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目次
ヨン・ゲソムン大将軍の命令で、テ・ジョヨンはヤン・マンチュン将軍の説得に向かう。逆にヤン・マンチュンから、孤独なヨン・ゲソムンを最後まで看取ってくれと頼まれ手紙を託された。テ・ジョヨンは暗殺者のアジトを突き止め、コルサビウと襲撃するが逃げられた後だった。同じくアジトを突き止めたヨン・ナムセンから暗殺者一味と誤解されてしまう。ヤン・マンチュンは高句麗王から呼ばれて平壌城に出向くが、ヨン・ゲソムンは攻めに来たと思い込んだ。
第1話
西暦645年、高句麗28代ポジャン王の治世。唐の皇帝イ・セミン(李世民)は100万を越す大軍を率いて、高句麗征服を開始した。高句麗の要塞の遼東城を守ろうとのちのテ・ジョヨンの父テ・ジュンサンは、総司令官として人民を盾にする卑劣な唐軍に勝利する。だが、唐軍の兵糧攻めにより城が落ちるのは時間の問題とみたジュンサンは、唐の皇帝を暗殺するため命がけで敵陣に忍び込む。
第2話
テ・ジュンサンの剣は皇帝を突き刺したかに見えたが、皇帝は衣服の下に鎧を着用しており無事だった。皇帝の命を狙う心意気を買われたジュンサンは、皇帝の護衛隊長と戦うことを命じられその最中に、遼東城の城門が突破されたとの知らせが入る。ジュンサンは捕らえられるが、見張り役の契丹族のソリンギと共に脱出する。皇帝の次の狙いは平壌城にいるヨン・ゲソムン大将軍だがヤン・マンチュン将軍は策を練る。
第3話
高句麗軍プ・ジグァンの親族は唐軍に捕らえられ、救うためには高句麗軍を裏切れと密偵はジグァンに迫る。その企みに気づいたテ・ジュンサンはジグァンの監視を強める。ジグァンは援軍を装った唐軍を南門から入れるが、それは自らの命をかけた戦法だった。ジグァンはジュンサンにわざと殺され、それにより唐軍は高句麗軍に追い詰められる。窮地に陥った唐軍のカンハ王を救ったのは赤い仮面を着けた謎の男だった。
第4話
唐軍は安市城を攻略するため城壁より高い土山を築いて攻め、兵士が城外に出てきたところを叩く作戦を立てる。安市城内では土山対策で、土山の地下を掘り空洞をつくり唐軍の重みで土山を崩れさせる作業を始める。2ヶ月が過ぎ、唐軍は土山を完成させる。攻撃が迫る中、一筋の流星が安市城内に落ちていく。唐軍の皇帝と安市城主は各々、流星が吉か不吉なものかと思案していたが、テ・ジュンサンの妻タルギは出産の時を迎えていた。
第5話
唐軍が乗った土山は音を立てて崩れ始め、それを呆然と見つめる唐の皇帝と側近の武将たち。この頃、テ・ジュンサンの妻タルギは元気な男の子を出産する。テ・ジュンサンは高句麗の大莫離支ヨン・ゲソムン大将軍と合流することになり、ヤン・マンチュン将軍がテ・ジョヨンと名づけた子と妻に暇乞いを告げた。王が存在するため「流星の落ちた日に生まれた子は帝王の運気を持つ」という伝説を気にする高句麗の高官から、逆賊になるのではと疎まれ始めた。
第6話
ヨン・ゲソムンの考えは帝王の運気を持った赤ん坊は、逆賊ゆえに殺すべきだというものだった。テ・ジュンサンは、子供は娘だと答えて追求を逃れた。ヨン・ゲソムン率いる高句麗軍は、テ・ジュンサンがヨン・ゲソムンの三足烏旗を使って唐軍を、遼河の下流の沼地へ追い込む。皇帝はソリンギの機転で逃げ延び唐へ帰るが、4年後この時の傷がもとで崩御。ヨン・ゲソムンはヤン・マンチュンにジュンサンの赤ん坊は男なので殺すと言い放つ。
第7話
高句麗第28代王・ポジャンの御前で、ヨン・ゲソムン大将軍はヤン・マンチュンを莫離支に推挙して承認された。しかしヨン・ゲソムンに対立する文官大臣らは不満を持ち、帝王の運気を持つテ・ジョヨンを擁するヤン・マンチュンとテ・ジュンサンが謀反を企てたように仕組む。しかしヨン・ゲソムンはヤン・マンチュンを遼東に返し、テ・ジュンサン一家を処刑しようとする。ヤン・マンチュンはテ・ジュンサン一家を助けようと処刑場へ向かう。
第8話
都城守備隊に斬られたテ・ジュンサンはヨン・ゲソムンの元に運ばれ、妻子は死んだと聞かされ高麗城の守備に就いた。タルギとテ・ジョヨンの生きていることを知ったヨン・ゲソムンは、ジョヨンは自分が育てるから二度と会うなとタルギに言う。唐では病弱な新皇帝に代わり、則天武后が権力を握り始めていた。その頃、朝廷では4年に一度開かれる武芸者の大会・崇武大宴に出たい若者がいた。ヨン・ゲソムンの奴婢のケドンであった。
第9話
ヨン・ゲソムンはヤン・マンチュンが、ケドンの生い立ちに気づいたかと疑う。一方、唐の使者として平壌に来ていたソリンギと、文官大臣のプ・ギウォンはヨン・ゲソムン暗殺を計画する。ケドンは罰で閉じ込められた蔵で、兵士に変装したポジャン王の姪スギョンと暗殺隊と出くわし、スギョンを救う。崇武大宴会場に潜り込んだケドンは、暗殺隊がヨン・ゲソムンを襲うのを阻止するが、暗殺隊の毒を塗った剣を浴びてしまう。
第10話
ヤン・マンチュン将軍に医院に運ばれたケドンは、治療を施されて回復した。プ・ギウォンたちは、ケドンが刺客の正体を知っているのではと危惧したが知らなかった。暗殺に失敗した唐の使者ソリンギは、ヨン・ゲソムンとの駆け引きの末、帰国した。その頃ケドンの母タルギは、密かにケドンに会い身分と本当の名前と父のことを告げ、自分の首飾りを与えた。それを知ったプ・ギウォンは2人を拷問にかけるが、2人は本当のことは話さなかった。
第11話
ケドンはヨン・ゲソムンに引き取られたが、タルギは処刑されることになった。ケドンは、ヨン・ゲソムンに対して父のように思っていたと告白した。処刑後、平壌城外に放置されたタルギの死骸にすがって泣くケドン。一方、唐は高句麗遠征を決めて陣営を整えていたが、その中にソリンギの名はなかった。ヨン・ゲソムンは、息子からケドンを生かしておくことを責められケドンに槍を突きつけた。
第12話
ケドンに槍を突きつけたヨン・ゲソムンは、ヤン・マンチュン将軍が言った言葉を思い出しケドンを解放する。ケドンは高麗城を目指すが、ヨン・ゲソムンの息子のナムセンは殺害しようと追いかける。コム・モジャムの助けでケドンは逃げ切るが、野宿しているところを契丹族の捕虜となってしまう。唐の将軍ソリンギは、契丹族の部族長に会い領土を与える条件で高句麗と戦う約束をさせる。牢から脱出したケドンは、部族長の娘を人質に馬を要求する。
第13話
ケドンは契丹族、部族長の娘チョリンを人質にして逃亡するが、途中チョリンが毒蛇に脚を噛まれてしまう。ケドンはチョリンの毒を吸い出し助けるが、自分はその毒で意識を失う。チョリンは自分のために倒れたケドンを介抱し、ケドンを殺そうとするイヘゴから逃がす。別れ際、ケドンは母の形見の首飾りをチョリンに渡す。ケドンは高句麗城に向かう途中で、唐のスパイと間違われて高句麗の兵士に捕まってしまう。
第14話
ヤン・マンチュン将軍の使いで、撤退を告げに来たコルサビウが到着。ケドンの処刑は中断され、その時コルサビウがケドンは、唐のスパイではないと証言する。ケドンはテ・ジュンサン将軍に高麗城を抜け出す秘策を提案する。契丹族が唐につくか高句麗か決まらない中、唐のソリンギ将軍は契丹族のイヘゴを使い高麗城を攻めさせた。ケドンとコルサビウは城に残って守る役目を申し出て、テ・ジュンサンを脱出させる。
第15話
高麗城を陥落した契丹族のイヘゴはケドンとコルサビウを追うが、テ・ジュンサン将軍とその配下に蹴散らされる。やがて唐軍の全面攻撃が始まるが、高句麗軍は唐軍を岩山に誘い込み大打撃を与えた。一方ケドンとテ・ジュンサン一行は、万里の長城を超え百済城に着く。ケドンは村長に「迷惑を掛けずに、勝手に船を奪う」と頼み許可を得る。ケドンは部屋から唐軍の補給倉庫のある場所の地図を持ち出すが、唐軍に見つかり捕まってしまう。
第16話
ケドンは、再びテ・ジュンサン将軍の配下に助けられた。唐と高句麗の戦いが過熱するなか、契丹族のイヘゴは前回高句麗軍が待ち伏せした岩山に、先に唐軍が行って待ち伏せする戦略を考えヨン・ナムセン将軍はこれにはまり行方不明となり、高句麗軍は壊滅状態に陥る。百済城ではテ・ジュンサンが唐の補給船を奪い、ケドンの説得に動かされた村長の孫の機転により船を動かせる百済の兵士を連れて行くことに成功する。
第17話
ケドンとテ・ジュンサン将軍一行は百済城で手に入れた唐の補給倉庫の地図を使い、倉庫に襲撃を繰り返した。ソリンギはイヘゴとチョリンと数人の契丹族で、おとりの罠を仕掛けたが退却を余儀なくされた。テ・ジュンサン一行はヤン・マンチュン軍を訪れ、そこでテ・ジュンサンはコム・モジャムにケドンの出生を尋ねる。コム・モジャムは真実を語り、テ・ジュンサンはわが子と涙の対面を果たす。ケドンがテ・ジョヨンになった瞬間だった。
第18話
テ・ジョヨンたちは、葦島と蛇水間の密書、命令書を奪うため待ち伏せを開始した。唐のソリンギ将軍は、葦島にいる唐軍への密書をイヘゴに託すが、テ・ジョヨンに捕まる。イヘゴが捕まったことでチョリンが救出に向かうがまたも、テ・ジョヨンに捕まる。チョリンは母の形見の首飾りを、テ・ジョヨンに突き返す。チョリンを盾にイヘゴから密書の内容を聞き出すと、テ・ジョヨンたちは闇夜の空に火矢を放った。
第19話
唐のソリンギ将軍は平壌城に進軍を開始するが、イヘゴとチョリンから援軍がないことを知らされヨン・ゲソムン大将軍率いる高句麗軍に大敗した。逃げるソリンギが放った矢が、追うヨン・ゲソムンに刺さる。高句麗王はテ・ジョヨンの蛇水での働きを知り、将軍に等しい階級を与えるとしたが側近は反対する。しかし、ヤン・マンチュン将軍がテ・ジョヨンはテ・ジュンサン将軍の息子だから問題なく、ヨン・ゲソムンは反対なら自分の首を切れと言い放つ。
第20話
ヨン・ゲソムン大将軍とヤン・マンチュン将軍の援護により、高句麗王はケドンをテ・ジョヨンと呼ぶように宣言した。ヨン・ゲソムンはソリンギ将軍の矢のため致命傷を負っていた。一方ソリンギは、イヘゴとチョリンが作戦を漏らしたことで捕まえるが、イヘゴの「ヨン・ゲソムンの首を取りに高句麗に送ってほしい」との願いを許す。チョリンも同行を申し出る。ヨン・ゲソムンは息子に、唐への攻撃を邪魔するものは王でも息子でも殺すと言い切る。
第21話
ヨン・ゲソムン大将軍暗殺のためイヘゴたちは、平壌城に潜り込んでいる唐のスパイと連絡を取る。ヨン・ゲソムン邸の見取り図を入手し、イヘゴはヨン・ゲソムンの部屋に忍び込む。部屋にいたヨン・ゲソムンは死の病に罹っているのがわかり、イヘゴはとどめをささずに去った。ヨン・ゲソムンはプ・ギウォンの甘言に乗せられ、暗殺者はヤン・マンチュン将軍だと疑い始めた。テ・ジョヨンは疑いの目を自分に向けようとした。
第22話
ヨン・ゲソムン大将軍の命令で、テ・ジョヨンはヤン・マンチュン将軍の説得に向かう。逆にヤン・マンチュンから、孤独なヨン・ゲソムンを最後まで看取ってくれと頼まれ手紙を託された。テ・ジョヨンは暗殺者のアジトを突き止め、コルサビウと襲撃するが逃げられた後だった。同じくアジトを突き止めたヨン・ナムセンから暗殺者一味と誤解されてしまう。ヤン・マンチュンは高句麗王から呼ばれて平壌城に出向くが、ヨン・ゲソムンは攻めに来たと思い込んだ。
第23話
ヤン・マンチュン将軍の配下が、ヨン・ゲソムン大将軍宛の親書を届けに平壌城に来るが、返事は城楼から放った矢だった。その頃、テ・ジョヨンは王の密書をヤン・マンチュンに届けるよう頼まれ、密かに手渡した。進軍するヨン・ゲソムンは途中、血を吐いて倒れる。それを聞いたヤン・マンチュンは、ヨン・ゲソムンが死ぬ前に誤解を解かなければとテ・ジュンサンを連れて会いに行く。
第24話
ヨン・ゲソムン大将軍の死期が近づいていることを知ったヤン・マンチュン将軍は、自分たちの子孫を信じようと諭す。納得したヨン・ゲソムンは、遼東へ帰るヤン・マンチュンを見送るが馬に乗れないほど弱っていた。ヨン・ゲソムンは、皆の見守る中で自分の死は3年間ふせるように宣告した。皆が引き下がり、テ・ジョヨンが世話をしている時、ヨン・ゲソムンはケドン時代のことを語りつつ息を引き取った。
第25話
プ・ギウォンたちは、ヨン・ナムセンの弟ヨン・ナムゴンを迎えにきたテ・ジョヨンに、ヨン・ナムゴンは極楽寺でなら会うと言う。極楽寺に向かうヨン・ナムセンに、チョリンとイヘゴが刺客として待ち受けるがテ・ジョヨンとコルサビウが防ぐ。チョリンは、コルサビウの一太刀で崖から落ち行方不明となり、それを聞いたテ・ジョヨンはチョリンを探し回る。一方、ヨン・ナムゴンは兄が暗殺者を差し向けたと嘘の情報を聞かされる。
第26話
ヨン・ナムセンは謀反を企てた文官たちを許すが、文官の配下はヨン・ナムゴンにはまだ拘束されていると嘘の報告をする。文官たちのことを伝え聞いたヤン・マンチュン将軍は、プ・ギウォンたちの虚偽を見抜く。しかし、ヨン・ナムセンはプ・ギウォンにたきつけられヤン・マンチュンと戦おうとする。遼東に向かう前に、ヨン・ナムセンに従って極楽寺に来たテ・ジョヨンはスギョンに助けられた女人がチョリンだと察した。
第27話
テ・ジョヨンは極楽寺から出て倒れたチョヨンを、また寺に運びスギョンに世話を頼んだ。ヨン・ナムセン将軍が遼東に向かっている間に、ヨン・ナムゴンはプ・ギウォンにたきつけられて平壌城を制圧してしまった。プ・ギウォンはポジャン王に嘘を言い立てて、ヨン・ナムセンを陥れようとする。そして、ヤン・マンチュン将軍の元にはヨン・ナムセンを捕らえよという王の親書が届く。一方シン・ホンは、ヨン・ナムセンをイヘゴに会わせる。
第28話
イヘゴは契丹族をヨン・ナムセンに従わせるという提案を出す。ヨン・ゲソムン大将軍の息子2人が争うことを憂えたヤン・マンチュン将軍は、テ・ジョヨンとコルサビウを国内城にいるヨン・ナムセンの元へつかわすが、テ・ジョヨンたちは牢獄へ入れられてしまう。しかしヨン・ナムセンが唐と組むと聞いたフクスドルが、2人を助けヨン・ナムセンとイヘゴ、シン・ホンの会話から、「烏骨城」という言葉を聞き出し2人に告げる。
第29話
ヤン・マンチュン将軍は、唐が攻めて来るとしたら烏骨城だろうと語り、テ・ジョヨンたちは烏骨城でヨン・ナムセンを捕らえ安市城に送った。皇命によりヨン・ナムセンを捕らえると、国を割ることになると考えているヤン・マンチュンは、平壌城の文官、武官と遼東の高官たちとの話し合いをポジャン王に提案した。テ・ジョヨンはその遣いで平壌城に行くが、唐と和を結ぶという意見のポ・ギウォンに投獄された。
第30話
プ・ギウォンの使者サブクが、ヨン・ナムセンの引き渡しを要求してくるがヤン・マンチュン将軍はそれを突っぱねる。フクスドルは軟禁状態のヨン・ナムセンに説得され、2人脱出するが、ヨン・ナムセンは迎えにきたシン・ホンと共に去り、ソリンギのいる榮州へ行ってしまう。そしてヨン・ナムセンは自分のせいでヤン・マンチュンが大罪を着せられ、葬り去られようとしていることを知った。一方ヤン・マンチュンは捕らえられるが、民衆は解放を叫ぶ。
第31話
ヤン・マンチュン将軍の解放を訴える民衆を見たヨン・ナムゴンは、態度を改める。唐のヨン・ナムセンは、ヤン・マンチュン逮捕を知った則天武后とソリンギに、投降し高句麗を立て直すか高句麗滅亡を見過ごすか決断を迫られていた。一方、プ・ギウォンらの画策により投獄されることになったヤン・マンチュン。その投獄前に、王の姪スギョンにより密かに逃げることのできたテ・ジョヨンとコルサビウにある計画を手伝ってほしいと言う。
第32話
ポジャン王の裁定により、ヤン・マンチュン将軍の徳の高さを知ったヨン・ナムゴンは自分が継ぐべき大莫離支をヤン・マンチュンに譲ると宣言した。シン・ホンは契丹族のイヘゴの宝剣を見て、かつての主の高句麗の将軍プ・ジグァンの遺子だと知る。落ちぶれていたフクスドルは、偶然にも契丹のスパイからヤン・マンチュン暗殺の密書を手に入れた。その頃遼東へ向かうヤン・マンチュンは、一夜の宿の烏骨城に入った。
第33話
夜更けの烏骨城にフクスドルが到着して、テ・ジョヨンにヤン・マンチュン将軍が危ないと伝える。しかし時すでに遅くプ・ギウォンと通じていた烏骨城城主は、プ・ギウォンの配下を引き入れ暗殺の手引きをした。ヤン・マンチュンの死によりコ・サゲ将軍とテ・ジュンサン将軍が対立する。そこに唐軍が、高句麗への攻撃を開始したという知らせが入った。プ・ギウォンの使者が和平を結ぶため、唐のソリンギを訪ねるがソリンギは使者を殺してしまう。
第34話
高句麗の城を次々と陥落する唐軍の先鋒には、ヨン・ナムセンがいた。唐軍ではソリンギの安市城攻めと、ヨン・ナムセンの平壌城攻めに分かれた。シン・ホンと安市城に入ったヨン・ナムセンは、テ・ジュンサン将軍に会いプ・ギウォンを殺し、唐を一掃し高句麗を救うと言う。唐の皇帝が、高句麗を滅ぼせば統治を任せると約束したというヨン・ナムセンに、テ・ジョヨンはそれが民の願う方法ではないと言い切る。
第35話
シン・ホンはイヘゴに、安市城を攻めたいソリンギを説得する秘策を進言する。ソリンギは策を受け入れ、劔山城を攻め陥落させた。テ・ジュンサン将軍は、遼東からの援軍としてコ・サゲ将軍やテ・ジョヨンたちを平壌城に送った。プ・ギウォンが和平を求めて使者を送るが、首をはねられた。唐軍の総攻撃が始まり、平壌城を攻める唐軍の中にチョリンの姿があった。高句麗軍は全ての兵と民が一緒に戦い、唐軍を退けた。
第36話
ヨン・ナムセンの参謀シン・ホンは、高句麗が滅亡するという噂を流す。プ・ギウォンが唐へ和平の大使として行くことになるが、唐の意向は和平を受け入れず高句麗は唐の属国になれというものだった。プ・ギウォンは降伏の条件を出し帰国した。ヨン・ナムセンはプ・ギウォンに同行していて投獄されたテ・ジョヨンを助け出し、唐の将軍たちの企みを告げ降伏せず最後まで戦うことが平壌を守る唯一の方法と言い、平壌へ送り出す。
第37話
王はプ・ギウォンの降伏の条件よりも、ヨン・ナムセンから聞いたというテ・ジョヨンの言葉を信じプ・ギウォンを自宅に軟禁した。プ・ギウォンは、シン・ソンとシン・ソンの弟のシン・ホンと唐軍を迎え入れる作戦を練った。プ・ギウォンの配下が平壌城の南門を開け、奇襲が始まり平壌城は火の海となった。王は皇宮に残り、大莫離支ヨン・ナムゴンは自決を図った。西暦668年9月、1000年の歴史を誇った高句麗は滅亡した。
第38話
平壌城と運命を共にしようとしたポジャン王とヨン・ナムゴン大莫離支たちは、捕虜として唐に護送された。唐は平壌城に安東都護府を置いて高句麗全体を治めさせ、ソリンギを検校安東都護に任命した。ヨン・ナムセンには高句麗の民を、奴隷として唐に護送する命令が下った。テ・ジョヨンは、ヨン・ナムセンが平壌城落城前に自分に言った高句麗再興の夢を確認したいとコルサビウ、フクスドルと平壌城に入った。
第39話
テ・ジョヨンたちを拉致したのは黒鼠と称する盗賊だったが、盲目の頭領は遼東の将軍チャン・サネであった。チャン・サネによると、コム・モジャムも人々を集めて軍を組織しているとのことだった。一方、プ・ギウォンたちはソリンギに忠誠を誓って難を逃れる。1万人の高句麗の民を唐へ送ることを知ったテ・ジョヨンたちは、ヨン・ナムセンの協力により民を救うため唐兵になりすまし護送船に乗り込む。
第40話
護送船は当初營州に行く予定だったが、唐のイムン将軍はソリンギとの約束を破り唐へ向かった。テ・ジョヨンは、後送する補給船に火を点けて護送船を近くの港へ寄港させ、安市城のテ・ジュンサンに知らせた。護送船の内部では、領地を分け与えられていない契丹族と唐兵の間で小競り合いが起こるが、テ・ジョヨンはこれを利用して民を救おうとする。契丹族と唐の乱闘の最中に、チョリンはテ・ジョヨンの首飾りを発見する。
第41話
テ・ジョヨンは唐軍に連行されたチョリンを救い出し、契丹族を味方に1万人の高句麗の民を助け遼東に送った。契丹族を乗せた船が營州に向かおうとしたが、チョリンは任務が遂行できなかった罪は全部自分がかぶると、決意し船を降りた。イヘゴは船を平壌城に向かわせ、拷問を受けるがソリンギの命令を受けに戻ったと言う。イムンが安東都護府に来てソリンギに責任を取って、高句麗の民を取り戻せと迫る。
第42話
テ・ジュンサンの命令で、テ・ジョヨン、コルサビウ、フクスドル、チョリンが平壌城攻略に向かう。4人はコム・モジャムのいる中募山で、新羅にいた王の甥アンスンと会う。アンスンを立て新しい国を興すというコム・モジャムとその前に安東都護府を攻略するというテ・ジョヨンたちが対立したが、コム・モジャムは兵を出してくれた。安東都護府の門を開けさせるためテ・ジョヨンは一計を案じる。
第43話
テ・ジョヨンは城外に高句麗軍が待機している、城門を襲撃して軍を迎え、捕らえられている親や兄弟を助けようと民を先導して城門を開けた。テ・ジョヨンは安東都護府に保管されていた流民名簿を燃やし、民がいる限り高句麗は永遠に不滅だと叫んだ。一方、ソリンギは安市城を攻略したが、安市城城主テ・ジュンサンは遼東城主コ・サゲを守りにつけ民を連れて逃げた。ソリンギは、イヘゴを将軍にする代わりにテ・ジュンサン父子を殺せと言った。
第44話
ポジャン王の甥アンスンが新生高句麗の建国を宣言し、テ・ジョヨンは兵部大臣に就いた。テ・ジョヨンはこの国がまだ脆弱なためコルサビウ、フクスドルと義兄弟の契りを結んだ。テ・ジョヨンと生涯を共にする約束をしたチョリンは、テ・ジョヨンの傍らに必ず寄り添っていた。一方、チョリンの行方が気がかりなイヘゴは、テ・ジョヨンと一緒だという報告を受け、軍事同盟を結ぶと称して唐と手を結んでいる新羅にテ・ジョヨンを呼び寄せ軟禁した。
第45話
新羅のムンム王と面会したテ・ジョヨンは、唐は新生高句麗を滅ぼした後に新羅を征服するだろうと、それよりは新生高句麗と軍事同盟を結ぶべきだと説得した。その頃チョリンはイヘゴに会い、テ・ジョヨンへの愛を伝えた。テ・ジョヨンは、いずれ唐へ護送されると判断して、再度ムンム王を説得した。唐と真の民族統一に揺れ動いていた王の気持ちは固まり、テ・ジョヨンたちの新羅脱出に手を貸すことにした。
第46話
安東都護府に20万人の唐軍が集結し、対する漢城の新高句麗軍は新羅軍を合わせて5万人で戦わなければならず、テ・ジョヨンは1つの策を思いつく。唐軍を白氷山の渓谷へ誘い込み、そこから素早く逃げるのだ。イムンは契丹の部族長イ・ジュンチュンを投獄してチョリンを唐軍におびき寄せ、作戦を聞き出そうとするが、チョリンは知らぬと言うばかりだった。一方、蟄居しているポジャン王に情報を与えていたミモサは身分を明かす。
第47話
チョリンが唐軍に捕らえられたことで、作戦の変更の声が上がるがテ・ジョヨンはチョリンを信じて作戦を推し進める。高句麗軍の先制攻撃を聞いたイムンは迎え撃ち連勝を続けた。テ・ジョヨン率いる高句麗軍は敗走を重ね、それを追うイムンの唐軍はもう少しで白氷山というところで夜営を張った。テ・ジョヨンは、夜営中の唐軍に奇襲を仕掛け白氷山に誘い込んだが、新羅軍のキム将軍はテ・ジュンサンの制止も聞かず唐軍に攻撃を開始した。
第48話
20万人の唐軍とともに高句麗軍は全滅し、生き残ったテ・ジョヨンたちはケガを負ったテ・ジュンサンから新羅軍のキム将軍の暴挙を聞いた。テ・ジョヨンの合図を待たなかったキム将軍のせいで高句麗兵を失ったテ・ジョヨンは、一刀のもとにキム将軍を切り捨てた。白水城に監禁されているチョリンは身ごもっており、何とかして白水城から抜け出そうしたがイヘゴに捕らえられてしまう。
第49話
百済城のミモサが密かにテ・ジョヨンに会い、ポジャン王の親書を渡した。コルサビウは、白水城に忍び込みチョリンを救おうとしたが捕らえられ投獄された。白水城にはソリンギが乗り込み、密かに新羅のスミサンに会いテ・ジョヨンが近く漢城を出ることを知った。イヘゴは、自分の留守中チョリンが逃げないよう牢獄に閉じ込めたが侍女の助けで、コルサビウとともに脱出するが、ソリンギが現れコルサビウが身を呈してチョリンを逃がす。
第50話
漢城を出たテ・ジョヨン一行に、馬で駆けつけたチョリンからイヘゴたち契丹族の待ち伏せを告げられる。テ・ジョヨンは、イヘゴに立ち向かうが倒されてしまう。テ・ジョヨンたちが襲われ全滅したことを聞いたコム・モジャムは、アンスン王が密告者であることを悟り斬ろうとするが逆に新羅軍に惨殺されてしまう。傷ついたテ・ジョヨンを見失ったフクスドルは、山中の一軒家で百済城のミモサがテ・ジョヨンを介抱しているのを見つけた。
第51話
テ・ジョヨンは奇跡的に目覚めるが、手足は全く動かなかった。フクスドルはテ・ジョヨンを橇に乗せて、テ・ジュンサンとスギョンが潜む高句麗村に行く。動けないテ・ジョヨンをスギョンは、誠心誠意をもって尽くすが一向によくならなかった。そんなテ・ジョヨンのもとにポジャン王からの?大高句麗?と書かれた血書と、テ・ジョヨン将軍の力が高句麗復興のために必要だと書かれた親書が届く。テ・ジョヨンの目から涙があふれた。
第52話
テ・ジョヨンは、スギョンたちの励ましもあり奇跡的な回復をとげる。テ・ジョヨンが死んだと思っているチョリンは、子供を守るためにイヘゴとの結婚を承諾する。その頃、安東都護府は唐から高句麗の若い女を朝廷に差し出すことを迫られていた。裏ではプ・ギウォンたちが、密かに高句麗の民を奴隷として売ろうとしていた。回復したテ・ジョヨンたちはポジャン王に会い、王は高句麗の民のため暗殺団“東明天帝団”を結成した。
第53話
ミモサの店チソン楼でチョリンとイヘゴの婚姻が行われた。テ・ジョヨンたち東明天帝団は、奴隷商ワンチョンを襲撃して殺し遊民を逃した。そんな中、ミモサはチョリンが妊娠していたため婚姻を急いだとテ・ジョヨンに告げる。コルサビウは、ミモサに東明天帝団に関係しているだろうと問い詰め必ず暴くと言い放つ。酒を運ぶ商人に変装して、関所を通るテ・ジョヨンとフクスドルの横を營州に向かうチョリンたちが通り過ぎる。
第54話
ミモサが送った刺客クムランが、ソリンギ暗殺に失敗する。コルサビウは、東明天帝団はもしやテ・ジョヨンが組織しているのではと思い、クムランに城門の外で東明天帝団を待つと言った。現れたフクスドルとテ・ジョヨンに、自分は裏切っていない証拠にソリンギの首を取ってくると宣言するが、失敗しミモサに殺されそうになる。コルサビウを信じるテ・ジョヨンたちは一緒に殺せとミモサに言うが、ポジャン王の執り成しで3人は許された。
第55話
東明天帝団にプ・ギウォン、シン・ソン、サブクがソリンギの目を盗んで、高句麗流民を唐の奴隷商に売るという情報が入る。東明天帝団は城外で彼らを襲って流民を自由にし、金銀を強奪して民に分け与えたが、サブク暗殺は不備に終わった。プ・ギウォンたちは情報を漏らしたのはミモザではないかと疑い、チソン楼を捜索するがサブクの弱みを握るミモサが寸でのところで捜索を中止させた。プ・ギウォンたちは民に施した金銀を、力づくで取り戻そうと…。
第56話
サブクの前に現れたテ・ジョヨンは、剣を抜いてサブクを倒した。イヘゴの妻となったチョリンは、男児を出産した。テ・ジョヨンにもスギョンを娶ってはという話が持ち上がるが、テ・ジョヨンは拒んでいた。一方、イヘゴはシン・ホンから本当は高句麗の将軍の子で、テ・ジュンサンに殺されたと聞いて、再びソリンギのもとに行く。フクスドルはシン・ホンの罠にはまり、契丹族兵に襲われ配下は捕らえられた。
第57話
安東都護府に捕らえられている東明天帝団員の様子を見に行ったポジャン王に、出された茶には茶葉が入っていた。それは罠だというクムランからの、知らせだった。シン・ホンたちの策略は、東明天帝団の捕虜の公開処刑だった。処刑の日、テ・ジョヨンは行かずこの策略を皆に説明した。一方、シン・ホンたちはチソン楼を疑っていた。いつものようにポジャン王が登楼した時、ヨン・ナムセンが会いに来た。その時、東明天帝団が店を襲った。
第58話
テ・ジョヨンはミモサの店チソン楼にいるポジャン王を襲撃したことで、ソリンギの2人に対する不信感を取り除いた。テ・ジョヨンを捕らえたいソリンギは、ポジャン王を囮にしてテ・ジョヨンと東明天帝団を捕まえようと策を練る。一方、チョリンは契丹族に来た唐の使者から、テ・ジョヨンが生きていることを知らされる。テ・ジョヨンは、ポジャン王が囮になり極楽寺に行った隙を突いて安東都護府を襲撃した。
第59話
安東都護府を襲撃したテ・ジョヨンたちは、団員を救出しシン・ホンを殺したがプ・ギウォンは取り逃がす。唐王に招かれた契丹族長と義弟は營州の勅吏に任命されたが、營州は与えられなかった。一方、ソリンギはポジャン王とヨン・ナムセンを呼び東明天帝団の黒幕は、ポジャン王ではないかと問い詰める。テ・ジョヨンはヨン・ナムセンを利用すればソリンギを殺せると言うが、問題はヨン・ナムセンを信じられないことだとミモサは言う。
第60話
プ・ギウォンは高句麗の青年を強制微集して安東都護府を警護させ、東明天帝団からの盾にすることを提案した。ソリンギたちはその案を実行し、遼東は騒然とする。そんな中、チョリンがコルサビウに会うため遼東にやって来るが、スギョンは会わせなかった。ヨン・ナムセンは、テ・ジョヨンからの偽手紙に騙されてイヘゴたちに捕らえられた。シン・ホンは、ヨン・ナムセンに取引を持ちかけ釈放した。
第61話
ヨン・ナムセンは自分の願いは高句麗復興だと言い、テ・ジョヨンに自分を利用しろと訴えた。フクスドルたちは信じられないと言うが、テ・ジョヨンは様子を見ることにした。プ・ギウォンはテ・ジョヨン逮捕のために、遼東都督府と安東都護府を合併する案を出すがヨン・ナムセンは反対する。ソリンギたちもヨン・ナムセンの真意が掴めない。深夜、乱心したプ・ギウォンは刀を振り回すが、その前にテ・ジョヨンが現れた。
第62話
テ・ジョヨンは、乱心したプ・ギウォンを見逃した。ソリンギは乱心したプ・ギウォンを唐へ送還しようとするが、シン・ホンは乱心が演技だと見抜いていた。イヘゴはチョリンに、テ・ジョヨン率いる東明天帝団を潰さないと營州はもらえないと話す。テ・ジョヨンはヨン・ナムセンの部下をプ・ギウォンが唐へ発つ日に、ソリンギの周りに置くように言う。シン・ホンたちとテ・ジョヨンたちの心理作戦が火花を散らす。
第63話
テ・ジョヨンは東明天帝団団員を前にして、高句麗滅亡の元凶プ・ギウォンを民の見ている前で処刑すると宣言する。都護府を襲うと予想したイヘゴは、プ・ギウォンの護衛は手薄だった。プ・ギウォンを打ちのめしたテ・ジョヨンは、後は民の手に任せた。テ・ジョヨンは物陰にいたチョリンに、次はソリンギとイヘゴを殺すとイヘゴに伝えるように言った。プ・ギウォンを殺されたソリンギは、イヘゴたちに半月以内にテ・ジョヨンの首を取れと命じる。
第64話
都督府の書庫に隠れたテ・ジョヨンは、ヨン・ナムセンがシン・ホンたちに協力してテ・ジョヨンを捕らえたら、安東都護府を任せるという話を聞いた。遼東に入ったイムンが、チョン・サネたち攻唐勢力を捕らえたことはすぐソリンギたちに伝わった。一方、ポジャン王はソリンギに虎退治のため都督兵を出すことを認めさせ、その隙に兵たちをすり替えることに成功したが、その中にイムンが放った間者が混じっていた。
第65話
ヨン・ナムセンの手引で、先に入った偽装都督兵に紛れ込んだテ・ジョヨンたち。異変を感じたテ・ジョヨンは、ソリンギの執務室に向かうとそこにはクムランが縛られていた。時すでに遅くテ・ジュンサン率いる抗唐軍、東明天帝団はソリンギたちに捕まり、テ・ジョヨン、コルサビウ、フクスドルの3人だけが逃げ延びた。チソン楼のミモサと女たちも捕まった。隠れ家のテ・ジョヨンたちのもとにスギョンが来て、ポジャン王の無事を伝えた。
第66話
イムンとソリンギは、東明天帝団壊滅の手柄争いで対立していた。シン・ホンはヨン・ナムセンに、東明天帝団の黒幕はポジャン王ではないかと問うが、答えない。シン・ホンはテ・ジュンサンと東明天帝団の生き残りの公開処刑を提案する。ポジャン王はテ・ジョヨンに会い、公開処刑は罠だから現れるなと告げる。処刑当日、ポジャン王は高句麗の民に自分が東明天帝団を作り統率したと語ると、テ・ジョヨンたちと民衆が処刑場になだれ込んだ。
第67話
テ・ジョヨンとミモサたちは生き残っていたが、ポジャン王、テ・ジュンサンたちは捕虜となった。ソリンギは、東明天帝団を撲滅させた手柄を誇示するためポジャン王を唐の長安へ連れて行こうとした。それを聞いた高句麗の民は、ポジャン王の長安押送に反対を唱えた。民を蹴散らそうとしたイヘゴたちの前にヨン・ナムセンが現れ、自分こそが大罪人であると民の前に土下座した。ポジャン王一行が押送される日、群がる民に「生きてくれ」と訴えた。
第68話
テ・ジョヨンはポジャン王たちを奪回しようと、唐に討伐された突厥族の手を借りようというミモサの提案にのる。突厥族の部族長ケピルサムンは、ミモサのチソン楼の財産の半分を受け取ることで協力を承諾した。ソリンギは馬都山の麓に陣営を張るが、それを知ったテ・ジョヨンたちは夜を待ち奇襲作戦をたてた。テ・ジョヨンたちはポジャン王とテ・ジュンサンたちを救出する。そこへ則天武后の、許可を得たイムンたち唐の兵士が立ちはだかった。
第69話
テ・ジョヨン、ポジャン王、スギョン、フクスドルたちは、テ・ジュンサン、コルサビウと離れ離れになっていた。イムンの剣がポジャン王の首に当てられ、テ・ジョヨンたちはイムンに捕らえられた。イムンとソリンギの間で捕虜の取り合いが始まるが、ソリンギがポジャン王、イムンがテ・ジョヨンを捕らえたことになった。唐の長安に着いたイムンは、テ・ジョヨン、フクスドル、マパを町に吊るしてさらし者にした。
第70話
則天武后らが見守る中、テ・ジョヨンは巨漢・怪力のウゴルと決闘することになった。6日間飲まず食わずのテ・ジョヨンは、捨て身の目つぶしでウゴルの肩を切り裂いた。イムンは密かにテ・ジョヨンたちを鬼斧山の奴隷収容所に送った。テ・ジョヨン救出を図っていたテ・ジュンサンにミモサは、政治を利用するしか無いと言った。則天武后は辺境出身の勇者を側近に置き、契丹族のイヘゴとチョリンもその一人となった。
第71話
則天武后はテ・ジョヨンの処遇をイムンに任せ、イヘゴとチョリンには自分の子である廃太子イ・ヒョンの警護を託した。又、スギョンは奴婢に貶められた。ミモサは百済人で唐に帰化した員外将軍のフクチサンジに、テ・ジョヨンを救ってほしいと申し出るが考えの違いから断られる。一方、奴隷収容所のテ・ジョヨンは捕虜の高句麗人、百済人、新羅人を団結させないため食糧で争わせる唐のやり方を見抜き、皆を一致団結させようとした。
第72話
収容所の大将チョンガは各国の捕虜代表に暗殺を命じたが、暗殺を防いだのは収容所に奴隷として入所していたコルサビウだった。テ・ジュンサンは長い間、敵対してきたソリンギを訪ねてテ・ジョヨンの救出を願い床に跪いた。一方、則天武后の命令でテ・ジョヨンたちは長安城に連行された。則天武后はテ・ジョヨンの前に二つの杯を用意し、一つは酒でもう一方には毒が入っている、一つはテ・ジョヨンが飲み残った方をポジャン王が飲むと言った。
第73話
テ・ジョヨンは二つの杯を飲み干して倒れたが、則天武后は毒を入れていないと言った。毒をもったのは誰かが取り沙汰されたが、則天武后は狙いが自分ではないかと怪しむ。イ・ヒョンの警護をしているイヘゴは、双方の杯が毒と知っていたイ・ヒョンを疑う。昏睡から覚めたテ・ジョヨンに、則天武后は藩将制度に従い登用すると宣言するが、イムンは鬼斧山の“人間狩り”から逃れることができたらという条件を出した。
第74話
体力が回復しつつあるテ・ジョヨンのもとに、チョヨンから預かった小刀を持ったスギョンが会いにきた。イムンはテ・ジョヨンたちを鬼斧山へ連れていったが、奴隷の中にテ・ジュンサンの部下のトルバルたちが潜んでいて、鬼斧山の地図を携えていた。テ・ジョヨンはその地図をもとに各国の代表を集めて作戦を練った。“人間狩り”が始まったが密かに持っていた小刀で作った竹槍を武器に奇襲をかけ、イムンの部隊を撃退した。
第75話
捕らえた唐軍の兵士と引き換えに助けてもらおうとした一群は、イムンに裏切られるがテ・ジョヨンたちは助けた。このことで残った100名がまとまりを見せ、鬼斧山全体を武器とし要塞にする準備を始めた。イムンは大臣チョ・ヨネに援軍を頼み、100人対7000人の兵の戦いが始まる。テ・ジョヨンは、地形、罠、闇、そして恐怖という武器があると皆を鼓舞した。その頃長安城ではスギョンが偶然、厩でイ・ヒョンの武器の隠し場所を見つける。
第76話
“人間狩り”が続く。イムンの唐軍は悉く仕掛けた罠にかかり、唐軍は壊滅状態にされイムン自身も罠にかかり木に吊るされた。テ・ジョヨンが生きていることを知ったテ・ジュンサンはソリンギに頼み、鬼斧山に行き武器を捨てて山を降りるよう説得した。その頃、長安城では皇帝が崩御したという噂が流れ、イ・ヒョンはこの機会を逃してはいけないと判断して兵を率いて皇后殿へ向かった。謀反ではないと叫ぶイ・ヒョンの前に、イヘゴに支えられた皇帝イチが現れた。
第77話
則天武后は生き残ったテ・ジョヨンは殺さず、イムンは死体であっても死後の極刑を行うと言い渡した。高句麗を裏切ることはできないテ・ジョヨンに、ソリンギは唐に忠誠を誓えば罪を許し登用もすると言う。父テ・ジュンサンが髪の元結を切って唐への忠誠を誓い、奴隷たちも髪を切って自分たちを見放さないでくれと懇願する姿に、ついにテ・ジョヨンも髪を切り唐への忠誠を誓った。
第78話
謀反の裁定はイヒョン王子の身分剥奪と宮外追放だけで他の重臣は、則天武后への新たな忠誠を誓わされただけで元の職務に戻された。北門に着いたチョリンの子を抱くテ・ジョヨンを、コルサビウは複雑な思いで見た。程なく馬都山のケピルサムンが則天武后への献上品を奪ったため、唐はイムンに討伐を命じ、テ・ジョヨンたちはその討伐隊に参加することを許可された。城外の寒村に住むポジャン王を訪ねたテ・ジョヨンとスギョンは、王の勧めで結婚する。
第79話
皇帝イチは死期が近づいているのを悟り、ウィスンに遺言を書かせた。皇位は第三王子チョルに継承させ則天武后は、政治に関与させるなとの内容だった。イヘゴは不審に思いウィスンを問い詰めるがウィスンは取り合わない。ケピルサムン討伐隊の総司令イムンは、テ・ジョヨンに先鋒を言いつける。イムンはテ・ジョヨン軍を全滅させるつもりだったが、テ・ジョヨンは以前ケピルサムンと共闘したことがあり、彼らの砦もよく知っていた。
第80話
テ・ジョヨンはイムンの軍とケピルサムンの突厥軍とを戦わせ、その間にケピルサムンが強奪した則天武后の献上品を運び去った。唐では則天武后が、イヘゴに皇帝の遺書を探り当て持って来るよう指示した。ミモサが単身、長安へ戻りソリンギを訪ねテ・ジョヨンはケピルサムンを生け捕りにしたがイムンが手柄を横取りし、殺そうとしたので唐には戻らないと報告した。証拠に強奪された献上品を持ち帰ったと言う。
第81話
ソリンギはテ・ジュンサンとミモサを逃した。テ・ジョヨンが唐を脱出したことを知ったイヘゴとシン・ホン。テ・ジョヨンが營州に行くはずだと、シン・ホンは營州の契丹族部族長に知らせた。皇帝の遺書を手に入れた則天武后は、政治に関与してはならないという内容に女帝になればいいのだと言い放った。一方、シン・ホンの知らせでテ・ジョヨンたちは食糧の調達が困難になるが、テ・ジョヨンは營州を治める契丹族部族長から食糧をもらうしかないとミモサに言い切る。
第82話
テ・ジョヨンは契丹族部族長に会い食糧を分けてほしいと申し出るが、その見返りは何だと聞かれると、友軍となり無上可汗になることに協力すると答えた。また捕まったケピルサムンの釈放も、願い出て聞き入れられた。ケピルサムンもテ・ジョヨンの仲間となった。683年、唐の皇帝が崩御した。690年、唐の王族を排除して則天武后が自ら皇帝の座に就き聖神皇帝と称した。695年、勢力地図は激変した。突厥が力をつけテ・ジョヨンも勢力をのばしイヘゴも力をつけていった。
第83話
テ・ジョヨンを中心にミモサ、フクスドル、コルサビウが力を合わせて軍を強化していった。則天の即位後、税の強要がひどいのは營州でその民の多くは高句麗の流民であった。その上唐からイムンが来て、2万人の徴兵を行うと言う。テ・ジュンサンは、この徴税徴兵は意図的に契丹を追い詰めているのではないかと感じていた。ついに立ち上がる決心をした契丹族は、コムの手紙を北西で戦う父イヘゴに届けようとしたが、イムンに奪われてしまう。
第84話
契丹族部族長の誕生日当日、唐の招待者が誰も来ないのを不審に思い様子を見に行った側近は、營州の官庁がすっかり包囲されていると報告した。斬り合いが始まったがすぐ勝負はつき、蜂起を否定しようとしたがコムの手紙が証拠として出されて契丹族部族長たちは捕まった。コムとチョリンたちは逃げたが、危ういところをテ・ジョヨンに救われた。コムはテ・ジョヨンに助けを求め、見返りに高句麗民を返すと言った。
第85話
イヘゴは突厥族のムクチョルと会談して、戦いを中断して營州に戻ることにした。多くの契丹兵が投降していたが、テ・ジョヨンは10日間營州城のあちこちで契丹の古い曲を笛で奏でさせた。10日後、テ・ジョヨン軍が現れ3日の猶予をやるから部族長たちを解放し、營州から撤退しなければ総攻撃をかけると宣言した。3日目の深夜、テ・ジョヨンは全員に明日契丹兵が唐に対して反乱を起こすはずで、火の手が合図で総攻撃をかけると激を飛ばす。
第86話
投降兵に偽装したコムたちが、唐兵を殺し激を飛ばすと投降兵たちは鬨の声を上げ唐兵に向かっていった。テ・ジョヨン軍は入城し契丹族部族長たちを解放し、唐のチョムネを捕らえた。部族長はテ・ジョヨンとコムとの高句麗流民を返すという約束を重視して、返還を快諾した。イヘゴが5万の大軍を連れて營州に戻り、契丹族部族長とテ・ジョヨン側、ソリンギの会議にチョムネの首を持って現れ、テ・ジョヨンに高句麗流民は渡さないと言い放った。
第87話
チョムネの首は則天皇帝に渡り、則天皇帝はソリンギに契丹討伐を命じる。696年、契丹はイジンチュンを無上可汗すなわち皇帝として国を宣布した。程なくして唐から建国したばかりの契丹国に使者が来て、以前則天皇帝が与えた名前を取り上げ新しい名前を送った。これは唐に契丹に対する宣戦布告であった。イジンチュンはすぐに高句麗流民村に向かい、テ・ジョヨンに会い流民を返す代わりに助けを求めるのだった。
第88話
テ・ジュンサンが流民の一部を連れて帰り、残ったテ・ジョヨン軍が契丹軍とともに戦うことになった。唐はソリンギを大総管に立て、20万人の大軍を送り込んだ。契丹軍はイヘゴを総司令、シン・ホンを軍師としてテ・ジョヨン軍は解体して各隊に配属になった。テ・ジョヨンとミモサの案で、テ・ジョヨンの配下は各自三足烏の高句麗旗を持ち各隊で先鋒を務めさせることにした。シン・ホンはテ・ジョヨンの監視のために、コムを前線に送り込んだ。
第89話
イヘゴの軍は唐の総攻撃の前夜、奇襲をかけ成功した。各戦地で先鋒を努めたテ・ジョヨン軍は戦功を上げていった。イヘゴ軍とイムン軍が激突し、イヘゴ軍は追い詰められるがテ・ジョヨンが率いた軍がイムン軍の食糧庫を焼き払い形勢は逆転した。勝利を喜んだイジンチュンは、将来に渡るテ・ジョヨンの協力を要請し、新高句麗建国には力を貸すことを約束した。ソリンギはテ・ジョヨンとイヘゴの同盟を壊すため、使者をテ・ジョヨンに送った。
第90話
ソリンギの使者を斬り捨てたコムを、テ・ジョヨンは營州に帰した。使者派遣が奸計だとイジンチュンと則天皇帝は見抜く。そして契丹国では、次の戦闘が始まろうとしていた。数に劣る契丹軍のためテ・ジョヨンは、テ・ジュンサンに3万の援軍を要請した。契丹陣営に唐の数万の軍が營州城の北へ向かっているという情報が入り、テ・ジョヨンが2万の軍を率いて追撃した。残った契丹軍に唐軍が襲い、イヘゴは生け捕りにされた。
第91話
イムンに騙されたテ・ジョヨン軍は山に待ち伏せして、イムンを生け捕りにした。父イヘゴを救出に行くと言うコムをなだめ營州に戻ったテ・ジョヨンの頼みは、テ・ジュンサン率いる3万人の大軍である。イヘゴを失った契丹国は、テ・ジョヨンを総司令にして戦うことを誓った。テ・ジョヨンは、東門の木にイムンを吊るした。ソリンギ率いる大軍が東門に集結し、最前列にイヘゴが引き出された。ソリンギは、イムンを殺すならイヘゴを殺すと叫ぶ。
第92話
イヘゴの首に刀を押し当てるソリンギと、イムンの首に刀を突きつけるテ・ジョヨン。均衡を破りイジンチュンが、ソリンギと会談し捕虜交換を提案したが決裂し、イジンチュンは病床に伏せってしまった。營州東門でにらみ合いが続く両軍だが、後方の唐軍が弓に倒れ始め火の手が上がった。テ・ジュンサン軍が間に合ったのだ。挟み撃ちにあったソリンギ軍は退却を余儀なくされ、この状況は則天皇帝に知らされた。
第93話
テ・ジョヨンは、唐との戦いにはイヘゴが必要であるとした。イムンを使った捕虜交換は、唐側から言わせねばならない。シン・ホンの案は、唐陣営から見えるようにイムンを火あぶりにするというものだった。ソリンギは初め意に介さなかったが、イヘゴがいなくなればテ・ジョヨンが、契丹国を統治するという意見に納得して捕虜交換に応じた。その頃、則天皇帝はテ・ジョヨンの本拠地東牟山に間者を送って探らせていた。
第94話
契丹、テ・ジョヨン連合軍と唐のソリンギ軍は再び対決となるが、契丹軍の補充を断られたテ・ジョヨンは一計を案じた。營州城内から1000人の高句麗流民を集め1000の天秤棒を作らせた。夜が更けてから流民に天秤棒の先に松明をつけ一人4本の松明を持たせ營州城内に移動させた。松明の移動を見た唐軍は、テ・ジョヨン軍が城内に入ったと思い攻撃を翌日に延期した。その間にテ・ジョヨンは、全軍に命令を発し兵を山中に潜ませた。
第95話
テ・ジョヨンの計画通りに、唐のソリンギ軍は挟み撃ちにあい敗走した。ソリンギもまた兵卒に変装して山中へ向かったが、テ・ジョヨン軍が待ち構えていた。全滅する唐軍。死体のふりをして横たわるソリンギをテ・ジュンサンが見つけるが、首をはねることはできなかった。その頃、東牟山のスギョンは食糧倉庫を多数作り、唐の間者の目をごまかしていた。イジンチュンは流民を返す代わりに、今の契丹国との関係の継続をテ・ジョヨンに誓わせた。
第96話
シン・ホンは、泥酔したテ・ジョヨンに刺客を放つがミモサの機転で阻まれた。シン・ホンはこの機にテ・ジョヨンたちを皆殺しにしようとテ・ジョヨンの寝所に向かうが、コムが現れその場は収まった。テ・ジョヨン暗殺に関係した者は逮捕され投獄された。テ・ジョヨンは、イジンチュンに会い彼らの処刑を思い留まるように願い出て彼らは解放された。一方、則天皇帝は敗戦の将たちを咎めなかった。ソリンギは、則天皇帝に契丹国を滅ぼす持論を述べた。
第97話
唐の皇帝がテ・ジュンサンに王位を与えると言う使者が来るが、テ・ジュンサンはこの文書を突き返す。シン・ホンは使者を脅し、テ・ジュンサンがソリンギを助けたことで密約があったとした。イヘゴとイジンチュンはこれを信じ、イジンチュンは怒りのあまり病に倒れた。イジンチュンが病に伏せている間、義弟のソンマニョンが摂政になるとシン・ホンはソンマニョンをそそのかして、テ・ジョヨンを反逆罪で処刑させようと企む。
第98話
テ・ジョヨンを天下の勝者とするためミモサたちは、テ・ジョヨンには内密で武力で營州を制圧することに決めた。しかし挙兵した兵士は、一網打尽となりコルサビウたちは生け捕られた。ミモサから決起を知らされたテ・ジョヨンは、テ・ジュンサンを脱出させ自らはミモサとともに逮捕された。処刑の日、イジンチュンが病から目覚め処刑を延期させた。その頃唐のソリンギは、突厥族可汗ムクチョルに会い契丹を攻めろとたきつけた。
第99話
イジンチュンに王位を譲ると言われたテ・ジョヨンは、王位はチョリンにと答えた。イジンチュンはその対応にこれからはテ・ジョヨンを信じることを約束し、テ・ジョヨンの部下を釈放した。スギョンから東牟山に唐の間者が現れたことを聞いたテ・ジョヨンは、遼東にいる唐軍を征伐してそこに流民を収容しようと考えた。契丹も遼東の唐軍には脅かされていることでイジンチュンは、兵糧と軍需品の調達を引き受けた。
第100話
テ・ジョヨンは家族を連れて出陣しようとするが、シン・ホンが異議を唱えた。ミモサはその代わりにコムの同行を求め、コムは両親の反対を押し切り出陣を決めた。これに対してイヘゴは、西南の唐軍征伐に出兵を決めた。テ・ジョヨン軍は遼河江に陣営を張り、安東都護府のある新城を攻める計画を立てた。突厥族の陣営にいるソリンギは、テ・ジョヨンの出兵を知りこれを機に突厥族が唐と手を結ぶ約束をさせた。
第101話
シン・ホンにイジンチュン暗殺を持ちかけられたソンマニョンは、慕っているだけに殺すことができない。遼東のテ・ジョヨン軍は、新城を落とすため新城を支援するはずの6つの城の城主を偽の伝令で呼び出し、その首を新城に送り開城させるという作戦を立てた。その伝令役にコムとダンが名乗り出て、見事にその役を果たした。ソリンギは、突厥族の親書を携えて則天皇帝に謁見したが言動がおかしかった。契丹国ではイヘゴが西南の唐軍征伐へ出兵した。
第102話
新城城主のヤンソウィは、次々と届く城主の首についにテ・ジョヨン軍に新城を明け渡した。無血入城の報にイジンチュンは喜び、チョリンに跡継ぎはチョリンだと語った。イヘゴがチョリンのために残した間者が、ソンマニョンとシン・ホンの動きが怪しいと知らせた。イヘゴの契丹軍は快進撃を続け、これに対して唐はチョインサを送り込んだ。テ・ジョヨンは、契丹軍や唐とも競い合い遼東各地を占領する方法を語った。
第103話
テ・ジョヨンはコルサビウとクムラン、フクスドルにそれぞれ一万の軍を与え遼東城、白厳城を落とすのを競わせる勝負に出た。テ・ジョヨンも、一万の兵で安市城を攻める作戦だ。一方、唐では則天皇帝が謀反の首謀者はチョインサであると言い出しソリンギを悩ませた。營州ではチョリンが謀反の動きを察知して、テ・ジュンサンの兵を借りて鎮静化に動いた。鎮静化を知りつつ、ソンマニョンはイジンチュンの寝所に入り刃を向けた。
第104話
刃を向けたソンマニョンは、チョリンたちに捕らえられた。契丹の謀反は遼東のテ・ジョヨンも知るが、コムは動じることもなかった。遼東の勝負はそれぞれが作戦を練り、遼東城、白厳城を落とした。則天皇帝から謀反の疑いをかけられたチョインサは、イヘゴと直接に会い投降する旨を伝えた。その頃、契丹国ではソンマニョンがイジンチュンとチョリンの前でコムの実父はテ・ジョヨンだと言うが、チョリンはあっさり認めた。
第105話
安市城攻めのテ・ジョヨン軍は3万人、スギョンとテ・ジュンサンは、チョリンに出兵を頼むが、チョリンとしては今の状況では受けられなかった。テ・ジョヨン軍は総攻撃をかけるが、この城は容易に落とせない。一方、イヘゴは投降してきた唐軍を全滅させた。苦戦をしいられているテ・ジョヨン軍のもとに、安市城から抜け出してきた高句麗の民が協力したいと申し出たが、安市城を知り尽くしているテ・ジョヨンは疑いを持つ。
第106話
安市城を抜け出してきた高句麗の民たちは、家族を人質にとられて唐の間者となった。罠と知りつつ民たちを許すテ・ジョヨンに、民は北門を攻めるように言った。チャン・サネが契丹の援軍を求める案を出すが、テ・ジョヨンは高句麗人だけで成し遂げたいと断った。契丹国は、コムのことで相変わらず騒然としていた。安市城攻めの決行日、南門を想定していた唐軍に対してテ・ジョヨン軍は北門を攻めて勝利を得た。
第107話
唐では、ヤンソウィが実権を握りつつあったがそれに反発するソリンギは、則天皇帝に北方の現状に対処するための計画を話し、機嫌を取り結んだ。契丹国に戻ったテ・ジョヨンは、イジンチュンに高句麗流民の遼東移住計画を話し快諾を得た。イジンチュンは退位して皇帝を譲ると言い、その後、2人きりになったイジンチュンはテ・ジョヨンに遺書を託した。イヘゴはシン・ホンから、イジンチュンはコムがテ・ジョヨンの子だと知っていると聞いた。
第108話
イヘゴは深夜イジンチュンの寝所に現れ短刀をかざしたが、刺すことはできなかった。イヘゴが去った後、シン・ホンがイジンチュンを殺した。イジンチュンの急死に契丹国臣下たちが集まった席上、テ・ジョヨンが預かっていた遺書をコムが読み上げ、ソンマニョンが即位した。こうして高句麗流民の大移動が始まった時、唐軍が襲おうとしているという知らせが入った。それはイヘゴが、唐のチョインサに命じて唐軍の装いをした契丹国軍だった。
第109話
偽唐軍に襲われるスギョンたちを救ったのは、ミモサに言われて安市城から迎えに来たコルサビウだった。ソンマニョンが皇帝に即位した契丹国は、イヘゴとシン・ホンに操られていた。その頃、唐のソリンギは突厥族を使って契丹国を滅ぼそうとしていた。テ・ジュンサンたちは残りの流民を引き取りに契丹国に行ったが、奴隷として扱われている流民を見てソンマニョンに会おうとした。しかし、イヘゴたちに騙され軟禁されてしまった。
第110話
突厥より使者が契丹国に到着、ソンマニョンに謁見し相互不可侵条約の締結を提案した。一方、遼東のテ・ジョヨンのもとにソリンギが現れ、唐と手を結び契丹を討てと勧めるがテ・ジョヨンは断った。コムは独断でテ・ジュンサンを解放しようとして、イヘゴに入牢させられるが、チョリンが解放する。解放されたコムは、父母の会話から実父がテ・ジョヨンであることを知った。イヘゴはシン・ホンの企てで、テ・ジュンサンを暗殺しようとしていた。
第111話
テ・ジュンサンたちが処刑されようとした時、2人の覆面の男がテ・ジュンサンたちを救った。覆面の男はコムだった。だがテ・ジュンサンは深手を負っていた。契丹国にソリンギが現れイヘゴに遼東征伐をたきつけ、イヘゴはソンマニョンに遼東征伐を納得させすぐ出発することにした。テ・ジュンサンが深手を負って行方不明になっていることを聞いたテ・ジョヨンは、契丹国との同盟を破棄し戦うことを誓った。
第112話
深手を負ったテ・ジュンサンをかくまっていたコムは、居場所をコルサビウに伝えチョリンにテ・ジュンサンを助けたことを告げる。イヘゴの大軍を見たテ・ジョヨンは夜襲をかけ、イヘゴ軍に多大の損傷を与えた。夜襲を命じるイヘゴのもとに、突厥が營州に攻め込んだという知らせが届く。突厥の根回しにより、同盟の諸族にも裏切られ孤立した契丹国。營州の窮地を知り、撤退の決断をするイヘゴ。テ・ジョヨンはイヘゴ軍への追撃を命じた。
第113話
突厥軍に包囲された營州城では、契丹国の皇帝ソンマニョンはイヘゴが戻ってくるまで持ちこたえるよう命じていた。城内に残ったテ・ジュンサンは流民を救出する道を探る。營州に向かったイヘゴ軍に奇襲をかけたテ・ジョヨン軍は、壊滅的な打撃を与えた。ソリンギからイヘゴがテ・ジョヨンに討たれたと聞いたソンマニョンは、降伏を決断した。イヘゴは混戦の中、重症を負いながら執拗なテ・ジョヨンの探索の網をくぐり營州を目指して行った。
第114話
ソリンギは突厥族のムクチョルに、民に対する略奪や殺戮をしないことが降伏の条件だと告げるが、城内に入った突厥軍は条件を守らず乱戦が始まる。その隙にテ・ジュンサンはチョリンとコムの協力のもと、高句麗と契丹の民とともに逃げる。チョリンとコルサビウの話しを立ち聞きしたテ・ジュンサンは、コムの実父を知ってしまう。テ・ジュンサンたちは無事に遼東に到着し、テ・ジョヨンは契丹の民も受け入れた。
第115話
ソリンギは唐の兵を率いて、旧高句麗の城に立てこもったイヘゴを攻めた。コムはテ・ジョヨンに、父の危機を見逃せないと言って城を出た。唐の軍勢に抵抗を続けるイヘゴ軍に対して突厥軍は、ソンマニョンを引き出して降伏を迫るが、そこへコムが主従3人で切り込んでくる。そしてコムは、イヘゴとの再会を果たした。牢内のソンマニョンはチョリンに密書を送り、チョリンは悩みながらもテ・ジョヨンにコムのことを明かし助けを求めた。
第116話
ソリンギは、イヘゴ軍の内通者を確保して城内侵入に成功しイヘゴ、コムを捕らえる。突厥のムクチョルとソリンギが捕虜の件でもめている時、テ・ジョヨンの軍が現れて彼らを逆包囲した。牢内に捕らえられているシン・ホンは、コムにムクチョルと交渉するよう策を授ける。ソリンギ軍とテ・ジョヨン軍との戦いが始まる直前、コムが城門から現れてテ・ジョヨンの前にひざまずき「父を助けて下さい」と懇願した。
第117話
コムが唐、突厥連合軍陣営の遼河城へ戻らなければ皆が処刑される。翌朝遼河城門前にテ・ジョヨン軍が集結しイヘゴの首に刀が振り下ろされる寸前、テ・ジョヨンが「処刑をやめよ」と叫んだ。臣下の総意でコムの願いが聞き入れられたのだ。テ・ジョヨンは、安市城にイヘゴたちを連れ帰った。その夜、ミモサはイヘゴを隔離してその前に猛毒入りの瓶を置いた。テ・ジョヨンはコムのことを知っている、本当にコムのことを思うなら賢明な選択をとミモサは言い放った。
第118話
翌朝ミモサがイヘゴの様子を見に行くと、イヘゴはテ・ジョヨンに会わせてくれと言う。テ・ジョヨンの前にイヘゴたちが引き出され、テ・ジョヨンは忠誠を誓うなら皆を許すと最後の機会を与えると、イヘゴはあっさりと忠誠を誓った。ムクチョルが營州から撤退したことを知ったテ・ジョヨンは全武将を集め、營州の唐軍はもはや脅威にはならずついに新国を開く時が来たと宣言した。その夜、イヘゴたちが安市城を去って營州に向った。
第119話
イヘゴたちは營州の街中に潜み、ソリンギの動向を探っていた。イヘゴは皇宮のソリンギの寝所を襲ったが、ソリンギの逆襲に遭い捕らえられた。イヘゴはソリンギにテ・ジョヨンの建国を告げ、自分に兵を貸してくれればテ・ジョヨンの首を持参すると言った。イヘゴは自分の左目を突き刺し決意の証とすると、ソリンギはその迫力に負け則天皇帝から兵を賜ると確約した。その頃コムとチョリンは安市城を出て、契丹村の民と会っていた。
第120話
いつか必ず契丹国は再興するというコムの言葉に打たれた契丹の民は、コムについていくことを誓った。コムはテ・ジョヨンが東牟山で建国したら、契丹の民を統治する権限をほしいと願いテ・ジョヨンは頷いた。その頃唐では、ソリンギが則天皇帝にテ・ジョヨンが高句麗再興を進めていると報告した。皇帝はテ・ジョヨン討伐隊の大?管に、ヤンソウィとソリンギが推薦するイヘゴを就かせた。唐の大軍が、營州に集結したと安市城にいるテ・ジョヨンに伝わった。
第121話
契丹村のコムのもとに營州からの使者が来たが、自分は契丹の民を守るために唐軍と戦うと一蹴した。使者は拒絶されたら殺せとのシン・ホンからの指示どおり、コムを襲うが失敗する。高句麗と契丹の民は東牟山へ向かうが、唐軍大?管のヤンソウィは腰を上げず抗議をするイヘゴを大?管から輸送係に降格させた。テ・ジョヨンは唐軍に追いつかれたことを考え、コムをイヘゴと対峙させないよう先鋒からはずそうとしたが、コムは受け入れなかった。
第122話
イヘゴは失った指導権を取り戻すべくヤンソウィを処刑し、イムンはチャンヒョヌを葬った。ソリンギのもとに二人の首が届いた。その頃唐軍は高句麗と契丹の民に追いつき、先導のテ・ジュンサン軍はイムン軍に襲撃され逃げ帰った。翌日イヘゴ軍と当たる先鋒は、コム率いる契丹軍であった。イヘゴは訪ねてきたコムに撤退するように言うが、コムは契丹の敵と思うと言いイヘゴ陣営を後にした。イヘゴは翌日コム軍が撤退していないのを確認して、総攻撃の命令を出した。
第123話
イヘゴ軍にコム軍は大敗し、コムは逃げるがイムンが待っていた。コムがイムンに斬られた時、イヘゴがやって来て陣営に連れ帰り手当するが、コムは熱に浮かされテ・ジョヨンを慕う言葉を口走った。イヘゴはコムを、テ・ジョヨン陣営に帰した。テ・ジョヨン軍は唐軍を少数で食い止めるため、数万体の案山子を作り民とともに天門嶺を目指す。そのため時間を稼いで唐軍を足止めする大任は、フクスドルしかいないとミモサは言い切った。
第124話
フクスドルの大活躍で初戦は大勝利に終わり、テ・ジョヨン軍はテ・ジュンサン軍と合流できた。ケピルサムンはフクスドルの援軍に行くと言い、ミモサから計略を授かって出発した。ケピルサムンは、作戦どおりに唐軍を誘引しフクスドルのいる岩山に行くが、途中で深手を負ってしまう。ケピルサムンが岩山に辿り着いた時、火矢が放たれ唐軍は壊滅状態になった。フクスドルはケピルサムンの遺体をテ・ジョヨンたちのもとへ送った。
第125話
フクスドルを単身で救出に向かうテ・ジョヨンに、コルサビウが同行する。フクスドルは攻撃してくる唐軍に一騎打ちを申し出て、イムンが相手をするがフクスドルが優位に立った時イチョンサが背後から襲う。フクスドル軍を破った唐軍は、フクスドルを処刑することにした。テ・ジョヨンとコルサビウが辿り着いた時には、軍門にフクスドルの亡骸があった。敵陣に切り込み、フクスドルの亡骸を背負って逃げるテ・ジョヨンとコルサビウ。
第126話
追って来るイヘゴやイムン率いる唐軍に対して、ミモサは天門嶺の地形を利用して罠を仕掛けることを提案し、そのための時間稼ぎが必要になった。テ・ジョヨンは、コルサビウとクムランに決死隊を命じた。イムン率いる唐軍が出兵するが、ミモサの策でコルサビウは奇襲をかけ勝利した。高句麗と各国出身の技術者が罠を仕掛け、唐軍と戦う手筈が決められた。天門嶺を守る3つの道をコルサビウ、トゥンソ、契丹軍が守ることになった。
第127話
イヘゴは契丹軍が守る裏道に向かい、対峙するイヘゴ軍と契丹軍。契丹軍はチョリンの策でイヘゴ軍に襲いかかる。戦いの最中、チョリンは裏切り者のイヘゴは許せないと叫び唐軍は大敗を喫す。テ・ジョヨンの本陣を攻めたチョインサも、テ・ジョヨンに討たれた。イヘゴはシン・ホンと、夜陰に紛れて契丹陣営のチョリンのもとに忍び込み、一緒に来ないなら自分の前には現れないでくれと頼む。そんなイヘゴにチョリンは戻ってくるように言う。
第128話
契丹陣営を見張っていたクムランは、契丹の裏切りを知りチョリンたちに知らせる。そこへイヘゴ率いる唐軍が攻め、イムンはコルサビウを襲う。追い詰められたテ・ジョヨンは陣営を立て直すために峰に向かい、敵を食い止めるためテ・ジュンサンがその場に残るが囚われてしまう。孤軍奮闘するするコルサビウと、加勢するクムランを追い詰める唐軍。クムランは敵の矢からコルサビウを守るため、自らは盾となり命を落とす。
第129話
チョリンはコムに自分が時間を稼ぐから、援軍を断ってきた靺鞨族を説得してくるよう命じた。そしてテ・ジョヨンには自分を捕虜としてテ・ジュンサンとの交換を申し込み、コムが援軍を連れて来るまでの時間を稼ぐよう願い出た。捕虜の交換は、両軍の中間地点で行われることとなった。イヘゴは交換終了後総攻撃を目論み、テ・ジョヨンも出兵の準備を進めていた。その頃コムは靺鞨族に、テ・ジョヨンを裏切り唐に騙されて滅んだ契丹と同じ道を歩んでいると説いていた。
第130話
捕虜交換の時、チョリンは川を渡ったがテ・ジュンサンは唐の兵の刀を奪い唐の軍勢に切り込んでいった。両軍の乱戦の中、テ・ジュンサンはイヘゴの剣に貫かれた。唐の大軍が押し寄せるがテ・ジョヨンは谷に留まり、テ・ジュンサンの死に奮起した兵の働きで唐軍は退却せざるを得なくなる。そこへ唐軍の本陣を落としたコムと靺鞨族が立ちふさがり、テ・ジョヨンとの挟み撃ちにあったイヘゴはチョリンを連れて逃げるしかなかった。
第131話
イヘゴを追い詰めるテ・ジョヨン軍に、シン・ホンは自ら囮になって敵をおびきよせ、その間にイヘゴたちを遼河城へ隠した。シン・ホンはテ・ジョヨンに捕らえられたが、イヘゴの居場所はしゃべらなかった。テ・ジョヨンは奸計に長けているシン・ホンに、最後は奸計で閉じさせようとし、イヘゴの居場所は遼河城と見抜いた。イヘゴはテ・ジョヨン軍が来たことをチョリンに告げ、自分は最後の勝負としてテ・ジョヨンに勝負を申し込む。
第132話
テ・ジョヨンとイヘゴの一騎打ちは、テ・ジョヨンが勝利をおさめた。チョリンは、イヘゴの妻として毒を飲んで後を追った。凱旋してきたテ・ジョヨンは民に望まれ王となり、渤海を建国した。唐ではイムンが則天皇帝に、ソリンギの秘策として突厥と手を組むよう願い出た。テ・ジョヨンは、コムに突厥のムクチョルと同盟を結んでくるよう命じた。突厥は交渉に訪れたコムに一方的な条件を押し付けてきたが、コムは巧妙な答えを返した。
第133話
突厥に到着したイムンに突厥のムクチョルは、渤海のコムと意見を戦わせるよう要求した。コムの主張はイムンに打ち勝ち、突厥との同盟を手に入れた。イムンはソリンギのもとを訪れ、同盟は成功したと報告するが、ソリンギは嘘を見抜いていた。ソリンギは、テ・ジョヨンに敗北したと悟りながら息を引き取った。渤海が国力を蓄える中、突厥が唐に攻め込み同盟国である渤海に援軍を求めた。テ・ジョヨンはこれを機に高句麗復興に乗り出す決意をする。
第134話
テ・ジョヨンは遠征計画を実行し、そこで得た戦利品を配下に分け与え、戦勝した地域の王の地位も与えた。唐では則天皇帝がイムンに、テ・ジョヨンへ和睦を申し込むよう命じた。イムン率いる唐の使節団が渤海を訪れ、和睦を申し入れたがテ・ジョヨンは遼東の返還を条件に受け入れた。この頃、後継者問題が持ち上がるが、コムはテ・ジョヨンを思うあまりに別れを告げる。テ・ジョヨンと重臣たちは広開土王?の前で、万人の夢がかなうことを願った。
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