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1986年に公開され、世界中で物議を醸したフランス制作の映画。長編デビュー作品である『ディーバ』がセザール賞の新人作品賞、撮影賞、音楽賞、録音賞の4部門を受賞したジャン=ジャック・ベネックスの監督作品である。
ジャン=ジャック・ベネックスは、ニュー・フレンチ・アクション・シネマといった新しいジャンルを築いた監督だ。主演は、今作がデビュー作となったベアトリス・ダル。モデル活動をしていたときに監督に見出され、デビュー作とは思えないほどの怪演を見せている。
リゾート地のバンガローで、ひとり気ままに生きるゾルグ(ジャン=ユーグ・アングラード)。ある日、彼は風変わりの少女・ベティ(ベアトリス・ダル)と出会う。勤めていたレストランに嫌気が差したベティは、ゾルグのもとに身を寄せる。
本能のままに生きるベティに溺れていくゾルグ。刹那的に愛をむさぼるふたり。エキセントリックなベティとの生活で、ゾルグ自身の言動、そして人生も次第に変わっていくのだった。
エキセントリックで本能のままに生きている。そのため、何度も問題行為を起こす。ゾルグと出会い、彼のもとに転がり込んできた。ゾルグのことを深く愛しており、彼の作家としての才能を信じてやまない。他人に反対意見を述べられたりすると、激しく抵抗する傾向がある。
ベティに出会って「初めて自分の人生を生き始めた」と感じる。昔は作家を目指していた。ベティに出会うまでは、コテージの雑用で生計を立てていた。ベティを深く愛し、他人から理解されにくいベティのことを一身に守ろうとする。ベティと過ごすうちに、彼自身の言動にも変化が現れる。
ベティの友人。夫を亡くし、ひとりでパリに住んでいる。パリを訪れたベティとゾルグを温かく迎えて、空き部屋に住まわす。
リサの恋人。パリでピザ店を営んでいる。ベティやゾルグとすぐに打ち解けて、リサの家で4人で暮らし始める。
『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』で主人公のベティを演じたベアトリス・ダルにとって、今作が女優デビュー作品であり、この作品によってフランスのセックスシンボルと呼ばれるようになりました。
劇中での彼女は、ときにコケティッシュで、ときに殺気に満ちた表情を見せ、見る者を魅了してやみません。実はベアトリス・ダルのその後の人生も、ベティ同様に波乱万丈で有名です。
彼女自身、どこかベティと共鳴するところがあったからこそ、あの魅力的で激しいベティに惹き込まれてしまいます。
『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』は1992年に、約60分の未公開シーンが追加されたインテグラルが公開されました。今作とインテグラルには、ストーリーに大きな違いはありません。
しかしインテグラルは、また違った印象を受けます。今作はベティを中心にストーリーが展開していきますが、インテグラルはゾルグの視点で描いた映像の割合が多くなります。
『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』の世界観をより知りたい人は、インテグラルもおすすめです!
『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』のあらすじだけを読むと、精神的に問題がある女性が、崩壊していく物語だと感じられるかもしれません。実際に、そういった一面もありますが、今作はそれだけではありません。
ベティの激しさは確かにエキセントリックですが、その真っ直ぐすぎる愛情には、どこか羨ましさすら感じられ、見る者を惹きつけます。
また、80年代のフランスのエスプリをたっぷり感じられるのも、この映画の魅力です。どのシーンを切り取っても、まるで写真集になりそうなぐらい美しく、時代を超えても色あせない名作といえます。
これは・・・ 好き。
洋画だからこそできる作品というか、
洋画ならではの雰囲気作りで、
小物も衣装もほんとに可愛くて、大好きなの。
重めだけど、やっぱり好き。
その扉を開けたら…もう引き返せない―「マミー・ポルノ」と呼ばれ世界的ベストセラーになった英国人女性作家E・L・ジェイムズの官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。本作は2015年に同名タイトルで映画化された作品で、のちに公開される『フィフティ・シェイズ・ダーカー』(2017)、『フィフティ・シェイズ・フリード』(2018)の全3部作の第1章。主人公の女子大生がサディストな性的嗜好をもつ大富豪男性と知り合い「BDSM」の主従契約を結び、歪んだ愛のカタチを描いていく。平凡な女子大生のアナスタシア・スティール(以下、アナ)は、親友の代理で学生新聞の記者として、大企業の若き創業者クリスチャン・グレイを取材することに。この取材を機にアナはクリスチャンに惹かれ、クリスチャンもアナに関心を持ち始める。しかし、クリスチャンは普通の恋愛ができない体質だった。アナの反応を見ながら「支配者」と「従属者」という奇妙な関係に引きずり込もうとする。だが、アナが処女だと知り、強引な誘いの手を緩める。クリスチャンの心に生まれて初めて「恋愛感情」のようなものが芽生え始める。やがて、アナはクリスチャンの自宅へ招かれ、「秘密保持契約書」にサインをさせられ、今後、クリスチャンとの間で起こる一切の出来事について他言しないことを約束する。そして、アナは「プレイルーム」と呼ばれる部屋へ案内される。
激動のアメリカを舞台に、他人よりも知能指数が劣りながらも、不思議な運命の導きによって時代の寵児となっていく、誠実で心優しいフォレスト・ガンプの半生を描いたヒューマンドラマ。 アカデミー賞6部門受賞の不朽の名作! ある晴れた日、バス停のベンチに座る男性が隣に座る老婦人に話しかける。 彼の名前はフォレスト・ガンプ。話の内容は波乱万丈な自身の半生についてだった。 アラバマ州グリーンボウに生まれたフォレストは母とふたり暮らし。 彼は他人よりも知能指数が低く、背骨用の矯正器具をつけていることからいじめっ子の標的だった。 小学校の登校一日目、フォレストはスクールバスで隣に座らせてくれた心優しい少女・ジェニーと運命的な出会いをする。 ふたりは仲良しになったが、やがて悲しい事情で離ればなれに。 その後、ベトナム戦争や反戦運動などで偶然の出会いと別れを繰り返すフォレストとジェニー。 人並み外れた足の速さと従来の真っ直ぐな従順さで、数々の成功を収めていくフォレストに対して、ジェニーは人生を踏み外して次第に落ちぶれ、格差を感じてフォレストの前から去ってしまう…。 そのときフォレストがとった驚きの行動とは…!?
オードリー・ヘプバーンの出世作になった不朽の名作。一国の王女と新聞記者のロマンスを描いた、王道のラブコメディであり、今もなお色あせることのない作品といえる。日本における人気も高く、地上波でも放送された。ヘプバーン以外にも、『アラバマ物語』などで知られるグレゴリー・ペックや、『史上最大の作戦』に出演したエディ・アルバートなどの名優が出演している。とある王国の王女・アン(オードリー・ヘプバーン)は、ローマを訪れ、要人たちと面会をしていた。しかし、あまりにも過酷なスケジュールだったため、アンは疲れ果ててしまう。ついには眠り薬を注射されてしまうが、周囲の目を盗んで大使館を抜け出すのだった。一方、スクープを狙っていた新聞記者のジョー(グレゴリー・ペック)は、ベンチで無防備に眠っていたアンを発見する。彼女こそ、国中から注目されている王女だと知ったジョーは、スクープ目当てにローマを案内するのだった。
アメリカ人青年ジェシーと、ソルボンヌ大学に通うセリーヌは、ユーロートレインの車内で出会った瞬間から心が通い合うのを感じる。ウィーンで途中下車した2人は、それから14時間、街を歩きながら語り合い…そんな自然な会話の中から、彼らの人生観、価値観、そして心の奥の微妙な揺れ動きが見え隠れする。でも別れのときはもう迫ってきていた…。 No Rating (C) 1995 Castle Rock Entertainement. (C) 1995 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
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愛する恋人のためにローラが走って走って走りまくる! 「クラウド・アトラス」の鬼才トム・ティクヴァの出世作となったラブロマンス。ハイテンションな語り口、ありとあらゆる技法を駆使したビジュアルは、いま観ても新鮮だ。 犯罪組織の運び屋をしている恋人マニから、ボスの金10万マルクを失くしたとの電話を受けたローラ。20分以内にボスに金を渡さなければ彼が殺されると知り、ローラは10万マルクの工面に走る。銀行頭取の父を頼ることに失敗した彼女は、マニと共に銀行を襲う。
内面美女×面食い男の、ハートフルなロマンティックコメディ 監督は「メリーに首ったけ」のファレリー兄弟。主演はジャック・ブラック&グウィネス・パルトロー。特殊メイクでぽっちゃりになった彼女のコメディエンヌぶりは必見。 スレンダー美女をナンパしては振られるハルだったが、とある催眠術を受けた後、美女ローズマリーと出会ってラブラブに。しかしその催眠術は内面の美しさを容姿に反映して視覚化できるようになるもので、実際の彼女は100キロを越える巨漢女子だった…。
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ウィーンの夜明けから18年、パリの夕暮れから9年。今度はギリシャで夜中まで愛を問う 「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット」に続く第3弾。中年の葛藤が助長するふたりの衝突は重いが、それを乗り越える会話はやはり軽妙で鮮やか、嬉しくなる。 パリでの再会から9年、ジェシーとセリーヌは双子の娘をもうけてパリに住み、一家はギリシャの港町にバカンスに来ていた。最終日、ふたりは友人が用意してくれた豪華ホテルに宿泊するが、行き違いから激しい口論となり、セリーヌは部屋を出て行ってしまう…。
今作はカンヌ国際映画祭にて、パルムドールを受賞した恋愛映画だ。女性同士の恋愛を描いており、主演ふたりの演技も含め、世界中で大絶賛された。ベッドシーンも多くその過激さから、日本ではR18+に指定された。主演は俳優として初のパルムドールを受賞した、アデル・エグザルコプロスと、レア・セドゥのふたり。劇中ではヌードも披露しており、ふたりが愛し合うシーンにも注目が集まった。高校生のアデル(アデル・エグザルコプロス)は、男性との恋愛では満たされず、不安な気持ちを抱えていた。彼女の頭にあったのは、道ですれ違っただけの女性の姿であり、自分がレズビアンであることを疑いはじめる。ある日、同性愛者の男友達とともに、ゲイバーへと遊びに行く。しかし、そこでも満たされないアデルは、興味本位から近所にあったレズビアンが集まるバーへと向かう。バーに入ると、そこには彼女が片想いをしていた女性・エマ(レア・セドゥ)の姿があった。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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