新宿歌舞伎町を舞台に繰り広げられる新人スカウトマンとその周りの人間たちのストーリー。漫画の映画化で、原作よりもっとかっこいいイメージのキャラクター達。新宿を仕切る2つのグループのぶつかり合い。龍彦がどう男気を見せてくれるのかドキドキの映画です。
映画
2015年に公開された実写化のアクション映画です。
原作は、漫画家 和久井健、講談社の「週刊ヤングマガジン」に2005~2013年に連載された漫画です。
作者の和久井自身がスカウトマンをしていた経験を基に物語を載せ描かれた新宿区歌舞伎町の風俗、水商売などの女の子をスカウトする者たち世界のストーリー。
2007年に一度ドラマ化されていますが、今回の作品は違う役者でもって製作されました。
原作を上手く映画としてまとめた作品となっています。
あらすじ
新宿で働く女の子達をスカウトするスカウトマン達。
ここでは、「バースト」と「ハーレム」という二つのグループでテリトリーが分かれており、お互いに敵対視しています。
ストーリーは「白鳥龍彦」というまだ若い男が空腹の上に所持金も殆ど無くなって街をうろついています。
そんな時にチンピラ達にちょっかいを出され、虫の居所が悪かった龍彦と喧嘩になるところから始まります。
多勢を相手に喧嘩を売り、龍彦に勝ち目はない様に思え、真虎(マコ)という顔の利く男が間に入って喧嘩は終止するのですが、龍彦はマコにスカウトマンにならないかと誘われます。
ここから、龍彦のスカウトマンとしての人生が始まります。
キャスト
個性あふれるキャストの役に抜擢された俳優たちが味があって魅力的です。
白鳥龍彦 <演:綾野剛>
真虎に誘われ新宿のバーストのスカウトマンとなる。
爆発した金髪の頭は彼のトレードマークの様な物。
男が女を虐めるのに見て見ぬ振りが出来なかったり、薬とか人の道からハズレた事は大嫌いな、単細胞だが真っ直ぐな目をした人物。
南秀吉 <演:山田孝之>
ハーレム側のスカウトマン。
人を人とも思わない人道無き、無慈悲なやり方で幹部にのし上がろうとする野心家。
又、過去に何かあったらしく龍彦にやたらと敵対心を持っている。
真虎(マコ)<演:伊勢谷友介>
バーストの幹部で龍彦をスカウトマンに誘った人物。
龍彦を可愛がり、いいスカウトマンにしてやりたいと見守り、助けの手を出したりする。
見た目がクールでカッコイイが、顔に傷があり、内心何を考えているのか掴めないところがある。
アゲハ <演:沢尻エリカ>
ヘルスで働く女性で、秀吉に紹介された店で借金を肩代わりしてもらい働いている。
無理な労働を押し付けられる日々で、ある日店長に暴力を振るわれている時に龍彦に救われ、龍彦の事を「王子様」と呼ぶ。
涼子 <演:山田優>
クラブ「ムーランルージュ」のママで頭の切れる女性。
真虎と近い関係にあり、龍彦の事も男気を買って気に入っている。
その他
この映画の配役には、なかなか唸らせるものがあります。
葉山豊/ハーレムのナンバー2 …金子ノブアキ
関玄介/バーストの幹部 …深水元基
時政/バーストの幹部 …村上淳
洋介/バーストの一員 …久保田悠来
栄子/龍彦がスカウトした風俗で働く女の子 …真野恵里菜
梨子/風俗で働く関のお気に入り …丸高愛実
山城神/バーストの社長 …豊原功補
等々…他にもいい俳優たちが沢山出演しています。
キャストがカッコイイ!カワイイ!
原作を読むと人物像があまり美しい描写ではないと思われるのですが、この映画ではかっこいい俳優、はまり役な俳優が抜擢されていて観てて絵になるんです。
龍彦演じる綾野剛の髪もブッ飛んでいますが、彼の演じる龍彦は憎めないキャラで、綾野はいい表情を見せています。
真虎を演じる伊勢谷友介も今までの演じた役の中で一番カッコイイんじゃないかという出来上がりです。
目と口元にあるキズが彼の過去をもっと意味深にしていて男としての魅力を増しています。
秀吉演じる山田孝之は言うまでもなく、はまり役です。何処か陰のある無慈悲キャラ…
この他にも、豊原功補、深水元基、久保田悠来…といい男たちがいっぱいです。
そして、沢尻エリカ演じるアゲハ。
彼女ってこんな顔だったっけ?!って思うぐらい可愛い。
男性は、あんな吸い込まれそうな瞳で見つめられたら堪らないでしょうね。
そして女性から支持されそうなのは、山田優演じる涼子ママ。
ああいう綺麗でできる女って憧れますが、そうなかなかいる者じゃありません。
他にも、真野恵里菜、丸高愛実などキラキラ女子たちがいっぱい出演しています。
最期に
物語の中では、この新宿スカウトマンは2つの派に分かれているのですが、この様は商売の社会にはヤクザが陰に存在するようです。
こちらも「〇〇組」の縄張りとかがあるのでしょうね。
平穏に商売が出来るように年貢みたいな物を納めなくてはいけない様です。
その様な絡み合いから、派閥の闘争が起きることが現実なのでしょう。
バイオレンスなシーンが幾つかあり、目を覆いたくなる様な瞬間もあります。
でも、いい男いい女が出てきて、最初から最後まで気分が上下させられる心境が忙しい面白い映画です。
映画の興業成績もナンバー1になったこの作品、人生皆色々なんだな~と思わされる一本です。
2017年には「新宿スワン2」が公開され大ヒットしました。
参考元
- ・参照リンク:映画 『新宿スワン1』 笑える 日本2016 - YouTube
- ・参照リンク:新宿スワン - Wikipedia
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