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大学のボート部で輝かしい青春を過ごした男女7人が、大学を卒業してから3年。理想と現実の差を感じながらも前を向き、それぞれの道を歩みはじめる。
『愛という名のもとに』は、1992年1月から3月までフジテレビ系列で放送された。『高校教師』や『ひとつ屋根の下』を手掛けた野島伸司が、脚本を担当。主題歌は浜田省吾の「悲しみは雪のように」。挿入歌でも浜田省吾の「愛という名のもとに」や「ラストショー」、「J.BOY」が使用されている。
ボート部の監督が亡くなり、葬儀に参列したのは大学時代のボート部のメンバー7人だった。メンバーのひとり貴子(鈴木保奈美)は、私立高校の英語教師になっていた。健吾(唐沢寿明)は代議士である父親の秘書、時男(江口洋介)はフリーターをしていた。
また公務員になった純(石橋保)や、証券会社社員の篤(中野英雄)、デパート社員の則子(洞口依子)と、それぞれの道を歩んでいた。しかし社会に出て、仕事に抱いていた理想と直面する現実の間に苦労する7人。悩みつつも一生懸命な、若者の姿を描く。
大学卒業後、私立高校の英語教師をしている。大学生のころは、ボート部のマネージャーをしていた。とても真面目。面倒見がいい性格ではあるものの、他人や自分に厳しい面もある。父は亡くなり、母と妹の3人で暮らしている。
大学時代はボート部だった。真面目な性格。大学卒業後は大手商社に勤務していたが、サラリーマンを辞めて代議士の父の秘書になる。自分自身もいずれは、政界に進出したいと考えている。
大学を卒業しても定職につかないフリーター生活を続け、女性の家に泊まっている。貴子のことを好きだったものの、大学卒業のタイミングでアメリカに行き、放浪生活を送る。大学ではボート部に所属。
大学時代はボート部のマネージャーをしていた。卒業後にデパート勤務をはじめる。売り場担当として働かされていることが不満。優しい性格ではあるものの、自己評価が低い。
大学はボート部。大学卒業後は区役所に勤務している。夢は作家。
ファッションモデルとしてデビューする。さばさばした性格。不倫をして自殺未遂を起こす。
大学時代はボート部。大学卒業後、大手証券会社に勤務。営業成績が最下位のため、上司からよく叱られている。
健吾の父で代議士。健吾にも、政界で活躍してもらいたいと願っている。
健吾の婚約者で、健吾の父親の健蔵が決めた相手。健蔵と強いつながりを持つ代議士の孫。
貴子の母親。保険の外交員をしている。再婚をしようかと考えている。
ドラマ『愛という名のもとに』は、キャストに注目です。現在でも、第一線で活躍する俳優や女優が出演しています。主演は鈴木保奈美です。また唐沢寿明や江口洋介、中野英雄、石橋保、洞口依子が脇を固めています。
また貴子のクラスの生徒役として山本耕史、時男と関わる女性・高井桐子役として深津絵里も出演しています。約30年前のドラマということもあり、実力派俳優の若かりしころの姿が見られます。
ぜひキャストに注目してドラマを楽しんでください!
ドラマ『愛という名のもとに』は、主題歌や挿入歌を浜田省吾が担当していたことでも有名です。あまりドラマタイアップをしない浜田省吾が、主題歌も挿入歌も担当したことで話題になりました。
印象的なシーンで浜田省吾の曲が流れ、ドラマタイアップ曲をきっかけに浜田省吾のファン層が拡大したともいわれています。
また各回の浜田省吾の曲名が、サブタイトルになっていることも注目です。たとえば「青春の絆」が第1話、「涙あふれて」が第4話のサブタイトルとなっており、細かい部分にも注目したい作品です。
『愛という名のもとに』は脚本も秀逸で、数々のヒット作を生み出した野島伸司が脚本を手掛けています。
野島伸司は『101回目のプロポーズ』や『高校教師』、『ひとつ屋根の下』『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』など次々と高視聴率を獲得したドラマを担当してきました。
野島伸司脚本のドラマの特徴は、現代社会の暗い部分も鋭く切り取っていることであり、『愛という名のもとに』でも、切り口の鋭い描写が見所です。
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