ネタバレを含むレビューです。

桑原裕子さんの舞台みてみたい
お握り 卵焼き ウインナー　雨の夜
『ほんとは漁師になりたかったのに！』
2024年1月10日(木)BSテレ東

ストーリーが気になるけれど、カーチェイスが気になるけど、演出がイイ

田中裕子は、歳を取りステキな女優さんにさらになりました。

うーん、微妙。いいテーマなのになんかもったいない感じに仕上がってた。
佐藤健がただ不貞腐れてるだけだった。

こういう作品にちょくちょく出てる松岡茉優の良さを誰か教えてください。
彼女が出てると画面がうるさい。
田中裕子もちょっと張り切りすぎてた感。
佐々木蔵之介パートも必要？

今回、一番いいなと思った俳優はタクシー会社の事務の女性（筒井真理子）。
あとメグミもこういう役はピッタリハマる。

佐藤健がとってもえっちでよかった。

この映画を観た感想として一言で言うと、「家族について深く考えさせられる重たい作品」という印象です😞
・
まず良かったのは、「家族を扱うテーマ」ですね！
もし皆さんが父親に暴力を振るわれ、自分を助ける為に母が父を殺したらどうなると思いますか？
幸せになると思いますか？
母は悪いですか？
子は感謝すべきですか？
・
今作では、その重たい疑問を我々鑑賞者へ投げかけてくるのです😣
「自分を救う為に身を切ってくれたのだから感謝すべきだ。」
という考えもあれば、
「人殺しの子供として生きていかなければならなくなったんだ。」と恨む方もいるでしょう。
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そこに「正しい」答えはありません。
現実に何が正しくて何が正しくないのかが不明確なことは沢山ありますよね。
後から「こうすべきだった」とか「仕方なかった」とか賛否が起こることは数えきれないくらいあるでしょう。
・
ただ、ここに確信として言えることはあります。
それは、「世界で唯一の家族」であるということです。
そして、その家族の中で起こる【特別な何か】は、家族達にとっての物でしかないのです。
その『特別』な物を大事にし、信じること、気持ちを伝えること、行動すること。
これらが非常に大切なことだと教えてくれました。
・
親が子に対する想い、子が親に対する想い。
旦那が妻へ、妻が旦那に対する想いも。
立場の違いから、そこには大きな壁があるかもしれません。
感謝を忘れて思わず恨んでしまったり、大切さを見失ったりしてしまうかもしれません。
ですが、世界で唯一の『家族』として感謝し会える日々を、【特別】な今日を送れる日々を、送っていきたい。
そう考えさせられました。
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何が正しいのかではなく、『家族としてどうするべきか』ここが一番大切なテーマなんですね。
そういった点で、今作では特に『親子関係』と『母の言動』に注目です！
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次に良かったのは、「キャラクターと演技」ですね😌
今作では様々なキャラクターとそれを演じる俳優達の演技がとても好印象でした。
特に三人の兄弟のバランスが良いんです！
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長男（鈴木亮平）→吃音の持病を抱えるも兄らしさを持つ。
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次男（佐藤健）→感受性が豊かで賢いが、自分を保つことに必死で、素直になれず、一見強そうではあるが一番弱い。
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長女（松岡茉優）→やや感情的な側面はあるが、母親のことを1番に信じて曲げず、しっかり者の面がある。
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彼らのバランスを実力派俳優達によって、本当の兄弟のように表現しており、作品に引き込まれました🧐
その中でも個人的には松岡茉優さんの自然な演技には驚かされましたね😳
他にも、鈴木亮平さん、佐藤健さん、田中裕子さん、筒井真理子さん、佐々木蔵之介さんの実力ももちろんのこと凄まじいです！
見どころですね！！
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良くなかったのは「描き不足」ですね😖
今作には登場する人物が多く、それぞれに家族の問題を抱えているのですが、ストーリーの展開はゆっくり進んでいく為、それらの点を描ききれていませんでした🤔
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展開の速度にそこまで問題はありませんが、登場人物のそれぞれのドラマや再会するまでの15年間の苦労等、幅広い展開でドラマをみせてることが出来ていればより良かったと思います🧐
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次に「違和感」がある点ですね。
これは小さなことですが、「タクシー会社のセキュリティ面」には違和感を感じてしまいました😱
会社としてどうなのか、今の時代ではありえないです。
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また、「千鳥の大悟の登場」も雰囲気的に空気感とのズレがあって違和感でした。。
見た目は確かにヤクザとしての配役は良いですが、あの重く衝撃的な場面に使うのは微妙でした😱
ここはストーリーに大きく影響する点ではありませんが、「質」の点では少し勿体ない気がしますね😅
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【総評】
総評として、「描き不足」や「違和感がある点」は悪印象でしたが、「家族を扱うテーマ」や「キャラクターと演技」は素晴らしく、「家族」について考えさせられる素晴らしい作品だと思いました😌
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これを読んでいる皆さんは、親や子に対して何をしてあげれるでしょうか。
たまに恨んでしまったりしていますか？
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《それでいいんです。》
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そういうことは誰にでもあります。
ただ、「愛」と「感謝」を持ち、家族の特別な日々を大切にすることを忘れないで下さいね！
そんな作品、エンターテイメントとして不十分な点もあるかもしれませんが、考えさせられる良作ですので、オススメです😊