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2019/04/19
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『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』の魅力とは!?

音楽を取り扱ったマンガ作品は多々あります。 有名なのでは「クラッシック」をテーマにした「のだめカンタービレ」などがあります。 今回ご紹介する作品は「ロック」をテーマにした作品。 これから、音楽マンガとして代表的作品となる「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」をご紹介します。

目次

『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』作品紹介

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●あらすじ

あだ名は「地味先(ジミセン)」
大人しく声も小さい内気な英語教師、「本田紫織(ほんだ しおり)」。
学校でも目立たな過ぎて生徒や同僚の先生にも名前を忘れられる始末。
そんな彼女ですが、実は学生自体には仲間たちとバンドを組み、ギターを引いていた過去がありました。

彼女のバンド活動をするきっかけは、兄の丈二でした。
しかし、丈二はミュージシャンになろうと借金を踏み倒し、家出した事で家族に亀裂が入り、彼女はバンド活動を止めていました。
そんな事があって、消極的な性格となってしまった「本田紫織」
しかし、そんなある日突然アフロヘアの外国人が、彼女の自室にあらわれます。
彼は自らを往年のロックスター「ジミ・ヘンドリックス」と名乗ります。
そして「"十字路(クロスロード)の悪魔"の呪い」にかかった「本田紫織」は、否応なしにギタリストとして歩み出さなくてはならなくなったのです。

『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』作品解説

●ジミ・ヘンドリックスって誰?

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本名は「ジェームズ・マーシャル・ヘンドリックス(James Marshall Hendrix)」
通称は「ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)」
日本では「ジミヘン」の略称で呼ばれています。
ロックの歴史に1.2を争う程の「天才ギタリスト」であり、ロックに関わる人では知らない者はいない程の「偉人」です。
代表曲は「Purple Haze(パープルヘイズ)」が有名でしょう。
1970年に27歳の若さで死亡、享年27歳です。

●現実と虚構がセッションする

実在した人物「ジミ・ヘンドリックス」が登場する本作品。
他にも有名ミュージシャンが登場します。
人物だけでなく、登場するギター等の小道具、更にはその動作まで細かいところまで再現・反映されており、それが物語にリアリティを与えています。

逆に物語の「現実に存在する人」(登場人物たち)は、虚構であり、物語の中では、現実に存在していた人物が「虚像」で、虚構の登場人物達が「現実」という入れ替わりが起きています。
でも、その物語で起きる出来事はバンド活動だけでなく、物創りに携わった人ならば「あるある」と覚えがあるリアルな「苦悩」が描かれています。

Nothing's Carved In Stoneのリーダーである「生形真一」氏と原作者「作画:町田一八,原作:長田悠幸」との対談でも、キャラクター達が楽器を持ち始めるところからスタートして、高校生活やバンド活動での出来事がすごくリアルだと絶賛しています。
そのコメントに関して作画担当の「町田一八」氏は、リアルに描こうというよりはマンガ的に面白い方向を目指したと話しています。

●ロックをマンガで奏でる

ロックという「音楽」をテーマとした作品ですから、演奏シーンも当然登場します。
音楽をテーマにした作品では、多くの場合は「無音」で音楽を表現しています。
しかし、本作品では、ドラム担当の「台場初範」がドラムを叩く時に、そのドラムの配置に合わせて擬音を配置する。
1つの擬音を2種類の形状にして重ねるなど、「擬音」で音や音楽を表現する事にも挑戦しています。

作画担当の町田一八氏も、ライブを観に行って実際に感じるようなインパクトを表現する事を考え、作画しているそうです。
そんな思いから、物語的なクライマックスでの演奏シーンでは、「擬音」ではなく、ロックらしく「爆発」や「破壊」でダイナミックに音を表現しています。
ステージだけではなく、ライブスタジオ全体すら吹き飛ばし、音の持つ「圧力」や「影響力」をマンガらしい表現で描写しています。

他の音楽マンガでは、曲に対する描写は演奏しているシーンなどの現実的な描写がメインなのに対して、
本作品ではマンガらしいオーバーリアクションと「破壊」ダイナミックなイメージ描写でロックという音楽を的確なイメージで表現しているのが特徴的です。

更に、原作の長田悠幸氏は、1話につき1曲のストーリーを描きながらも、単行本全体での大きなストーリーを形成する。
そんな風に単行本全体の流れを重視して、作品自体を「音楽」同様に扱い描いている。
その為か本作品では他のマンガにある様な「無駄な水増し」感はありません。
このようにして作られた本作品は、テンポが良くて無駄が無く充実した内容の作品となっています。

まだ連載中の「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」
音楽マンガとしてだけでなく、コミカルなギャグも多く飽きのこない作品です。
これからの展開次第では、「次にくるマンガ大賞」や「このマンガが凄い」を狙える作品です。

参考元

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