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目次
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「ボラット」とは、カザフスタン出身の架空のジャーナリストである。2006年に公開された第1作目では、映画であることを隠し、本物のカザフスタン人と偽って一般人と交流した。今作はボラットがおこなう常識外れの行動、それに対する一般人の反応を楽しむモキュメンタリー映画だ。
そのため、本シリーズにおける出演者のリアクションはほぼヤラセなし。続編ではペンス副大統領の演説会への突撃、トランプ支持者の集会に乱入、ロックダウン中の街中を闊歩するといった、過激なシーンが撮影された。
前作の活躍で世界中の笑いものになってしまったボラット(サシャ・バロン・コーエン)は、母国カザフスタンで懲役に服していた。強制労働の毎日を送るなか、突然大統領から呼び出される。大統領は独裁者の仲間入りをするため、トランプ大統領に「貢ぎ物」を送る計画があったのだ。
かくして、再びアメリカに戻ることになったボラット。貢ぎ物であるサルを豪華客船に乗せ、アメリカへと旅立つ。しかしアメリカではボラットが有名人になっていて、通行人から追いかけられる始末。貢ぎ物のサルも密航してきた娘のトゥーター(マリア・バカローヴァ)に食われてしまい、最悪の展開をむかえる。
カザフスタン国内に、数人しかいないレポーター。カザフスタン内でだけでなく、英語力を活かしてアメリカへも取材に行った。しかし世界中に恥をさらしてしまい、終身刑となった。保釈と引き換えに、再びアメリカに行くことになる。
ボラットのひとり娘。納屋で家畜として暮らしており、15歳になっても結婚できていない。ボラットの反対を押し切り、サルの入ったコンテナに侵入、アメリカへと向かう。現地でさまざまな思想に触れるうちに、フェミニズムに傾倒していく。
カザフスタンの大統領。ボラットをアメリカに派遣し、トランプ大統領と友達になろうとする。
ペンス副大統領への貢ぎ物だったサル。カザフスタンの大臣を務め、ポルノスターとしても活躍する。輸送中に侵入したトゥーターによって食べられてしまった。
アメリカ合衆国の副大統領。カザフスタン内では女好きで知れ渡っている。ボラットに演説を邪魔される。
元ニューヨーク市長。現在はトランプ大統領の顧問弁護士であり、親友でもある。トゥーターがインタビューと称して接触する。
カザフスタンの医師。アメリカに向かうボラットに、「ジプシーの涙」と称されたSARS-CoV-2を注射する。
ドキュメンタリーとは異なる、モキュメンタリーというジャンルが存在します。映画『スパイナル・タップ』に代表するように、架空の出来事や人物をドキュメンタリータッチで描く手法です。
今作では、架空のテレビレポーター・ボラットが登場します。俳優が演じている偽物のカザフスタン人ですが、実在するかのように演出されました。
続編ではアメリカ大統領選挙の直前に公開されたこともあり、より政治的な要素が強まっています。
前作ではプロデューサーのアザマットが相棒となり、アメリカを旅しました。しかし今作ではアザマットは登場せず、映画序盤では相棒が存在しません。
そのため今作では、ボラットの娘であるトゥーターが相棒役となりました。女性蔑視が激しいカザフスタンから来た彼女は、アメリカの女性たちに影響され、自由への道を突き進んでいきます。
トゥーターを演じたのは、オーディションを勝ち抜いた新人女優のマリア・バカローヴァです。ペンス副大統領への突撃、ルディ・ジュリアーニへのインタビューなど、体当たりの演技も披露しています。
今作は大統領選挙や新型コロナウイルスなど、タイムリーなネタがふんだんに盛り込まれています。批評家からの評価も高く、ボラットの復活を歓迎する声も上がりました。
しかし、作中でトランプ政権を真っ向から否定しているだけあって、批判的な意見も少なくありません。トランプ大統領自身も今作に言及し、主演俳優を「つまらない」と評しています。
大統領も無視できない作品なだけに、公開前から大きな注目を集めていました。常識外れだったとしても、アメリカ社会にメスを入れる、挑戦的な映画が望まれていたのです。
あの4人組がNYを飛び出す!絢爛豪華になって帰ってきた人気テレビドラマの劇場版第2弾 今度の舞台はNYならぬ、アブダビ。前作以上にゴージャスな衣装、犬猿の仲だったあの二人の結婚にまさかの元カレ登場と、サービス精神満載の内容にボルテージは最高潮! 結婚から2年。ミスター・ビッグとキャリーは早くも倦怠期を迎えていた。そんな時、サマンサの誘いでアブダビへとバカンスに向かった4人組。アラブ情緒を楽しんでいたところ、キャリーは元カレ・エイダンとまさかの再会を果たし、勢いでキスをしてしまう。
『フリー・ガイ』はゲームの世界を舞台にしたSFコメディである。主人公はオンラインゲームのモブ(背景)キャラであり、「ゲームの主人公」ではない点が特徴だ。ゲームに現実感を持たせるため、実際に活動してる有名ゲーム実況者たちも出演している。監督は『ナイト ミュージアム』シリーズを手掛けた、ショーン・レヴィ。今作にはゲームや映画のパロディを多く盛り込み、サブカル色の強い作品に仕上げた。主演は『デッドプール』に出演した、ライアン・レイノルズ。ヒロインは、若手女優のジョディ・カマーが務めている。オンラインゲーム「フリー・シティ」のモブキャラであるガイ(ライアン・レイノルズ)は、毎日同じような生活を送っていた。しかし、偶然とおりかかったプレイヤーのモロトフ・ガール(ジョディ・カマー)に惚れてしまい、プログラム以上の行動をとるようになる。ガイはプレイヤーだけが装備できるサングラスを手に入れ、徐々にレベルを上げていくのだが…。
オバマ大統領出現を予言した?! マ〜ベラスな近未来SFコメディ! 「20世紀少年」×「WALL・E」÷2=「26世紀青年」!? 世界が終わろうとしています。“ばかたち”によって……。 “平均のアメリカ人”の典型、兵卒のジョー・バウアーズ。彼は、米国国防総省から、極秘の冬眠プログラムの実験台に選ばれた。忘れられ時は過ぎ、彼は未来の500年後に目が覚める。あまりにレベルが下がった合衆国で、生きている人間のなかで最もインテリな人間になっていたのだ。
1990年3月17日に日本公開された、アメリカのSFアドベンチャー映画。興行収入的にも大成功した作品で、その後『ジャイアント・ベビー』『ミクロキッズ3』といった続編も制作された。監督は、『スター・ウォーズ』シリーズなどの制作に参加したジョー・ジョンストン。今作が、彼の監督デビュー作品となる。『ゴーストバスターズ』でおなじみのリック・モラニスが、冴えない科学者の父親を好演している。サリンスキー家の父・ウェイン(リック・モラニス)は、自宅の屋根裏で電磁物体縮小マシンの研究に励む科学者だが、いつも失敗ばかり。「今回こそは」と思った装置も、また失敗だった。しかし彼の留守中に、とあるアクシデントによって装置が大暴走してしまう。その暴走中に、屋根裏に入ってしまったサリンスキー家のエミー(エミー・オニール)とニック(ロバート・オリヴェリ)、そして隣のトンプソン家のラス(トーマス・ブラウン)とロン(ジャレッド・ラシュトン)といった4人の子どもたちが、マシンのレザー光線を受けて、6mmに縮められてしまい…。
60年代の花形スパイが90年代に復活!大ヒットしたサイケでおバカな爆笑ムービー 主演のマイク・マイヤーズは、本シリーズで人気を不動のものにした。後に続くシリーズではやや影を潜めた下ネタが本作では炸裂。共演のエリザベス・ハーレーが美し過ぎ。 1967年。英国諜報部員、オースティン・パワーズは世界征服をたくらむ悪の帝王ドクター・イーヴルを追い詰めるが、イーヴルは冷凍睡眠に入ってロケットで脱出する。負けじと冷凍睡眠に入るオースティン。30年後、復活したふたりは騒動を巻き起こし…。
1964年に公開されたコメディ映画『ピンクの豹』からはじまる、一連のシリーズをリメイクした作品。主人公のクルーゾー警部役にはオリジナル版のピーター・セラーズに代わり、『サボテン・ブラザース』に出演したスティーブ・マーティンが起用された。また、フランスを代表する俳優であるジャン・レノや、世界的なミュージシャンであるビヨンセ・ノウルズなど、豪華キャストの共演が実現している。サッカーの国際試合にて、フランスは中国に勝利する。しかし、フランス代表の監督だったイヴ(ジェイソン・ステイサム)が何者かに殺害され、身に着けていたダイヤの指輪・ピンクパンサーが盗まれてしまう。事件の捜査することになったのは、ドジで有名なジャック・クルーゾー警部(スティーブ・マーティン)だった。この大抜擢には裏があったが、自分が利用されているとは夢にも思わないクルーゾーは、部下のポントン(ジャン・レノ)とともに事件を追っていく。
グロテスクな描写がたっぷりのホラーコメディ。殺人鬼と勘違いされた男たちと、なぜか唐突に死んでいく若者たちをコミカルに描いていく。『13日の金曜日』といったスプラッター映画の影響を受けており、映画ファンならついつい笑ってしまう細かいネタにも注目だ。タッカー(アラン・テュディック)とデイル(タイラー・ラビーン)のふたりは、一緒に休暇を過ごそうと、ふたりで購入したボロボロの山小屋にやってくる。一方、近くの湖では大学生数人がバカンスを楽しんでおり、タッカーとデイルを殺人鬼だと勘違いしてしまう。大学生たちはふたりに近づかなかったが、女子大生のアリソン(カトリーナ・ボウデン)が湖で気を失ってしまい、タッカーたちに救助される。しかし、大学生はアリソンが誘拐されたと思いこみ、救出しようと行動を起こす。当のアリソンはデイルと打ち解け、助け出してくれたことを感謝していたが、彼女を助けようとした大学生たちは小屋の外までやってきていた。誤解が解けないまま救出作戦がはじまるが、なぜか大学生たちは勝手に自滅していき…。
普通のインド人主婦が、英語を学んで人生再始動!女性が輝くイキイキムービー きらびやかなダンスやアクションで知られるボリウッド映画とは一線を画す温かなドラマが受け、本国インドでも大ヒットを記録。古風な主婦が自分の殻を破っていく姿が◎! 英語ができないことを家族からバカにされていたインド人主婦のシャシは、姪の結婚式でNYを訪れたのを機に、内緒で英会話学校に通うことに。ただの主婦だった自分に対し自信をつけていくシャシだったが、自分の留守中に子供が怪我をしてしまう。
幾度となく映像化や翻案がされた、不朽の名作『ロミオとジュリエット』をフランコ・ゼフィレッリ監督の手で映画化した作品。数ある『ロミオとジュリエット』の映画の中でも、特に高く評価された作品であり、その年のオスカーにもノミネートされた。イタリアが舞台の作品だが、キャストたちは全編英語で演技をしており、メインキャストのほとんどはイギリス出身の俳優が務めた。今作のロミオとジュリエット役は、当時新人俳優だったレナード・ホワイティングとオリビア・ハッセーがそれぞれ演じている。イタリアの港町・ベローナでは、ふたつの名家が争いを続けていた。町は完全に二分され、領主(ロバート・スティーヴンス)は両家に争いをやめるよう忠告する。そんなある日、モンタギュー家のひとり息子・ロミオ(レナード・ホワイティング)は、敵対するキャピュレット家のパーティーに侵入する。そこで出会った少女に一目惚れしたロミオは、愛を告白するが、その少女はキャピュレット家の娘・ジュリエット(オリビア・ハッセー)だった。
ウーピー・ゴールドバーグの知名度を上げたコメディ映画。アメリカでは1992年5月に公開され、半年のロングランを記録するなど世界的な大ヒット作品である。日本では1993年4月に公開され、現在でもたびたびテレビ放送されている。ミュージカル作品としても人気が高い。監督は『ダーティ・ダンシング』で知られる、エミール・アルドリーノ。ネバダ州リノにあるナイトクラブの歌手デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、愛人であるマフィアのボスのヴィンス・ラ・ロッカ(ハーヴェイ・カイテル)が裏切り者を殺害する現場を目撃してしまったせいで、命を狙われる羽目になる。なんとかヴィンスの部下から逃げ切り、警察に保護されるものの、ヴィンスの裁判が始まるまでの間、修道院に偽りのシスターとしてかくまわれることになった。今まで自由に生きてきたデロリスにとって、修道院の暮らしは監獄といっていいほど肌に合わないものであり、早々に逃げ出そうとする。しかし、修道院長から聖歌隊入りを命じられたことによって、次第にほかのシスターたちとの仲が深まっていく。デロリスが修道院の生活に慣れ始めたころ、警察の密告者によって彼女の居場所が漏れてしまい、マフィアと警察、そしてシスターたちも巻き込み、リノの町を舞台に大暴走が繰り広げられる。