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60年代から映画界の最前線で活躍してきた、クリント・イーストウッドの監督作品。今作ではみずから主演も務めており、落ちぶれたロデオスターを演じた。90歳を超えてもなお現役で活躍し続ける、イーストウッドの姿に心を動かされる作品だ。
かつてロデオ界の頂点に立ったカウボーイ・マイク(クリント・イーストウッド)は、現役を引退し、落ちぶれた生活を送っていた。ある日、友人のハワード(ドワイト・ヨアカム)からひとつの依頼が舞いこむ。
それはメキシコにいるハワードの息子・ラフォ(エドゥアルド・ミネット)を、アメリカに連れ帰ってくるだけの簡単な仕事だった。
マイクはさっそくメキシコに入国し、ラフォの母親・リタ(フェルナンダ・ウレホラ)と会うが、彼女は息子のことなど眼中にない。諦めず街を探しまわったマイクは、不良少年たちのたまり場でラフォを見つけ出す。
さっそくアメリカを目指すふたりだったが、息子を連れ去ったことに怒ったリタは、部下を使ってマイクを追跡しはじめる。なんとか追跡を振り切ったふたりは、小さな田舎町に流れ着き、住民たちと交流していく。
■監督・主演・製作:クリント・イーストウッド
■原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」
■脚本:ニック・シェンク(『グラン・トリノ』『運び屋』)、N・リチャード・ナッシュ
■製作:アルバート・S・ラディ(『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』)、ティム・ムーア(『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』)、ジェシカ・マイヤー(『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』)
■出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン(『コラテラル・ダメージ』)、ドワイト・ヨアカム(『ローガン・ラッキー』)、フェルナンダ・ウレホラ(『ブルー・ミラクル』)
怪我によって引退を余儀なくされた元ロデオスター。ハワードの依頼を受け、メキシコへと向かった。昔ながらのカウボーイで、料理や動物のあつかいが得意。リタの刺客に追われ、メキシコの田舎町で生活することになった。
ハワードの息子。母親に放置され、不良仲間たちと遊びまわっている。「マッチョ」と名付けられたニワトリを連れており、闘鶏場に出場させていた。マイクのことを信用していなかったが、アメリカで暮らすため、彼の車に乗りこんだ。
ラフォの母親。ハワードと別れて以来、メキシコで男たちに囲まれて暮らしている。大の男好きで、毎日取り巻きの男たちと遊んでいた。ラフォを放置しており、彼がどこでなにをしているかも知らなかった。ラフォを連れ去ったマイクを追跡する。
過去にマイクを雇っていた男。リタに連れ去られた息子を取り戻すため、マイクをメキシコに派遣する。
メキシコの田舎町でレストランを経営している女性。マイクと仲よくなり、彼に惹かれていく。
リタの部下。ラフォを虐待していた。リタの命令で、マイクを追跡する。
ラフォが連れているニワトリ。自身より大きいニワトリに勝ったことがあり、気性が荒い。
今作の監督を務めたクリント・イーストウッドは、60年代の西部劇で活躍していた俳優です。しかし、『許されざる者』以降、西部劇には出演しておらず、現在は監督業に専念しています。
そんな彼が今作で演じたマイクは、かつての栄光が嘘のような生活をしている、元ロデオスターです。この背景は西部劇から引退し、別の仕事をしているイーストウッドの半生と重なります。
現在のイーストウッドは監督業で大成功をおさめていますが、今作は彼の出演作を知っている人ほど、感動できる映画といえるでしょう。
タイトルにもある「マッチョ」とは、「男らしい人」を意味する言葉です。日本では筋肉と関連付けられることも多い言葉ですが、今作では生き方そのものを指す言葉でもあります。
劇中では、闘鶏場で勝ち続けている最強のニワトリが「マッチョ」と名付けられており、ラフォにとって重要な言葉であることが示唆されました。
また、ラフォがマイクに対して尊敬の念を抱くシーンでも、「マッチョ」の言葉が使われており、ふたりの関係性の主軸となる重要なワードです。
今作は激しいアクションや、緊迫したシーンは少なく、ゆったりとした時間が流れる作品といえます。マイクはすでに成熟したキャラクターであるため、大きな変化などもありません。
今作で描かれるのは、よそ者であるマイクと、メキシコの田舎町に住む人々との交流です。ロデオを引退して以降、落ちぶれて居場所がなかったマイクにとって、この田舎町での生活は充実したものとなりました。
ラフォとマイクの関係性も重要ですが、助け合う人々の思いやりに触れていく、心あたたまる作品となっています。
老カウボーイと少年のロードムービーは地味だが、しっとりとした感動を与えてくれる
イーストウッドの映画にハズレなし
ゆったりしてていい感じ いい映像と音楽
イーストウッドと鶏!ハンサム
女優さん可愛い
2022年1月26日(水) イオンシネマ金沢フォーラス
ロシア映画界がハリウッドをしのぐ驚異のビジュアルで放ったSFアクション大作 モンスターアクションと脱出サスペンスを融合したロシア発の傑作エンタメ。ロシア映画ならではの独特な世界観と「想像力の限界」と称されたモンスターの造形に注目だ。 底知れぬ沼が広がる惑星「XT-59」に住む人類は、惑星管理システムの命令どおりに生きなければならない。命令に背いて囚人となった者たちは生存困難な大地に追放される。彼らが生き残る唯一の方法は、300キロ離れた伝説の島に自らの足で移動することだった。
朝から晩までビルを壊して、終わったらゴミ捨て場で寝る…もうこんな生活は嫌だ! 心優しき悪役ゲームキャラクターが自分のゲームから逃亡。別のゲームで出会ったのは友達がいない少女だった。 嫌われ者のふたりが出会い、奇跡を起こすディズニーの大ヒットアドベンチャー映画! 古びたゲームセンターにあるレトロゲームの悪役キャラクター、ラルフは不器用だけれど心優しき大男。 どんなに頑張っても報われない上に仲間外れにされる…そんな日々に嫌気がさしてゲームから逃亡。害虫退治のゲームからお菓子の国のレースゲーム<シュガー・ラッシュ>へたどり着く。 そこで出会ったレーサーの少女ヴァネロペは仲間外れにされ、国を治める大王からもレース出場を禁止されていた。なんとかレースにエントリーできたヴァネロペの後押しをすることにしたラルフ。 レースの日。紛れ込んでいた害虫が大暴れしてお菓子の国は大パニックに! 害虫駆除のためにラルフは命をかけた決断をする。 そして、ヴァネロペのレースを邪魔する大王には重大な秘密が…。
『トイ・ストーリー』シリーズなどで知られるピクサーが手掛けた、3Dアニメーション映画。飲食店では嫌われる傾向のあるネズミを主人公に、駆け出し料理人とネズミたちとの交流を描いていく。非常に高く評価されたアニメ映画としても有名で、アカデミー賞をはじめとする数々の賞に輝いている。今作の舞台となったフランスのディズニーランドでは、アトラクション化もされるなど、世界中で愛されている作品だ。美食家のネズミ・レミー(パットン・オズワルト)は、シェフになることが夢だった。しかし、当然ながらネズミは嫌われ者で、特にレストランでは見つかったら殺されてしまうほど嫌われている。そんななかレミーは、若手料理人のリングイニ(ルー・ロマーノ)と出会う。髪の毛を引っ張ることで、リングイニの身体を自由に動かせることを知ったレミーは、帽子の中に隠れながら厨房に潜入。一流シェフを目指していたリングイニと利害が一致し、ふたりは協力して批評家をもうならせる料理を作っていく。
バレエダンサーになる夢を一途に追う少年を描く、感動のヒューマンドラマ。スティーヴン・ダルドリー監督の長編映画デビュー作にして、世界中で数多くの映画賞を受賞し、ミュージカル化もされた人気作。主演のジェイミー・ベルは大勢の応募者のなかからオーディションで見事役を勝ち取った。共演はジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイスほか。イギリス北東部の炭鉱町。母を亡くした少年・ビリー(ジェイミー・ベル)は父のジャッキー(ゲイリー・ルイス)と兄のトニー(ジェミー・ドレイヴン)、高齢の祖母(ジーン・ヘイウッド)と暮らしていた。ボクシング教室に通っていたビリーは、ある日ジムの片隅で練習を始めたバレエ教室に心奪われる。ウィルキンソン先生(ジュリー・ウォルターズ)は彼にトウシューズを履かせ、少女たちに混じって練習させる。その後、ビリーはボクシングをさぼってバレエ教室に通い始める。バレエの魅力にとりつかれ、誰より練習してどんどんうまくなっていく彼をウィルキンソン先生は熱心に指導する。しかしある日、バレエ教室に通っていることがジャッキーにバレてしまう。男がバレエなどするなといって猛反対する父に、ビリーは反発する。ビリーの優れた才能を認めたウィルキンソン先生はロイヤル・バレエ学校を受けることをすすめ、無料で個人レッスンを引き受けるが…。
20世紀を代表するミュージカルスターである、ジュディ・ガーランドの出世作。『オズの魔法使い』を原作にした映画の中でも、特に知名度が高い作品である。今作でガーランドが歌った「虹の彼方に」は映画の枠を超え、世界中で愛される楽曲になった。カンザスに住んでいる少女・ドロシー(ジュディ・ガーランド)は、巨大な竜巻に巻きこまれ、家とともに空高く飛ばされてしまう。ドロシーと家がたどり着いたのは、カンザスとは似ても似つかない魔法の王国・オズだった。突然の出来事に驚くドロシーだったが、オズの住民や魔女のグリンダ(ビリー・バーク)は、彼女を英雄として歓迎する。東の悪い魔女が、落ちてきたドロシーの家の下敷きになって死亡したのだ。しかし、東の魔女の妹である西の悪い魔女(マーガレット・ハミルトン)がやってきて、ドロシーに復讐しようとする。ドロシーはカンザスに戻るため、帰る方法を知るオズの大魔法使い(フランク・モーガン)に会いに行こうとするが…。
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数千万人が犠牲となった異星人との戦いにより人類滅亡の危機となった地球。宇宙戦争を終わらせるものとして国際艦隊は若き戦士<エンダー>を選ぶが・・・
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2018月9月25日~2020月10月19日
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