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14才の母の作品紹介

14才の母のあらすじ

もし14才で妊娠が発覚したら、あなたは産みますか、産みませんかー? 2006年10月~12月まで、日本テレビ系で放送されたテレビドラマ『14才の母』。キャッチコピーは、「~愛するために生まれてきた~」。

2006年12月度のギャラクシー賞、平成19年日本民間放送連盟賞の最優秀賞を受賞したほか、第44回ギャラクシー賞で民放ドラマにおいて唯一入賞をした作品。

主題歌はMr.Childrenの「しるし」。未成年の妊娠、出産をテーマにしたドラマは、放送開始の2006年当時、かなりセンセーショナルなものだった。

14才で子どもを身ごもった、中学生の未希(志田未来)。運命の相手と感じていた、同じ塾に通う中学3年生の桐野(三浦春馬)は、妊娠の事実を知ると母親のすすめで海外留学しようとする。未希が妊娠を母親の加奈子(田中美佐子)や父親の忠彦(生瀬勝久)に告白すると、最初は中絶をすすめられる。

未希は産むと決意し、桐野の母親・静香(室井滋)と話し合いの場を設けるものの、慰謝料を払うなど確執が生じてしまい、未希は絶望する…。マスコミからの取材もあり、14才で子どもを産む決心をすることは、出産までに信じられないほど大変な道のりが待っていた事実を知る。

未希は、中絶するのか、赤ちゃんを産むのかー。

14才の母のクレジット(監督・キャスト)

  • 主演・出演
    :志田未来,田中美佐子
  • 初公開
    :2006年
  • エピソード数
    :全11話
  • 公式サイト
    https://www.ntv.co.jp/14/

14才の母の登場人物・キャスト

  • 一ノ瀬未希(志田未来)

    私立聖鈴女学院中学校に通う14才。明るい性格で友人は多いが、成績はあまりよくない。同じ塾の桐野智志と内緒で付き合っている。桐野と関係を持ったところ、妊娠してしまった。中絶に同意するものの子どもを産みたいと思うようになり、出産を決意する。

  • 桐野智志(三浦春馬)

    未希の彼氏。1話で未希と関係を持つ。付き合っている未希とは塾が同じ。有名進学校に通う中学3年生で、母親の静香からは束縛されている。妊娠を知った母親に、海外留学するようにいわれる。中学校では、妊娠によっていじめに遭うが通いつづける。

  • 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)

    未希の母親。妊娠が発覚した後、「中絶をするため退学はやめてほしい」と未希が通う中学校に頭を下げたことがある。学費のためパートをしており、チーフを任されている。

  • 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)

    未希の父親で、住宅販売会社に勤めている。出産には反対だった。消極的な性格だったが、娘と妻が出産の決意をすると腹を決め、相手の桐野家に行って話し合いをしたり行動的になる。

  • 桐野静香(室井滋)

    智志の母親。やり手の実業家で、ベンツやポルシェの高級外車を保有する資産家。自分の子どもが相手を妊娠させたと知ると、海外留学させようとした。その後、2,000万円の慰謝料で認知請求を放棄させる誓約書を送るなどした。

  • 的場春子(高畑淳子)

    産婦人科「的場クリニック」の院長。未希が生まれた産婦人科医で、未熟児で逆子の難産だった未希のことを覚えていた。

  • 遠藤香子(山口紗弥加)

    未希の担任で、理科教諭。生徒にはあまり関心を持っていないようだが、未希の出産の決意を知り、接し方が変わってくる。

  • 一ノ瀬健太(小清水一揮)

    未希の弟。小学生で、未希が妊娠していることを知られ、いじめに遭う。

  • 三井マコト(河本準一)

    未希の母親・加奈子の弟。未希から見ると叔父。高校中退後にギターショップを経営。未希が出産をするといったときの理解者だった。

  • 柳沢真由那(谷村美月)

    未希のクラスメイトで、留年している。周囲とは距離があるものの、未希の出産を理解してくれる。

  • 久保田恵(北乃きい)

    未希のクラスメイトで親友。放送部で仲良しだった。しかし未希の妊娠に嫌悪感があり、担任の遠藤に報告し、クラスでもバラして仲が悪くなる。

  • 波多野卓(北村一輝)

    週刊誌「週刊トップ」編集長で、加奈子のファミレス常連客。静香の取材がドタキャンになってしまい、未希の妊娠を知って特集記事にした。未希の妊娠の取材をしたものの、未希が倒れたときには産婦人科に送るなどの大人の配慮も持ち合わせている。

14才の母の見所ポイント

  • 1 『14才の母』のキャストが豪華! 三浦春馬の演技や、若いころの波瑠にも注目!

    『14才の母』のキャストは、14才で妊娠した主人公の一ノ瀬未希を志田未来、桐野智志を三浦春馬が演じています。現在でも活躍する田中美佐子や生瀬勝久がそれぞれ、未希の母親・父親を演じ、室井滋が桐野智志の母親、産婦人科医の院長を高畑淳子が演じています。

    そのほか、クラスメイトには演技派女優として舞台でも活躍する北乃きい、若いころの波瑠が登場しているなど、脇役の演技も光り、安心してドラマに没頭できます。

    特に、当時16才の三浦春馬の演技はすばらしく、母親に反抗するシーンは必見です。

  • 2 未成年の出産を描いた『14才の母』! 最終回とその後が気になる!

    放送開始は2006年で、当時でもかなりセンセーショナルだったドラマ『14才の母』は、未成年の出産を描いています。妊娠が判明した後、最初は中絶しようとした主人公の未希ですが、産む決意をします。

    すると、相手の桐野の母から慰謝料を払うといわれます。また、未希が中学校を中退する危機に迫られたり、未成年の出産がマスコミのニュースになったりします。

    そして未成年の妊娠に対しての周囲の無理解や、家族や相手の学校でのいじめにも発展していきます。未希が選んだ道を見届けたくなるはずです。

  • 3 『14才の母』は、脚本もすばらしいと感想が多数! 脚本家は『きらきらひかる』や『昼顔』を担当!

    『14才の母』は、脚本にも定評があるドラマです。脚本を担当した井上由美子は、テレビドラマ『ひまわり』『きらきらひかる』『白い巨塔』や『昼顔』などの有名作品を担当しています。

    第44回ギャラクシー賞で、民放ドラマでは唯一の受賞となった作品です。脚本での魅せ方も上手く、1話で妊娠が発覚します。2話では親との確執、その後、中絶の決意や相手との別れの決意を描きつつ、出産しようと決意する主人公の未希とその家族を丁寧に描いています。

    親に束縛されていた桐野の心境の変化も描き、物語に引き込まれてしまいます。

14才の母の評価・感想・レビュー

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 5 (1件中)
  • 投稿者名:永多葵
    評価: GOOD 投稿日:2019.12.01/08:49

    いい

14才の母のエピソード一覧 全11話

  • 14才の母 第1話 中学生の妊娠…ごめんね、お母さん

    第1話 中学生の妊娠…ごめんね、お母さん

    名門といわれる私立の女子中高一貫校に通う中学2年生の一ノ瀬未希(志田未来)は、ファミレスでパートをしている母・加奈子(田中美佐子)、住宅販売会社に勤務する父・忠彦(生瀬勝久)、小学生の弟・健太(小清水一揮)の4人家族。忠彦は、自分たちの暮らしに満足し、加奈子は未希が名門私立校に入ってくれている事を喜ぶ、極々普通な夫婦であり、家族である。近所には、エレキギターショップを経営する、加奈子の弟夫婦・三井マコト(河本準一)ひな子(金子さやか)がおり、未希はそこにちょくちょく遊びに行っていた――。

    • 再生時間
      :60分
  • 14才の母 第2話 お前なんかもう娘じゃない

    第2話 お前なんかもう娘じゃない

    妊娠していることに気づいた未希(志田未来)は、勇気を出して一人で産婦人科を訪れるが、戸惑いのあまり逃げ出してしまう。お腹の子の父親である智志(三浦春馬)にはその事実を打ち明けられず、カラ元気で普通のフリをする。一方、母親の加奈子(田中美佐子)は未希の中で“何かが起こった”ことに気づき、あることからその事実がもしかしたら “妊娠” なのではないかと思い始める。学校でもどこか様子のおかしい未希を親友の恵(北乃きい)たちは不思議に思うが、未希は誰にも話すことが出来ない。そんな未希と恵のところに真由那(谷村美月)が現れ、ささいなことから大ゲンカになってしまう。担任教師の香子(山口紗弥加)からケンカのことを知らされた加奈子は、ケンカなどするはずのない未希の “変化” を察し、ついに、未希に妊娠のことを問いただす。未希は、ある決意を持って母に事実を告げる。衝撃を受ける加奈子・・・。子供だとばかり思っていた娘の妊娠を信じられない加奈子は、自分が未希を産んだ産婦人科・的場クリニックに未希を連れていく。そこで産婦人科医・春子(高畑淳子)から、14才での出産がどれだけ大変なことなのか、中絶するにはどうするか、次々と事実を突きつけられた未希は――。

    • 再生時間
      :47分
  • 14才の母 第3話 さよなら…私の赤ちゃん

    第3話 さよなら…私の赤ちゃん

    未希(志田未来)は、智志(三浦春馬)に勇気を出して妊娠したことを打ち明ける。思いもよらない未希の告白に動揺を隠せない智志。加奈子(田中美佐子)と忠彦(生瀬勝久)は智志の母・静香(室井滋)のもとを訪れ、未希の妊娠とお腹の子の父親が智志だということを告げる。加奈子と忠彦は、まだ中学生の2人には、学校のこと、お金のことなど多くの問題があり、出産することは考えられないと未希に伝え、“手術” を早くしたほうがいい――と未希を説得する。学校に行った未希は、恵(北乃きい)に様子がおかしいことを詰め寄られ、意を決して妊娠したことを告白する。

    • 再生時間
      :53分
  • 14才の母 第4話 旅立ち 私はもう泣かないよ

    第4話 旅立ち 私はもう泣かないよ

    手術の直前、産婦人科病院から逃げ出した未希(志田未来)を捜し出した加奈子(田中美佐子)は、出産に絶対反対だと告げる。出産で直面する厳しい現実を突きつけられた未希は、何も反論できずただ涙を浮かべるばかり。一方、忠彦(生瀬勝久)に厳しく叱責された智志(三浦春馬)は罪悪感を抱く中、静香(室井滋)に海外への留学を迫られる。翌日、学校に呼び出された加奈子は、未希の妊娠を知った教師たちに囲まれて質問攻めに遭っていた。手術するから退学だけは許して欲しい、と訴える加奈子。だが、智志からの伝言で勇気をもらった未希は…。

    • 再生時間
      :46分
  • 14才の母 第5話 バイバイ…初恋が死んだ日

    第5話 バイバイ…初恋が死んだ日

    未希(志田未来)の 「産みたい」 という強い意志を聞いた恵(北乃きい)真由那(谷村美月)たちクラスメイトは動揺を隠せず、職員会議では香子(山口紗弥加)たちが未希の退学へ向けて話を進めていた。未希は、加奈子(田中美佐子)忠彦(生瀬勝久)と一緒に、的場クリニックを訪ねるが、春子(高畑淳子)は14才での出産には多くの困難が伴うことを説明し、命の危険を伴う可能性もあるため、この病院では面倒をみられないかもしれないと未希に告げる。一方、一ノ瀬家にやって来た静香(室井滋)は、未希が出産する覚悟だと知り愕然。さらに、息子のスキャンダルが来週発売の週刊誌の記事になると知り、気が気ではない。まもなく、未希は、母のもとを逃げ出しマコト(河本準一)の店に来ていた智志(三浦春馬)と会い、智志や静香に迷惑を掛けずに出産すると宣言し、智志に父親になってもらうつもりはないと伝えて――。

    • 再生時間
      :47分
  • 14才の母 第6話 私にも母子手帳くれますか

    第6話 私にも母子手帳くれますか

    波多野(北村一輝)が書いた記事によって未希(志田未来)の妊娠が様々な所に広まった。静香(室井滋)は波多野と対決する覚悟を決め、智志(三浦春馬)にも学校を休むように言うが、智志は未希との約束を果たす為、それでも学校へ行く。的場クリニックで、春子(高畑淳子)にもうじき “手術” は出来ない時期になると告げられた未希は改めて産むことを決意する。学校では職員会議が続き、一刻も早く未希を退学させようと教師たちは動き始める。だがひとり、何か言いたそうな香子(山口紗弥加)ー。一方、静香は一ノ瀬家を訪ね、出産することをもう一度考え直してほしいと未希を説得しようとする。そんな中、自分のせいで健太(小清水一揮)が学校でいじめられていると知り、加奈子(田中美佐子)や忠彦(生瀬勝久)にも迷惑がかかると痛感した未希は、家を出ることを決意するが――

    • 再生時間
      :46分
  • 14才の母 第7話 お金で未来は買えますか?

    第7話 お金で未来は買えますか?

    ――3ヵ月後、母子手帳を手に取る一ノ瀬未希(志田未来)は 「認知」 という重大な問題に直面していた。静香(室井滋)が一ノ瀬家に送りつけた誓約書には、智志(三浦春馬)が父親であるという認知の請求をしないならば、未希に慰謝料を支払うということが書かれており、加奈子(田中美佐子)や忠彦(生瀬勝久)は憤りを隠せずにいた。一方、的場クリニックで開かれる母親学級に参加し始めた未希は、講師役の看護師兼助産師・桃田ヒロミ(西野妙子)から、今後、子どもを産んで生活していくには 「お金」 が必要であると教えられ、どうすればよいか考え始める。ある雪の夜、未希はバスの中から外を歩く智志の姿を見つけ、思わず窓から身を乗り出して声をかける。だが、突然の腹痛に襲われた未希は―

    • 再生時間
      :46分
  • 14才の母 第8話 二つの命…どちらを選ぶ?

    第8話 二つの命…どちらを選ぶ?

    突然の腹痛に見舞われた未希(志田未来)は的場クリニックに搬送され、体に“問題”があることを春子(高畑淳子)に知らされ、入院することになった。静香(室井滋)の会社が倒産すると書かれた新聞記事を見て、加奈子(田中美佐子)と忠彦(生瀬勝久)は愕然とする。未希が知れば体に障るだろうと不安になるが、何か詳しいことを知っているのではないか、と波多野(北村一輝)を訪ねることにする。一方、債権者から身を隠すため夜逃げをした静香は必死になって会社を盛り返そうとしていたが、智志(三浦春馬)はメモを残して姿を消してしまう。

    • 再生時間
      :46分
  • 14才の母 第9話 出産・命をかけた24時間

    第9話 出産・命をかけた24時間

    突然の陣痛に襲われた未希(志田未来)は、波多野(北村一輝)に助けられ的場クリニックへたどり着く。予定日よりも1ヶ月以上早いが、春子(高畑淳子)の判断でそのまま自然分娩することになった。加奈子(田中美佐子)は不安でたまらないが、懸命に未希を励ます。駆けつけた忠彦(生瀬勝久)は、未希の顔色があまりに悪く、苦しんでいる様子にうろたえる。慌てて春子を呼び戻すと、既に赤ちゃんの胎動も停止しており、 「早期胎盤剥離」 ……未希も赤ちゃんも危険な状態に陥っていることがわかる。想像を絶する痛みに苦しみながら、未希は、うわごとのように智志(三浦春馬)の名前を呼ぶが――

    • 再生時間
      :45分
  • 14才の母 第10話 もう一度笑って…

    第10話 もう一度笑って…

    帝王切開による出産を終えた未希(志田未来)は、出血が止まらず危険な状態に陥っていた。意識の戻らない未希の姿を見て、加奈子(田中美佐子)はただただ動揺するばかりだが、医師たちは 「今は待つしかない」 と言うことしか出来なかった。一方、未希の赤ちゃんも危険な状態のため、NICU担当の小児科医・土田太郎(反町隆史)により、新生児集中治療室に搬送される。忠彦(生瀬勝久)は、荒廃したアパートの一室を訪れ、そこで、変わり果てた静香(室井滋)と智志(三浦春馬)の姿を目の当たりにする。驚きを隠せずにいたが、せめて一目だけでも、未希に会ってくれないかと頭を下げる。学校でも香子(山口紗弥加)、真由那(谷村美月)、恵(北乃きい)たちが未希の様子を心配していた。そんな中、ICUで眠り続けている未希は…。

    • 再生時間
      :46分
  • 14才の母 第11話 涙の最終回スペシャル…命ってなに?

    第11話 涙の最終回スペシャル…命ってなに?

    14才で妊娠し、いくつもの障害を乗り越えて遂に出産した未希。緊急手術で意識不明に陥った未希と未熟児として生まれてきた赤ちゃん・・・幼い母子の運命は?そして、衝撃の物語はどのような結末を迎えるのか?

    • 再生時間
      :63分

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この記事の執筆者
aukana編集部
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