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目次
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フランク・ハーバートの傑作SF小説『デューン 砂の惑星』を、現代の技術で完璧に映像化した作品。独特のテンポで進んでいく今作は、ほかのSF映画とは一線を画しており、神話を思わせる美しい映像表現が使われた。
監督は『ブレードランナー2049』を手掛けた、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。今作ではわかりやすい楽しさよりも、世界観を「味わう」楽しさに力を入れ、没入感の高い映像を作り上げている。
はるか未来の宇宙。ハルコンネン家が支配していた惑星「アラキス」では、宇宙時代に欠かせないスパイス「メランジ」が産出されていた。しかし、ハルコンネン家の支配も終わりを告げ、敵対するアトレイデス家が新たにアラキスの支配権を握る。
レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、さっそくアラキスに向かうが、そこは一面砂漠の過酷な惑星だった。一方、アラキスを出たハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)は、レトの息子であるポール(ティモシー・シャラメ)の命を狙うが…。
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ロス ジョン・スペイツ ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ティモシー・シャラメ レベッカ・ファーガソン オスカー・アイザック ジョシュ・ブローリン ゼンデイヤ ジェイソン・モモア ハビエル・バルデムほか
公爵の息子。多大な影響力を持つため、ハルコンネン家から命を狙われている。母・ジェシカの修行により、ベネ・ゲセリットが使う不思議な力「ボイス」を会得した。フレメンの予言にある救世主であり、未来を見ることができる。
アラキスを支配することになった公爵。ハルコンネンとは異なり、平和的な手段でアラキスを治めようとする。かつてはパイロットに憧れていたため、ソプターの操縦を得意としている。スパイスよりも、民の命を第一に考え、ワームに襲われた作業員をみずから救った。
ポールの母。レトとの間に子どもはいるが、結婚はしていない。ベネ・ゲセリットの一員で、敵対する相手にも命令できる能力「ボイス」を使う。ポールにもベネ・ゲセリットの修行をさせ、冷静さを保つ方法や、「ボイス」を教えた。
レトの宿敵。空中を移動できるスーツを着ている。レトと対面した際には、毒ガスで殺されそうになるが、生きのびた。
男爵の甥。アラキスの支配権を敵対するアトレイデス家が握ったため、不満を感じている。
ポールの夢に出てくるフレメン。スパイスの影響で、目が青色に変化している。
フレメンの戦士。レトに謁見した際には敵意のなさをあらわすため、唾を吐いた。
レトに仕えている戦士。アトレイデス家の使者として、フレメンと行動していた。
ポールに剣術を指導した男。シールドを使い、ポールに実戦訓練をおこなう。
原作小説の『デューン 砂の惑星』は、過去に映画化された経験があるものの、監督自身も認める失敗作でした。その理由は、原作の持つ世界観を忠実に映像化できなかったためです。
しかし、現代では撮影技術の発達にともない、「アラキス」の映像化が実現可能になりました。そこにドゥニ・ヴィルヌーヴの作家性が加わり、完成した作品が『DUNE/デューン 砂の惑星』です。
今作はエンタメ性を重視した84年版とは異なり、神話的な雰囲気を漂わせています。独特な世界観を味わうことが、今作を楽しむ秘訣です。
今作は2部作として製作されたシリーズの、第1作目です。劇中のタイトルには「パート1」の文字が加えられており、続編があることを示唆しています。
今作ではポールの旅立ちが描かれ、「いよいよこれから!」という先が気になる場面で幕を閉じました。しかし現在のところ、後編の撮影は開始されていません。
後編では宿敵・ハルコンネン男爵との決着や、アラキスの行方が描かれるため、前編を楽しんだ人には必見の作品です。
近年はストリーミングを使って、スマホからでも映画が楽しめるようになりました。しかし、今作の場合は映画館のスクリーンと音響設備で鑑賞してこそ、その真髄を味わうことができます。
まず目に飛びこんでくるのは、アラキスの広大な砂漠地帯です。メランジを含んだ砂が舞い上がり、サンドワームが暴れまわる映像は、自身も砂漠に迷いこんだかのような没入感があります。
また、キャラクターたちの衣装にも注目です。アトレイデス家、ハルコンネン家、フレメンと、それぞれの勢力で異なる衣装となっており、文化の違いが感じられます。
壮大な世界観に圧倒された。
「666」は悪魔の印!「エクソシスト」と並ぶオカルトホラーの金字塔シリーズが開幕 “反キリスト”悪魔の子の誕生を描く第1作。ミステリー仕立ての物語、アイディアがさえるショック描写、恐怖を高めるジェリー・ゴールドスミスの音楽は今見てもすごい! 6月6日、ローマ駐在のアメリカ人外交官ソーンは妻の出産が死産だったことを知らされる。妻を悲しませたくない彼は病院の神父の助言に従い、同時刻に生まれた孤児を我が子とした。ダミアンと名付けられた子供が5才になった時、謎の死が頻発するようになる。
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ティム・バートンらしい、ダークな世界観が魅力のファンタジー映画。不思議な力を持った子どもたちと、彼らを育てている女主人の活躍を描いていく。主演を務めたのは、『シン・シティ 復讐の女神』などに出演するエバ・グリーン。子どもたちと敵対するバロンには、サミュエル・L・ジャクソンが起用された。また、ティム・バートン作品の常連だった、ジョニー・デップやヘレナ・ボナム・カーターは出演していない。スーパーでアルバイトをしているジェイク(エイサ・バターフィールド)は、認知症を患っている祖父の様子を見に行く。しかし、祖父の家は荒らされており、近くの森には目玉をくりぬかれた状態の祖父がいた。祖父は「ループに行け」という言葉を残し、そのまま息を引き取ってしまう。残されたジェイクは、祖父が過去に話していた「ミス・ペレグリン」のことを思い出し、彼女から届いた絵葉書を見つける。祖父の遺言どおりに、ミス・ペレグリンの家を訪れるが、そこは廃墟になっており、人は住んでいなかった。しかし気を失ってから目を覚ますと、ジェイクは1943年にタイムスリップしていた。そこにはミス・ペレグリン(エバ・グリーン)や、子どもたちの姿もあり…。
神様から巨大な箱舟造りを命じられた男の運命を描くファミリーコメディ ジム・キャリー主演『ブルース・オールマイティ』で、スティーヴ・カレル演じる主人公のライバル・エバンを主人公にした続編。総勢177種の動物たちが表情豊かに動き回る。 人気キャスターから議員となったエバンは、神様に「世界を変える力をください」とお祈りする。すると彼の前に神様が現れ、箱舟を造るよう命じる。半信半疑ながらもお告げ通り造り始めたエバンだったが、周囲からは笑い者にされ、家族にも見放されてしまう。
その青年は貧しかったが、人並み以上のアイデアと野心を持っていた。19世紀に活躍した興行師P・T・バーナムのサクセスストーリーを映画化。成功と挫折を味わい、どん底から這い上がったバーナムが、本当の人生の意味と価値を見つける感動のミュージカルムービー!青年・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、幼なじみの良家の令嬢・チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)と身分違いの恋に落ち、駆け落ち同然に結婚する。裕福ではないものの、娘ふたりと愛する妻とともに幸せな生活を送っていた。しかし勤めていた貿易会社が倒産し、バーナムは解雇されてしまう。そんななか、倒産した会社の沈没した船舶登録証を担保に、奇妙なものを陳列した「バーナム博物館」をオープンさせる。そして娘の助言をきっかけに、小人症の男(サム・ハンフリー)、ひげの濃い女(キアラ・セトル)、全身入れ墨の男、大男(ティモシー・ハージェス)、黒人の兄妹など、世間から差別され、隠れて生きていた人のショーを成功させ、上流階級の仲間入りを果たす。だが、批評家からは酷評され、上流階級の中でも「成り上がり」と揶揄されたバーナムは、新たな手を考えるのであった。そんな折に、思いもしない悲劇が起こる…。
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1959年に初演され大ヒットした同名ミュージカルの映画版で、1965年に公開された。原作は主人公のモデルであるマリア・フォン・トラップの自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』である。原作の自叙伝、ミュージカル、そして映画ともに世界中で大ヒットし、今もなお世界中の老若男女から愛されている名作だ。劇中では「エーデルワイス」「私のお気に入り」「ドレミの歌」など、誰もが一度は聞いたことがある名曲が使用されている。物語も主人公の成長ストーリー、恋愛、そして子どもたちとのふれあいなど、ほのぼのする展開から、迫り来る戦争の影や緊張感あふれる脱出劇まで幅広く展開する。歌うことが大好きで自由に憧れる修道女見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)は、そのおてんばぶりから、ほかの修道女たちにからかわれつつも愛される存在だった。ある日、修道院長(ペギー・ウッド)から、トラップ大佐(クリストファー・プラマー)の子どもたちの家庭教師になるようにすすめられる。修道院長のすすめを最初は断るマリアだったが、最終的にトラップ邸に向かう。そこでマリアを待っていたのは、何人もの家庭教師がさじを投げた7人の子どもたちだった。子どもたちからの「手厚い」歓迎もマリアは動揺せず受け入れ、次第に子どもたちもそんな彼女に心を開き始めていくのだが…。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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