舗情報
自家製かき氷を食べたお店は、北区十条にある「だるまや餅菓子店」です。
お店の看板メニューであるかき氷はオールシーズン注文することができ、「ワインかき氷」「和三盆」「甘酒」などの他店ではあまり見ないような物から、季節のかき氷まで幅広く取り扱っています。
他にも餅菓子や食事メニューもありますが、お汁粉やお雑煮、ぜんざいなどの一部メニューは期間限定となっています。
手作りの味や、無添加、オーガニックにこだわり、和菓子、みたらし団子、かき氷をお作りしています。店内では一年中かき氷を提供。じっくり時間をかけた水出し珈琲もございます。冬には出汁をきかせた白味噌雑煮や、伊勢うどんもございます。
鯖のくんせい
鯖料理を食べられるお店は数多くありますが、鯖のくんせい(燻製)が食べられるお店は珍しいのではないでしょうか。
醤油をかけないでそのまま食べるように言われ、鯖のくんせい(燻製)を食べた井之頭五郎は、「塩焼きよりも、味噌焼きよりもご飯に合う」と絶賛していました。
くんせい(燻製)は作るのに時間がかかるため、再現レシピに挑戦している人は他のレシピに比べると少ないようです。
ももハムとキムチ
「常連さんと話しているうちに、何か出来ちゃったのよね」との説明を受けて、井之頭五郎が注文した一品。
こちらは、ももハムでキムチを巻いて食べます。
とんぶりしらす
とんぶりは歯ざわりがキャビアに似ていることから「畑のキャビア」とも呼ばれている秋田の名産品です。作中では井之頭五郎がご飯に乗せて食べていました。
材料が2つと少なく調理時間も取らないため、ご飯のお供やお酒のおつまみにと再現する人も多い一品です。
店舗情報
今回訪れたお店は北区中十条にある「田や」で、先代が秋田出身ということもあり秋田料理も多く揃っています。また、作中で井之頭五郎も注文する料理を迷ったほど、たくさんのメニューがあります。
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第10話ゲスト
第10話では、井之頭五郎が訪れる提灯店の主人役を嶋田久作さんが演じています。松重豊さんと嶋田久作さんは所属事務所が同じで仲が良いそうで、お二人のブログでその姿を見ることも出来ます。
「ふらっとQUSUMI」のコーナーには、以前本編にも出演した斎藤清六さんが登場しています。
第11話「足立区北千住のタイカレーと鶏の汁無し麺」
北千住の駅前で空腹になった井之頭五郎はタイ料理店を見つけます。以前友人からタイ雑貨の相談を受けたのを思い出し、現地調査だとそのお店に入ります。
店内は女性客で賑わっていますが、案内された席の隣には偶然にも一人の男性客の姿が。その姿を見てほっとする井之頭五郎。
男性客は注文する料理を迷った末、ようやくメニューを決めます。その姿を見て井之頭五郎も「負けられん」と、メニューを整理してようやく注文します。
今回お店で注文した料理は次のようになっています。
・カイランの炒め
・牛挽肉とタイスパイシーハーブ
・ライス
・タイ東北部ソーセージ焼き
・タイティー
追加で注文した料理は次のようになっています。
・煮込み鶏肉とジャガイモカレー
さらに追加で注文した料理は次のようになっています。
・汁無し麺
会計間際にスイーツを頼んでいなかったことに気づき、注文した料理は次のようになっています。
・カノムトイ
五郎's セレクション
タイ野菜(カイラン)の炒めに使用する「カイラン」は「カナー菜」とも呼ばれ、タイ料理ではよく使われる食材です。
牛挽肉とタイスパイシーハーブは、その辛さから井之頭五郎が「ムエタイだったら、いきなりハイキックもらった感じ」と表現していました。かなり辛いようで、ご飯にかけて食べていました。
井之頭五郎が注文したソーセージ焼きは「タイ東北部ソーセージ焼き」で、お店の方の説明によるとお肉が多く、ニンニクとパクチーが入っているとのことでした。
煮込み鶏肉とジャガイモカレー
煮込み鶏肉とジャガイモカレーは、マッサマン・カレーとも呼ばれ、ココナッツミルクを使ったカレーです。
ちなみにマッサマン・カレーは、2011年の「世界で最も美味しい食べ物TOP50」で第1位に選ばれています。
汁無し麺
女性客が食べている麺料理を見て、井之頭五郎は麺料理を注文します。お店の方からは「まだ召し上がるんですか?」と驚かれますが、「孤独のグルメSeason2」になって井之頭五郎の食欲もパワーアップしています。
タイ料理では汁無し麺のことを「ヘーン」と言い、麺の種類や具材によって名前が変わってきます。井之頭五郎が食べた汁無し麺(ヘーン)は、中細麺のセンレックを使っているので、「センレック・ヘーン」になります。
甘辛い味付けで、実際にお店で食べた人の口コミでは照り焼きのような味と表現している人も多いです。
カノムトイ
お会計しようとレジまで行った井之頭五郎は、スイーツを食べていないことに気が付きます。再び席に戻って注文したのが、こちらのカノムトイ。
タイ料理では「カノム」は「お菓子・デザート」、「トイ(トゥアイ)」は「容器・入れ物」を意味します。お米とココナッツを使った蒸し菓子ですが、そのバリエーションはとても豊富です。
井之頭五郎がお店で食べたカノムトイは、お餅とココナッツミルクで蒸してあります。
店舗情報
今回訪れたお店は、足立区千住にある「タイ国料理ライカノ」です。
こちらのお店は、タイ国商務省が審査して合格したお店だけに与える「タイ・セレクト」の称号があるお店なので、その味は本場タイのお墨付きです。
東京都足立区にあるタイ国料理 ライカノでは、今話題のマサマンカレーをはじめとした、各種タイ料理専門店。ご宴会・コンパなどにもご利用いただけるランチ・コース料理もあります。
第11話は、あのドラマとのコラボ!?
第11話では、ドラマ化・映画化もされた「鈴木先生」とコラボレーションしています。
井之頭五郎が食事をするお店で隣の席に座った男性客は、「鈴木先生」で主人公・鈴木先生を演じた長谷川博己さんです。長谷川博己さん演じる鈴木先生の食事シーンでは、面白い工夫がされていて必見です。
また、井之頭五郎の回想シーンでは友人役としてとよた真帆さんも出演しています。
第12話「東京都三鷹市 お母さんのコロッケとぶり大根」
三鷹駅に降り立った井之頭五郎は、「深大寺そば感謝祭」の張り紙を見て、仕事を終わらせたら深大寺で年越しそばを食べる決意をします。
客先に向かう途中、和菓子屋を見つけ店頭の商品を見ていると美味しそうな香りがしてきて、奥の喫茶店でお茶をすることにします。
その後、客先であるショットバーで段取り良く仕事を終わらせようとするのですが、配達の電話が入るたびにマスターが席を外すので中々話しが進みません。
ようやく商談が終わり深大寺へ向かおうとするのですが、所要時間を計算するとそこまで空腹が耐えられそうになく、近場でお店を探すことに。ちょうど「御食事」の暖簾を目にした井之頭五郎は店内を覗いて、その店に入ります。
今回お店で注文した料理は次のようになっています。
・三品定食
・コロッケ
お店を出た井之頭五郎は、最後に立ち食いそばを食べて「来年も良い年でありますように」と呟きます。
たいやきお茶セット
「お茶と甘味の休憩所」の文字が書かれたバス停を見つけ気になった井之頭五郎。奥の喫茶店はレトロな雰囲気が漂っています。
こちらのお店ではたい焼きを食べます。セットのお茶は20種類ほどあり、井之頭五郎は天竜茶を選びました。
店舗情報
たい焼きとお茶を飲んだお店は、三鷹にある「甘味処たかね」です。こちらのお店では店頭で和菓子を販売していて、奥に「日本茶喫茶店」があります。
たい焼きが有名なお店で、和菓子も含めてすべて手作りのため時間によっては売り切れていることもあるそうです。
五郎's セレクション
井之頭五郎が定食屋で注文したのは三品定食とコロッケです。
三品定食はカウンターに並ぶ大皿料理から三品選ぶことができ、井之頭五郎は「ぶり大根」「ナス味噌炒め」「鴨と青菜のマリネ」を選びました。
店舗情報
今回訪れたお店は、三鷹にある「お食事 樹」です。井之頭五郎が注文した「三品定食」は夜限定メニューになり、ご飯・お味噌汁・漬物が付いてきて、ご飯はお代りも出来ます。
お食事 樹/おしょくじ いつき (三鷹/親子丼)の店舗情報は食べログでチェック!【喫煙可】口コミや評価、写真など、ユーザーによるリアルな情報が満載です!地図や料理メニューなどの詳細情報も充実。
最終回のゲストはもちろん・・・!?
井之頭五郎が訪問する客先のバーマスターに眞島秀和さん。
定食屋のお母さん役に茅島成美さん。
そして、「孤独のグルメSeason1」の最終回でもカメオ出演した原作者である久住昌之さんが立ち食いそば屋のお客さんとして登場しています。
すべてがパワーアップした「孤独のグルメSeason2」
スイーツ、食事、ゲストとすべてにおいてパワーアップした「孤独のグルメSeason2」は、平均視聴率も前作からさらに大きくアップしています。
井之頭五郎の事務所が出てきたり、先輩や知り合いなどが登場して意外な井之頭五郎の一面が見れたりと、「食」以外でも見逃せないシーンが盛りだくさんでした。
「Season3」「Season4」「Season5」とさらに加速を増していくシリーズも益々見逃せませんね。
参考元
- ・参照リンク:孤独のグルメ - Wikipedia
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