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2011年、フジテレビで放送されたヒューマンドラマ。ドラマ『東京ラブストーリー』の脚本家として一躍脚光を浴びた、坂元裕二のオリジナル作品である。
今作も彼が脚本を手がけたドラマ『Mother』と同じように、社会問題に深く切り込んだストーリーが話題となった。殺人事件の被害者家族と加害者家族の交流という難しいテーマに挑んでおり、主演の永山瑛太、ヒロインの満島ひかり、犯罪者に扮した風間俊介らの高い表現力が光っている。
1996年夏、小学生の女の子が静かな山間の湖で遺体となって発見されるという事件が起きた。女の子の名前は亜季(信太真妃)。
当時中学生だった亜季の兄・深見洋貴(永山瑛太)は、共働きの両親から妹の世話をたのまれていたにもかかわらず、友人と遊ぶために亜季をひとり、家に置き去りにしたのだった。その間に少年Aに連れ去られ、湖で殺されてしまった亜季。
深い悲しみのどん底につき落とされた深見家の家族の心の傷は、15年後も癒えぬままだった。洋貴は父・達彦(柄本明)が細々と営む釣り船屋を手伝いながら、父とふたり暮らしをしていたが、ある日達彦が急に倒れてしまう。
達彦が以前から胃がんで苦しんでいたことを知らされ、ショックを受けて帰宅した洋貴は、自宅前の湖の前に立ち尽くす若い女性(満島ひかり)の姿を発見する。思いつめたようなその女性の様子から、洋貴はただならぬ気配を感じるのだった…。
小栗旬が死者の声を聞く特殊能力のある刑事を熱演!善悪の彼岸に何を思う? 「GO」の金城一紀が原案・脚本を手掛けた刑事サスペンス。金城が「小栗旬しかいない」とあて書きした、特殊能力に悩む刑事を小栗が熱演。衝撃的な結末も大評判に。 刑事の石川は、頭に銃弾を受け生死の境をさまよって以来、死者と交信する能力を身に付ける。その力は事件被害者の声を聞き犯人像を導き出すのには役立つが、反面石川は、何が何でも真犯人を検挙する衝動に駆られ、違法な捜査手段に手を染めるようになる。
都会の事件が暗く険しい雪山へ舞台を移す壮大なミステリー! ?村薫の直木受賞作!2つの事件を追う刑事に上川隆也、マークスを名乗る謎の青年を高良健吾、雑誌記者を小西真奈美が演じ、巧妙に張り巡らされた事件の真相に迫る! 元暴力団員・畠山の殺人事件が発生。時を置かずして法務省官僚の松井が殺害される。ふたりの傷口の形状が酷似しており、担当の合田警部補は連続殺人事件を疑う。しかし警察は合同捜査をせず、合田は不信に思う。一方、謎の青年・水沢が医療刑務所を出所する。
国税局の女査察官にスポットを当て、金持ち脱税者にメスを入れる痛快ドラマ 米倉涼子がスゴ腕の査察官に扮して悪を斬る痛快作。また津川雅彦のナレーション、BGMなど、伊丹十三監督の名作『マルサの女』へのオマージュを感じる演出がそこかしこに。 西伊豆税務署所属の査察官・松平松子は実績を評価され、東京国税局査察部情報部門に栄転となる。新天地では一匹狼な性格で周囲と温度差はあるものの、内偵で相手にうまく取り入るなど手腕を発揮し、相棒の三木航介とともに脱税事件を検挙していく。
「脱税するやつは、日本の道路を歩くな」 金に執着して脱税を犯す人間と、脱税を摘発する女のバトルを、ときにコミカルに、ときにシリアスに描く、爽快なドラマ (C)テレビ朝日
沖縄戦線に散った「ひめゆり部隊」の女学生たちの悲劇を描いた戦争ドラマ 主演は、日活青春映画を代表する吉永小百合と浜田光夫。実際の空襲を捉えた映像も盛り込みながら、戦火に襲われる恐怖と青春を奪われた理不尽さを赤裸々に描き上げる。 昭和18年。沖縄ではまだ戦争の影は薄く、沖縄師範女子部の和子らは運動会を楽しんでいた。しかし、昭和19年になると戦局は悪化。やがて米軍グラマン機による空襲が那覇を連日襲い、和子ら女子学生は臨時看護婦として陸軍に従軍することになる。
国内初の6歳の心臓移植は成立するか? 移植コーディネーターの葛藤を描く問題作 知られざる臓器移植の裏側を描く緊迫感のある社会派ドラマ。吉岡秀隆扮する移植コーディネーターが医療の利権に振り回されながらも、前例なき6歳の心臓移植に挑む。 法改正で認められた15歳未満の臓器移植が注目される中、厚労省から圧力をかけられている総合病院院長は、拡張型心筋症の少年にベランダから転落した少年の心臓を移植しようと考える。移植コーディネーターの大野は、移植する側される側の両方に寄り添う。
これは、日本一の資産家にして政界財界裏社会に絶大なる影響力を持つ「金神」在全無量 (ざいぜんむりょう) が建設中の、「ドリームキングダム」に極秘裏に集められた若者たちが賞金1000億円を賭け、知力・体力・時の運を試される特別なゲームに挑む物語である。それは常に土俵際での心理戦であり、時に仲間をも蹴落とすことが必須とされる壮絶なサバイバルゲーム。若者たちが「ゲームに勝てば人生一発逆転できる」という千載一遇のチャンスに溢れたテーマパークに集められる。彼らにとって本当に大切なのは金か? 友か? それとも、命か? 原作:福本伸行「賭博覇王伝 零」(講談社「週刊少年マガジンKC」刊)
若くして両親を亡くした元暴走族総長で、現少女漫画家のケンジ。妹・ヤスコを守ることに命をかけ、ヤスコに関することすべてに口を出す―そんな過剰に妹思いのケンジと、彼を取り巻く人々との恋と人間模様を描く。高校生のヤスコは、12歳年上で、まるで父親のように過干渉なケンジに辟易する毎日で、兄妹ゲンカは絶えることがない。そんな2人の前に現れたのは、元レディース総長で花屋を切り盛りするエリカと、その弟で超優秀なイケメン高校生の純。エリカはレディース時代からケンジを思い続けているが素直になれず、ケンジと顔を合わせるたび、心とは裏腹の言葉で罵倒してしまう。一方、ヤスコはイケメンの純に一目惚れして―。果たして、不器用ながら真っ直ぐなケンジと、素直になれないエリカの恋の行方は? そして、ヤスコと純の初恋は?