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THE GUILTY/ギルティ(2021年)の作品紹介

THE GUILTY/ギルティ(2021年)のあらすじ

デンマーク発の同名映画を、ジェイク・ギレンホール主演でリメイクした作品。今作はほとんどセリフだけで進行していく、変わった手法が使われた。カメラがセットの外に出ないため、会話の内容から、現場で起きている事件を想像していく必要がある。

メガホンをとったのは、『イコライザー』シリーズを監督した、アントワーン・フークア。ほとんどのシーンがジェイク・ギレンホールのひとり演技だが、観客を飽きさせない工夫が施されている。

不祥事を起こした刑事のジョー(ジェイク・ギレンホール)は、緊急通報がかかってくる指令室のオペレーターとして働いていた。あるとき、ひとりの女性から電話がかかってくる。エミリー(ライリー・キーオ)と名乗った彼女は、男に誘拐され、高速道路を走行していると語った。

ジョーはすぐに現場で働いてる警官に電話をかけ、エミリーが乗っている車を探させる。しかし手の空いている警官が少なく、ジョーの思うように捜査が進まない。いら立ちを覚えたジョーだったが、さまざまな人物に電話をし、事件を解決に導こうとする。

THE GUILTY/ギルティ(2021年)のクレジット(監督・キャスト)

THE GUILTY/ギルティ(2021年)の登場人物・キャスト

  • ジョー・ベイラー(ジェイク・ギレンホール)

    緊急通報を受けているオペレーター。現場で働いていた刑事だったが、問題を起こし、裁判沙汰にまで発展している。妻との仲も悪くなっており、精神的な問題を抱えていた。誘拐されたエミリーを助けるため、オペレーター室から命令を出していく。

  • エミリー(ライリー・キーオ)

    元夫に誘拐された女性。車のなかから持っていた携帯電話で警察に通報し、ジョーに電話が繋がった。バンのなかに囚われてるため、外の様子がほとんどわからない。怯えながらも、ジョーの命令どおりに行動し、窮地を脱しようとする。

  • ヘンリー(ピーター・サースガード)

    エミリーの元夫で、犯罪歴がある。彼女との間にふたりの子どもがいた。エミリーを自宅から連れ去り、白いバンに乗せてどこかへ向かっている。携帯番号を探し出したジョーから電話がかかってくるが、彼の言葉には耳を貸さなかった。

  • マシュー・フォンテノット(ポール・ダノ)

    強盗に襲われ、警察に通報した男。冷静なジョーに対して、暴言を吐いた。

  • ビル(イーサン・ホーク)

    ジョーの元上司。管理職だが、配置転換により通信課で働いていた。裁判をひかえているジョーを心配している。

  • リック(イーライ・ゴリー)

    ジョーの元相棒。裁判でジョーに有利な証言をする予定である。ジョーが起こした事件の影響で疲れている。

  • デニーズ・ウェイド(クリスティナ・ヴィダル)

    オペレーター室におけるジョーの上司。無断で電話をしているジョーを注意する。

THE GUILTY/ギルティ(2021年)の見所ポイント

  • 1 『THE GUILTY/ギルティ』は、世界的な評価を受けたサスペンス映画のリメイク作品!

    今作最大の特徴は、主人公のジョーがオペレーター室から出ない点です。一般的なハリウッド映画であれば、事件が起きたと知れば、すぐに現場に駆けつけます。

    しかし今作は主人公が動かず、カメラも部屋の外に出ません。事件が起きている現場の風景がいっさい映らないため、観客に柔軟な想像力が要求されます。

    ジョーと被害者の会話のなかから、現場の状況を想像し、頭のなかでストーリーと絡ませていく、独特な楽しみ方ができる作品です。

  • 2 『THE GUILTY/ギルティ』における、オリジナル版からの変更点を解説!

    原作となったのは、デンマークで公開された同名映画です。ゆっくりとしたテンポで進んでいき、観客を飽きさせない魅力を持った作品でした。

    リメイク版である今作では、舞台がアメリカのロサンゼルスに変更されています。また、山火事が起きているという設定があり、警察を自由に動かすことができません。

    ストーリーはほとんど同じですが、演出でも違いが見られます。ハリウッド映画らしく、BGMで観客の気持ちを盛り上げる演出が使われ、よりドラマチックな作品となりました。

  • 3 『THE GUILTY/ギルティ』はどんでん返しのある映画! ネタバレを読まずに楽しもう!

    オペレーター室で働いているジョーは、翌日に裁判をひかえており、精神的に不安定な状態です。すぐに怒りだし、同僚にも不満をぶつけてしまうなど、欠点のある人間として描かれます。

    しかし、正義感はたしかで、誘拐されたエミリーを助けようと、必死に電話をかけ続けました。ジョーにとって、エミリーを救うことは、不満を溜めこんでいる自分自身を救うことにも繋がっていくのです。

    映画のラストには、ジョーと観客を驚愕させるある事実が発覚します。今作の「現場が見られない」という設定を利用した、圧巻のラストに注目です。

THE GUILTY/ギルティ(2021年)の予告・動画

THE GUILTY/ギルティ(2021年)の評価・感想・レビュー

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この記事の執筆者
いけだ
いけだ

ドラマ鑑賞と読書が好きです。ドラマは国内のものをよく観ます。笑って観られるコメディが好きです。あとミステリー小説を読むのにもハマっています。