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2018年6月に公開された日本映画。内館牧子による、同名小説が原作。東大を卒業し、エリート銀行マンとして働いていた主人公の、定年後の生活を描いた作品だ。
主演は舘ひろしが務め、黒木瞳や広末涼子、田口トモロヲらが出演。監督は『リング』『仄暗い水の底から』などで知られる、中田秀夫が務めた。
ジャパニーズホラーの第一人者である中田監督がメガホンをとったのにもかかわらず、一切ホラー要素がないという点でも異色かつ、魅力的な作品である。
田代壮介(舘ひろし)は東大を卒業し、就職した大手銀行でエリート街道を歩んでいたが、子会社に出向を命じられ、そのまま定年を迎えた。定年後、今まで仕事一筋で生きてきた壮介は趣味もなく、時間の潰し方がわからない。
スポーツジムに通い始めたり、図書館で暇を潰そうとするのだが、周りにいるのは、時間を持て余しているように見える老人ばかり…。
美容師として働く妻の千草(黒木瞳)や、一児の母として子育てに奮闘する娘の道子(臼田あさ美)は、そんな彼を見て「恋でもしたら」とからかう始末だった。
そんななか壮介は、若かりし日に抱いた文学への情熱を思い出し、大学院進学を目指すことに。大学院受験対策に通い始めたカルチャースクールとスポーツジムで、新しい出会いに巡り合うのだが…。
舘 ひろし 黒木 瞳
広末涼子 臼田あさ美 今井 翼
ベンガル 清水ミチコ 温水洋一 / 高畑淳子 岩崎加根子 渡辺 哲
田口トモロヲ 笹野高史
原作:内館牧子「終わった人」(講談社刊) 監督:中田秀夫
東大に進学し、大手銀行に就職した。絵に描いたようなエリートコースを歩んでいたが、子会社に出向を命じられ、そのまま定年を迎える。定年後はやることもなく退屈な日々を送っていたが、スポーツジムに通い始めると同時に、大学院進学を決意し、その準備のためにカルチャースクールにも通う。
壮介の妻。美容師として働いている。定年退職した夫を労うものの、退屈な日々を過ごすなかで愚痴ばかりこぼす壮介に、苛立ちを見せ始める。
壮介が通い始めたカルチャースクールの、受付嬢。仕事をしながら、童話作家を目指し活動している。
千草のいとこで、イラストレーター。田代家によく出入りしている。カルチャースクールで講師をしていた経験があり、壮介にカルチャースクールで勉強することを勧めた。
壮介と千草の娘。結婚しているが、たびたび実家に顔を出す。定年後の壮介に、千草と一緒になって冗談で「恋でもすれば?」という。娘がひとりいる。
壮介がスポーツジムで出会った青年。IT関連の会社を経営している。壮介の経歴をスポーツジムの会員から聞き、壮介に興味を持つ。
壮介の高校時代の同級生で、同じラグビー部に所属していた。一流企業に勤めていたが退職し、現在はボクシングのレフェリーをしている。
壮介の高校時代の同級生で、同じくラグビー部の仲間。震災後は故郷に戻り、NPO法人を立ち上げる。
壮介の高校時代の同級生で、ラグビー部の仲間。現在は家業のカメラ店を継いでいる。あだ名は「16番」。
壮介の妹。盛岡で、高齢の母親と一緒に暮らしている。たびたび壮介やその家族と連絡を取り、良好な関係を築いている。
壮介の母親。美雪と一緒に暮らしている。東大を出て、定年までしっかり勤め上げた壮介を、誇りに思っている。
壮介がハローワークに紹介されて、面接に行った会社の副社長。壮介のキャリアを珍しがり、面接することを夫に勧めた。
正美の夫で、壮介が面接に行った会社の社長。妻に勧められて壮介の面接をしたものの、採用を見送る。
映画『終わった人』は、内館牧子によるベストセラー小説の実写映画化です。
映画化前には、TOKYO FMの『太田胃散 presents TOKYO FMサンデースペシャル ラジオドラマ』で、55分間のラジオドラマとして放送されていました。
小説と同じく映画も、主人公の定年退職から始まります。「定年って生前葬だな」という主人公・壮介の心の呟きをユニークに視覚化しており、壮介の悲哀がたっぷりと伝わってくるオープニングとなっています。
『終わった人』という、少しドッキリさせられるタイトルの今作ですが、この一見ネガティブに感じる「終わった」という言葉も、この映画では受け取る者によって意味合いが変わってきます。
仕事人間だった壮介が定年退職して、生きがいを失ってしまった姿は、たしかに「終わった人」の姿なのかもしれません。しかし「終わった人」である壮介は、大学院進学を目指したり、淡い恋心も抱きます。
壮介がどんな人生を歩んでいくのか、ぜひ見届けてください。
『リング』や『仄暗い水の底から』といったホラー作品で、日本に留まらず海外にも多くのファンがいる中田秀夫監督がメガホンをとった『終わった人』ですが、一切ホラー要素は出てきません。
今作はユーモラスだけれども、心温まるヒューマンドラマとなっています。定年退職を迎えた壮介は、久里や直人らと出会い、運命が動き出していきます。
また、景色も美しく映し出された映画ですので、よりほかの中田作品とのギャップが楽しめる映画でもあります。
『スワロウテイル』などで知られる、岩井俊二監督が手掛けた青春映画。原作となっているのは、岩井俊二自身が仕掛人となって始動した、インターネット小説である。劇中では中学生たちによる犯罪行為が描かれており、かなりダークな作品に仕上がっている。リリイ・シュシュは、日本を代表する人気歌手であり、さまざまな世代のファンを獲得していた。そんなリリイの大ファンである中学生の雄一(市原隼人)は、インターネット上でファンサイトを立ち上げる。そして、自身と同じ価値観を持つサイトの住人たちと親しくなっていく。しかし雄一の実生活は、とても充実したものではなかった。親友だったはずの星野(忍成修吾)からいじめを受けるようになり、悲惨な学校生活を送るようになる。クラス内では、女子同士の争いも発生し、雄一の逃げ場がなくなってしまう。そんな雄一を支えているのは、リリイ・シュシュの歌と、ファンサイトに集まる人々だけだった…。
「常磐ハワイアンセンター」こと、現在の「スパリゾートハワイアンズ」の誕生を支えた人々の奇跡の実話が映画化! 時代の変化に奮闘する人々のドキュメンタリーに心揺さぶられる! 昭和40年、エネルギー革命が押し寄せ、危機的状況に陥った福島県いわき市炭鉱町では、町おこし事業の一環としてレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を創設しようと計画していた。 「常磐ハワイアンセンター」の目玉は、ハワイアンミュージックにのせて華やかに舞う“フラガール”。 事業を成功させようと意気込む吉本部長は、炭鉱の娘たちにフラダンスを教えるため、東京からプロのダンサー・平山まどかを講師として迎える。 松竹歌劇団でも活躍していた元花形ダンサーのまどかは、最初は田舎町を軽蔑していたが、紀美子をはじめとする炭鉱の娘たちの熱意に徐々に心が動かされていく。 しかし、「常磐ハワイアンセンター」の創設を反対する人たちからの風当たりは強く、ついにまどかは町を追い出されることになり…。
1968年に公開され、過去に類をみない莫大な制作費がかけられたスペクタクル巨編。3時間以上の上映時間と、圧倒的なスケールの物語が話題となり、大ヒットを記録している。大量の水を使用した危険なシーンの撮影もおこなわれ、実際に何人かのスタッフとキャストが負傷した。また、今作は当時の日本を代表する名優たちが集結した作品でもある。製作にもかかわっている石原裕次郎や三船敏郎をはじめ、黒澤映画常連の志村喬、『白い巨塔』に出演した滝沢修など、そうそうたるメンバーが集結した。太田垣(滝沢修)率いる関西電力は、大規模な発電所建設の計画を立案する。場所は富山県に位置する黒部川の上流。多額の建設費と大勢の作業員たちを導入し、工事が始まった。掘削工事を担当するのは熊谷組の岩岡(石原裕次郎)で、彼は工事に不安を抱きながらも、危険で困難な掘削作業に身を投じていく。工事が進んでいた1957年。岩岡の不安は的中し、掘削工事による水漏れが発生。しばらく工事が進まない事態に陥ってしまう。
『火口のふたり』は同名の小説を原作とする、恋愛映画。登場人物はたったふたりしか登場せず、上映時間約2時間をかけて、ひたすらふたりの関係を掘り下げていく。R18+指定されているように、濃厚かつ過激なベッドシーンも見所のひとつだ。主演は『アルキメデスの大戦』に出演した柄本佑と、『グレイトフルデッド』で主演を務めた瀧内公美のふたり。ほかの役者はほとんど出演しておらず、ふたりだけのシーンが多いが、物足りなさはいっさい感じさせない。2011年3月11日に起きた、東日本大震災。その影響で職を失った賢治(柄本佑)は、特に仕事もせず、毎日を過ごしていた。そんなとき、父親(柄本明)から電話がくる。内容はいとこの直子(瀧内公美)が結婚することになり、結婚式に参列してほしいというものだった。式のため、秋田へと帰省した賢治は、久しぶりに直子と再会する。引越しの手伝いをしながら、昔を思い出すふたりは、いつしかお互いの身体を求めるようになり…。
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