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ネタバレを含むレビューです。
I’m your farther
神映画です
『スターウォーズ 帝国の逆襲』
おれはSW(スターウォーズ)ファンというより、映画ファンとしてSWが好きです!レトロな感じがたまりません♪
なので単なる映画ファンのおれにとってはあまり好きでは無い部分もある。そんな名作『帝国の逆襲』を個人的な意見で語ります♪
【前作で構築した世界を広げる】
●新たな惑星、生物の登場
●フォース、ジェダイの設定をより深く
●ライトセイバー バトル
より深い設定を与える事で、更に世界をリアルにしている。
【キャラクターの掘り下げ】
特に主要3人の掘り下げは見事!前作では各キャラの役割に応じた表面的な設定だけだったけど、本作からは、より人間味を与えている。
●主人公ルーク
・修行など努力する様が描かれる。これはスポーツにも関連するから多くの共感を得られる。
前作では"純粋な心を持つ青年"として描かれていたルークに『短気』と短所が加わる。
欠点を見せる事で、より人間味を感じる。また誰もが共感する要素である『我慢/忍耐』に直結するからジェダイやフォースについての説明にもリンスしている。
●ハンとレイア
女子は悪い男に惚れる?
生物学的に女性はより強い子供を産む為に、自分が持っていない遺伝子を好む傾向にあるみたいです。
その本能が心理面にも影響を与えているのであれば、ハンの台詞通り、レイアは『他に悪党が居ないからハンに惚れた』のかも知れない。
現実世界でも少しヤンキーくらいがカッコ良く見えたりするんですけどね!笑
ずっと喧嘩しているように見える2人。この2人のシーンでは、険悪なムードだと誤解を得ないように3POのギャグを導入している。これも雰囲気作りとして上手いやり方!
●ダースベイダー
・マスクを脱いだ後ろ姿が映る。これによって中身は人間である事が分かるし火傷を負ったその肌からは生物としての脆い部分を感じさせます。
このたった数秒間の演出で『私はお前の父親だ』に、よりインパクトをもたらせる事ができる。極悪の象徴であったベイダーに弱き部分、人間味をチラつかせる事でどこか可哀想な存在に思えてくる。
それによって父親である事実がより複雑に感じられる。
【2つのラストに向けた構築】
・中盤で2パートに分かれるストーリー。それぞれがラストに用意されている展開に向けた構成になっている。だから観客は意図された感動や衝撃を得るんです。感情を大きく動かす事が、本作が名作と言われる由縁だろう。
●ダースベイダーが父親
・映画史の中でもトップレベルの衝撃!
なぜなら、善悪の争いを描いているストーリーです。展開はどうであれ、ラストは善が悪に勝つに決まっています。
つまり『ルークがベイダーを倒す』が確実に起きると思われていた。しかしそれを覆す大事件だった訳です。
誰もが疑わなかった大前提を壊した事で、今後の展開が全く分からなくなりました。
父親である事実だけでも衝撃的なのに、シリーズ物としての面白さを最大限に引き出す演出でした!
更にこの件に関してはプロローグから前振りが始まっている!『ベイダーがルークを探している』とある。そしてヨーダとの修行ではベイダーとの対決が暗示される。
更にルークの父親の名前が『アナキン スカイウォーカー』である事が初登場!
より因縁の対決、運命の対決を演出する事で『父親』に衝撃を受けるつくり!
●ラブロマンス
・ずっと仲悪そうで仲良いハンとレイアの姿を描いています。中盤にキスシーンはあるものの、犬猿の仲っぽさを見せる2人。
全編を通して描かれている『前振り』が素晴らしい!ハンが固められるあのシーンでのキス!
最初からイチャイチャしていたら、あの感動は得られない!
更に名台詞『I know』がカッコよすぎる(^^)あらゆる映画の恋愛シーンの中で1番の格好良さだと思っています!
【中間管理職ダースベイダー】
報告し、失敗を罰せられる部下達。怯える姿や、ベイダーを目で追う姿が何とも企業的!
怖い上司が居るとピリピリ感溢れるし、事務所を出るとつい目で追ってしまう。更に報告には凄く気を使う!出張で居ないと気が楽!笑
更に皇帝とベイダーのやり取りシーンがあるから、企業っぽさ、中間管理職っぽさが際立つ。
【悪い点】
●俳優の演技力が低い
・特にハリソンフォードとキャリーフィッシャーの演技は、とてもじゃないけど上手いとは言えない。泣
●雄叫びが煩い
・チューイの雄叫びが何度も何度も繰り返されて、ちょっとウザい。ハンソロが固められる瞬間とか特に。個人的にあまり好きでは無い。
●特別編 以降のCG
・初期版はレトロ感があって最高!
しかし特別編以降に差し替えられたCGは中途半端な時代だから、今見ると逆にクオリティ低く感じてしまう。2000年代のCGよりも模型など実際に存在している物の方が現実感がある。
前作が往年のあらゆる活劇的要素を統合化した作品であるのに対し、本作はSFというジャンルに愛と憎悪、友情と葛藤、師弟愛と親子愛から自由と支配さらには人類愛と宇宙的生態系の均衡など「考える葦」たる人間であれば誰もが抱える命題を説教臭ささを排除しながら呈したという点においてSF映画というジャンルそのものの底上げに貢献した。雪中の戦闘シーンやロマンス、そして隠された真実が明かされる衝撃のシーンなどシリーズ中でトップクラスの見所も多い。