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『ヘイトフル エイト』
日本のキャッチコピーが内容と違いすぎて気になる。密室ミステリーでは無いですよね?笑
【本作の価値は大きく2つ!】
①70㎜フィルム撮影(古き良き映画の再現)
②現代社会(アメリカ)の縮図
※①は日本で出来なかったようです。もちろん自宅でも再現不可能。
【①古き良き映画の再現】
この上映スタイルをぜひ体験したかった。
映画がまだ芸術鑑賞であった時代の雰囲気を、映写機を使った映像で観てみたかったものですね♪
また3時間の作品である事が、更に芸術感を感じさせる。ゆったりめの語り口で時間を贅沢に使うスタイルでした(^^)
オシャレして映画館に出かけて、鑑賞して帰る。丸1日を費やするような贅沢なひと時だったのでは無いでしょうかね(^^)
(日傘をした貴婦人を想像してしまう。笑)
【②現代社会(アメリカ)の縮図】
色々あって1つの家屋に集まった8人!
●トーク
何気ない会話が繰り広げられるのはタランティーノ作品に共通した魅力♪
しかし本作の場合はこれまで同様の無駄話(ストーリー上関係のない話)だけでは無く、伏線や物語の鍵となる会話の存在が目立つ♪
●部屋が象徴するもの
・『吹雪が止むまで、部屋を南北で区切ろう』と言う案が出る。実際にはやらなかったが、人種の違いに意識したやり取りは多い。
これもタランティーノ映画にはお馴染みのやり取りなんだけど、本作の場合はアメリカの社会を表している。
『皆が集まる部屋がアメリカの縮図』
●その他の要素
メキシコ人嫌い!などアメリカ的ですよね。
罪人だからと女性の顔面を殴るシーンは、日本でも問題になっている男女差別を連想させる。
その他、自分を守る為の嘘や他人を蹴落とす様子など、国を問わず当てはまる要素もある。
【まとめ】
何でも1度立ち止まり、客観視する事が大切。
感情にとらわれない判断が重要ですよね♪
職場や人間関係など、あらゆる面で活かされる人生の教訓だと思う(^^)
感情で発言する人は、見ていて見苦しいです。
『社会の縮図』と言ったように、あらゆる政治問題も、シンプル化すれば大抵の事は思いやりだとか、そういう綺麗事(だと言われる事)で解決するような気がする。
2歳児が出来る事を大人が出来ないなんて皮肉なものですねぇ、、、。わー、なんか暗い気持ちになってきた!笑
世界を変えるなんて、大掛かりな事は出来ないけど、そうした思考を持つ人と持たない人とでは、同じ経験をしても人生の豊かが違うでしょうね♪
評価は10点中6点!
(映写機で観たら評価は上がったでしょうね♪)
タランティーノは長いっていうのを覚悟で見るの必須です。
みんな頭おかしくて最高でした。