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目次
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2019年に公開された映画『フォードvsフェラーリ』は、アメリカで起きた実話をもとにして作られた作品。監督は『17歳のカルテ』などで知られるジェームズ・マンゴールドであり、主演はマット・デイモンとクリスチャン・ベールのふたりが務めた。
時代は1960年代半ば――。ある日、カー・デザイナーをしているキャロル・シェルビー(マット・デイモン)のもとに、アメリカの大手自動車メーカー「フォード・モーター社」からとんでもない依頼が来る。それは「ル・マン24時間耐久レース」でカーレース界の絶対王者・フェラーリ社に勝てるマシンを造ってほしいというものだった。
その依頼を受けたキャロルは、さっそくイギリス人の凄腕ドライバーであるケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)に協力をあおぐ。そして、キャロルは口説いたケンと一緒に「フォードGT40」の改良とテストに臨んでいく。
ふたりは無謀にも思えたミッションだったが、今まで車に捧げてきた時間と経験をすべて注ぎ込み理想をマシンに仕上げていくが…。実際に起きたフォードvsフェラーリの企業抗争の裏側に潜む、熱い男たちの人生を描いたハートフルドキュメンタリーがここに――。
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:マット・デイモン、クリスチャン・ベイル、トレイシー・レッツ、
カトリーナ・バルフ、ノア・ジュプ
全米公開:2019年11月
製作:20世紀フォックス映画
本作の主人公で、元レーサー。1959年のル・マン24時間レースで優勝したのちに心臓病を患い引退。その後はスポーツカーを手がけるシェルビー・アメリカンを設立し、カー・デザイナーをしている。マイルズの冷静な判断力と車への情熱に惚れ込み、「ル・マン24時間耐久レース」に挑戦しないかと声をかける。
本作のもうひとりの主人公で、イギリス出身の元軍人。第二次世界大戦の終戦後は家族とともにアメリカで暮らしている。自動車整備工場を営むかたわら、地元のレースにも参加している。その際にキャロルと出会う。屁理屈な性格だが、車への情熱と家族に対する愛情は人一倍である。
フォード社の副社長兼総支配人であり、マーケティング部門を束ねる男。戦後の人口増加を見通しており、従来のフォードのブランドイメージを一新しようと努めている。
フォード社の2代目。フェラーリ社が放った「偉大な祖父に遠く及ばない」という言葉を根に持ち、1964年の「ル・マン24時間耐久レース」の参加を決意する
ケン・マイルズの妻で、夫思いの優しい性格をしている。レースが危険であることから一時はケンのレース参加に反対するも、最終的には彼の意思を尊重して寄り添ってくれる。
ケンとモリーの息子。両親から愛情をいっぱい注がれて育っている。
フォード社の副社長。
『フォードvsフェラーリ』は、大手自動車メーカーのフォード社とフェラーリ社が「ル・マン24時間耐久レース」を舞台に競い合う物語です。当時、フォード社はブランドイメージを一新したいと考えて、フェラーリ社を買収しようとします。しかし、それは失敗。自らレースカー事業に乗り出して、絶対王者に挑むことになるのです。
そんなときに白羽の立ったのが、かつて「ル・マン24時間耐久レース」で優勝したことがあり、現在はカー・デザイナーをしているシェルビーでした。そんな彼を演じるのは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞・主演男優賞を受賞したマット・デイモンです。
『フォードvsフェラーリ』では、ケン・マイルズのドライビングテクニックにスポットライトが当たりがちですが、彼を支えた名車・GT40も忘れることはできません。車高が40インチであったことからその名がついたGT40は、今では「伝説のレースカー」とも呼ばれています。そんなGT40が誕生するまでの秘話も、この物語には描かれています。
本作はレーサーのケン・マイルズを口説くために、主人公のキャロル・シェルビーがGT40を空輸してくるところからはじまります。しかし、そのままではフェラーリ社に勝てないため、ふたりは何度も改造とテストに臨むのです。そうしたエンジニアの観点からも楽しめる作品となっています!
本作には過激なカーレースシーンが多く描かれているのですが、実は大半のシーンはCGなどを使わずに実際にコースを貸しきって撮影されています。たとえば、車がクラッシュするシーンは本当に壁にぶつかるようにしていたり、車が吹き飛ぶシーンはロケットのような機械に車を乗せて吹き飛ばすようにしたりしているのです。
このようにCGでは難しいディティールや雰囲気を実際にやることで、本物さながらの臨場感を表現することに成功したジェームズ・マンゴールド監督。その実物主義的な映像表現は、見ている人をまるで「ル・マン24時間耐久レース」の会場に訪れさせたかのような気持ちにさせます!
ネタバレを含むレビューです。
夢中になれることを仕事にするって、素敵❣️
いきなりのバッドエンドで、驚いた
凄い
名作。映画館で見るべき。タイトルと謳い文句で避けていたが、車のわからない自分でも作品に没頭した。何回か泣いた。
車好きは必見!映画館で観る価値あり!
音楽とのリンク具合が最高。スポーツカーに乗ってると感じる地面滑ってる感覚を映画館なのに体感するのもすごい。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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