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第一話 「鬼の降る空」

立山国際高校に通う白羽由希奈は、母・洋海が忘れたスマートフォンを届けるため黒部研究所を訪れた。母にスマホを手渡し、顔見知りの研究員たちと話していると、突如上空に正体不明の火の玉が出現する。

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第二話 「黒き骸は目覚めた」

キューブから現れた謎の青年・青馬剣之介時貞は由希奈のことを「姫」と呼び、彼女を侵略者から救うが、駆け付けた警備員たちに気絶させられてしまう。剣之介はとらわれの身となるが、一瞬の隙をついて脱走する。

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第三話 「城跡に時は還らず」

海から出現した大型ジオフレーム・イエロークラブと戦った剣之介。その後、城主のいない現在の富山城や由希奈のセーラー服、スマートフォンなどを前にして、自分の置かれた状況を理解できずにいた。

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第四話 「異国の味に己が境遇を知る」

由希奈の叔父・薬師和尚に誘われ、由希奈や小春が暮らす和尚の家に身を寄せることになった剣之介。見る物、触る物、食べる物全てが珍しく、いちいちオーバーリアクションで驚く剣之介に由希奈は困惑する。

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第五話 「学び舎に来た男」

剣之介と共に唯一クロムクロを動かせる由希奈は、国連の指揮下に入ることになる。同じ部隊には同級生のソフィー・ノエルがおり、今までどおりに学校へ行くことも許され、平穏な日々が戻ってきたかに思えたが…。

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第六話 「神通の川原に舞う」

大型ジオフレーム3体が降下を始め、パイロットたちは緊急出動する。剣之介、由希奈、ソフィーの3人も学校から現場へ急行。その頃、現場である富山きときと空港近辺に由希奈の同級生、赤城涼斗と茅原純大がいた。

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第七話 「東雲に消ゆ」

大型ジオフレーム・イエロークラブとの戦いでショックを受けた由希奈は、これ以上の戦闘を拒否する。意気消沈した由希奈は、カルロスから赤城と茅原が先日の戦いを見に行ったまま戻らないことを聞かされ…。

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第八話 「黒鷲の城」

侵略者がクロムクロの返還を要求してきた。国連本部では対応について意見が割れたが、現状維持を選択する。そんな状況下で由希奈は周囲から期待を寄せられるが、戦いたくないと家出をしてしまう。

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第九話 「岩屋に鬼が嗤う」

鬼について研究をしていた父・岳人の手記に書かれていた「鷲羽の城があった山の中腹」という言葉を手掛かりに由希奈は黒鷲谷に向かい、山中でカクタスと遭遇。驚きのあまり足を滑らせて転び、気絶してしまう。

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第十話 「不遜な虜」

大型ジオフレーム・ロングアームのパイロット・フスナーニは黒部研究所へと連行された。彼は尋問に対し、450年前に訪れた時に築いた「枢」が事故で破損したこと、その破片「枢石」を探索していることを明かす。

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第十一話 「闇に臥したる真」

警備兵を倒して脱走したフスナーニは、倒れたはずのロングアームを遠隔操作で起動させた。突然動き出した敵に対処すべく、グラハム少佐はGAUSとクロムクロの出撃命令およびフスナーニ捜索を指示する。

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第十二話 「黒部の夏に地獄を見る」

夏休みの間、由希奈と剣之介には黒部研究所でソフィーたち守備隊メンバーとの地獄のトレーニングが待っていた。トム教官が檄を飛ばす中、そこにはもう1人、GAUSのパイロットを目指す男の姿があった。

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第十三話 「祭囃子に呼ばれて」

夏休みが明け、由希奈たちの教室では文化祭の企画会議が行われた。結果、茅原の「教えて！エフィドルグ」という討論会企画が採用される。文化祭の当日、世間の注目を集める中、公開討論会が始まるが…。

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第十四話 「祭に踊る羅刹」

剣之介に再び刀を振り上げるムエッタを謎の男の刃が止めた。2人が戦う中、ソフィーたちは剣之介を連れ出してヘリで黒部研究所へと運ぶ。だが、それを追ってエフィドルグの母艦から大型ジオフレームが投下された。

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第十五話 「追分の果て」

立山町では、先の戦いにより町から離れる人々が急増。研究所職員も例外ではなく、職員の子供たちが通う立山国際高校でも転校する生徒が後を絶たない。そんな中、親友たちに転校のことを言いだせないカルロスがいた。

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第十六話 「再会は水に流れて」

1人乗り用GAUSのテストのため、シェンミイとセバスチャンが運用シミュレーションを行っていた。共に優秀な成績を上げる一方で、交代したソフィーは精彩を欠く。実は彼女は両親から帰国を迫られていたのだった。

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第十七話 「雲中に鬼が舞う」

潜入したミラーサとムエッタの所在を突き止めるための捜索が始まる。ムエッタのことを雪姫と疑わない剣之介は由希奈と共にクロムクロで出動。同じ頃、エフィドルグの母艦から一体のジオフレームが投下された。

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第十八話 「湯煙に消える」

剣之介と由希奈に3カ月分の給料が出る。最初は研究所に仕えたわけではないと拒否していた剣之介だが、背に腹は代えられず受け取った。思わぬ収入を喜ぶ由希奈は、小春と和尚、剣之介と温泉に行くことにする。

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第十九話 「鬼が誘いざなう宴」

黒部研究所へと連れて行かれたムエッタは、研究によりDNA型が由希奈と完全に一致。一同は由希奈がムエッタと間違えられて連れ去られたことを確信した。母・洋海は由希奈を奪還するため奔走するが…。

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第十十話 「飛んで火に入る虎の口」

ミラーサの追撃をかわしつつ、エフィドルグの母艦内を逃げ回る由希奈を奪還すべく、剣之介はムエッタと共にクロムクロに乗り込んだ。一方、ソフィーの前に現れたゼルは、エフィドルグの目的について語り始める。

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第二十一話 「牙城の落ちる日」

何とか地球に戻って安堵の息を漏らす由希奈と剣之介、ムエッタ。しかし、喜びも束の間。エフィドルグの母艦が地球に向けてゆっくりと降下を始めたため、黒部研究所はさらなる逼迫した事態に陥る。

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第二十二話 「鬼が哭いた雪中花」

エフィドルグのシールドによって黒部研究所が封鎖されてしまう。自宅に戻った由希奈たちは、そこで改めてゼルから彼自身のこと、エフィドルグのこと、そして由希奈の父・岳人のことを聞かされる。

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第二十三話 「雪に唄う蛙」

生徒が大幅に減った立山国際高校に剣之介と由希奈がムエッタを連れて現れ、美夏や赤城らを驚かせた。一方、カルロスは以前温泉に行った際に話題に上がった映画のシナリオがついに完成したとみんなに伝える。

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第二十四話 「血戦の黒部ダム」

真実を知りたいと願うムエッタは、かつての仲間に刃を向けることを決意。しかしその時、エフィドルグの母艦から発せられた光により「枢」が上昇し始める。一同は決戦が近づくことを知り、覚悟を決めるのだった。

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第二十五話 「鬼の見た夢」

エフィドルグに対抗する勢力の存在を知った剣之介やゼルは、驚きを隠せずにいた。剣之介は恩に報いるべく命を懸ける。その頃、立山国際高校では、クラスメートが由希奈たちの帰りを待ちわびていた。

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第二十六話 「侍は振り返らず」

エフィドルグとの戦いを終え、剣之介、由希奈らは教室に帰還し同級生から拍手で迎えられる。彼らおのおのが目指す道を見つけつつあった。剣之介もまた己の進むべき道を見つけ、一歩を踏み出そうとしていた。

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