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お馴染みの名曲がたくさん揃っていてワクワクします。
子供の頃から大好きな映画。
ジュリーアンドリュースの歌声が心地良い。
大佐役のクリストファープラマーが品があってほんと素敵。
あ
『サウンドオブミュージック』10点
1965年作品。小学1年生の頃に音楽の授業で観ました!それから25年ぶりに観ましたが、大人になると違ったものが見えてくるものですね♪
あの音楽室の匂いや、まだ田んぼに囲まれていた近所など、小学1年生の頃の記憶が蘇り懐かしさまで感じさせてくれました!
【オープニングの空撮】
・あれ最高でしょ!
まずはオーストリアの町並みが映し出される。
大自然とヨーロッパ文化の建物が絶妙にマッチしている。
山や丘を平地にして町を作るのでは無く、自然そのものの形に沿って町を作っている。
当時の建物は自然を壊して建てられるのでは無く、自然の中に調和しているかのように作られている。そんな気がしました!
そんなショットが続き、大草原に主人公登場!
そこからカメラは主人公の顔に可能な限り近づく!さすがにワンカットとは行かないけど、違和感なく顔のアップ映像に切り替える。で、歌い始める!完璧過ぎる!この時点で感動しました!
【本作は2度終わる】
・物語は大きく2部構成になっている。教育係としてやってきた主人公マリアが子供達と仲良くなり、お父さんと結婚!あの結婚式のシーンがハッピーエンドとしてこれ以上に無い美しい終わり方でしょう♪
しかし、ここから物語は現実を突き付けます!戦争の魔の手が家族を襲い、本当のラストには、家族が祖国オーストリアを去る。
第二次世界大戦当時の流れをYouTubeで調べました!ドイツがオーストリアを飲み込むのは戦争前半みたいでした!命や愛を守る為に祖国を捨てなければならない人々が当時は大勢居たのでしょうね。
祖国の平和を願う曲『エーデルワイス』の歌詞と重なって、余韻を残す完璧なラストでした!
【ミュージカル】
・大自然の中で、本当に楽しそうに歌ってますよねぇ♪もう最高過ぎるでしょ、この映画!
カーテンで作った服を着て馬車に乗りながら『ドレミの歌』を歌うシーンが1番好きです!
2番目はお父さんが初めて『エーデルワイス』を歌うシーン!これまで笑顔1つ見せなかったお父さんがギター弾きながら歌う!子供達の静かながら安心を得たような、癒されているかのような反応も良いですね!
自宅のパーティで子供達が披露した"もう寝ます"て歌がコンサートでは祖国にサヨナラを言う歌として再登場する流れも美しいです。
【ちょっと気に入らないシーン】
①聖母様の顔が見えない
・トラップ大佐を愛してしまったマリアは教会は逃げ戻ります。
そこで聖母様が『愛を神に捧げるか、男性(家族)に捧げるか。愛の形は人それぞれ。別の人生の選択もある』と励まします。これ名言!
そして聖母様が歌うんだけど、部屋が暗くて窓の外から光が差している環境なので、顔が暗くて表情が見えない。もしかしたら、マリアだけを光が差しているというキリスト教的な美しい演出なのかも知れないけど。
②子供達のリアクションが無い
・大好きなマリア先生がお父さんと結婚!そんな完璧過ぎる展開なのに、子供達の喜ぶ描写は無い。
けど、馬が合わない公爵夫人が母親になる事を良く思っていない描写はある。そのシーンはマリアが母親になった時の子供達の喜びの大きさを表す為の伏線で無ければならないはず!
【まとめ】
・小学1年生の頃はナチスなんて知りません。なので先生から『戦争になったから家族は逃げないといけなくなった』と解説された事を覚えています。
大人になって観ると、歴史的な背景を感じながら観る事が出来ます。知識の違いで、映画の見え方は変わる!という事を改めて実感しました。
ラストの余韻は良いですね!祖国を去って行く悲しさ。その後、家族はどうなったんだろう。捕まったかも知れないし、逃げ切って細々と暮らしたのかも知らないし。
続編など無いので、その詳細は想像するしか無いんだけど、歴史的に考えるとそのあとすぐ、家族が逃げた先にも戦争はやってくる事になる。前半の明るいトーンとは真逆でしっかり考えさせて終わる映画!
ジュリーアンドリュースの歌声と子供たちが素晴らしいです。
名作
【レビュー】
この映画を観た感想として一言で言うと、「中途半端さも感じたけど、音楽の力を感じることの出来るミュージック映画」という印象です😁
・
まず良かったのは「音楽の力を感じれるところ」ですね😊
皆さんは音楽をどんな時に聴いていますか?🤔
仕事が上手くいかない時や恋人にふられた時、はたまた嬉しいことがあった時や何気なく聴いていることも多いでしょう。
・
実はその時、人は皆、音階が生み出すメロディや歌詞によって音楽からエネルギーを貰っているんですよね🤔
僕もこれまでに何度も音楽に助けられ、今でも音楽を聴いただけで助けられた時の思い出が蘇ることもあります😌
また、同じ歌でも辛い時や楽しい時等、聴く時々で感じ方も変わったりもしますよね🧐
音楽は不思議で強い力を秘めているのです!
それは年齢問わず、国境や時間をも超えます。
・
今作ではその音楽の力を、楽しく、そして切なく彩り、心を動かすドラマとして描かれているんです😊
辛い時こそ、前向きになりたい時こそ、歌に触れれば道は開ける!そう感じましたね😁
「ドレミの歌」「エーデルワイス」等、様々な楽曲とシーン作りは見どころです!!
・
次に良かったのは「印象的な映像」ですね🤨
「雪のかぶる山脈を空から映す、CGにはない美しさの圧倒的大自然」「淡い光や光と影を駆使してロマンチックに魅せる演出」これらがとても印象に残りました😌
これらによって描かれる恋愛とミュージカルがより高い次元で良く見えてしまいます😊
・
後は、「前半と後半の切り替え」ですね🤔
前半では女によるポジティブなストーリー、後半では戦争をテーマしたハラハラするストーリーとして描かれており、174分という長さでも飽きずに観ることができました😌
「戦争は人をかえてしまう」
戦場にはない戦争の恐怖を感じましたね😭
・
良くなかったのは「後半の中途半端さ」です😰
ストーリーの切り替えはとても良かったのですが、行く末中途半端で残念でした。。
制作された時代の推測から、ナチスを否定するプロパガンダの意図しか感じられませんでした🤔
今ではナチスのホロコーストからナチスは悪だ!!という共通認識が強いですが、戦後20年僅かな制作された作品ですので、敗戦国であるドイツ軍ナチスを否定するプロパガンダの演出がしたったのかな?という印象でした🤔
もう少し戦争の恐怖を描くことやトラップ大佐達の行く末を見せて頂きたかったですね😖
・
後は「フィアンセの存在」です😂
トラップ大佐のフィアンセがいることによって、恋愛感に歪みが生じ、恋愛に感情移入が全くできませんでした😂
「マチネの終わりに」でも感じましたが、「婚約」に対する価値観が甘すぎだと個人的には思っちゃいますね😖
・
他にも、時系列不明により、2時間くらいでギターが弾けるよう見えたりとツッコミどころはありますが、そこは気にしてはいけないのかもしれないです🤔
・
【総評】
総評として、「後半の中途半端さ」や「フィアンセの存在」は残念でしたが、「音楽の力を感じれるところ」「印象的な映像」「前作と後半の切り替え」は素晴らしく、古き良きミュージカル映画だと思いました😊
特に80年代以前の映画は苦手ですが、その中でもかなりタイプの作品でした😁
午前10時の映画祭によって、今映画館で観れるチャンスですので、近くの劇場でやっていましたら是非観に行ってみて下さいね😌
古き良き映画
トラップ大佐
ネタバレを含むレビューです。
言わずと知れた名作。
子供たちが本当に本当に可愛い。
院長もシスターたちも本当に素敵(;_;)
希望を常に忘れず、決して諦めず、
愛する家族と団結して、明るい未来へ。
「希望」
まさにそれを体現したような映画。
みんな幸せになってほしい。
戦争や差別、無くなって欲しい。
平和で幸せが一番だよね。