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『ごくせん』は2004年1月から3月まで、日本テレビなどで全13話にて放送された人情コメディアニメである。極道の跡取り娘である山口久美子(早水リサ)が、不良高校の数学教師となり活躍する作品。
普段から極道と接している久美子は、不良高校生たちに対してもまったくひるまず、学校にまつわるさまざまな問題を、男勝りで破天荒ともいえる行動で解決していく。原作は『研修医なな子』や『デカワンコ』などで有名な、森本梢子による漫画。
実写ドラマは3期まで、仲間由紀恵主演にて放映された大人気シリーズ。アニメはドラマより原作に近い内容となっており、ドラマとはまた違った魅力を楽しめる。またスペシャルドラマや、映画も制作されている。
あるとき山口久美子は、不良高校「白金学院」の数学教師になった。しかし担任になった2年4組は、学校内の問題児が集まったクラス。生徒たちは授業もまったく聞いておらず、まともな授業はおこなわれていなかった。
そんな状況でも、久美子はまったく動じない。実家である極道で培った男勝りな性格で、学校のさまざまな問題を解決していった。こうして極道の精神を持った久美子による、義理と人情に包まれた愉快な学校生活が始まっていくのだった。
物語の主人公。眼鏡姿で、一見地味な外見をしている白金学院高校の新米女性数学教師であるが、実は極道「大江戸一家」の跡取り娘。学校では家が極道であることは隠しているが、普段から極道の言葉遣いや男勝りな行動が見られる。高校で「ヤンクミ」というあだ名をつけられ、気に入っている。篠原のことが好き。
久美子のクラスの、リーダー的な男子生徒。赤い髪をしたクールな性格の美少年である。中学のころ、ある事情で暴力事件を起こしている。仲間想いで正義感が強く、仲間からの信頼は厚い。授業はよく休むが、成績優秀。久美子の正体を疑っている。
ジャージを着た土佐犬。大江戸一家に飼われており、いつも久美子のことを案じている。二足歩行やタバコを吸ったりしており、人間のような行動をする。人の言葉を話さないが、心の声で的確な発言をする。人間の心理から義理人情までほとんど理解しており、人間のようにしか見えないダンディな犬。次回予告も担当している。
久美子と一緒に白金学院高校に就職した、女性音楽教師。美形な男子を集めて、コーラス部を結成する。ショートヘアで巨乳の色っぽい女性。
久美子のクラスの男子生徒。少し太った外見をしている。あだ名が「くま」。沢田の幼なじみで、沢田を慕っている。頭はあまり良くないが、人のことを素直に信じる純粋な性格である。
白金学院高校の校長。背の低い坊主頭の男性。久美子を先生として採用した。
白金学院高校の教頭。神経質でいつも先生や生徒に、小言をいっている。校内で工事用のヘルメットを着用している。
大江戸一家の組長。久美子の祖父で、風格のある老人。病を患い、久美子に組長代理をお願いしている。
大江戸一家の若頭。久美子のことを案じているが、短気ですぐに熱くなる。左目に刀傷がある。
大江戸一家の顧問弁護士。物腰が柔らかい好青年で、久美子のことを案じている。久美子の憧れの人物。
『ごくせん』は最終回まで息をもつかせない、ハラハラドキドキの展開が面白いアニメです。
主人公である久美子が、子どものころからの任侠魂と地味な見た目からは想像できない喧嘩強さで、さまざまな事件を解決していきます。
また極道の正体を隠している久美子が、天然な行動で正体がバレそうになっていくのも、見ていてドキドキします。そして久美子が不良生徒たちに対して、破天荒な行動と熱血指導で少しずつ打ち解けていく姿も爽快です。
『ごくせん』は、愉快な不良や極道たちが登場します。怖いイメージである不良や極道のイメージと違い、どちらもお茶目で明るいキャラクターばかりです。
見た目からは想像できないギャップに、癒されてしまいます。仲間想いの不良たちや、義理人情に厚い極道たちの男らしい行動は、今作の見所のひとつです。
自分の身よりも仲間を大切にする、男らしさが満載の内容になっています。今まで怖いと思っていた、不良や極道の印象が変わってしまうような楽しいアニメです。
『ごくせん』は、アニメと実写ドラマがあります。基本設定は同じですが、アニメはドラマより原作漫画に忠実な設定になっています。
アニメにしか登場しない土佐犬の富士は、ダンディで不思議な犬です。また「大江戸一家」はドラマ版ではそれほど極道っぽくなく、アニメ版の方がより原作に近く、極道らしさが伺えます。
主人公である久美子は、どちらも男勝りで愉快なキャラクターですが、ドラマ版には決め台詞があるなどの違いがあります。アニメやドラマの違いを見比べてみるのも、おすすめです。
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突如あらわれた無敵のストリートファイター。その名は、エアマスター!『エアマスター』は、2003年4月から10月にかけて放送された格闘ギャグアニメ。原作は柴田ヨクサルの漫画であり、1996年から2006年にかけて「ヤングアニマル」に連載されていた。女子高生を主人公とした格闘アクションだが、細部にまでギャグが盛り込まれた異色な作風。アニメ版の制作は東映アニメーションで、シリーズ構成は横手美智子が務めている。主題歌担当はジャパハリネットにマキシマム ザ ホルモンと、ロック色が強い。ここ最近、街では負け知らずのストリートファイターがいると噂されていた。その人物は「エアマスター」と呼ばれ、空中殺法を得意としたファイトスタイルだという。そんなある日、中ノ谷美奈(ゆかな)、乾蓮華(金田朋子)、滝川ユウ(鈴木麻里子)、川本みちる(浅野真澄)ら4人の女子高生が街で不良にからまれる。そこへ長身の女子高生・相川摩季(朴璐美)があらわれ、不良たちを一蹴。巷で噂になっているエアマスターとは、なんと摩季のことだったのだ…!
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