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目次
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もしある日突然、この世界から音が消えてしまったら。
今作は、難聴を患ったメタルドラマーを描いた物語である。アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、うち音響賞と編集賞を受賞。さらには英国アカデミー賞でも、音響賞を受賞した。
主演の難聴を患ったメタルドラマー・ルーベンを演じたのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などで知られるラッパー兼俳優のリズ・アーメッド。
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたリズ・アーメッドは、言葉だけではなくちょっとした仕草や表情の変化だけで感情を語る。
メタルドラマーのルーベン(リズ・アーメッド)は、恋人のルー(オリヴィア・クック)とともにバンで寝泊まりしツアーライブを送る日々を過ごしていた。そんなある日、突然ルーベンの耳が聞こえなくなる。
どんなにドラムを叩いても、その音は耳に届かない。そのことに絶望したルーベンは、徐々に破滅的になっていく。
彼が再びドラッグ依存症になってしまうことを危惧したルーは、ルーベンにろう者のコミュニティで暮らすことを勧める。しかし、それはルーと離れて暮らすことを意味した。
メタルドラマーで、恋人のルーとともにバンで暮らし、ライブツアーをおこなっている。ある日突然難聴となり、音が聞こえなくなる。かつてドラッグ依存症だったが、ルーのおかげで依存症を脱した過去を持つ。難聴が原因で再びドラッグに手を出してしまうことを危惧して、ろう者のコミュニティを訪れる。
ルーベンの恋人。ともにバンで寝泊りし、メタルバンドを組んでいる。腕をひっかく癖があり、それをたびたびルーベンに止められている。ある日難聴となったルーベンをサポートするも、精神的な危うさを見せるルーベンに対して、ろう者のコミュニティで暮らすことを勧める。
ろう者のコミュニティの運営者。施設で暮らしはじめたルーベンが立ち直れるよう、サポートする。
難聴の子どものために授業をおこなう教師。ろう者の世界になじみ、手話が覚えられるようルーベンも授業に参加させる。
ルーの父親で、ルーベンのことを快く思っていない。離婚したため、ルーとは離れて暮らしていた。
映画『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』は、アカデミー賞で6部門にノミネートされ、音響賞と編集賞を受賞しました。
そのなかでも特に音響賞は、映画のテーマとも合わさって非常に評価が高く、難聴の世界を再現したサウンドデザインは圧巻です。
それだけでなく、ライブ演奏中の重低音から日常の細かい音まで脳をくすぐるような魅力に満ちており、まさに映像だけではなく、音で物語を演出する映画となっています。
『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』は、アカデミー賞で音響賞と編集賞を受賞しました。その2部門以外にもアカデミー賞で、作品賞や脚本賞などにもノミネートされた映画です。
批評家支持率も非常に高く、難聴をわずらった人たちの世界を追体験できる物語は辛くも真に迫るものがあり、だからこそ強い共感を呼ぶ内容となっています。
アカデミー賞作品賞、脚本賞にノミネートされた今作を、ぜひご自身の目で確かめてください!
『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』が演出や物語だけではなく、俳優たちの演技も素晴らしいものであったことは、アカデミー賞で主演男優賞と助演男優賞にWノミネートされていることからもわかります。
特に助演男優賞にノミネートされたジョー役のポール・レイシーは、まさに今作に欠かせない人材といえます。俳優ポール・レイシーは両親にろう者を持つ、コーダと呼ばれる人だからです。
身近にろう者のコミュニティがあったからこそ醸し出せる、繊細なリアリティのある演技は必見です。
「666」は悪魔の印!「エクソシスト」と並ぶオカルトホラーの金字塔シリーズが開幕 “反キリスト”悪魔の子の誕生を描く第1作。ミステリー仕立ての物語、アイディアがさえるショック描写、恐怖を高めるジェリー・ゴールドスミスの音楽は今見てもすごい! 6月6日、ローマ駐在のアメリカ人外交官ソーンは妻の出産が死産だったことを知らされる。妻を悲しませたくない彼は病院の神父の助言に従い、同時刻に生まれた孤児を我が子とした。ダミアンと名付けられた子供が5才になった時、謎の死が頻発するようになる。
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