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『スターウォーズ 最後のジェダイ』
問題作!SWらしくない!だけど哲学を訴える映画としては良い出来なんです♪そこが本作の難しいところ。
レイとレンが光と闇の"対"として描かれるのと同じで登場する場所が、とある"対"によって表現されている。
【SWらしくない】
●EP5 要素が無い
●宇宙空間を移動するレイア
●場面切り替えのワイプが少ない
●お決まりの台詞『イヤな予感がする』が無い
【哲学を訴える映画として】
・素晴らしいです!各キャラが冒険を繰り広げる各場所が世の中の縮図となっている。
【ルークの居る島 "生と死"】
・レイがフォースを学んだ際に、島の中に光と闇、生と死など対比する2つのものバランスについて学びます。島が宇宙の縮図であり自然界の仕組みについて学ぶ。
【カジノの惑星 "貧と富"】
・貧富の差を表す星として登場。そこでフィンは謎の男DJから言われます。
『世の中は、からくりだらけだ!自由に生きろ。関わるな』
善悪共に同じ武器商人から武器を買っているなど世の中の真実を示すシーン。可能な限り、社会にある組織とは関わらない方が幸福度が高いことも事実でしょう。
SWのシーンとしては微妙だけど、人間社会の現実を示しているこのシーンは結構好きです。
【2つの組織 "白と黒"】
●レジスタンスのクルーザー
・ホワイト企業での上司と部下の関係が描かれる。冒頭で勝利を飾ったポーダメロン!しかしレイアからは"犠牲"について指摘される。
その後、代理のリーダーに不満を持ったポーは反乱を起こすが、自分が間違っていた事、傲慢であった事を学びます。未来のリーダーとして一皮向けた♪
説教するのでは無く、経験を元に学ばせるスタイルは正しい!しかし本作はそのエピソードがしっくりハマっていない!最初から作戦をポーに教えてやれよ!と思ってしまう。
ポーにリーダー代理をさせ、わざと失敗させる事で学ばせる方が良かったと思う。ポーにやれるところまでやらせて、失敗した時の為に解決策はきちんと準備!この展開が良かった。
実際、企業でもやるでしょ?失敗した時の策を事前に準備しておき、部下にやらせる。経験させ学ばせる!
●ファーストオーダー
・もちろんブラック企業。恐怖による独裁制により運営されている。
ハックスを部下の前で叱るスノーク。中間管理職としての立場は失われ、部下からの信頼を失うきっかけとなってしまう。これはダメ!
スノークがカイロレンのやる気を掻き立てる為に厳しく説教するのは良いと思う。でもそこでハックスに対する評価をカイロレンに話してはいけない。
ファズマがフィンに対して『組織のバグ』と言うけど部下は皆、上司に忠実で自分の意見を主張してはならない風習。マジでブラック企業!笑
【まとめ】
EP7では善悪を青赤で色分けして表現していました。その要素は引き継いでおり、特に赤を強調するシーンが多かった。
またヨーダの言う"師匠は越えられる事が真の責務"は痛感する!自分が出来る事は二流。人に教える事が出来て一流です!越えられる事を恐れて教えない人は二流。
そんな感じで哲学も多く登場する本作。
もっとSWらしさがあればファンにも認められたであろう、しっかりとした映画です!
ルークが死ぬ時の2つの太陽とあの曲は泣きそうでしたね♪EP4の名シーンのオマージュ!
(EP3でルークが引き取られるシーンでも登場)
あなたは何があれば本作はSWとして認められたと思いますか?
これはスターウォーズではない。
ずーっとシリーズを観続けていたファンだけに、敢えて悪い評価。ツッコミどころ満載で、本筋がすんなり入って来ないできばえ。主となるレイはとても素敵なだけに残念。