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『踊る大捜査線』シリーズの動画配信情報まとめ!ドラマや映画をフルで無料視聴する方法はあるの?

提供元:FOD
踊る大捜査線 ドラマ

踊る大捜査線 シリーズを配信中の動画配信サービス一覧

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踊る大捜査線 シリーズの動画が配信されているサービス詳細

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DMM TV
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550円(税込)
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30日間無料
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music.jp
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music.jpで視聴できるシリーズ作品

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Amazonプライムビデオ(Amazon Prime Video)の基本情報

Amazonプライムビデオ(Amazon Prime Video)
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1
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2万2千

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Netflix(ネットフリックス)
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踊る大捜査線 シリーズはNetflix(ネットフリックス)で視聴可能です!

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これらの作品は定額で観れる動画だからクオリティが低いかというとそんなことはなく、有名俳優や監督が出演、演出を手掛けたもの、さらにはアカデミー賞を受賞するなど世界的に高い評価を受けたものまであります!

Netflixでは、契約期間中はこれらの配信されているすべての動画が見放題。さらに視聴途中での追加課金もありませんので、期間中であれば何度でも思う存分に楽しむことが可能です。
月額990円(税込)からサービスを利用できるので、毎月映画館で映画を観る人やDVDをレンタルしているという人にNetflixはおすすめです。

Netflix(ネットフリックス)で視聴できるシリーズ作品

Netflix(ネットフリックス)のシリーズ本数:1本/10本

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1997年フジテレビ系列で放送された「踊る大捜査線」は、脱サラ刑事・青島俊作(織田裕二)の活躍を描いた刑事ドラマです。

架空の警察署「東京湾岸警察署」の管轄であるお台場近辺の街を舞台に、手に汗握る銃撃戦や、キレキレの名推理――ではなく、地道な聞き込み捜査や事情聴取から事件を解決する、新感覚のサラリーマン刑事物語として人気を博しました。

劇場版第2作目は2019年現在でも邦画の歴代実写映画興行収入ランキングの第1位であり、第1作目も歴代3位をマークしているなど、映画史にも名を残すビッグコンテンツです。

平成を代表する一大シリーズを、この機会にぜひチェックしてみましょう。

『踊る大捜査線』の劇場版を見直したい方はこちらからチェック!

劇場版第2作目が邦画実写映画興行収入ランキング歴代1位を獲得し、数々の流行語を生み出した『踊る大捜査線』。その映画4部作を振り返りたい方は、配信サービスをチェックしていますぐ登録してみてください!

踊る大捜査線 シリーズの評価・感想・レビュー

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 4.8 (26件中)
  • 踊る大捜査線 ドラマ

    投稿者:名無し
    評価: GOOD 投稿日:2024.11.17/12:22

    室井さんは自分の地位を考えるのではなく、住民の事を第一に考えていて、上の立場の人に対しても言う所はバシッと言っててかっこいい😍

  • 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

    投稿者:ジャスミン
    評価: GOOD 投稿日:2024.11.04/11:23

    最初から最後までドキドキする展開で面白かった。

  • 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

    投稿者:ジャスミン
    評価: GOOD 投稿日:2024.10.17/14:39

    面白かったけど少し物足りなかった

  • 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

    投稿者:名無し
    評価: GOOD 投稿日:2023.10.11/09:32

    最後どうなるの?と思い終わりまでハラハラして映画観てました。

  • 踊る大捜査線 シリーズ

    投稿者:流れ星
    評価: GOOD 投稿日:2023.04.12/20:44

    最高傑作

全ての評価・感想・レビューを見る

『踊る大捜査線』のドラマや映画がフルで見られる動画配信サービス一覧!

『踊る大捜査線』シリーズの動画を視聴できるサービスは上記の通りです。月額料金のみで視聴可能な定額見放題配信をしているサービスと、作品ごとに都度課金することによって視聴可能となるサービスの2種類があります。

それではさっそく、以下で『踊る大捜査線』を無料視聴できるおすすめサービスを紹介していきます!

『踊る大捜査線』の映画はU-NEXTで視聴できる!

『踊る大捜査線』をとことん楽しみたい方におすすめしたいのが「U-NEXT」です。

時代が変わってもフジテレビの名コンテンツとして愛され続けている『踊る大捜査線』シリーズ。シリーズの歴史がスタートしたテレビドラマの後に、4作の劇場版が制作されました。

U-NEXTはその劇場版4作品が見放題で配信されています

観客動員数1,200万人以上を記録して大ヒットした『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』も対象です。

U-NEXTでは、初回登録31日間無料のおためし期間を設けていて、『踊る大捜査線』劇場版4作もこの期間は見放題となります。『踊る大捜査線』シリーズを楽しみたい方はぜひ利用してみてください!

成馬零一さんに聞いた!踊る大捜査線 シリーズのおすすめポイント3点!

成馬零一さんに聞いた!踊る大捜査線 シリーズのおすすめポイント3点!

①リアルな刑事ドラマ

『踊る』は、銃撃戦もカーチェイスも出てこないリアルな刑事ドラマとして当初注目された。

主人公の青島俊作(織田裕二)は脱サラして刑事になったが、配属された湾岸署での仕事は地味なものばかり。

殺人事件が起きても捜査するのは本店(警視庁)のキャリア官僚で、所轄の刑事は補助的な捜査しかやらせてもらえない。

そんな青島が、仕事を通して成長し、自分なりの刑事としての美学を見出していく姿こそが本作のみどころである。

②アニメや映画を題材にした小ネタの数々

踊る』は古今東西の刑事ドラマ、映画、アニメを参考にして作られている。

青島と老刑事・和久平八郎(いかりや長介)の師弟関係は映画『セブン』、小泉今日子が演じる猟奇犯罪者は映画『羊たちの沈黙』の影響が強く、警察の描き方はロボットアニメ『機動警察パトレイバー』を参考にしている。

監督の本広克行はアニメの影響を強く受けた監督で、アニメネタも頻繁に入れてくるのだが、そういった小ネタを探すのも面白さの一つだ。

③湾岸署を舞台にした大河(刑事)ドラマ

本作が長く愛されるシリーズとなったのは、湾岸署の刑事たちがとても魅力的だったからだ。

主人公の青島、老刑事の和久、女刑事の恩田すみれ(深津絵里)、と柏木雪乃(水野美紀)、出演当初は研修配置だったが後にネゴシエーターに成長する真下正義(ユースケ・サンタマリア)、警視庁の官僚でありながら青島たちと友情を築き上げていく室井慎次(柳葉敏郎)。

15年の歳月をかけて展開される大河(刑事)ドラマとしても見応えあり

この作品のレコメンダー
成馬 零一
成馬 零一
ライター/ドラマ評論家

1976年生まれ。リアルサウンド、日刊サイゾー、サイゾーウーマン、ビジネスジャーナル、メルマガプラネッツ等のWEB媒体で、テレビドラマについて執筆。単著に『TVドラマはジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書315)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。

『踊る大捜査線』シリーズとは?

「踊る大捜査線」は先にもご紹介した通り架空の警察署「東京湾岸警察署」を舞台に、湾岸署管轄内で起こった様々な事件に奔走する脱サラ新人刑事・青島俊作の活躍を描いた刑事ドラマです。

これまでの派手な銃撃戦や名探偵顔負けの推理力を発揮する刑事ドラマとは一転、地道な聞き込みや事情聴取、上司や本店(警察庁)に振り回される組織末端の苦悩などを前面に押し出した、異色の刑事ドラマとして注目を浴びました

青島をはじめコミカルなキャラクターが織りなすドタバタコメディがメインになりながらも、直面する凄惨な事件や狂気じみた犯人像、そして組織としての警察の在り方などを問うシリアスな展開へ突然の切り替わるメリハリの良さ。また当時の社会現象や流行の最先端が事件の発端となっていたり、解決の糸口になったりするという社会派ドラマとしての側面も視聴者の心を掴んだひとつの要因だったでしょう。

何よりもなんら特別な存在でも権力者でもない、いち公務員、いちサラリーマンとして描かれた刑事像が多くの社会人層の心を掴んだことは言うまでもありません。

ここでご紹介できるのはTVドラマシリーズと劇場版を中心とした「本編」シリーズとなりますが、「湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」や「秋の犯罪撲滅スペシャル」など多岐にわたるスピンオフ展開も要チェックですよ。

踊る大捜査線 シリーズのあらすじ一覧

『踊る大捜査線』ドラマの見どころ紹介

ここからはTVドラマ版「踊る大捜査線」の見どころをご紹介します。

1997年に放送されたドラマ版は、脱サラ警察官の青島が念願の刑事に昇進するところから、一人前の刑事として成長していくまでを描いた全11話の構成。

1話1話が濃い人間ドラマで描かれる本作ですが、まずはざっくり全体を通しての魅力を見ていきましょう。

『踊る大捜査線』ドラマの見どころ① 脱サラ熱血刑事 青島俊作という男

本作きっての魅力は、なんといっても主人公の脱サラ刑事・青島俊作です。

もともとコンピューター会社の成績ナンバーワン営業マンだった青島は、仕事中のトラブルをきっかけに営業マンとしての自分に疑問を持ち始めます。そこで一念発起し憧れだった刑事ドラマの刑事を目指して転職を決意。
数年間の派出所勤務を経て、物語冒頭で念願の刑事としてお台場周辺を管轄とする「空き地署」の異名を持つ所轄署「湾岸署」へと赴任してきます。配属部署は刑事課強行犯係。役職は巡査部長。

ドラマへの憧れが強かったためか熱血人情派を地で行く青島は、時に空回りしながらもその一途な正義感で周りを引っ張っていくムードメーカーとしての役割を担っていきます

熱血であるがゆえに周りが見えなくなってしまうことも多く、思いがけず犯人の逃走を手助けしてしまったり、ささやかな珍事件を引き起こすこともしばしば。次第に命じられる前に始末書を準備するなど、間違った方向の努力も覚えていきます。

刑事と言う仕事に誇りと信念を持つ青島は、犯人逮捕を第一として市民感情を顧みない本店捜査員の強引な捜査に真っ向から対立していきます。
彼が命令を破るのは犯人逮捕のために市民感情が無視されるときと、仲間の刑事が危険にさらされるとき。第6話で被疑者となった無実の女性を助けるため、法律を盾に身体を張ってそれを止める姿はシリーズきっての名シーンでしょう。

『踊る大捜査線』ドラマの見どころ② ドラマ版の名言とエピソード

「踊る大捜査線」と言えば、バラエティ番組やお笑いのネタなどでもしばしば取り上げられた特徴的なセリフ回しも魅力のひとつです。

「事件は会議室で起こってるんじゃない!」から続くセリフなどは、シリーズを見たことがない方も耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ここではドラマの作中で登場する名台詞を3つ、語った登場人物やシーンと共に紹介します。

名台詞❶:『正義なんて言葉は口にするな。心に秘めておけ』

第一話。事件がおこっているのに本店捜査員の命令で一切捜査をさせてもらえない所轄刑事たち。その理不尽さに感情を燻ぶらせる青島に、先輩刑事である和久(いかりや長介)が訓戒のように送った言葉です。

その真意は作中明らかになることはありませんが、青島はこの言葉を胸に、目指すべき刑事の姿を描いて行きます。

名台詞❷:『事件に大きいも小さいもない。事件は事件』

第一話。凶悪事件を前にすみれの抱える事件を手伝うことになり、不満をあらわにする青島。彼に向ってすみれが語った一言です。

本当に何気ない日常の一会話。しかし、のちに青島自身がこの言葉を語っていくという、作中屈指の名台詞の1つです。

名台詞❸:『これ持ってても人助けられないんだったら、こんなもんいらないっすよ!』

第四話。警視庁に青島を呼ぶため、実績作りの一環として捜査一課の犯人確保を手伝わせることにした室井(柳葉敏郎)。しかし犯人を前にして、たまたま見てしまった傷害事件を見過ごすよう命令を受けた青島は、警察手帳を投げ捨ててこのセリフを口にしました

上で和久とすみれから受け取った言葉から、青島なりの信念が出来上がった瞬間を物語ったシーンとなりました。

『踊る大捜査線』ドラマの見どころ③ 「踊る~」でブレイクしたキャスト

平均視聴率18%を記録している「踊る大捜査線」シリーズ。それだけ視聴者の目に触れたということもあり、この作品をきっかけにブレイクしていくようになった俳優もたくさんいます

ここでは特に印象的な何名かに絞って紹介をしていきます。どなたも今では当たり前にドラマや映画で目にする人たちばかり。まさかこの人が――なんてことも、あるかもしれませんね。

ブレイクしたキャスト❶:深津絵里

13歳でミス原宿グランプリを獲得しアイドル歌手として活動していた深津絵里さんは、このシリーズをきっかけに女優として注目を集めます。

演じる「恩田すみれ」は本シリーズのヒロイン的存在の1人であり、先輩刑事として青島をビシビシ引っ張っていくキャリアウーマンの役柄です。物怖じしない性格で、本店の刑事たちにもビシバシと意見をする姿は、「働く女性像」として多くの女性視聴者の憧れの的となりました

ブレイクしたキャスト❷:ユースケ・サンタマリア

歌手に俳優とマルチな活躍をしているユースケ・サンタマリアさんは、「踊る」シリーズで俳優としての才能を開花させた人物の1人です。

演じる「真下正義」役は警察幹部の父親を持つキャリア組のお坊ちゃん。任期も階級も青島より上ながら「先輩」と呼んで慕い、とりわけ最先端のハイテク犯罪に精通する「現代っ子」として描かれています。

あどけない顔でどこか頼りなく、実際頼りないというヘタレなキャラクターが、多くの視聴者に愛されるきっかけとなりました後にスピンオフ映画「交渉人 真下正義」として主演を務めるなど、その人気を確固たるものとしています

ブレイクしたキャスト❸:水野美紀

水野美紀さんは本作の準レギュラー件ヒロインの1人として物語に関わってくる「柏木雪乃」役を演じた女優です。

第一話で被害者の娘として登場し、心に深い傷を負ったことで入院。青島がそれを気遣って作中に何度もお見舞いに向かうという役どころでした。思わず守ってあげたくなるような儚さと、女性らしいしたたかさも併せ持つキャラクターです。

それまでもちょい役で多くの作品に出演していた彼女でしたが、踊るシリーズで準レギュラーとなったことでお茶の間に認知されていくきっかけとなりました。

『踊る大捜査線』ドラマの見どころ④ 織田裕二が歌う主題歌

「踊る」シリーズのテーマソングと言えばラテン風のリズムが特徴的な「RHYTHM AND POLICE」ですが、それと対をなす主題歌が織田裕二の歌う「Love Somebody」です。

歌手・織田裕二として13枚目のシングルとして発表された同曲は、踊る大捜査線の代名詞としてTVシリーズはもちろん劇場版に至るまで、様々なアレンジと共に作品を彩ってきました。そのアレンジ数はなんと11。

2012年には劇場版4作目の公開に合わせ、「Love Somebody」原曲とすべてのアレンジの12曲を封入した「Love Somebody 完全版」も発売されています。

「生きていくことは大変だけど、自分らしくあなたを愛していきたい」という等身大の恋愛を歌った優しいメロディは、等身大の刑事ドラマであった踊るシリーズの雰囲気にとてもマッチした曲であると言えるでしょう。

曲のラップ部分はイギリスのレゲエ歌手マキシ・プリーストによって手掛けられていて、本人もドラマ内にカメオ出演しています。

『踊る大捜査線』ドラマの見どころ⑤ 本広克行監督と脚本家の君塚良一さんが作り出す世界観

「踊る大捜査線」の魅力としてもうひとつ挙げられるのが、その独特な世界観です。

これまでの刑事ドラマのお約束をひっくり返したキャラクター像や物語展開。みるみる発達していく新技術への恐怖。そして90年代後半――いわゆる世紀末独特の将来に対する漠然とした不安。そういったものが幾重にも織り交じり、この作品はできあがっています。

これまでのお約束を覆した点について、監督の本広克行氏は押井守のアニメ「機動警察パトレイバー」にインスピレーションを受けたと語っています。もともとアニメからインスピレーションを受けて自分の監督作品へと落とし込んでいる本広監督。日陰者の部署に所属するコミカルなキャラクターたちが織り成すドタバタ捜査劇、と言う点は確かに影響を受けているように感じます。

一方で社会の不安を作品に落とし込んでいったのが脚本家の君塚良一さん。インターネットや少年犯罪、そしてグローバル化する社会など、90年代後半独特の暗雲が作中にはあふれています。

この空気を特に決定づけているのが犯人たちの持つ犯罪の動機でしょう。どれもこれもがとりとめのない、「そんなことで?」と思ってしまうようなものばかりです。オウム真理教や酒鬼薔薇事件など、社会から逸脱した事件が世間を騒がせたこの時代に、そういった犯人像を描いて行くことはとてもキャッチーなものでした。

作品を代表する名台詞の数々は、狙った言葉ではなく、些細な会話のひとつとして書きあげていたとのことでした。それを監督や役者たちがキャラクターして命を吹き込み、数々の名台詞が生まれていったというわけですね。

『踊る大捜査線』ドラマの登場人物紹介

ここからは「踊る大捜査線」テレビドラマ版の登場人物を紹介していきます。

個性豊かなキャラクターたちの魅力をすべて語りつくすことはできませんが、少しでも興味を持っていただけたらと思います。

『踊る大捜査線』ドラマの主要人物

ドラマ版の登場人物は大きく湾岸署の刑事と本店(警視庁)の刑事に分かれます。湾岸署の刑事は主にコミカルなキャラクター。本店の刑事はお役所仕事らしい堅物のキャラクターとして描かれています。

  • 青島俊作/織田裕二

    本シリーズの主人公。脱サラして憧れの刑事の道を目指し、無事湾岸署に配属されます。

    刑事ドラマに出てきそうな熱血人情派を地で行く性格で、事件と聞けば真っ先に現場へ飛び出していくような正義感溢れるキャラクターとして描かれています。
    思ったよりもお役所仕事な刑事生活にはじめのうちは空回りしてしまうことが多いですが、同僚刑事との語らい、本店との確執などを経験していくことで次第に自分の刑事像を確立して胸に秘めていくようになります。

    サラリーマン時代はコンピューター販売会社の営業マンをしていました。成績は若くして2年連続トップ。その時の癖が抜けていなのか、初対面の人には何かと名刺を渡すシーンが見られます。
    挨拶の決まり文句は当時の東京都知事と同じ苗字であったことから「都知事と同じ、青島です」。これも名前と顔を覚えて貰うための、営業マンらしい文句ですね。

    時に営業マンとしての知識やスキルを使い、自分が追っている事件の解決へ役立てていきます
    何かと物を大事にする性分で、刑事になった記念に買ったミリタリージャケットや、派出所勤務時代に近所のお祖母ちゃんに貰った靖国神社のお守りをトレードマークにしています

  • 室井慎次/柳葉敏郎

    本シリーズの影の主人公。本店の捜査一課を指揮するキャリア刑事です。

    性格は厳格で、良くも悪くも犯人逮捕に全力を尽くすタイプ。「警察に協力するのは市民の義務」と豪語し、被害者の娘に強引な聞き込みをするなど、スマートな物腰に似合わない荒っぽい捜査が特徴的です。

    しかし所轄署の刑事たちと触れ合う中で縦割り構造の警察組織に疑問を抱くようになり、内側から体制を変える存在になるべく「偉くなる」ことを決意します。同時にその大きなきっかけとなった青島をバディとして認めるようになり、何かと気に掛ける様子がうかがえます。青島も現場を見てくれるようになった室井のことを信頼していて、彼の出世に期待を寄せています。

    実家は秋田で、キャリア組が東大出身ばかりの中、東北大出身であることにコンプレックスを抱いているようです。時おり東北訛りが出たり、青島との約束の場所にヘリコプターで現れたりとコミカルなシーンもあり、そういう意味では湾岸署のキャラクター像に寄せた人物であると言えるかもしれません。

    のちに「容疑者 室井慎次」というスピンオフ映画も制作されます。

  • 恩田すみれ/深津絵里

    青島の同僚の女性刑事で盗犯係に所属しています。係は違いますが湾岸署は刑事の数が少ないということもあり、互いに互いの事件を手伝うことが多いようです。

    自分にも他人にも嘘をつけない性格で、思ったことはお偉いさん相手でもビシバシ口にしてしまう男勝りな性格。そのせいか上司をはじめ、署長たちも頭が上がらない様子です。

    食に対する執念が人一倍で、デスクには飲食店情報雑誌を山積みにしています。そして青島の弱みを握っては、その中から気になったお店を奢らせるというギブ&テイクの関係を結んでいます。
    本店の捜査員がやってくると彼らにだけ高級仕出し弁当が振舞われることにも苦言を呈し、それに対比するようにいつも食べているカップラーメンがトレードマークになっています。

    過去にひったくり犯に襲われた経験があり、その時のトラウマで人に後ろに立たれることを極端に嫌います。しかしそれ以外は朗らかで飄々とした気さくな女性刑事です。

  • 真下正義/ユースケ・サンタマリア

    青島の同僚のキャリア刑事。青島の赴任時には既に警部補の役職についており、警部昇進試験を控える身として登場します。父親が本店の警察官僚ということもあって所内でも一目を置かれていますが、本人はやや複雑な心境のようです。

    勤続年数も立場も上でありながら青島のことを先輩と呼んで慕い、事件捜査には協力的。ただ空気が読めなかったり、間が悪いことが多く、気を効かせたつもりで余計に話をこじらせてしまうようなこともしばしば。しかしお坊ちゃんであることを鼻にかけることもなく、ひたむきに事件に向き合う姿から、他の刑事たちにも好意的な目で見られています

    若手刑事という役柄のためか最先端技術やそれを利用した犯罪に対する見識が高く、特にインターネットを介した捜査で活躍します。

  • 柏木雪乃/水野美紀

    青島が初めて関わる殺人事件の被害者家族で、海外の大学に通っていた大学生です。

    たまたま日本に帰国していたところ父親が殺された現場の第一発見者に。ショックで口がきけなくなり、入院しています。彼女の処遇をめぐって青島は聞き込みを強行する室井と対立し、それが2人の面識のきっかけとなっていきました。

    事件解決後も定期的にお見舞いに通う青島に次第に心を開くようになり、それに伴い言葉を取り戻していきます。

    被害者キャラクターということもあり、どこか薄倖の雰囲気を纏った少女として描かれていて、回復してから顔を出すようになった署内でも刑事たちに優しくしてもらうことが多いようです。そういった彼らの仕事ぶりを目にし、次第に刑事という仕事に興味を抱いていきます。

  • 和久平八郎/いかりや長介

    青島の同僚の刑事。強行犯係で階級は巡査長。

    還暦間近のいぶし銀刑事で、青島の指導係のような位置で共に行動することが多くなります。青島にとっては想像通りの刑事という印象で、彼のことを慕っているようです。

    普段は昼行燈で、なるようになるさという適当な性格。しかし事件が起こると長年培った人脈や持ち前のカンを活かして、体当たりな捜査で解決へと導きます。
    しかし古臭い捜査方法は時に腫物扱いされてしまうこともあり、そのたびに拗ねて独自捜査を始めてしまうという子供っぽい一面も。そんな熱くなりやすい性格のせいか、過去にはいろいろなしがらみや恨みを買うこともあったようです。

    未解決事件を1件抱えていて、定年までに犯人をあげるために躍起になっているようで…

スリーアミーゴス

湾岸署いちのコメディーリリーフである署長・副署長・刑事課課長のトリオ

署長を中心に保身と権力迎合に命をかけていて、重大事件の最中でも間の抜けた緊張感のない会話が作品の空気に大きな影響を与えています。

基本的には組織側の人間のため、青島たちはみ出し者の刑事に対する風当たりはつよいものの、自分の部下として何かあったら守るべき存在であるという責任感は強いようです。

  • 神田総一朗/北村総一朗

    湾岸署の署長で、採用試験で青島を採用したある意味物語の発端となった人物

    「ミスのない捜査とスキのない接待」がモットーで、署にやってきた本店の刑事やお偉い方の接待に余念がありません。また定年までの保身を第一にかんがえているため、署内で問題が起きると隠蔽しようとするか、問題の張本人にすべてを押し付けます。

    しかし北村総一朗演じるどこか憎めないキャラクターのおかげかその言動は嫌味っぽくなく、お笑い要員としての立場を確立しています。

  • 秋山晴海/斉藤暁

    湾岸署の副署長。

    署長や本店捜査員の顔色をうかがうことに余念がなく、相手が何か発言をすればすかさずよいしょと持ち上げる神輿担ぎ要員です。ただへこへこしているだけのように見えつつも、その実は虎視眈々と署長の座を狙っており、隙あれば神田が問題の責任を取らなければならないように仕向けることも

    ですがコメディリリーフとして結局は失敗するので、またへこへこと保身に奔走することが多いようです。

  • 袴田健吾/小野武彦

    湾岸署刑事課の課長で青島にとっては直属の上司の1人にあたります。典型的な中間管理職キャラクターで、保身にしか興味がない上司と問題ばかり起こす部下との板挟みに悩まされているようです。

    その一方で部下に危険が起こると本店のお偉いさんだろうと後先考えずに啖呵を切るなど、現場の人間としての矜持も持ち合わせています

湾岸署の職員たち

湾岸署に勤めるそのほかの職員たちです。ひとりひとりとてもクセがあり、ドタバタな毎日が容易に想像できます。

  • 魚住二郎/佐戸井けん太

    強行犯係の係長で、青島の直属の上司にあたります

    袴田と同じく典型的な中間管理職といったキャラクターで、係内の書類提出を管理するのが主な仕事。刑事として事件捜査に関わることもありますが、気の優しい性格のせいか取り調べは苦手なようです。

    役職に相応の保身の意志はあるようで、それまで可愛がっていた部下の真下が試験に合格したら上司になるということを知った瞬間「落ちろ~」と念を送り始める手のひら返しを見せます。結果として真下は受かり、席を追われる形で降格してしまいました。

  • 緒方薫/甲本雅裕

    地域課の職員で、署の玄関で立ち番をしている姿をよく目にする警官です。

    いわゆるお巡りさんを絵にかいたような実直な青年として描かれています。
    機動隊に属していたこともあり、様々な格闘技に通じる武闘派の警官でもあります。

  • 中西修/小林すすむ

    盗犯係の係長。人が良い苦労人といった風貌で、保身しか興味がない上司たちと上司にも容赦がない部下(すみれ)に手を焼いているようです。

    余談となりますがキャストである小林すすむさんは撮影日程の途中で脚にけがを負ってしまい、途中からシーンやスケジュールの変更を加えながらの撮影となったそうです。

  • 森下孝治/遠山俊也

    地域課の職員で、署の玄関で立ち番をしている姿をよく目にする警官です。

    緒方とは共に刑事を目指すライバルのような関係で、追いつけ追い越せの精神で互いに切磋琢磨しているようです。彼に比べてインテリタイプで気が優しく、刑事課の面々を尊敬しています。

  • 山下圭子/星野有香

    交通課に所属する職員で、いわゆる絵にかいたようなミニスカポリスの女性警官です。

    仕事よりも恋愛や結婚に一直線で、序盤の内は鳴り物入りで入って来た青島を何かと飲みに誘うことも。マイペースな性格のためか仕事とプライベートの垣根があまりなく、彼女もまたコメディリリーフ的な立ち回りが多いキャラクターです。

  • 藤田千草/かんだゆきこ

    交通課に所属する職員で、序盤はよく圭子とペアで行動していることが多い女性警官です。圭子に比べて表舞台に立つことが少ないため、比較的印象は薄いかもしれません。

警視庁の人々

所轄署職員から本店と呼ばれる警視庁の職員たちです。

ビシっとしたスーツで院長回診ばりの凄みをきかせ、所轄署職員を見下したような言動をします。

  • 島津/浜田晃

    本庁に務める初老の刑事

    ノンキャリア出身で比較的所轄の刑事に理解を示しますが、規則の垣根を超えることは許さないキャリア組よりの志向を持っています。湾岸署の神田総一郎とは同期の仲のようです。

  • 一倉正和/小木茂光

    室井と同期のキャリア組刑事

    大麻の密輸事件で湾岸署と関わり、捜査方針で青島たちと対立することになります。室井とはライバルながら互いに認め合う関係で、所轄に傾いた方針が彼の昇進の足を引っ張っていることを気にかけているようです。

  • 眉田克重/松重豊

    機動隊爆発物処理班の班長

    和久さんを狙った爆弾を処理するため、湾岸署に派遣されてきます。警察の中でも死と隣り合わせの仕事をしているせいか肝っ玉が強く、声も大きいのが特徴です。

『踊る大捜査線』ドラマの各話の見どころ紹介

ここからは「踊る大捜査線」テレビドラマ版の各話の見どころをご紹介していきます。

湾岸署管轄内で起きる事件はどれも難解で常軌を逸脱ものばかり。当然、その犯人たちも署員に負けず劣らずクセ者ぞろいです。

第1話 「サラリーマン刑事と最初の難事件」

脱サラ刑事・青島が湾岸署に赴任してきた早々に発生した会社役員殺人事件。初仕事と意気込む青島でしたが、捜査の全権は派遣されて来た本庁捜査員たちにあり、所轄の刑事たちには聞き込みのひとつもさせて貰えませんでした。

市民感情に非情な捜査員たちの方針に憤りを感じつつ、警察官である自分に疑いを持ち始める青島。そんな時、職務質問で連行されてきた「鍵束男」田中文夫の事情聴取を担当することになります。殺人事件となんの関係もない、事件でもない事件の調査に全く乗り気でない青島でしたが…。

近藤芳生さん演じるこの事件の犯人は、数年前までの青島と同じサラリーマンの男性。変わらない毎日の生活に刺激をもとめて強盗をしていたところ、家主であった会社役員に見つかり殺してしまったというのが事件の動機でした。

彼の姿を見て青島は「俺もああなっていたかもしれない」と漏らします。同時に自らその状況を脱し、刑事になることを選んだことに僅かながら誇りを抱くこととなりました。

第2話 「愛と復讐の宅配便」

男性が髪を切られたという通報があり、現場に駆け付けた青島。しかしその犯人が男の彼女で、動機が痴話喧嘩であることを知ると同行した和久ともどもすっかりやる気をなくしてしまいます。

そのころ、湾岸署に和久宛の謎の大荷物が届きます。開けてみると、入っていたのは腰に優しいゆったりサイズのチェアでした。しかしそれは爆弾が仕掛けられた殺人チェア。そうと知らずに座ってしまった和久は、立ち上がると爆発するという状況で身動きが取れない状態に…。

この回には篠原涼子さんと伊藤俊人さんが演じる2人の犯人が登場します。篠原さんが演じるのは冒頭の「髪切り女」。「警察は嫌い」と恨み言を吐き捨て、青島もすっかり凹んでしまいます。

一方の伊藤俊人さんは、警官を狙った爆弾魔の役。理系のインテリで、かつて強引な取り調べをした警官たちへの復讐が動機というややダークな役どころでした。

第3話 「消された調書と彼女の事件」

すみれはとある女子中学生からの被害届で1人のひったくり犯を追うことに。手慣れた手口から常習犯であるとタカをくくり捜査をはじめるものの、全く手掛かりがつかめませんでした。

しかし、その犯人は建設省官房次官の息子だということがわかります。本店から事件をもみ消すよう指示を受けたすみれは憤りを隠せず、犯人をマスコミにリークしてやると息巻きますが…。

この回、女子中学生役を演じたのがデビュー当初の水川あさみさんとご存知でしたか? 警察組織の暗部を大々的に扱った話で、ようやく事情聴取にこぎつけた犯人役・ 橋龍吾に放った青島の言葉は作中の名言のひとつです。

第4話 「少女の涙と刑事のプライドの事件」

室井の指示で本店捜査一課の容疑者を追うことになった青島。さっそくチームに加わるものの、これまでの言動ですっかり嫌われてしまっていた彼は、ろくな協力体制もないまま1人で捜査することになってしまいます。

当然うまくいくわけがなく、失望を隠せない室井。そんな中、容疑者がバーに現れるという情報を掴んだチームは総出で張り込みをすることに。ついに現れた容疑者でしたが、同時に青島は別件の障害事件を目撃してしまい…。

この回は本店の厳格な捜査体制と、市民の味方である所轄の刑事との軋轢を前面に押し出されたものとなりました。この回で犯人役を演じたのは井上慎一郎さん。セリフはそれほどないものの、見るからに危なげな人物像を表情や動きだけで見事に演じています。

第5話 「彼女の悲鳴が聞こえない」

仕事帰りのすみれが通り魔に襲われます。それはかつてすみれを襲った犯人と同一人物でした

仲間が被害に遭ったことで総力を挙げて犯人逮捕に乗り出す湾岸署の署員たち。一方、都内のいたるところで発生していたストーキング被害の被疑者もまた同一人物であるとアタリをつけた本店捜査員により、すみれの事件は本店の預かりとして引き上げられてしまいます
この事件だけはどうしても所轄で解決したいと食い下がる青島達でしたが…。

今回の事件はすみれの過去にクローズアップした、前半の山場とも言えるものです。犯人役の伊集院光さんは二次元と現実の区別がつかなくなったオタクを見事に演じましたが、同時に恐怖を感じるほどの役作りが話題にもなりました。

第6話 「張り込み 彼女の愛と真実」

生活保安課の手伝いで和久と共に麻薬売人のアパートを張り込むことになった青島初めての張り込みに喜ぶのもつかの間、そのアパートに現れたのは退院した柏木雪乃でした。

事実関係が掴めないまま彼女の元に謎の小包が届き、押し入った捜査員たちの手で中から固形大麻が発見されます。本来の家主に部屋を借りていたと主張する雪乃は、重要参考人として任意同行されることに…。

雪乃を信じたい青島と、強引な手を使ってでも麻薬の密輸犯を捕まえたい本店。そして本心を語らない雪乃。先が見えない展開の中で、青島が選んだ決断と行動は必見です。

第7話 「タイムリミットは48時間」

麻薬事件解決のため、和久のツテで裏社会の情報屋モグラのもとを訪れた青島。そこで「密輸の元締めと思われる岩瀬を捕まえるには女を当たれ」とアドバイスを受けます。

しかし女たちはとっくに本店に任意同行されている状況。そんな中、雪乃の口から操作リストにない女性の証言を引き出した青島は、その人物が務める会社に営業マンを装って潜入することに…

雪乃を助けるための刻限は48時間。まるで海外ドラマのようなスピーディな展開の中で、青島の元営業ナンバーワンの実力発揮が何よりの見どころです。

第8話 「さらば愛しき刑事」

湾岸署管轄内で起きた殺人事件に、本庁は新設されたプロファイリングチームを導入することに。入力した情報をもとにコンピューターが犯人像を割り出してくれるというハイテク捜査を前に、古いタイプの捜査しかできない和久は軽くあしらわれてしまいます。

指揮を任された室井はプロファイリングで浮かび上がった容疑者と、和久が独自に調べて来た容疑者の両方に任意同行をかけることを決断。新技術と経験のどちらがアテになるのか。必要のない勝負が始まります。

コンピューターによるデータプロファイリングやウソ発見器という、当時の最先端技術を扱ったキワモノ回です。同時に技術が進歩していく中での刑事の在り方、容疑者との向き合い方を問うストーリーになっています。

第9話 「湾岸署大パニック 刑事青島危機一髪」

またもや湾岸署管轄内で殺人事件が発生します。今度の犯人は愛人の存在がバレて妻を殺してしまった夫

事件に関連して警護任務につくことになった青島ですが、その相手は当事者である愛人でした。わがまま放題の彼女に手を焼く青島。そんな中、復讐のために被害者の兄が湾岸署に姿を現します。しかし彼の人相を知るのは捜査本部の本店捜査員だけで…。

この事件の犯人を演じるのは阿部サダヲ。妹の幸せな結婚生活を壊した愛人への復讐に燃え、警察署へと押し入ります。結果として職員が危険にさらされてしまった中、情報共有がおろそかになっていた本店捜査員を一喝する袴田課長最大の見せ場がこの回となっています。

第10話 「凶弾・雨に消えた刑事の涙」

ある日、青島はかつて事件で知り合ったモグラから呼び出しを受けます。なんでも、和久が追いかけている未解決事件の容疑者の情報を掴んだのだというのです。

彼から得た情報をもとに無事に容疑者を確保した和久と青島でしたが、犯人は別にいると自供されます。そのころ、街で暴れている人物を見つけた真下は正義感から職務質問をかけます。しかしその相手こそ和久が追いかけている事件の真犯人であり、真下は彼が持っていた拳銃の一撃で意識不明の重体に陥ってしまうのでした…。

ドラマ版の集大成である和久の未解決事件「警官殺し」を扱った前編の物語となりますこの回、モグラのカジノで働いているディーラー役を演じたのがカメオ出演のマキシ・プリースト。主題歌「Love Somebody」のラップを手掛けた海外のアーティストです。

第11話 「青島刑事よ永遠に」

重傷の真下を前に、再び所轄一丸となって犯人を負う湾岸署職員たち。拳銃携帯命令が下された中で、偶然犯人と出会った青島は思わず街中で銃の引き金を引いてしまいます

危機管理能力を疑われ、捜査中であるにもかかわらず処分を受けそうになる青島。しかし室井の厳罰覚悟の機転により、難を逃れることに成功します。そして上層部のせいで捜査が滞ることに憤りを感じた室井は、青島を引き連れ独自捜査を始めることに

青島の経験と室井の権限。2つの力を合わせ容疑者を追いかけます。

ここまでくれば語るべき見どころはありません。全11話の集大成を、どうぞ最後までお楽しみください。

『踊る大捜査線』劇場版映画の見どころ紹介

ここからは、劇場公開された劇場版「踊る大捜査線」全4作をざっくりとですが紹介していきます。

邦画史にも名前を刻んだ、テレビシリーズの直接の続編となる作品ではどのような困難が待ち受けているのでしょうか。

『踊る大捜査線 THE MOVIE 』シリーズについて

『踊る大捜査線 THE MOVIE 』シリーズは、テレビドラマ版の人気を受けて製作が行われた直接の続編シリーズとなります。

主人公は共に青島のまま、昇進したり新人がやってきた湾岸署の物語が繰り広げられました。4作にわたるその後の物語を一気に見ていきましょう。

『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』の見どころ 小泉今日子の不気味過ぎる演技

ある日、河川で発見された水死体。司法解剖の結果、胃の中から熊のぬいぐるみが発見されたことで猟奇殺人事件として特別捜査本部が湾岸署に設置されることになりました。

それとは別に、警視庁副総監が何者かに拉致されるという事件も発生。さらには湾岸署内で盗難事件も相次ぎ、職員たちは首が回らない3日間を過ごすことに…。

興行収入101億円を記録した、劇場版第一作目です。同時多発的に事件が起こるという「踊る」シリーズの鉄板を踏襲しながら、シリーズとしては初めて扱われる猟奇殺人事件。

その犯人役としてシリアルキラーを演じたのは小泉今日子。これまでのどの犯人にもなかった狂気を孕んだ笑みは鳥肌ものです。

また踊る大捜査線を一躍有名にした名台詞「事件は会議室で起こってるんじゃない!」もこの作中に出てくる言葉です。

『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の見どころ あの名ゼリフはこうして生まれた!

湾岸署管轄で発生した連続会社役員殺人事件。相次ぐ犯人からの電話に対し、本店は新設の交渉課の導入を決定。捜査員として真下正義が湾岸署に派遣されることになりました。

捜査一課の新本部長・沖田仁美の下で兵隊のように働かせられる所轄職員たち。しかし張り込みの最中、青島とすみれがそれぞれ追っていた事件の犯人を目撃・見逃してしまいます。

事件に優劣をつける本部のやり方に反発する所轄刑事たち。しかし沖田は連続殺人事件の容疑者確保に全力を挙げ、お台場一帯を封鎖するよう指示を出しますが…。

興行収入173.5億円。2019年現在、歴代邦画興行収入ランキング第1位を16年間維持し続けている大ヒットを記録した劇場版第2作目です。

名台詞「レインボーブリッジ、封鎖できません」は本作におけるもの。封鎖のために様々な庁省・企業に許可を取らなければならず、同時に市民の生活も犠牲にしなければならない。そんな理不尽な命令を前に現場刑事たちが独自の判断で抗う、一大スペクタクルとなりました。

『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の見どころ  亡き和久さんの甥・和久伸次郎が登場

新湾岸署への引っ越し作業に明け暮れる職員たち。しかしその作業のさ中、拳銃保管庫から3丁の拳銃が盗まれてしまいます

その銃を使用した無差別連続殺人事件が発生。犯人を名乗り出た男は捜査本部に対して交渉を持ち掛けます。その内容は「青島刑事が捕まえた犯人を解放せよ」。

そんな中、青島は健康診断の結果として医師の訪問を受けます。その内容が、レントゲンに影がうつっているというもので…。

前作から7年。作中の時間でも7年が経過した湾岸署に振りかかった、新たな事件です。捜査一課の新本部長として鳥飼誠一(小栗旬)が登場。新たな装い、新たな捜査体制で事件の解決を目指します。

劇場版はここから1作ごとに大きな1つの事件を扱っていく形に。それによりドタバタ具合は成りを潜めていきましたが、代わりに息を吐かせないシリアス展開が新しい風を生み出しました

引退した扱いとなった和久の代わりに甥っ子の和久伸次郎も登場。彼が肌身離さず持っている通称「和久ノート」に書かれた名言の数々は、困難に立ち向かう職員たちに勇気を与えるものとなりました。

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の見どころ  えっ!? この世にいない…すみれ幽霊説

国際環境エネルギーサミットの会場で誘拐事件が発生。間を置かずに、被害者が射殺体で発見されました。使われた拳銃がかつて警察が押収した証拠品であることを知った上層部は事件の内々での処理を決定。

鳥飼の指揮のもと、所轄に一切情報を開示しない極秘捜査が行われることになりました。早期解決のために冤罪擁立にまで踏み切った上層部。そのスケープゴートとして青島と室井にすべての責任が押し付けられてしまうことに。処分として青島が警察手帳を没収される中、真犯人により真下の子供が誘拐されてしまい……

劇場版4作目にして最後の「踊る大捜査線」。これまでの総決算であり、本来テレビシリーズで描かれて来た「組織の理不尽とそれにより苦悩する末端構成員」という図が色濃く表れた作品となりました。

これまでの様々な要素を踏襲していく中で、ラストシーンに登場するすみれが透けている、という演出に様々な憶測が飛び交いました。というのも、現場に駆け付けたすみれは青島の危機を救うものの、大事故を起こしてしまいます。その直後であったからこそ、もしかして死んでしまったのでは――と思わせられるシーンだったのです。

後に監督が語るには、それは意図的な演出であるとのこと。実際にどうなのかではなく、どう見るかによってラストシーンの意味合いが全く変わってくる。それにより「踊る」を本当の意味で完結させたい、という想いが込められているのだそうです。

踊る大捜査線 シリーズと合わせてよく観られている人気の動画配信作品

この記事の執筆者
aukana編集部
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