まだ閲覧した作品がありません
作品詳細ページを閲覧すると「閲覧履歴」として残ります。
最近の見た作品が新しい順に最大20作品まで表示されます。
史上最高のハグ
ジョジョを演じる少年は可愛いし、エルサを演じる Thomasin McKenzie も魅力的。
ポップな演出も、序盤は愉しいし、印象的なシーンも多い。
ただ、深刻すぎるシーンとコメディの食い合わせは、必ずしも良くないかも。
🎞️
独裁政権下でも、やれる事をやった母。
その心意気を胸に、ジョジョには幸せになって欲しい。
映像とジョジョの可愛さが印象的ですが、終盤は涙涙の鑑賞となりました。
音楽の使い方や色使いなど可愛すぎてはじめからぐっと引き込まれます。
序盤はゆったりした内容なので退屈なところも…。
ただ終盤に入ってなぜかずっと泣きっぱなし。
なんだろうこの感情。
辛いのもあるけど辛いとか悲しいとか単純な涙じゃなかった気がします…
音楽とか映像美も相まって感極まっていました。
戦争時代の話なのでやっぱり辛いところも多いです。
ただ悲しいだけじゃないのがこの映画の魅力で個人的に終わり方も好きでした🤎
ユダヤ人とかナチスとか知識曖昧すぎたのでもうちょっと勉強しときたかったです。
『ジョジョ ラビット』
え?これ面白いの?と思っていたし完全にノーマークでした♪
【コメディは事実】
◯男は戦場へ、女は兵士を産め
◯ユダヤ人にはツノがある
などなど、コメディ風に仕上げてあるから笑えるんだけど事実!しかも嫌々では無く、それが"社会の常識"として行われていた事実をおかしいと思わない訳が無い!
【何を思えば良いのだろう?】
過酷な時代があったんだね、戦争は絶対にダメ!なんてそんな事は分かってます。
本作はそういうメッセージ映画では無いと思う。ナチスに憧れていた少年が母やユダヤ少女との交流する中で大切な事を学んで行く物語。
つまり『常識を疑う』事で結果を得る話です。それを現代の自分達の人生に当てはまる事が大事ですよね♪
【ママ ライオン】
●靴ひもが表す事
・靴ひもが主人公の自立の証
・2つのものを1つに結びつける比喩
※詳細は画像で!
(映像表現)
・吊るされたママの靴紐を結ぼうとするが結べず、脚にしがみついて泣くしかないジョジョ。
次のカットでは、2軒の家の屋根裏部屋?の窓が映る。それが冷たく見下す目のように見える。そこに居ない、冷たい世間の様子を表している。映像で見せる映画の芸術的表現♪
●ママの教育
反ナチ勢力であった母。息子がナチスに憧れるなんて最悪ですよね。
多くの人がそうであるように、社会に洗脳されてしまった少年。まだ純粋だからこそ、社会に染まってしまったのでしょう。
そんな息子を母親はナチスのキャンプに行かせる。言葉で否定するのでは無く自らの経験で学び、養った感性で物事を判断させる育て方!
しかし、吊るされた人々から目を背ける息子に、その姿から目を背けるな!と強制的に見せる。ここぞと言う大事な事はきちんと見せる、そんな強い母親でした!
【キャンプの教官達】
キャスティング最高!あんまり2人の俳優さんを熟知していないんだけど以下の2人!
◯『アイアンマン2』のハマー
◯『ゲームオブスローンズ』のシオン
役にピッタリすぎるでしょ!小物なんだけど大物ぶってる感!だけど小物感が出てしまってるアホらしさがたまらなく良い!
しかし姉の身分証に記載してある誕生日が間違っているのに指摘しなかったり、最後に『ライフイズビューティフル』的な守り方をしたりと実はおかしな社会に反感を抱いていた事が分かる。それに従うしか生きる道が無い事も示していました。
【いきなり戦争】
そんなこんなで社会を学び"現実"が見えてきた主人公!そこに戦争の魔の手が!
急に映画のトーンを変える演出に観客まで心を奪われる。
ジョジョの真横で爆発するシーンは素晴らしいですね!あれは本当にやってる。もちろん安全上で撮影してるだろうけどリアル!
【まとめ】
史実なので舞台説明を入れる必要が無い点がスマートなスタートダッシュをきれるし、説明無しに観客に理解させる事が出来る。
更に『実話』要素が観客に感情移入を促す事にも繋がる。しかも人類史上、映画内でも悪の組織として扱われるナチス物!なのにコメディ!
いろんな要素で素晴らしい出来だと言える。ラストの展開にスパイスが効いていないと言う意見もいくつか見ましたが、そこも本作の魅力!だって10歳の少年目線の映画ですから。
彼の偉大な母親の言葉を借りれば10歳の少年が『できる事をした』んです!
【レビュー】
この映画を観た感想として一言で言うと、「パンチの弱さは気になるけど、少年の変化を魅せる演出が上手い作品」という印象です😁
・
まず良かったのは「反戦・反ナチスというテーマの独特な魅せ方」ですね🤨
反戦・反ナチスの作品といえば、シックでバイオレンスで、ドス黒い恐怖にまみれたものが殆どだと思いますが、今作は一風違い、少年と彼の想像上のヒトラーを中心に、コメディタッチで戦争の愚かさを描いているんです😌
笑えますし、これまでにない新鮮さや観やすさがあって良かったですね😁
・
次に良かったのは「少年の感情を映像に映し出す表現」ですね🤔
ナチスオタクの10歳の少年が、ユダヤ人との出会いから終戦するまでの間の彼の心の変化を、リアルな空間演出とヒトラーによって表現されているんです😌
ヒトラーの少年に対する接し方や、憧れていた戦場とそのリアルのギャップ等、とても丁寧で感覚的にその変化を感じられました😖
そして、ヒトラーを通した自問自答による自己成長と恋心の育みが面白いんですよね😁
空気感や心情の変化や楽しむのがこの作品の注目ポイントといえそうです!!
編集によるコミカルさや緊張感等の表現が素晴らしいですよ🥺
・
次に良かったのは「演技」ですね🧐
特に少年役のローマン・グリフィン・デイビスと母役のスカーレット・ヨハンソンの演技は好印象でした😂
ローマン・グリフィン・デイビスは、幼さやあどけなさが強く、様々な物に興味を持ち熱中しがちな少年感を、スカーレット・ヨハンソンは優しく、たくましく、美しい女性をリアルに演じられていて素晴らしかったです😊
スカヨハの髭を塗るシーンは特に印象的です😂
・
次に良かったのは「音楽」ですね😆
雰囲気を彩る役目として上手く使われている印象でした!
・
良くなかったのは「パンチの弱さ」ですね😅
反戦、反ナチスとコメディの融合は新鮮で笑えて良かったのですが、メッセージ性を突きつけるパンチ力としては弱く、泣ける程の感動や、ずしんくる重たさと考えさせられるような余韻はなく、個人的には特別な作品として記憶されるような作品ではないように思いました😣
・
もちろん所々に編集と展開によって当時の残酷さや恐怖をみてとれますし、パンチ力が無い訳ではありませんけどね🤔
個人的には少し物足りないですが、ラフな反ナチ作品としての役割を担った映画としては成功だと思います😊
・
【総評】
総評として、「パンチの弱さ」からあまり心に残るような作品ではないように感じましたが、「反戦・反ナチスというテーマの独特な魅せ方」「少年の感情を映像に映し出す表現」「演技」「音楽」は好印象で、これまでにない雰囲気で彩る反戦メッセージの作品だと思いました🤔
重たく残酷な作品は苦手だけど、戦争やナチスの怖さを少し知りたいという方にぴったりだと思います😁
興味のある方は是非👍