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怖っ!氷河期 嫌なお話 嫌な食糧 貧富の差
えっ!ティルダ・スウィントン?
ミンスとヨナ父娘よかった
2024年9月26日(木)BS松竹東急
ポン・ジュノ監督による「氷河期」をテーマにしたディストピア映画
「列車」という舞台だけを使って物語を進行していくスタイルはなかなか良かった
『スノーピアサー』
世界が氷河期になり、列車の中での生活を余儀なくされた人類の物語!
何それ?と思う設定だけど、最後まで観ると深いものがありました♪
【『パラサイト 半地下の家族』監督作品】
・本作はポンジュノ監督作品!しかし悪い意味でハリウッド映画だなと思った。
ポンジュノ作品で感じた、監督の持ち味が本作には感じられない。これは仕方ないのでしょうね。
韓国では自分のやりたいようにやる信頼を得ていても、ハリウッドではまだそうでは無かったでしょうから。
ルーカスが自主制作で『スターウォーズ』撮ったのもジョンファブローが小さな作品を撮りたいと言ってる点からも理解が出来る。
その後、実写版『ライオンキング』やってたけど!笑
つまり何の会社でも同じですけど"組織"に加わると自分のやりたい事が100%出来る訳では無いと言う事ですよね。当たり前だけど。
監督であっても上司がいて、映画会社の"組織"がある訳で、それぞれがそれぞれの役割を全うする事で利益を生み会社として成り立っている。
【まさに"組織"がテーマ】
列車の最終地点に到着した主人公はボスから列車内の秩序について語られる。
そこで見えてくるのが"人間社会の縮図"です。
ストーリーは立場の弱い者が強い者に打ち勝とうとする下克上モノであり主人公は弱い者側。
成り上がりモノとして主人公の立場で観ていると気付きにくいが、客観視して全体を見ようとすると、列車内の人々には皆役割があり、秩序が保たれる事で社会が成り立っている事に気付かされる。
【神の存在】
現実の人間社会を列車に例えた本作の中でボスが言う"バランス"を保つ為に各セクション(つまり各身分)の人の数は管理されていた。
規定以上に人数が増えると殺される。それを管理、実行しているのは最前列に居るボスだけど現実社会にもそういう立場の人がいるんですかね?
そんな都市伝説のような事が無くとも、食物連鎖から脱出した人間に対して、バランスを保つ為の現象が起きている事は確か!
それが次々と新種が出現するウイルスでしょう。ワクチンを開発しても、新手が出てくる!死ぬのは老人か子供であり、人間社会の核となっている世代は死なない。これ凄いシステムですよね。今流行りのコロナもその一種!
人間社会を操っている黒幕がいるのか、それともバランスを保とうとする自然の力なのか。真実がどちらであっても凄い!
【ラストの意味】
男女2人の子供達が生き残り、アダムとイブ状態に。次第に住める環境が戻りつつある事も示されていたので、あの2人から人類はリスタートするのでしょう。
このラストは現実世界でも起こりうる未来だと個人的に思う。何千年、何万年後か分からないけど、人類はきっと自然の一部に帰るんだと思う。主人公は列車が表す"人間社会"を壊し、次の世代に自然界に生きる新たな道を託した事になるのでしょうね♪
【まとめ】
地球温暖化を解決させるテクノロジーが氷河期を招いたって大袈裟な設定ですよね!笑
人間社会を列車という一直線の物に例えたのは上手い!グラフの種類を考えれば分かりやすいけど、点とか線とか図形だったり何かを説明するのに用いられる手法は分かりやすい!
他では体験した事の無い特殊な設定の映画でした(^^)個人的にラストの展開は好きですね♪
シロクマオチ
2020/01/13
ツッコミどころ満載何が言いたいのかわからない