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試練の始まり

ロサンゼルスにあるエンジェルス記念病院の救急処置室、通称ＥＲ。ここでは、患者数が許容量を超える事態を「コード・ブラック」と呼ぶ。そのコード・ブラックの発生回数は平均で年間５回。一方、エンジェルス記念病院のＥＲでは年間３００回発生する。その過酷な救急医療の現場に、研修医１年目の新米医師たちがやって来る。トラックの運転手をしながら医学校に通った青年マリオ、息子を脳腫瘍で亡くしたことをきっかけに医師となった女性クリスタ、このエンジェルス記念病院で医学を学んだ優秀な女性医師マラヤ、スーパースターとまで言われる名医の兄を持つアンガスの４人だ。

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  ：43分

希望への手当て

平日より、多忙な土曜夜勤に就く研修医の４人。ＥＲには早速、車同士の事故で負傷した、それぞれの運転手２人が運ばれてくる。ひとりは中年男性ジェイク、もうひとりは若い女性ローラ。ニールやクリスタたちが担当したローラは、幸い大事には至らなかったものの、ジェイクは胸部の大動脈を裂傷していたうえ、出血で心臓が圧迫されるという一刻を争う重症。だが、リアンと補佐についたニールの迅速な処置により、ジェイクは一命を取り留める。

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  ：40分

命の重さ

今日も患者であふれるエンジェルス記念病院のＥＲ。もう３６時間もコード・ブラックが続いている。研修医たちはシフトが終わっても帰れず、リアンはもう１３日間休日無しだ。そんな中、交通事故を起こした２人の兄弟が運び込まれる。弟のパトリックはすでに反応がない。リアンたちは救命に手を尽くすも結局死を宣告せざるを得なかった。兄のケヴィンは意識もあり、一見、容態は落ち着いている。

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  ：42分

それぞれの家族

外科医として、エンジェルス記念病院に採用されたガスリーの息子コールが、初日の院内見学に訪れているさなか、ＥＲには、自宅火災によって熱傷を負った３人が運ばれてくる。ひとりは初老の男性デニス、ひとりはその娘ティナ、そして彼女の息子で乳児のトミー。３人はリアンたちの処置で一命を取り留めるも、その様子を見ていたコールは、父ガスリーの手法にいきなり異議を唱え、親子間に何かしらわだかまりがあることを匂わせる。

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  ：43分

父の想い

ここはロサンゼルスにあるエンジェルス記念病院のＥＲ。ある日の夕方、正装をした高齢の男性が、呼吸困難を起こした妻を運び込む。午後から少し調子が悪かったが、呼吸困難に陥ったのは３０分ほど前だという。ニールは研修医のマラヤと共に手を尽くすが、結局その患者は回復することなく息を引き取る。しばらくして、彼女と同じ会議に出席していた男女が、やはり呼吸困難を起こして次々と運ばれてくる。これは感染症かもしれない。

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極限の判断

ある日、エンジェルス記念病院にカーラが来訪。マラヤを訪ねてきたカーラは、かつてマラヤの先輩研修医であり、同性愛相手の恋人でもあった。カーラは体の痛みを訴え、マラヤに診察を依頼。マラヤは別れた恋人の突然の来訪と、彼女の妊娠姿に戸惑いながらも、取り敢えず、カーラにＭＲＩ検査を受けさせる。

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  ：42分

助けを求める人々

ストリート・フェアで賑わうロサンゼルスのダウンタウンに車が突っ込み、多数の死傷者が出た。その被害者が次々と運びこまれ、エンジェルス記念病院のＥＲはたちまちコード・ブラックに。足が切断された状態で運び込まれた女性は、リアンたちの必死の救命処置も空しく、命を落とす。

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  ：43分

生きる支え

院内全体の急変患者の対応をする『緊急バッグ当番』の当番にクリスタがなった夜、ＥＲには若い男女のカップル、キリアンとソフィーがヘリで搬送されてくる。低体温症に陥っていた２人はＥＲチームの処置により一命を取り留めるも、ソフィーは大腿骨骨折の重症、キリアンも脾臓を損傷して手術待ちとなる。

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息子の決断

ＥＲ部長のマーク・テイラーが２ヵ月の停職処分を受けることに。彼の代理としてやって来たのは、テイラーよりも随分若い女部長ジーナ・ペレロ。超高学歴でかなり仕事もできそうだが、時折口から出るシニカルなジョークはテイラー本人も驚くほど彼にそっくりだ。

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  ：42分

支えあう心

ＥＲの臨時部長ジーナがリアンの過剰労働を注意している中、エンジェルス記念病院には不審な救急車が到着。ジェシーと研修医たちが出迎えても、救急車からはなぜか誰も降りてこない。警備員を呼びつつ、思い切って救急車の扉を開けるジェシー。すると突然、中から薬物中毒者が飛び出して来て大暴れ。救急隊員のジョディとジェフは、その中毒者に暴行を受け負傷していたのだった。

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救えない命

夜間の高速道路で大規模な玉突き衝突事故が発生。リアンとニールは研修医たちを連れ現場で救助に当たることに。限られたスタッフで多数の負傷者に対応するため、まずは治療の優先順位を決めねばならない。外傷の緊急度や重症度に応じて、それぞれの患者に色のついたタグをつけるのだ。緑は軽傷、黄色は重傷だが命の危険はない場合、赤は一刻も早い処置が必要、黒は死亡か救命不可能を示す。各自４色のタグの束を持ち、リアンたちは凄惨を極める事故現場で早速救助を開始する。

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  ：40分

霧の向こう側

前回の続き。夜、高速道路での事故現場で連絡の取れなくなったマリオとヘザー、そしてクリスタを捜し回るニール。その頃、ＥＲではリアンやマラヤたちが、負傷者ジョスリンの処置に尽力。ジョスリンは、事故現場での処置が遅れたせいで昏睡状態に陥っていた。その経緯を、事故現場の監督医師キャスターのクレームにより知ったジーナは、早速にリアンを呼び出して詰問。

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  ：43分

罪の意識

ＥＲに、クラブで人の下敷きになった１６歳の少女２人が運び込まれる。その１人ティアは脚を骨折。すぐに手術が必要だ。だが駆けつけた父親は、神の教えに背く行為だと一切の治療を認めない。このままでは脚を切断するばかりか命の危険すらある。ジーナ部長は法的措置を取ろうとするが夜中で判事が捕まらない。だが１６歳なら法的に自分の意志で治療を選択できる。

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安息への道

ニールとクリスタが一夜を共にして迎えた朝、ジェシーに病院を辞めると告げるリアン。退職の日まで２週間となった彼女は、病院のＣＥＯハーバートとＥＲ部長ジーナに、主任指導医の選任を急かされる。ハーバートは、病院の有力委員デズモンドの息子マイクを推すが、リアンは返答を保留。非番を機に、ドライブへ出る。

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  ：42分

使命と友情

エンジェルス記念病院のＥＲで、恐ろしい事件が起きる。ペレロ部長（ジーナ）が患者として来ていたゴードン・ハシュマンにナイフで刺され死亡したのだ。ゴードンは、自分に注意をしたジーナに腹を立て、ロッカー室で待ち伏せして彼女を襲った。その後、彼は駐車場で誘いを断ったマラヤにも暴行を働く。幸い、忘れた携帯を届けに来たアンガスのおかげでマラヤは助かったが、腹部をナイフで切られて大ケガを負う。一方、アンガスに体当たりを受けたゴードンは、その弾みで自分の首にナイフを刺し、瀕死の重傷を負う。

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  ：41分

明日への希望

若い身空で過去に２度も肺移植を受けている女性リジーが、夫のジェームズに付き添われＥＲへ運ばれてくる。緊張性気胸で息も絶え絶えの中、リジーはしきりに治療の中止と、ある場所への連絡をジェームズに懇願。自身の状態から余命は短いと察していたリジーは、後世での治療に期待し、死後の遺体を冷凍保存するランドール社と契約していたのだった。

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  ：43分

家族の絆

休憩室で仮眠を取っていたアンガスは、ヘザーからアデラルというＡＤＨＤ（注意欠陥・多動性障害）の治療薬をもらう。これを飲めば３６時間勤務でも集中できるというのだ。アンガスはためらいながらもその薬を飲む。すると元気がみなぎり、難しい気道確保も局所麻酔で中毒反応を起こした患者の蘇生処置も難なくこなすように。いつもよりハイテンションな彼を見て不審を抱くマリオ。

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  ：42分

ＥＲよ、永遠なれ

ストリンガー上院議員とウェスリー州知事による大統領予備選挙の討論会が開かれていたホテルで、突然、大きな爆発が発生。多数の死傷者が出て現場は大混乱となる。緊急事態に備え、会場裏で待機していたマリオとアンガスは、負傷したストリンガーの妻アンと娘のキャロラインを、護衛とともにＥＲへ搬送。

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