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目次
第二次大戦の渦に翻弄されるユダヤ人一家の悲劇の物語
全編を通し流れるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に乗せて、生き残った娘の回想シーンで物語が進行。ユダヤ人一家の幸せだった頃の生活と、収容所での苦難が胸に迫る。
パリに住むユダヤ人のレルネル家は、ゲシュタポの追っ手から逃れるため田舎に住む父の友人宅に身を寄せる。しかし、何者かの密告によりゲシュタポに捕まり、収容所送りに。戦争は終わり、ただひとり生き残った長女は、密告者を突き止めようとするが…。
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第2次世界大戦末期のドイツを舞台に、アドルフ・ヒトラーが自殺する日までを描いた戦争映画。連合国側に追い詰められ、徐々に理性を失っていくヒトラーを、ドイツの名優・ブルーノ・ガンツが演じた。ヒトラーの描き方に関して賛否を巻き起こした映画だが、批評家からは高い評価を受け、その年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。1945年、ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)の誕生日。ベルリンはソ連軍からの空爆を受けはじめていた。前線で戦っていた部隊はほぼ壊滅状態で、残された兵たちもベルリンの防衛にあたっている。そんな敗戦一歩手前の状況の中、ヒトラーの側近たちは首都脱出を提言する。しかし、ヒトラーは脱出を拒否。敗北と同時に自害する覚悟を決めるのだった。ヒトラーは秘書のトラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ララ)たちに脱出を勧めるが、彼女たちもまた、ベルリンに残ることを決める。運命の日が刻一刻と迫る中、ヒトラーの焦りは徐々に周囲にも伝染していく。
1986年度アカデミー賞作品賞はじめ、堂々4部門受賞! 巨匠オリバー・ストーンが驚異のリアリティで描き切る、ベトナム戦争の真実─1967年、激戦のベトナムに若い志願兵クリスがやってきた。少数民族や貧しい者たちからの徴兵に憤った彼は名門大学を中退してベトナム行きを志願したのだ。だが、いきなり最前線小隊『プラトーン』に配属された彼を待ちうけていたのは、想像を遥かに超えた過酷な戦争の現実だった。死の恐怖が渦巻く最前線の中、彼はやがてベトナム人への虐殺・略奪・強姦など、戦争の狂気とその現実を体験していく─。
ナチスドイツによるユダヤ人虐殺の真実と、実在した大物実業家オスカー・シンドラーの半生を描いた伝記映画。強制収容所での過酷な生活や、ナチスによるユダヤ人の迫害が描かれており、観る人によっては一生記憶に残る作品である。ナチスドイツの影響力が強まっているポーランドに、実業家のオスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)がやってくる。彼は金儲けのために工場を購入し、会計士のイザック(ベン・キングズレー)や多くのユダヤ人を雇って、生産を拡大していく。しかし、ポーランドではユダヤ人が迫害の対象となっており、ついに軍人たちによる虐殺がはじまってしまう。虐殺を生き残った多くのユダヤ人は自由を奪われ、強制収容所へと連行されるのだった。シンドラーは収容所の所長・アーモン(レイフ・ファインズ)を説得し、能力のあるユダヤ人たちを自身の工場で雇いはじめる。ユダヤ人たちの働きにより、シンドラーは大金を稼げるようになるが、徐々に立場が危うくなってきて…。
第3作目から27年ぶりに公開された、『マッドマックス』シリーズの完全新作。監督はジョージ・ミラーが引き継いでいるが、主演はメル・ギブソンからトム・ハーディに変更された。ストーリーは前3作とはほとんど関係がなく、まったく新しいスタートを切った。キャストにはトム・ハーディのほか、シャーリーズ・セロンやニコラス・ホルトなど、現在のハリウッドで活躍している役者が起用された。シャーリーズ・セロンは髪を丸坊主にし、ワイルドなヒロインを演じている。大規模な戦争により、人類の半数以上が死滅した近未来。水を独占しているイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)は、元警官で放浪者のマックス(トム・ハーディ)を捕らえる。そんなとき、イモータン・ジョーの部下だったフュリオサ(シャーリーズ・セロン)が裏切りを起こす。マックスは「輸血袋」として利用され、フュリオサを追いかける一団に連れまわされる。砂嵐に襲われた一行は、壊滅状態に陥るが、マックスは無事生き残りフュリオサたちの仲間に加わるのだった。
映画史上に残る超大作。南北戦争に始まる激動の時代を、ひとりの女性が力強く生き抜く アカデミー賞8部門受賞の映画史に残る超大作。壮大でドラマティックなストーリー、豪華絢爛かつ色彩鮮やかな映像、印象深いテーマ曲など、全てが見る者を魅了する。 19世紀半ばのジョージア州タラ。大地主オハラ家の長女スカーレットは、パーティー会場で出会ったレット・バトラーに反発しながらも惹かれてゆく。やがて南北戦争が開戦。スカーレットは時代の波に翻弄されながらも、力強く生き抜いてゆく…。
戦争という極限状態で繰り広げられる兵士たちの選択と絆。 実話をもとに作られた反戦映画であり、リアリティを徹底的に追求することで、戦争を知らない観客たちを第二次世界大戦のさなかに引きずり込んだ。 第二次世界大戦の渦中、ミラー大尉率いる8人の兵士にひとつの命令がくだされた。 ノルマンディーで行方不明になっている最下級兵ライアンを帰国させよ―― 軍隊の規定のひとつ「ソウル・サバイバー・ポリシー」の名のもと、4人の息子のうち3人を亡くした母親のために。 見知らぬたったひとりの命を救うために、8人の命を賭ける意義に煩悶する兵士たち。 そして、戦場から強制的に帰国命令の要請を受けたライアンは、どのような決断をくだすのか? ライアンの選択が、ミラー大尉たちの運命を大きく変えていくことになる。 1999年の第71回アカデミー賞で11部門にノミネートされ、監督賞(スティーヴン・スピルバーグ監督)を含む5部門を受賞したこの映画は、ハリウッド史上最も愛国的といわれ、その後の戦争映画のあり方を変えたと言われる記念碑的作品である。
『グッドモーニング,ベトナム』は、コメディアンのロビン・ウィリアムズが主演を務めた戦争映画である。前線にラジオを配信しているDJを主人公に、戦争のむなしさや悲惨さを描いていく。スタンダップコメディを得意とするウィリアムズの持ち味が発揮され、笑いも含まれた戦争映画になっている。激戦と化していたベトナム戦争で、前線にいる兵士たちの士気を高めるため、ラジオDJのクロンナウア(ロビン・ウィリアムズ)が召集される。彼は持ちうるトーク力を駆使し、型に収まらない、秀逸なラジオ番組を前線に届けていく。兵士たちはクロンナウアのラジオに熱狂していたが、規律を重んじるディッカーソン(J・T・ウォルシュ)ら上官たちは、彼の活躍を面白く思わなかった。一方、ベトナムでの生活に慣れはじめたクロンナウアは、ベトナム人の少女・トリン(チンタラ・スカバタナ)に恋をする。彼女のハートを射止めるため、ベトナム人らを相手にした英語教室の教師として潜りこみ、トリンに声をかけるのだが…。
妻と娘を惨殺された男の、狂えるナチの暴虐への凄絶な復讐を描いた史上最高の復讐映画 クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」の元ネタにもなった本作は、1976年セザール賞、最優秀作品賞をはじめ3部門を受賞! 1944年、第二次大戦下のフランスで外科医として黙々と働く男。戦火の拡大にともない愛する妻と娘を田舎へ疎開させるが、パルチザン狩りのドイツ軍小隊に娘と妻は殺されてしまう。怒りに震える男は単身で反撃、ドイツ軍をひとりづつ処刑していくが…。
『ターミネーター』シリーズで初めて未来が舞台となった作品。タイムトラベルの要素はなく、人類のほとんどが絶滅した「審判の日」以降のストーリーが描かれる。そのため、過去シリーズとは異なった作風で、キャストも一新された。ジョン・コナー役を務めたのは、『ダークナイト』でバットマンを演じたクリスチャン・ベール。シリーズの顔ともいえる、アーノルド・シュワルツェネッガーは出演していないが、CG合成により顔のみが登場する。スカイネットの核攻撃を受け、人類のほとんどが死滅した近未来。スカイネットは人間そっくりな新型のターミネーターを開発し、人類を滅亡させようと画策していた。一方、人類の「救世主」になっていたジョン・コナー(クリスチャン・ベール)は、スカイネットの研究施設へと潜入する。別の場所では、「審判の日」以前に死刑が執行されていた、マーカス・ライト(サム・ワーシントン)が目を覚ます。彼には記憶がなく、なぜ自分が未来の世界で目覚めたのかも理解ができなかった。マーカスは偶然出会った少年、カイル・リース(アントン・イェルチン)と荒野を旅することになるが…。
死の淵から生還し、ノーベル平和賞を受賞。人権活動家の少女マララの活動と素顔とは? 「不都合な真実」の監督が、18カ月以上にわたりマララに密着。世界を変える活動家であり、一方で10代のごく普通の少女。そんなさまざまな愛すべき顔に触れられる。 タリバン制圧下で女性が教育を受ける権利を訴え、銃撃されて瀕死の重傷を負うも奇跡的に快復。精力的な活動を再開し、2014年には最年少17歳でノーベル平和賞に輝いて時の人に??そんなマララ・ユスフザイの活動の模様、少女らしい素顔、家族との絆に迫る。
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