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ウィルスミスのアクション映画はやっぱ面白いです
2021.03.18
グッド
『ジェミニマン』
最新のアクションと"繋ぎのストーリー"は良かった!アクションを観せる映画だから不自然では無い程度のストーリーで良いんです。
組織や陰謀面では退屈感あったけど、主要キャラ2名のドラマ性は理にかなってるし良かったと思う♪
しかしねぇ、本作の売りである『若返りCG』に違和感、、、、
【主人公の設定】
新幹線でのスナイパーシーンはカッコ良かったですね♪冒頭のあのシーンで主人公がエリートである事が分かる。
●仕事と家庭の両立は不可能?
・現実でも良くある"仕事に生きる人物は家庭が疎か"パターン!が出ましたね。
台詞でもあったように『家庭を持たなかったことを後悔』している主人公。
その他、ジュニアが自分自身だからこそ、そこに人生の"やり直し"を投影している主人公。
またそれは息子に対する父親としての感情でもあって『家庭を持たな〜』にも繋がる設定。
【ジュニアの設定】
・クローンである事実から個人としての存在を証明したい訳です。
それに必要な事が"育ての父との対峙"
これまで従っていた父親に反発する姿は思春期のアイデンティティを思わせるし、クローンであるキャラにはベストな設定だと思います♪
【ストーリーについて】
そんな2人が交わります。肉体的には若者であるジュニアが勝る。しかし暗闇を利用した洞窟(遺跡?)作戦では、主人公に完敗。
ここでは経験豊富な熟練者が勝った訳です。
この見せ方、上手いですよね♪
またラストで育ての父を撃たせなかった!それもこれまで積み上げてきた主人公の"自分の人生のやり直し"と"父親として"にも繋がる展開。
そういう視点で観ても、ジュニアが学生になったラストは両者にとってハッピーエンドだったと思う。
【アクションシーン】
素晴らしい!特にお気に入りがこの3点!
①宿泊先からの逃走劇
②バイクでの逃走劇
③3人目のウィルスミス登場
特に②は最高でした♪またテンポを崩さない①から②への切り替えの繋ぎ方が上手いですよね!壁を挟んだ銃撃戦と、追いかけっこのカーチェイス。アクション映画で良く使われる形を最新の技術で観せてくれました♪
(ここで言う"技術"とはアクションの技術。CGなど映像的な事では無い)
③では3人目のウィルが登場と同時にビルを降り主人公達の建物まで移動する姿を追いかけるカメラ。カンフーっぽいアクションもカッコ良かった!火も良い演出していましたね(^^)
【若いウィルスミスに違和感】
・初めて予告編を観た時にはなるほど!と思いました♪近年、驚かされた『若返りCG』をメインに使った映画が出てきたか!とワクワクさせられた訳です。
●予想とは違った。
・確かに若いウィルの再現は素晴らしい!でも10年後にも通用する映像でしょうか?
当時CGキャラの表情がリアル!だと話題になった2001年『アイロボット』は今ではアニメ以下のクオリティでしか無い。
●予想していた事
・『シビルウォー』でトニーが若返る映像があったでしょ?あれは度肝を抜かれました!
そしてその技術は『キャプテンマーベル』で作品全体を通して扱われました。
サミュエルLジャクソンは舞台となる90年代(約25年前)の姿に若返っていました!
90年代の映画『パルプフィクション』当時の彼がスクリーンに再現された訳です。
それが本作ではウィルスミス版で観られると思っていたけど違いました。
●『SNOW』では無く『ZEPETO』
・MCUのように本人が演じて、後から顔を加工して(シワを消したり)若返らせる訳では無い。
本人が演じた表情の情報をCGキャラに反映させるモーションキャプチャーが使用されている。
なので映画に出てくる若返ったウィルは『本人の加工』では無く『本人の若い頃のアニメ』になっている。
●結果
・ゴラムやサノスは実在しないキャラなので人間の表情が用いられたモーションキャプチャーでリアルだと感じる。
しかし本作のウィルは『ローグワン』のターキン総督の様に静止画としては良いけど、動く映像だと表情にどこか人間では無いデジタル的な動きを感じてしまう。
【まとめ】
最大の売りである若いウィルスミス!
なぜ、モーションキャプチャーを使ったの?
MCUのようなシワ消し加工の方がお金かかるんでしょうかね?
人間の視覚、頭脳は本当に凄いですよね!
だって本作の若いウィルスミス、かなりリアルでしたよね?最新技術らしいです!
だけど、それが偽物だと脳が判断をする。
更に10年後、どのような映像が『最新技術』だとアピールされるのか楽しみです♪
本作は、若いころの自身のクローンに命を狙われる暗殺者が陰謀に巻き込まれる、ウィル・スミス主演のアクション映画です😌
クローンにより同じ人物が二人登場しますが、現在の主人公、若い主人公どちらも最新のデジタル技術によってスミスの外見を若返らせているみたいですね😳
凄い!笑
レビューサイトロッテントマトによれば、269件の評論のうち、高く評価しているのは25%にあたる68件にとどまっており、平均して10点満点中4.65点とあまり高くないようです😂
あまり期待しないほうがいいのかも?🤔
ということで、早速レビューしていきたいと思います😁
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【レビュー】
この映画を観た感想として一言で言うと、「映像は凄いけど、ストーリーに特徴のない映画」という印象です😅
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まず良かったところはハイクオリティな映像ですね😁
最新の映像技術によって若く見せるウィル・スミスは、まさに「本物にしか見えない」レベルで、非常に感動しました😂笑
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格闘シーンなど、同じ人物が戦うという難しい場面がある中で、この構想の映像化を可能とさせる技術は凄いと思いますよね!!
顔もアップで映したりしてますからね!!🤨
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次に、ウィルスミスの演技とアクションですね😎
年の功備えたヘンリーというキャラクターと、心に若さのあるヘンリーというキャラクターの2面を、表情や喋り方によって上手く演じられていました😌
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また、彼の動きにキレやパワーのあるアクションは面白く、「さすが」といった印象ですね😊
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良くなかったのは、特徴のないストーリーです😂
予告動画では、「若い自分が、襲ってくる!」といった内容で、実際に観ると確かにそうなのですが、予告からでも概ね予想できるような驚きのない展開なんですよね😭
つまらなくなるようなことはないんですけどね🧐
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そこで一番足りないと思ったのはテーマの扱い方です🤔
「クローン人間」
これに対して、皆さんはなんとなく思うことがありますよね🤔
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様々な作品を観てきた方なら、尚その倫理的危険さがあるとご存知だと思いますが、その部分の描き方にインパクトや感情をのせた演出がない為、我々が知ってることをただ普通になぞっているようなものに感じてしまうんですね😅
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ヘンリーが育った人生のプレイバッグによってトラウマを描くことや、ジュニア(若いヘンリー)へ重点的に視点を置く、また、クローンを増産している情景や人権を無視する悪のトップの姿を濃く描くなど、巨悪な陰謀をインパクト重視で映画化することで、テーマに説得力が増すのではないかと思いましたね😂
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それに加えてどんでん返しのような驚きの展開があるとなおストーリーに厚みがでるんですけどね🤮
勿体ないです!!😱
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次に、キャラクターの存在感や個性のなさですね😅
今作では、ヘンリーとジュニア以外の人物は、説明や補助など、登場人物は多い割に役割を淡々とこなして消えていくだけでしたので、安っぽく感じてしまいました😣
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悪役はもっと頭のキレる行動や残虐性をみへるべきですし、他にテーマへの言及や、ヘンリーとの強い友情的な協力演出など、キャラクターに対する存在感を持たせて大事にした方が良かったのではないかと思います🤔
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「ヘンリーとジュニア」のみをくっきり描きたかったのかもしれませんが、それならもっとくっきり描くべきで、登場人物の存在は中途半端な気がしますね😭
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【総評】
総評として、「ハイクオリティな映像」や「ウィル・スミスの演技とアクション」は素晴らしかったですが、「テーマへの言及の弱さ等による特徴のないストーリー」や「キャラクターの存在感や個性のなさ」は悪印象で、良いところは十分あるものの、ウィル・スミス頼りの勿体ない作品だと思いました😂
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決して、「つまらない」「観る価値なし」とは思わないですし、若きウィル・スミスのハイクオリティな映像は観る価値があると思いますので、6点です!!ウィル・スミスパワーで加点しました😂笑
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ただ、他に観たい作品があればそちらを優先したほうが良いような気もしますので、ご参考までに作品をお選びくださいね😌
めっちゃよかったです。ウィルスミスのための映画。