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『半落ち』や「クライマーズ・ハイ」などの人気作品を手掛け、「警察小説&人間ドラマの名手」と名高い横山秀夫原作の推理小説をテレビドラマ化し、2015年4月期にNHKで全5話が放送。昭和64年に起きた未解決誘拐殺人事件(通称ロクヨン)をめぐり地方県警を舞台に、各方面に対応する県警の広報官の視点から描かれた事件・組織・人間関係が描かれたミステリー。
2016年には『64-ロクヨン- 前編/後編』の2部作として、主演を佐藤浩市が務めて映画化された。本作のテレビドラマ『64(ロクヨン)』は主演をピエール瀧が務め、柴田恭兵や木村佳乃、段田安則など演技派俳優陣が揃う豪華キャスト。リアルで奥深く、泥臭い人間模様を巧みに描き、小説とは違ったラストも見どころのひとつ。
昭和から平成へと変わる昭和64年に起きた未解決誘拐殺人事件「通称64(ロクヨン)」の時効まで残り1年。事件当時、担当刑事であった三上義信(ピエール瀧)は広報官として、被害者の父である雨宮芳男(段田安則)と再会する。雨宮は「警察は頼りにならない」と、事件以来かすかに記憶に残る犯人の手がかりを頼りに自身でも犯人を探し続けていた。
様々な思惑、確執が絡み合うなか、模倣犯と思われる新たな少女誘拐事件が発生する。時効寸前の事件解決だけでなく、新たな事件解決のため、三上は警察組織の黒い影に立ち向かっていく…。
(1) 「窓」
地方県警の広報官・三上(ピエール瀧)は、高校生の娘が失踪し、妻・美那子(木村佳乃)と共に苦悩の日々を送っている。三上は、突然行われることになった警察庁長官視察を取りしきるよう命じられる。7日間しかなかった昭和64年に発生し未解決の少女誘拐殺人事件「ロクヨン」が、14年の歳月を経てよみがえる。長官による遺族の雨宮(段田安則)宅への慰問を実現しようと三上は奔走するが、雨宮はなぜかかたくなに拒否する。
(2) 「声」
昭和64年に発生し未解決の少女誘拐殺人事件「ロクヨン」。三上(ピエール瀧)は、遺族の雨宮(段田安則)が県警に強い不信感を抱いていることを疑問に思う。当時捜査に関わった刑事たちを訪ね歩くが、事件の鍵を握る幸田(萩原聖人)は退職していた。捜査一課長の松岡(柴田恭兵)も固く口を閉ざす。さらに、三上の行動の先には、必ず二渡(吉田栄作)の姿が。三上は、事件の背後に隠された、大きな暗い秘密を突き止める。
(3) 「首」
警察庁長官の視察が迫る中、取材ボイコットを唱える秋川(永山絢斗)ら記者クラブの勢いは収まる気配がない。しかも、三上(ピエール瀧)は刑事部長の荒木田(中原丈雄)から、長官視察を混乱させるようにと命令される。一方、ロクヨン事件の真相を知る幸田(萩原聖人)が失踪。さらに、新たな誘拐事件が発生する。犯人はサトウと名乗り、現金2000万円を要求してきた。それは、昭和64年の誘拐事件と全く同じ手口だった。
(4) 「顔」
ロクヨンに酷似した誘拐事件が発生。三上(ピエール瀧)は、記者クラブとの報道協定締結を目指すが、刑事部は頑として情報の提供を拒む。三上は、捜査の最前線に乗り込む。 平成27年度(第70回)文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門 大賞 受賞作品
(5) 「指」(最終回)
記者クラブとの報道協定を守るため、三上(ピエール瀧)は、松岡(柴田恭兵)が指揮する捜査車両に乗り込んでいた。三上は再び、被害者の父が身代金を運ぶ車を追うことになる。新たな誘拐犯が父・目崎(尾美としのり)に指示する受け渡しルートは、14年前のロクヨンと全く同じだった。一方、松岡は美那子(木村佳乃)にも捜査への協力を依頼していた。そして、美那子が現場で目撃したものは…。さらに、三上の娘のゆくえは…。
エリート夫妻の殺人現場に居合わせた4人の男女。過去と現実とを交差させながら、それぞれが想いを寄せる「N」のために、4人の証言は驚くべき真実を浮かび上がらせていく…。Nとは果たして誰のことなのか? ベストセラー作家の湊かなえが紡ぐ、究極の愛を描いた純愛ミステリーのドラマ化!杉下希美は香川県の小さな島の裕福な家庭に育つ。しかしある日、父のとある行動により生活は一変し、希美は生きていくことすら危ぶまれる生活を送ることになる。そんな希美を温かく見守る高校のクラスメイトの成瀬慎司もまた、家業の急変により人生の転機に立たされていた。そしてふたりはある事件に巻き込まれてしまう。年月は経ち、東京の高層タワーマンションの48階に住むセレブ夫妻が殺害された。その現場にいたのは、ある計画を立てていた希美、成瀬、そして希美のアパートの住人である安藤望と西崎真人だった。その場で西崎は逮捕され、その後西崎は有罪が確定、懲役10年の刑を言いわたされる…。事件は終わったかのように見えた。しかし、刑期を終えた西崎が刑務所を出る頃、元警察官の高野はこの事件の本当の真実を追いはじめていた。高野が勤務していた、あの島の事件の隠された真実とともに…。
5つの殺人事件の背後に見え隠れするある少女の影…謎が謎を呼ぶ本格警察ミステリー 「ストロベリーナイト」の誉田哲也原作。夏帆が謎めいたヒロイン・静加の10代から30代までを演じ、高橋一生、新井浩文、松重豊、岸部一徳ら豪華俳優陣が脇を固める。 住宅街のアパートで、ある男が押し入って来た別の男に射殺される事件が発生。捜査によって容疑者が絞られていくが、巡査部長の木崎は事件の裏にある何かを感じていた。やがて、事件への関与が疑われるあるひとりの少女の影が浮かび上がってくる。
浅草の雑居ビルにある大川端探偵社、そこには今日も老若男女さまざまな人物から不思議な依頼が舞い込んでくる…。『リバースエッジ 大川端探偵社』は、2014年4月から7月にかけて放送されたテレビドラマ。原作・ひじかた憂峰、作画・たなか亜希夫の漫画版は、2007年から2022年まで「週刊漫画ゴラク」に連載されていた。ドラマ版の主演は個性派俳優・オダギリジョー。監督は『TRICK』『まほろ駅前番外地』などを手掛けた大根仁。深夜ドラマ枠ならではのディープな世界観が描かれているが、第1話のみどのVODサービスにも配信されていない。所長の大川端一平(石橋蓮司)、調査員の村木タケシ(オダギリジョー)、そしてアルバイトのメグミ(小泉麻耶)とたった3人の大川端探偵社には、日々あらゆるジャンルの依頼が舞い込む。死期が迫ったヤクザの組長が「幻のワンタン」をどうしても食べたいといった一風変わった依頼も多いこの探偵社に、この日も「鏡越しに隣の部屋を覗けるラブホテルを探してほしい」という奇妙な依頼が飛び込んできた。早速、村木とメグミが浅草のラブホテルをしらみつぶしに調査していくが…。
「解決出来なくてもいいんじゃない?趣味なんだから」という”ゆるさ”、くすっと笑える仕掛けが盛りだくさんの斬新な設定、中毒性のある独特な世界観。 これらの要素が見事に相まってたくさんのコアなファンを獲得した、深夜ドラマの超人気コメディミステリーである。 総武警察署の警察官、霧山修一郎は、時効を迎えた事件の後処理や遺留品の返却などを行っている時効管理課に所属。 ある日、彼は同僚たちに無趣味であることを指摘され、「時効になった未解決事件を個人的に捜査すること」を趣味にしようと思いつく。 ちょうど時効を迎えた事件『西総武市における料理学校理事殺人事件』に目を付けた霧山は、交通課所属で密かに霧山に恋心を抱く三日月しずかとともに、被害者の妻・笠松ひろみの元へ話を聞きに向かうことに。 快く対応する笠松だったが、話の途中で彼女の髪型が変化したことに目を付けた霧山は、「人は嘘をつくと頭にかく汗の湿気で髪型が変わる」という持論により、笠松の証言の信憑性に疑問を抱くのであった。
2016年、夏、フジテレビが二夜連続で放送した超大型スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』(前編・後編)は、2010年から2015年まで、「ヤングマガジン」(講談社)で連載された大人気マンガ『モンタージュ 三億円事件奇譚』(渡辺潤・コミックス全19巻)の映像化作品。福士蒼汰が主演、芳根京子がヒロインを務め、他にも、劇団ひとり、野村周平、門脇麦、香川照之、遠藤憲一、夏木マリ、唐沢寿明、西田敏行ら、豪華キャスト陣が集結し、テレビドラマでは類を見ないほど広範囲かつ大規模な撮影を敢行。さらに、前編と後編をつなぐストーリー展開となるスピンオフドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚 特別編 ―船に消えた三億円―』をネット限定で配信。前編・後編のシリアスな雰囲気とは異なり、コメディータッチなテイストにもご注目。是非、お見逃しなく!!
竹野内豊・松嶋菜々子主演の、人気脚本家・野沢尚によるオリジナルサスペンスドラマ。1999年放送。保険金殺人をテーマにスリリングなストーリーが展開する。男と女の激しい愛の行方からも目が離せない。内田有紀、金子賢、中嶋朋子、仲村トオルら豪華キャストが出演。外資系ローズ生命保険会社勤務の廣川英器(竹野内豊)は、重い火傷を負った少女から病院に呼び出される。彼女は母から、保険金目的で熱した天ぷら油をかけられたのだった。しかし少女は、自分の不注意でしたことだから母にお金を払ってほしいと英器に必死で頼む。恋人で警官の庄野月子(内田有紀)を訪ねた英器は、やり切れない思いを吐露する。永和女学館の教師・池永苑恵(木村多江)が雨あがりに自転車で帰宅途中、階段から転落して死亡する。事故だと思われたが、「彼女の死は他殺で学校内部による犯行だ」と書かれた投書が町田南署に舞い込んだことから、キャリア刑事の烏城武史(仲村トオル)は再捜査を決める。苑恵の死亡調査を担当する英器も現場の川辺を訪れる。そんな彼の姿を苑恵の同僚教師・江木塔子(松嶋菜々子)が冷たく見つめていた。塔子は校長から投書の存在を聞かされ犯人探しを命じられるが、その場で断る。英器は調査を進めるうちに、苑恵の死と同じころ塔子の婚約者・久松皓一(及川光博)も変死していたことを知り…。
今野敏原作の大ヒットシリーズを、杉本哲太・古田新太W主演でドラマ化。警察内の権力闘争や人間関係を多彩なキャストで描く異色の警察ミステリーを、ドラマオリジナルの登場人物を加えて描く。共演は安田顕、鈴木砂羽、生瀬勝久ほか。杉本が演じるのは、東大卒のエリート警察官僚・竜崎伸也。古田扮する私大卒のキャリア・伊丹俊太郎とは幼なじみで同期という間柄。この2人の関係を軸に、物語は進んでいく。
仲間由紀恵と阿部寛共演による人気ドラマの完結を記念したスペシャルドラマ第3弾 堤幸彦と蒔田光治による純和風本格ミステリーの世界が展開。奈緒子と上田コンビが超常現象に隠されたトリックに挑む。飯島直子、藤田朋子、国生さゆりが三姉妹を演じる。 山奥の寒村の名家で不可解な連続殺人が発生。超常現象としか思えない仕業により、一族の人間が殺害されていく。その背景には、遺産欲しさに互いの過去を暴きあう三姉妹の欲望と愛憎が渦巻いていた。奈緒子と上田は前代未聞のトリックの数々に挑むのだが…。
主人公は年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明。己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている青年。物語では「貴族」「主」「御前」という呼び名しか登場しない。働いている様子はなく、身なりは常に瀟洒(しょうしゃ)、言動は紳士的でレディーファーストを心がけ、一方で貴族であるという自覚を強く持ち、権威に頓着することがなく常に泰然としている。事件に出会った際には警察の上層部に働きかけ、現場を指揮する鼻形雷雨(はながた・らいう)という刑事もしぶしぶ認める形で、事件解決に向けて関わっていく。 それでは貴族のお手並み拝見だ・・・そう誰もが思ったところ、なんと捜査、推理をするのは彼を取り巻く召使いたち。「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」と言い放ち、事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じている貴族にあっけにとられる周囲を尻目に、貴族へ絶対的な忠誠心を持つ山本という執事、田中というメイド、佐藤という運転手の3人が現場分析、証拠集めなど捜査へと動き始める。 そんな、破天荒な貴族たちと偶然に、かつ頻繁に同じ事件に居合わせ、貴族たちと競う形で謎に向き合うのが探偵の高徳愛香(たかとく・あいか)。喜多見切子(きたみ・きりこ)という女性探偵を師匠と仰ぎ、彼女に憧れて探偵になった愛香は駆け出しの新米ながら、探偵という職業に人一倍の誇りと信念を持っている。そのため貴族のやり方には反感しかなく、貴族よりも先に謎を解こうと現場を奔走し、推理を積み重ねていく。 いずれも見たこともないほど個性的で強烈にインパクトのある登場人物たちが織りなす物語は、ファンタジックでどこかコメディーな部分も。しかし、事件のトリック、謎解きは常人の想像を超える極上の本格ミステリー。さらに、謎だらけの貴族は実は深い洞察を持って動いており、最初は「こいつは何なんだ!」という衝撃を受けるも、ドラマを見ていくうちに「もっと貴族のことを知りたい!」と魅了されることは間違いなし。“主人公が推理をしない”前代未聞のミステリードラマは、一瞬も飽きることのない唯一無二のエンターテインメントとなる。 【出演者】 相葉雅紀/武井咲/生瀬勝久/木南晴夏/岡山天音/田中道子/井川遥/仲間由紀恵(特別出演)/滝藤賢一/中山美穂/松重豊 他 ■脚本:黒岩勉■主題歌:嵐「I'll be there」(ジェイ・ストーム)■プロデュース:羽鳥健一/西坂瑞城■演出:中江功/金井紘/相沢秀幸■制作:フジテレビ ■原作:「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」麻耶雄嵩(集英社文庫刊) 原作「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」麻耶雄嵩(集英社文庫刊) (C)フジテレビジョン